今年最後の大きな星イベント「星と自然のフェスタ2024」の開催まで、残り2週間となりました。春先から着々と準備をしてきて、開催が間近に迫ってきました。当日配布するスケジュールマップも原稿が仕上がって来週には仕上がります。まだ開催までまだ細かい作業が残っていますが、日々できることから片付けていきます。
それで肝心な当日の天候ですが、天気予報の情報では、11月に入ると例年のように乾季に突入していって、晴れる日が多くなってきます。その分気温がかなり下がりますので、特に夜に活動される方々は、万全な防寒対策をやって参加していただきたいと思います。雪の心配は無さそうですが、会場の標高は、1,450メートル以上の高地です。皆さんが住んでいる多くの場所から考えると、10度くらいは低くなっています。特にフリーサイトBでテントを張る方々は、ダウンのスリーピングバッグを使用するか、高容量のバッテリーを使って電気毛布を使うなどして快適な環境を作ってください。
星イベントは、晴れて星空が見えることが大前提で開催されているので、たとえ暖かくても晴れてくれないと、展示や持ち込まれている多くの天体望遠鏡がただの展示品になってしまいます。星フェスが毎年観光のオフシーズンにやっているのは、一年のうちで最も晴れて、しかも雪が降らずに寒さもそこそこな今の時期に開催しています。よくある質問で「何で暖かくて人の多い夏にやらないのですか?」と聞かれます。開催主催者側でもそうしたいようですが、こんな理由から今はそうしています。観光シーズン最盛期の夏に多く行われる屋外イベントですが、今後地球温暖化の影響で、その開催が益々危険で天候的にも不安定になってきて、その開催自体を再考していく必要がありそうです。
今年は、星フェスの時期でもまだ紫金山アトラス彗星が見られそうなので、肉眼では難しいですが、大口径の天体望遠鏡や電視観望によって、地球から遠ざかっていく彗星の姿を見せてあげられるでしょう。画像は、SVBONYのSV230スーパーズームアイピースにコンデジのPowerShot G9Xのワンショットで撮影した彗星です。これなら特に知識などが無くても簡単に誰でも紫金山アトラス彗星を天体望遠鏡で撮ることができます。本来はもっと綺麗に写せますが、他の撮影をしていて気がついた時には西の地平線に沈みかけた際に撮影したので、こんな画像です。このお気軽撮影なら、まだしばらくは彗星を捉えられます。
今日は、2週間ぶりにガトーキングダム小海でスターウォッチングですが、今のところ参加者は一桁と少ないですが、チェックインの時間帯に晴れてくれればそこからまだまだ増えていくと思います。しかし、スタートが20時からなので、紫金山アトラス彗星を見せてあげるのは厳しいでしょう。
星フェスのアストロカーの周辺で太陽望遠鏡が沢山集まって太陽観測会になりますが、その際に使われるPENTAX 75SDHFによる太陽投影板システムを特注で製作して仕上がりました。使用するアイピースにもよりますが、20cmくらいの太陽像が円盤上に投影されます。投影された太陽をその場で子供達にスケッチしてもらい、貴重な体験をしてもらいたい。とガイドさんが言ってました。それをしたから謝礼がある訳でもありませんが、自分だけが楽しむのではなく、自分の機材で子供たちなどを楽しませようという高い志を持った方々が今回も星フェスを支えてくれます。とてもありがたいことです。