おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

大人気のセレストロンStarSense Explorer 当店に在庫があります!

2022-06-06 22:39:18 | ビクセン製品のご案内


ビクセンから販売されている「セレストロン StarSense Explorer 」各種が当店に在庫品としてあります。発売されてから好調に売れ続けておりますが、製造がその需要に追いつかずセレストロン製品全般が世界的に欠品状態となっております。



現在、ビクセンにも大手量販店などの多くのお店で在庫が無くなっておりますが、当店には在庫があります。お待ちの方はぜひ当店へご注文ください。LT70〜DX100の各種在庫があります。倉庫に沢山積んでありますが、まだメーカーに在庫がある去年のうちにまとまった数を発注していたのが今在庫としてあります。セレストロン製品全般が今後長い事在庫を持てない可能性があります。今のうちにぜひご注文ください。


ビクセンより「星空認証チャレンジ」企画が始まります!

2022-05-17 17:00:34 | ビクセン製品のご案内


今日、ビクセンから案内が来ましたが、「株式会社ビクセンは、天体望遠鏡を使って参加いただく「星空認証チャレンジ」キャンペーンを 2022 年 5 月 27 日(金)より開始します。との事です。
「星空認証」は、ビクセンが日本正規総代理店となって販売しているセレストロン社の天体望遠鏡 「StarSense Explorer シリーズ」に搭載された機能で、スマートフォンのカメラを使って目的の星を 簡単に探すことができます。



StarSence Explorerシリーズをお持ちの方は元より、これからご購入される方々にも参加していただけます。より沢山の星などをStarSence Explorerシリーズを使って見つける事で認証スタンプを沢山集めて「星空認証マイスター」になれます。これから星空ガイドを目指す方も新たなプロフィールの肩書きにもなるので、ぜひStarSence Explorerシリーズをお持ちのかたはチャレンジしてみてください。



StarSence Explorerシリーズをお持ちでない方は、当店に常時在庫がありますので、長野県在住の方、また近県の方やたまたま八ヶ岳にこられた方も当店へお立ち寄りください。ご購入に際して日中にはなりますが、ある程度のレクチャーもさせていただきます。当地では直接星空を見られる素晴らしい環境ですので、購入された望遠鏡が直ぐに活かせる環境となっています。こんな辺鄙なところにお店を作ったのも、そういう事ができるように考えての事です。



3月に米国より仕入れた「CORONADO Solar Max III 90 Hα太陽望遠鏡」のダブルスタックフィルターが全くその性能が出ておらず、やむなく返品となったのですが、今日になってようやく新たな個体の検品が終わり問題なくその性能が出ているとの事で再び米国より発送されて来ます。本来はダブルスタック仕様だったのですが、2個装着されているエタロンフィルターの1個が全くダメな個体で、もう一つのフロントのエタロンは問題無かったのですが、二つのエタロンのうち一つでもダメだとダブルにしてもその性能はシングルにも及ばない事があります。この組み合わせは、例えば良個体Aを10として悪個体Bを2とした場合、普通ならダブルA+B=12とはならず、逆にマイナスの8-10くらいになってしまいます。ですから、ダブルスタック仕様の場合にはその組み合わせがとても重要です。

ですから、当店ではダブルスタック仕様の望遠鏡セットを発注する場合には、必ず2個のエタロンをそれぞれ別々に検品して最後にダブルで検品をしています。それは米国の代理店でもそのように検品をお願いしてやってもらっています。本来なら私が米国へ行って現地ですべき事ですが、今はそれが出来ないので信頼できる担当者にやってもらっています。しかしそれもそろそろ終わりにして年内には再び米国へ行く必要がありそうです。しかし今の円安では経費がかかり過ぎるので、どうすべきか思案しているところです。

StarBook Wirelessを実稼働させてみましたが. . .

2022-05-05 10:59:41 | ビクセン製品のご案内


昨夜、初めてスターブックワイヤレス搭載のSX2赤道儀で自動導入をやってみましたが、接続は何度か失敗して突然つながりました。しかしその後が最悪でした。

初期設定を済ませて最初のアライメントスターを導入するところまでは自動で動いてくれますが、当然導入は出来ていませんのでファインダーを覗きながら修正して . . .という作業をするのですが、その修正ができません。アプリでは他の望遠鏡コントローラーのようにディレクションボタンが無くて、画面を中央をスワイプして赤道儀をコントロールして修正作業をするのですが、それが画面をタッチしても直ぐに動かずに数秒くらい遅れてから突然動き始めるので、動かないと思ってまた画面をスワイプするのですが、そのたびに遅れて赤道儀が動くので、ファインダーの中央に星を修正導入が全くできません。



もう、これはダメだと考えて次にやったのは、赤道儀のクランプをフリーにして手動でアライメントスターをファインダー中央に修正して、アプリでチャートモードにしてそのズレを修正して「アライン」ボタンを押して同期させました。その後に天体の導入をやってみたら、何とか導入はできました。

とりあえず自動導入はそれでできましたが、天体の視野調整をアプリで出来ないので、特に高倍率で月や惑星を導入した後に修正したい場合にはモーターを使って修正するしか無いので、画面をスワイプして修正という作業が出来ないので本当に参りました。その後も少し休止した後にまた接続して使おうとしましたが、全く繋がらずに結局それで終わってしまいました。



今まで多くの自動導入機を使いましたし、アプリも存在するものは使っていますが、こんなにストレスがたまるアプリはありません。この症状が私の個体だけなら修理交換してもらえば済みますが、他の方も同様な症状があると言われているので、今回のスワイプ作業も同様なら今後大きな問題になりそうです。それがアプリの更新で改善するものならいいですが、ワイヤレスユニット側の問題なら相当面倒です。何れにせよ、週明けにビクセンへ確認してみたいと思います。

今晩は、小海リエックスホテルにてアストロカーを使ったスターウォッチングがあります。天候が微妙ですが、何とか少しでも晴れてくれたら稼働させたいと思っています。多分参加者は、星を見たいのもそうですが、アストロカーがどんな物なのかも興味の範疇だと思います。何とか稼働させて星空を見せてあげたいものです。明日6日もやりますが、明日は流石にダメそうです。天気が悪い時は室内にてレクチャー講座になりますが、最初にアストロカーは見せてあげています。

スターブックワイヤレスを触ってみましたが. . . .

2022-04-29 18:13:25 | ビクセン製品のご案内


スターブックワイヤレス搭載のSX2赤道儀が届いておりますが、昨日から室内で少しづつ触っております。27日からアンドロイド版のアプリがアップロードされていたので、スマホにアプリをダウンロードして、今日はタブレットPCにもアプリをダウンロードしてみました。



まだマニュアルはきちんと読んでいないのですが、感覚的に使っています。しかし、何故かワイヤレスユニットとスマホが繋がりません。色々と触っていて突然繋がって動かせるようにはなったのですが、



何故かスマホと全く繋がらず、こんな表示が出続けます。まぁ、ネット環境で使う機器には大なり小なりある事なのですが、このワイヤレスユニットは、驚くほど繋がりにくく、何もしていないのに突然接続が切れてしまいます。結局今日も1時間くらい触っていましたが、ついにスマホとは繋がらなくなってしまったので諦めました。



仕方ないので、タブレットでやってみたら、直ぐに繋がりました。しかし途中で接続が切れるのは頻繁に起こります。これまで、SynScanやSkySafariでも望遠鏡の接続とコントロールをしていますが、途中で勝手に切れる事は無くて、仮にあっても直ぐに接続できて使えています。しかし、これだけ不安定だとストレスになってしまうので、この症状が私だけなのか、その環境なども影響しているのか調べてみたいと思います。もちろんビクセンへも確認はしてみますが、もしお使いの方で同様な事があったら教えてください。

まぁ、それ以外にも画面をちょっとタッチするだけで勝手に望遠鏡が動いたりしますし、SkySafariのようにタッチした星などを自動導入できる機能が無くて、Chartモードで指標をその星付近に持ってきて「★」マークをタッチするとその星を選択して導入できます。SkySafariはその星をタッチして「導入」ボタンを押して導入できます。



検索から天体リストが表示されますが、画像も出るので分かりやすいです。また見えない天体は薄くなっているので分かります。それは他のアプリでも同じです。まぁ、それでも単に自動導入だけをするのであれば、ワイヤレスで使えるメリットはありますし、天体の情報も分かりやすいですが、他の著名なアプリと比較するとちょっとまだまだアップグレードが必要なレベルかと思います。



出来れば、SkySafariで使えるようになればとても使いやすくなると思うので、ストレス無く使えるようになると思います。試しにSkySafariで繋いでみましたが、StarBook TENではダメでした。こういう汎用性というところでは、敢えてアプリを自社で作らずに既製のアプリで使えるようにするコバンザメスタイルも良いかと思います。

とにかく、この接続が切れたり繋がらなかったりする現象が何故起こるのか解明しないと人様にも勧めにくいので、解決できるのであば何とかしたいものです。私だけの症状なら仕方ないですが、他でも同様なら早期に解決してもらわないと困ります。ワイヤレスユニットには問題は無さそうですので、アプリの問題なら今後アップデートする事で改善されるかもしれません。ちなみに電波強度は「非常に強い」と出ています。

まぁ、まだ実際に外で使っていないので何とも確実な事は言えませんが、次に晴れる事があれば実際に自動導入を試してみたいと思います。その際に画面をタッチした瞬間赤道儀が動いてしまうのが、どういう影響があるのかも調べないといけないでしょう。



かなり前に当店のオリジナルとして製作した「TK-VXEQ Star Tracker」ですが、今回からビクセンPF-LII仕様にしました。たまたまご注文があったので作り変えましたが、以前のKenkoの極軸望遠鏡よりは大分使いやすくなったはずです。お値段的にはポラリエUに当店の雲台ベースとPF-LIIをセットにするよりは高いですが、スターブックONEも付いており、汎用性の高さも考えると良いと思います。



この流れで2軸仕様にもできるようにパーツも追加で作りました。これでスターブックワイヤレスも使えるようになれば便利かもしれませんが、SkySafariで使えるようにならないとあまり意味はありません。60倍速では自動導入に時間がかかりすぎるので、手動で目的天体のそばまで持っていってからその近くの星でアライメントが出来れば60倍速でも直ぐに導入できます。

海外の赤道儀などの多くは他社製品とセットで使う事を想定して設計されているので、機械精度はともかくとして非常に使いやすいです。日本メーカーの製品はオートガイダー端子だけは世界標準仕様となっていますが、それ以外は未だに日本でしか使えない仕様だったりするので海外ではほとんど人気がありません。特に赤道儀関連はそうです。



このTK-VXEQは、PoleMasterも取り付けられるようにスカイメモ雲台ベース用のアダプターを装着できるようにしています。まぁ、使う人がいるかどうか分かりませんが、あれば便利だと考えて新たに設けました。

今日からいよいよゴールデンウィークです。外は雨ですが、毎度の事ながらどこにも行きません。しかしやる事は山のようにあります。逆に落ち着いて出来る事が今なので、ちまちまと片付けていきます。

Vixen SX2-WL 赤道儀が来ました!

2022-04-26 18:09:23 | ビクセン製品のご案内
まず始めに、お断りしておきますが、昨日書いた星フェスの事で「参加者に負担していただく」と書いた事でどうやら一部の方に誤解を招いているようですので、こちらで正しい事を書かせていただきます。星フェスでいつも行なっている講習会でも主催者が依頼して講座を行なってくれている写真家の先生などの講座を今回から「ワンコイン講座」として聴講される方に500円をお支払いいただくというものです。この@500円は、全て講師の先生へ100%お渡しするので主催者には1円も入りません。またメーカーさんなどが販売促進の一環として行う講座については、これまで通り無料です。

日本では、何でも無料みたいな空気がありますが、経験あるプロの先生から直接話が聞けて勉強にもなるので、本来なら有料出あっても良いかと思います。これまでは小海町からその費用が出ていましたので、無料でも良かったですが、今回からはそれが無いので、申し訳ないですが聴講される方に少しだけご負担をお願いしたいと考えています。ぜひご協力ください。

という事ですので、一般の参加者さんや講座を聴講されない方からの入場料等のお願いはありません。

星フェスの小海町との協力関係については、今週中に役場で話し合いの機会が持たれます。それでどこまでの協力が得られるかが決まると思います。私自身の今の考え方としては、小海町観光課には多少なりとも関与して欲しいと思っています。ですから民間主導で開催する事には変わりありませんが、小海町の星フェスである事は変えずに続けていくために最良の協力関係を作っていきたいと思っています。



ところで本題ですが、ビクセンの新商品「SX2-WL赤道儀」が今日届きました。新商品と言ってもSX2赤道儀に本来付いている「スターブックワン」が付いておらず、代わりに「ワイヤレスユニット」が付いているだけです。



ワイヤレスユニットですが、ケーブルの頭部みたいなサイズで、”これが〜26,000円もするの?”という感じですが、このユニットで赤道儀を動かすのに必要なアプリも開発する必要があるので、このアプリもインクルーディングというのでこのお値段なんでしょう。アプリのダウンロードは無料だと思いますが、SkySafariのように他社製品では使えないので、アプリが無料でもワイヤレスユニットを持っていない人には何のメリットもありません。



ワイヤレスユニットは、SX2赤道儀のケーブルコネクターに接続するだけですのでとっても簡単です。オートガイド端子は付いていますが、しない人には無用なものです。これでASIAIRが接続できれば最高なのですが、現状ではそれはできません。早速動かしてみたいと思いましたが、残念ながらアンドロイドのアプリがまだ出ておらず、ビクセンへ聞いた話では今週中くらいにはアップすると言っていました。

ですからテストリポートはまだ先の事になります。週末以降はあまり天気が良くないみたいなので、来週以降で良い日があれば使ってみたいと思います。

ついでに、以前にも書いたかもしれませんが、AP赤道儀に接続できるような事を書きましたが、どうやら接続自体は出来ても動作しないそうです。確かにそうだと言えばそうなのですが、スターブックTENを接続できる方法を知っている方なら動作もさせられるかもしれませんが、アプリにSkySafariと同じ機能が無いので60倍速では使う意味も無いかもしれません。アライメントの星を手動で導入してから同期させれば、天体がその星から近い場合には60倍速での自動導入もそれほど苦にはならないでしょう。



先週末の店舗営業日にこのタカハシの名機EM-1赤道儀が持ち込まれました。何で持ち込んだかと言うと、従来の極軸望遠鏡をビクセンのPF-LIIに交換して欲しいという事でご依頼されました。EM-1赤道儀やたま〜にヤフオクに出ていますが、3万円程度で落札されています。しかしそんな古い赤道儀を新たに買えるくらいの費用をかけてカスタマイズされる方がいるという事です。古スコには興味が無い方々には信じがたい事かもしれませんが、昔学生時代に欲しかったタカハシの赤道儀が今なら買えるので、使いたいがどうせならより使いやすくしてみたい、という事なのだと思います。

海外製品が多く良い物が沢山市場にあふれていますが、しかし40年経っても変わらず素晴らしい物はいつまでも素晴らしいです。今年の星フェスでは11日の初日に「古スコ懇親会」みたいな感じでホテル宴会場で開催してメーカーさんにも入ってもらって古き良き機材とこれからの機材について皆さんで意見交換と交流を深めて欲しいと思っています。

Vixen ASG-CB90カーボン三脚の在庫品あります

2021-09-12 19:24:55 | ビクセン製品のご案内


数日前にビクセンから届いた在庫状況のFAXで気が付いたのですが、ビクセンの大型カーボン三脚ASG-CB90三脚が在庫無しで、受注自体も停止されているそうです。しかし何故か当店に数本の在庫があります。コロナ前に沢山仕入れた物ですが、赤道儀につけてお得なお値段で販売するつもりで長い事倉庫に保管してあった事を忘れておりました。単体で販売も可能ですが、赤道儀とセットでご注文いただく方がお安くなると思います。他で探して諦めておられる方はぜひ当店へお問い合わせください。他にも大型のGITZO5型と同等クラスのカーボン三脚をセットにした商品も扱っておりますので、これからセットでお買い求めになる方は同様にご相談ください。

もし他社製品や旧タイプの赤道儀などを処分して新たな機種に乗り換えたいというご要望があれば、当店のトレードインシステムによりさらにお得に最新の赤道儀を入手できます。赤道儀とセットで電視観望をされたい方は、ZWOの製品なども扱っておりますので、ベストなセットをご提案させていただきます。電視観望は決して一部のアマチュアだけの楽しみではなく、どちらかと言えば「星を子供さんや近所の人達に見せてあげたい」というご要望のある方には最高の星の見せ方です。メーカーではサポートできない部分も当店でサポート致しますので、合わせてご相談ください。

スマホでGOTO StarSense Explorerを使ってみました(追加補足)

2021-07-12 21:27:22 | ビクセン製品のご案内


昨夜は久しぶりに素晴らしい星空を見られました。午後11時を過ぎた頃から晴れてきて夏の天の川が綺麗に見えていました。昨日に引き続きStarSense Explorerを使ってみましたが、いくつか気がついた事があります。まずStarSense Explorerを立ち上げてスマホと望遠鏡の向きを同期させる際に、どうやって同期させるのか不思議でしたが、スマホで星空を撮ってそのイメージから星空を認識して同期していたという事が分かりました。何故分かったかと言うと、スマホドックのカバーをしたまま使っていたので、それが原因で星空を撮る事が出来ず、スマホの画面で「ISO 1600で8秒で撮る」という注意が表示されて、スマホで星空を撮ってから実際の星空とスマホのアプリの星図を同期させていた事に気がつきました。何度撮影しても同期できないと出るので、スマホドックを良くみたらカバーしていたのに気がついた次第です。



StarSense Explorerを使う際に望遠鏡が向いている方向に明るい光源があったり、その方向の星空が良く見えなかったり空が明るかったりするとエラーになって同期できないようです。当地はまだ星空が綺麗に見えるのでスマホで撮影しても星が分かるくらいに写りますが、都会の空だと明る過ぎて白くなって星と空の区別がつかなくなってそのイメージでは星が分からずアプリがどの星空かの判断が出来ず同期できないようです。ですから、StarSense Explorerを使う場合には出来るだけ星が見えるところで使った方がいいでしょう。

しかし、星空をスマホで撮って同期というかアライメントを完了してしまうのは凄いとしか言いようがありません。この技術はMeadeが大分前に発売したETX-LSという経緯台の望遠鏡で、アライメントは鏡筒についているCCDカメラで撮影してそのイメージからアライメントの星を導入して自動で行うという当時は驚くべき望遠鏡でした。しかし今はそれがスマホで出来てしまうのはさらに驚きです。この技術を他の望遠鏡や赤道儀に使えば、アライメントでその都度星を入れて修正して行う必要が無くなるでしょう。



このスマホドックが欲しくて安価なモデルを買って取り外してドブソニアンなどに取り付けて使われている方がいるそうですが、見た目は構造が複雑なように見えますが、要するにスマホのレンズを調整する為のX-Y方向の調整機構とミラーが付いただけの物です。最初からレンズをミラー中央にセットできるように作れれば、自作も可能でしょう。もちろん私でも機械加工でスマホドックと同じ機能を持った物は作れます。近いうちに一つ作って見ようと思っています。どうしても取り付けたい望遠鏡があります。



StarSense Explorerの経緯台部分の鏡筒ホルダーのネジを少し緩めました。高度軸がやたらと固くて導入時に全体が大きく動いてしまうので、このネジを少しだけ緩めて動きを軽くしました。子供などが触って簡単に動かないようにあえてきつく締めているのだと思いますが、ちょっとキツすぎたので緩めました。しかし相当固く締めてありましたので少し苦労しました。今後の改造点としては、三脚がちょっと弱いので、経緯台部分を丸ごと外してアダプターを作ってカーボン三脚に乗せ替えようと考えています。



お待たせしている「ポラリエU雲台ベースPCBU-EQ2」の塗装が終わりまして、明日内部の部品がアルマイト処理から戻ってくるので組み上げてポラリエUに組み込んでから14日に発送します。そろそろ晴れる日が増えてくると思うので、週末くらいから実戦投入できるでしょう。もう少しお待ちください。

スマホでGOTO StarSense Explorerを使ってみました

2021-07-11 21:12:58 | ビクセン製品のご案内


今晩は、久しぶりに少し晴れて夏の星空が見られたので早速話題の「StarSense Explorer」を使ってみました。スマホと望遠鏡の同期作業などは日中やっておいたので、後は夜になってスマホをセットしてアプリを立ち上げて天体に向けるだけのとっても簡単な操作です。日中仮操作で使ってみた時には方位が相当ずれていたので心配しておりましたが、夜に使ってみたらきちんと修正されて正確に方位を示していました。



天体の導入の仕方は2wayあって、一つはこのリストから天体を選択して導入支援してもらうことと、もう一つはスマホの星図にある星や天体をタッチしてその天体の導入支援をしてもらうのとふた通りあります。リストから選択してタッチすると、天体の情報が詳しく出てくるので勉強もできて楽しいものです。



リストに出てくる天体で地平線下で見てないものは文字が暗くなっているので今は見られないというのが分かります。



天体を選択すると星図画面でオレンジの矢印が出るので、その方向に望遠鏡を手動で動かします。その天体に近づいてくると一旦望遠鏡から手を離して今の望遠鏡が向いている方向を確認して望遠鏡が向いているところを確認して修正します。修正後に再度微動ハンドルでその天体のある位置へ修正しますが、その修正は何度かやると徐々に正確に視野に導かれるので、最後に天体の円とターゲットサークルの円が重なったところで望遠鏡を覗くと天体が視野に入っています。



こと座の一等星「ベガ」を導入しましたが、こんな感じで視野中央付近に導入されています。今夜は星の他にM57やM27、M20などを導入しましたが、23mmのアイピースの視野の中央付近にしっかり導入されていました。下手な自動導入機より正確に導入できるので、とても驚きました。これなら初心者でも気軽に星空観望ができるでしょう。ただし都会の空ではその性能も活かせないので、できれば星の綺麗な山中へ持って行って使って欲しいものです。



ただ一つ残念なのは、写真を撮りたいという要求には追尾できないので答えられないという事です。スマホドックを取り外して他の望遠鏡に取り付けて使っている方もおられるそうですが、できれば追尾できる赤道儀とかに取り付けて使ってみたいものです。スマホドックだけの単体販売ができないかビクセンへ聞いてみましたが、それをするとセット品が売れなくなるので、それはできないようです。私が個人的に取り外して改造して取り付ける事はできますが、問題は取り外した後の機材がどうなるかです。このStarSense Explorerはスマホドックがついた望遠鏡自体に価値があるので、それを外してしまうと極普通の経緯台式の望遠鏡になってしまうので、6万円も支払ってスマホドックだけ使うというのはあまりにもったいないので、よほどの事がないとやらないでしょう。

何れにせよ、このStarSense Explorerはとても画期的で素晴らしい望遠鏡です。最後に一つやってみたいのは、今の10cm屈折望遠鏡を他の望遠鏡に取り替えて使ってみる事ですが、出来ればもう少し口径の大きな反射望遠鏡を乗せて使ってみたいと思っています。まぁ、10cmでも当地では良く見えますが、もう少し口径が大きい方が暗い天体を見やすいので楽しめると思います。

とりあえず当店にはDX 102AZしかありませんが、他にも130AZとLT80AZがあります。DXの2種類は微動装置付きですが、LT80AZだけは微動装置が付いていないので、手動でしか動かせません。星雲や星団なら低倍率なのでいいですが、月や惑星を高倍率で見るにはさすがに微動がないとつらいものがあります。お値段が大分違いますが、最初に購入されるなら微動装置付きのDXのいずれかがいいでしょう。

画期的な望遠鏡 Celestron StarSence Explorer

2021-07-07 17:16:10 | ビクセン製品のご案内


もう結構前から販売されていたのでご存知の方は多いかと思いますが、スマホで天体導入ができる画期的な天体望遠鏡が当店へやってきました。その名も「StarSence Explorer DX102AZ」ですが、見た感じはその値段らしい作りの望遠鏡ですが、普通の望遠鏡なら口径10cm屈折望遠鏡が経緯台に乗っただけの普通の商品です。しかし大きく違うのはスマートフォンの画面を見ながら天体の導入が出来てしまう事がこの望遠鏡の凄いところです。



ただし、モーター類は一切ついていないので、天体の導入は手動で行う必要があります。手動で天体を導入するのは私達昔の天文ファンくらいで、当時は自動導入なども無かった時代でしたので、ほとんどの天文ファンは著名な天体くらいは手動導入できました。私も学生時代には沢山の天体の位置を覚えていたので、星図などを見なくても導入できました。しかし今の時代は機械まかせの自動導入が主流なので、手動で天体を導入する必要は無くなりました。

しかしそれはモーターで天体望遠鏡を動かして導入するので、手動ではありません。



StarSence Explorerは基本経緯台で巣ので手動で動かします。当然の事ながらモーター無しなので追尾もしてくれません。しかし天体の導入は取り付けてあるスマホで出来ます。その手動導入を大きく手助けしてくれるのが、このスマートフォンアダプターです。つまりスマートフォンが導入支援をしてくれるのです。それにより天体望遠鏡を使われる初めての方でも位置さえ知らぬ天体の導入ができるのです。予備知識もほとんど無くても問題ありません。天体の位置や方向などは全てStarSence Explorer アプリが覚えていてどの方向にどれだけ望遠鏡を動かせば良いか教えてくれます。

つまり、スマホに登録されているアプリが天体観測の先生をやってくれるのです。このアプリでは天体の名前や情報も教えてくれるので、望遠鏡を使っているうちに自然に星座の名前や星の名前なども分かるようになります。スターウォッチングのガイドを目指している方はこのStarSence Explorer を持っていれば、自然と星の事を学ぶ事ができるので、とっても便利な教材です。



このStarSence Explorer DX102AZに付属しているのは10cmの口径を持つ屈折天体望遠鏡ですので、星を見る望遠鏡としては性能的には十分です。月や惑星も良く見えますし、星雲や星団も10cmの口径があるので、明るく綺麗に見えます。このStarSence Explorerシリーズには130mmの反射望遠鏡と80mmの屈折望遠鏡がありますが、星を見るなら130mmの口径の望遠鏡が良いかと思います。月や惑星を主に見つつ星も見たいという事ならこの102mmの屈折望遠鏡タイプがいいでしょう。



ただし、一番安価な80mmのタイプだと微動装置がついていないので、天体の導入で微調整をしたい時にはややつらいものがあると思います。価格にやや開きがありますので悩むところですが、最初に高機能なタイプを買っておけば後から後悔しないので、良いかと思います。

私自身まで使っていないので、これから使いながらその良さなどについて検証してみようと考えています。ビクセンから聞いたお話では付属アイピースの視野中には何とか導入できるほどの精度はあるそうです。何れにせよ、梅雨が明けて天気が良くならないとそれもできないので、明けてから早速使ってみようと思っています。

これから欲しい方はぜひ当店へご注文ください。デモ用として常時お店に展示してあるので、ご来店される機会があったらお試しで使ってみる事もできます。このStarSence Explorer DX102AZについては、また使ってから次回にリポートします。


Vixen SX2赤道儀SB10+大型カーボン三脚仕様を販売します

2020-10-02 17:17:30 | ビクセン製品のご案内


純国産で安心できる「Vixen SX2赤道儀スターブックTEN 自動導入仕様」品を数台限定で販売致します。このセットには当店販売の「大型システマィックカーボン三脚」のGITZO 5型相当品が付属させる予定です。まだお値段はこれから決めますが、カーボン三脚のセットでは唯一のお値段になるかと思います。また、SXG-HAL130三脚がお好みの方には、そのセットもご案内させていただきます。通常、SX2赤道儀はスターブックONEの自動導入には対応していないタイプが一般的ですが、スターブックTENが付属するので自動導入赤道儀として観測から撮影にまで使えます。これに頑丈で写真撮影にも使えるオールマイティーな大型カーボン三脚が付属するので、SX2赤道儀を色々な場面で使えるようになります。お値段等については、数日中にショップの方に出しますので、そちらをご覧ください。



CORONADO ブロッキングフィルターBF30を望遠鏡タイプのSM90に取り付けたいとご要望があったので、アダプターを製作して取り付けました。望遠鏡タイプのBF30は、ヘリコイドの内部に入れ込まれておりますが、新たに取り付ける為には、接眼部を外してアダプターリングを製作して組み込む必要があります。ただし、接眼部がボンドで固着されており、抜けない物もたま〜にあるので、その場合は別の方法を考えます。今回のお客様の物はボンドで固着はされていましたが、幸いにも抜けてくれたので外してBF30を組み込めました。



白駒池の紅葉が気になりますが、今日の午後から見に行こうかと思いましたが、駐車場のライブカメラを見ると午前9時過ぎには既に駐車場が満杯に近い状態だったので、とりあえず今日は見送りました。去年やその前の年だと大体10月のいま頃から見頃になるのですが、今年はどこも1週間以上遅れているようです。ただ気になるのは立山室堂のライブカメラを見ると紅葉が最盛期になっているはずですが、全面がまっ茶色という感じで赤や黄色が全く見られません。多分、雨が多かったのもあって色づく葉が枯れてしまっているのだと思います。先日行った乗鞍もそうで、赤く色づく前に枯れてしまっているので、それを考えると今年の白駒池もダメかもしれません。多分、明日明後日は駐車場がGOTOトラベルの影響もあって満杯で昼ごろ行っても止められないと思います。まぁ、そんな白駒池を見ても面白くはないので週末は行きません。

もし明日来られる方がいたら、小海町から出ている無料バスを利用するのもいいでしょう。明日と明後日は運行しているようですので、小海町のHPで情報を得てください。



先日、ブログでもご紹介したポラリエ用の旧タイプ極軸望遠鏡をポラリエUで使う際にLED照明装置をご自分で作られて取り付けてお使いです。説明によると、100円ショップと秋月電子通商でLED部品を買って部品交換して作ったそうです。以下にその部品類について記載しましたので、興味のある方はやってみるといいでしょう。材料費は数百円と思われます。

1.LEDクリップライト 1個100円、CR1616×2個入り、ダイソー K-17-P12
2.コードクリップ M 3個入り100円、ダイソー、LEDライトを支持させる(接着剤で接合)
3.赤色LED 秋月電子通商で色MIXのLEDを購入、交換は半田付けによる