おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

名機 タカハシ FCT-150鏡筒が戻ってきました!

2023-09-30 15:40:38 | ブログ


昨日、スターベース東京の店長から連絡があり、レンズ清掃に出していたFCT-150が仕上がっています。というお話でしたが今日無事に届きました。



箱を開けると新品のような状態でしたが、送る前に鏡筒の再塗装をしたので当然です。箱にきっちりと収まっていましたが、問題は対物レンズの状態です。それは前日にある程度のクモリは取れたが、どうしても取りきれないクモリが残ってしまったので勘弁して欲しいとの事でした。ワクワクするような気持ちで開封して対物レンズを覗いてみたところ、表から見た限りではとても綺麗になっていましたが、接眼側から見ると、やはりクモリが残っています。出来れば綺麗にとって欲しかったですが、ここまで取れただけでも御の字かもしれません。送った時は相当曇っていて景色が霧のような状態に見えたので、それを考えるとほぼ実用できるレベルまで回復させてくれたと思います。



日中の山などを見ると、光の加減もありますが、少し眠い感じに見えます。しかし、イメージは非常にシャープです。手持ちのSKy90やFC100と比較しても”眠い感じ”というのは、同様に見えるので、夜の星を見るにはほぼ実用レベルに戻ったと考えています。このFCT-150は、月惑星くらいにしか使わないかもしれませんが、純正レデューサーがあるので、自動導入化したNJP赤道儀があるので、それで星雲星団の撮影もしてみようかと考えています。まだ現状では販売は考えておりませんが、ある程度その性能と状態を見極めてから考えてみようと思っています。



昨夜はガトキンでのスターウォッチングでしたが、参加者は20名弱でした。中秋の名月でしたので平日ではありましたが、そこそこの参加者がありました。始めた時は雲が多かったですが、徐々に晴れてきて満月や土星や星雲なども見てもらいました。木星はあと少しのところで雲が出てきて見せられませんでした。スターウォッチングには決まったシナリオで出来ないので、いつもその時の状況でアドリブでやっています。今夜もこの後からスターウォッチングですが、今日は先ほどまで愛知からお客さんがお店に来て商品を引き取って帰られました。代わりにトレード品を数点置いていきました。これでまた部屋が中古品で埋まってきましたので、早々に処分しないといけません。

星フェスまでもう一ヶ月を切りましたので、色々と準備をしています。今日もこれからホテルで会議があるので、スターウォッチングの前に終わらせます。

乗鞍岳の紅葉

2023-09-26 18:03:09 | ブログ


昨日から今日にかけて乗鞍高原へ出かけておりました。用事のついでに乗鞍エコーラインを愛車「Panasonic XM2」で走ってきました。朝一番に宿を出て上がる予定でしたが、昨夜は平湯温泉で用事を足していたので、前日までの志賀高原の遠征で疲れていて寝過ごしてスタートが遅くなりました。天候は曇りでしたが、幸い雨に降られる事もなく無事に畳平へ上がって朝食のおにぎりを食べて途中いつもの位ケ原山荘へ立ち寄ってご主人と話してきました。今年は泊まりませんでしたが、来年はまた星の撮影で泊めてもらおうと考えています。山荘には何故か平日なのに若い女性のアルバイトが二人もいましたが、紅葉シーズンなので頼んでいるとの事でした。



それで肝心な紅葉ですが、画像の場所が一番見た感じが良かったです。緑との対比が綺麗ですが、赤はこの後枯れて消えていくので、緑だけになってしまいます。紅葉は例年よりは1週間以上遅れているそうですが、このまま待ってもこれ以上綺麗になるかどうか分かりません。赤のナナカマドなどが赤くなる前に枯れて茶色くなってしまうので、これに黄色が加わってもそれほど綺麗な紅葉にはならないでしょう。



まだ紅葉は進んでいくと思われますが、後はダケカンバなどの黄色が広がってくるだけで赤が茶色として入ってくるので、トータルでは色褪せた紅葉になる感じです。紅葉が良くない原因は色々言われておりますが、この暑さと雨が極端に降らなかった事です。位ケ原山荘のご主人や畳平の案内所で聞いてみましたが、皆同じ意見でした。どうやらお客さんもそれに敏感に反応して来なくなっているそうです。例年ならもっとこの時期に人が来ても良いのだが、紅葉が良くないという情報が伝わっているようで、乗鞍へ来た事がある人は余計に来ないそうです。



e-Bikeでエコーラインを走っていると、路線バスか観光バスか分からない松本ナンバーのバスが走っていますが、何故かアルピコのバスが少ないというか見かけません。理由は、コロナでバス会社が売却して処分してしまったそうで、観光が復活してもいきなりバスを買い直すような余力が無いという事なのでしょう。ですから、助っ人として松本市内の観光会社からバスを出してもらっているそうです。一見観光バスのように見える松本ナンバーのバスは、路線バスだという事です。世間ではインバウンドで観光が回復していると言ってますが、実際にはインバウンドの恩恵を受けていない観光地も数多くあるのでしょう。上高地なども観光客が相当減っているそうです。

今年はこれで乗鞍へ行く事はもう無いと思いますので、来年5月以降にまた行きます。

志賀高原の天空フェスへ行ってきましたが . . .

2023-09-24 16:31:45 | 国内イベント


志賀高原天空フェスへ行ってきました。会場には午後4時前に到着しましたが、凄い霧で雨も少し降っているような状況でした。しかし、上空には少しだけ青空も見えていたので、夜には晴れるだろうと見ていました。小海から志賀高原までは普通車なら2時間くらいで行けると思いますが、アストロカーだと3時間はかかります。また軽油の消費が半端じゃアありません。5km /リッターしか走らないので、行く前に満タンにして高速を降りてから再度給油して、後は帰ってきてからもう一度給油するので、トータルで3回給油します。一回あたり6,000円くらいなので、往復では10,000円くらいは燃料費がかかります。それに高速代が5,000円ですので、全体のギャラからそれを差し引くと、天空フェスの仕事は積極的に行きたいと思う事はありません。ただ、それだけが目的では無いので、単純にお金の事だけでは考えられません。



薄暗くなる前に機材をセッティングして午後6時のスタートを待ちますが、その時間からコンサートがあるので、お客さんがスタート直後はまばらな感じで静かです。しかし、コンサート以外の目的で会場を訪れる方々が来始めると徐々に活気が溢れてきて、小さな行列ができるくらいにはなりました。今回は嬉しいサプライズがありまして、当店のお客さんで11月の安中市のイベントを紹介してくれたFさんが手伝いに来てくれました。私がアストロカーの事で手が一杯のところを外に設置した数台のポルタ80を使ってお客さんに解説してくれていました。いつも一人でやっているのに、もう一人助っ人がいるだけでこんなに楽にできるとは思いませんでしたので、非常に助かりました。アストロカーの運用はどこでも3人以上でやっているので、その3人分を一人でいつもやっているので、慣れた事とは言え、一人で全てをやるのは厳しいです。



天候は薄明が終わる頃から雲が消えて少しづつ星空が見えるようになってきました。ただ去年は分からなかった会場全体の明るさがとても気になりました。キッチンカーの照明が強力なLEDライトを使っているので、それが星空サイトまでモロに影響があります。他にも目の前が駐車場で車が出たり入ったりする度に照明を煌々とつけるので、かなり邪魔になります。アストロカーの中へ入れば外の光を遮断してくれるので、望遠鏡を覗く時にはそれほど影響はありませんが、外で星空の解説をする時には相当影響があります。本来天の川も見えているのに照明の為にその都度瞳孔が閉じてしまうので、本来見えるものが見えない状態になっていました。

これは主催者が参加者に星を見せる事について、あまろ理解が無い事によるものです。昨夜もコンサートがあるとは言え、満天の星空状態でも20人近くいるスタッフの誰もアストロカーを見にきませんし、声さえかけてきません。これは私が考えるに、小海町と良く似た現象でスタッフが星などにはあまり興味が無いのだろうと考えています。またイベントの名前が「天空フェス」となっていますが、星を見たり楽しんだりする事はそれほど重要視されていない感じがします。ただしこのフェスは7月と8月もありますが、そちらがどうだか分からないので一概には言えないとは思います。



まぁ、それはともかくとして、100人以上のお客さんに望遠鏡を覗いてもらったようなので良しとはしたいと思います。170インチスクリーンを使った電子の目によるショーも上手くいきましたし、土星や木星、月も見せてあげられたので、これまでのスターウォッチングでは盛り沢山の内容でした。それも当然ですが、午後6時からスタートして午後10時までの4時間もやっているので見られるのが当たり前です。ガトキンのスターウォッチングは、長くても90分くらいなので、それを考えると相当長いです。おまけに標高が高い場所なので気温が低かったのもあり、ダウンジャケットを忘れたお陰で寒かったです。何とか動き回って体を温めましたが、流石に寒かったです。



天空フェスは去年から2度目の参加ですが、今年はきちんと出来たのは良かったですが、今まで見えなかった部分が多く見えてきたので、来年はお誘いを受けても行かないかもしれません。アストロカーの事も含めてSNSではスタッフがほとんど情報発信もしていないのは、イベントの主催者としてはどこまでやる気があるのか疑問です。天空フェスは、志賀高原の旅館組合の青年部が仕切っていますが、そのスタッフはホテルや旅館の若い方々で経験も知識もそれほど無い中でやっているので、正直あの規模でどれほどのメリットが地元にあるのかが疑問です。ただ、若い力が結集してより良くしようと動いている事は素晴らしい事ではあるので、できるならもっと勉強をして志賀高原でないとできないイベントに作り上げて欲しいものです。

追記ですが、志賀高原の星空

志賀高原の星空について少し書かせていただきます。今回はそれほど良く星空を見ておりませんが、数年前に松原湖高原の比較対象として志賀高原の横手山付近で撮影をしました。その時にはフィッシュアイレンズなども使って全天の撮影などもしましたが、長野市と群馬県側からの光害が予想以上に空を明るくしていたのが気になりました。特に見る事の多い南側に長野市があるので、特に今の時期は夏の天の川の最も濃い中心部が光害の為に見にくくなっているのがとても残念でした。今回の天空フェスの会場からでは、南側に上弦の月があったのと、小高い山があったので、実際には銀河の中心部分は見えていなかったのでその会場からの見え方は分かりませんが、横手山からの星空の見え方を考えると決して良いものではないと考えています。

小海町の松原湖高原の星空は最近になって注目されつつあり、レストハウスふるさとが天文ファンのメッカにもなっている事を考えると、「星空三大聖地」とされている野辺山よりは間違いなく松原湖高原の方が星聖地と言える状況です。また、志賀高原は標高の高いところに観光地が集中しており宿泊施設も多くありますが、星空環境の良さとしては松原湖高原に軍配が上がります。来月末開催の日本一標高の高い、星空環境も日本一の場所で開催される「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」もそんな環境にあります。

最後にもう一つ、22日の「天空の星空観察ツアー」に参加された長野市のご夫婦が天空フェスへ来られました。確かに長野市から近いとは言え、わざわざ来ていただいたのは嬉しい限りです。

ハイぶりっ子ちゃんがアストロカーに乗ってくれました!

2023-09-23 09:42:14 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


ご当地キャラと言うのでしょうか?
小海線をモチーフにして誕生した「ハイぶりっ子ちゃん」が昨夜のレストハウスふるさとでのスターウォッチングに来てくれました。まぁ、普通には来てくれませんが、JTB関連会社の草軽観光で手配して来てもらう事になったそうですが、ツアーも5回の予定で開催してきて昨夜が最後だったので、ハイぶりっ子ちゃんを呼んで、それに合わせて「軽井沢ナビ」からも取材に来てくれました。昨夜は奇跡的に晴れ間が出てきて月面や星雲星団などをハイブリッド型観測にて見てもらいました。その様子は近いうちに軽井沢ナビからYouTubeなどから発信されます。



ついでに記念写真を撮らせていただきましたが、口に手を持ってくるポーズは、ハイぶりっ子ちゃん独自のものだそうで、カメラマンから同じようにポーズを決めるように言われて恥ずかしながら、こんなツーショットになりました。他にもアストロカーに乗って望遠鏡を覗いているようなショットや望遠鏡と二人での撮影もしました。本当ならもっと色々と写真を撮らせていただきたかったのですが、私が呼んだ訳では無いので、流石に遠慮して数ショットだけ撮らせていただきました。



ハイぶりっ子ちゃんが早々に帰るとの事だったので、参加者の乗ったバスが到着してから直ぐに全員で撮影をして、その写真をその場でプリントして参加者関係者にお渡ししました。ハイぶりっ子ちゃんは、私の提案で運転席に乗ってもらう事にしましたが、中々見られないショットになってくれました。まぁ、良く見ないとただの集合写真ですが、アストロカーの運転席にはきちんと乗ってくれています。

ツアーは、結局5回の予定が4回のみ開催できましたが、1回は台風の接近で中止となりました。しかし4回中で3回は星が出ている状態で開催できたので、良かったです。いくら素晴らしいアストロカーがあっても空が晴れていないのでは、その魅力も半減してしまいます。最近感じているのは、アストロカーを初めて見てくれた方々からの反応がとても良くて、コンビニに駐車していると、子供達がやってきて見たそうにしています。もちろん見せてあげますが、これだけ人気があるのに十分な広報が出来ていない事です。今回のJTB関連ツアーでも参加者からの反応はとても良いのですが、ほとんど外に情報を発信していないのが難点です。ガトーキングダム小海でも公式HPには載せてくれていますが、情報発信が担当者の興味の範疇に左右されるので、去年までの担当者は本当に良くやってくれて、SNSでも積極的に情報発信してくれていましたが、今はそれがややおとなしい感じがしています。

そこで、これからアストロカーのプロモーションビデオを制作します。合わせてパンフレットと公式HPも制作します。ただし今は星フェスの準備などもあるのでそれが終わってから取り掛かろうと考えて準備しております。



ところで、昨夜に引き続きまたアストロカーを出動させます。今夜開催される「志賀高原の天空フェス」へこれから行ってきます。昨年も二日間呼ばれましたが、連日の雨で酷い目にあったので、今年は何とか晴れた状態で参加者にアストロカーのハイブリッド型スターウォッチングを楽しんでもらいたいと思っています。今年呼ばれたのは、サイトロンジャパンの社長さんのお力添えがあっての事でとても感謝しております。ですから、今日は会場でまた昨年に引き続きお会いできるのを楽しみにしています。サイトロンジャパンは、今年から天空フェスの独立スポンサーになっておりますが、社長さんが自ら出店されて物品販売をされる姿勢にいつも敬意を評しています。それは企業の「お客様を大切にしたい!」という企業コンセプトの表れでしょう。今の光学企業には中々見られない姿勢です。

今日の天候は微妙ですが、明日が快晴のようなので、午後6時からのスタートには晴れて欲しいものです。お近くの方はぜひ志賀高原へ足を運んでください!

安中市で開催される「宇宙観測フェスタ」のご案内

2023-09-21 19:41:05 | 国内イベント


本年の11月3日に群馬県の安中スマイルパークにて開催されます「宇宙観測フェスタ」ですが、開催まで2ヶ月を切りました。昨年の年末に安中スマイルパークから正式にご依頼があって、アストロカーを午後1時〜7時まで稼働させます。日中は20cmクーデ式望遠鏡にHαフィルターを装着してダブルスタック仕様で太陽のプロミネンスや彩層面を見てもらい、夜は土星や星雲や星団を見てもらいます。ただし、星空環境は良くないので、見られる対象は限られますが、そこで活躍してくれるのは電子の目であるCCDカメラによるライブショーです。ただし当日の天候次第では中止になる場合もありますので、確実にできる訳ではありません。しかしこれまでの11月の天候を見ていると、概ね晴れる日が多いので、大丈夫かと考えています。

この11月3日のイベントは、毎年やっているそうで、今年のテーマは「星を見て収穫祭を祝おう!」みたいな感じですが、聞いた話では安中市民が5,000人くらい来られるような事を言ってました。他にもイベントプログラムは多数ありますが、アストロカーは、見た事が無い人が多いと思われるので、参加人数から考えると天気次第によっては行列ができ続けるでしょう。拘束時間が長いので、参加人数によっては相当ハードになりそうですが、これまでに経験した事の無い人数なので、良い経験になりそうで楽しみにしています。

会場は、群馬、長野、埼玉から近いので、当日暇な方はぜひご来場ください。

連日のスターウォッチングで忙しいですが . . .

2023-09-20 16:28:35 | ブログ


ご依頼がある部品各種が仕上がりつつありますが、これから時間がかかるのはアルマイト処理です。遠方へ処理に出しているので、ある程度まとまってからでないと出せないので、他の部品の仕上がりを待って一緒に出して仕上げます。作っている部品の中で最近増えてきたのは、iOptron赤道儀の三脚アダプターですが、以前は良くタカハシ用などがあったのですが、今はほとんどありません。当店にもあるiOptron GEM45ECは、モーター音が効いていて心地よいほどで、ギアの噛み合う音ではなく、電子的な音です。各軸のクランプもワンタッチで機能するもので、それに対して国内製品は今だにクランプノブで軸を締め付けるタイプです。本来売るつもりで買い取ったのですが、その軽量さで20kgの搭載ができるので、海外遠征用機材として保管しておく事にしました。こういう製品を使うと、今の近年の国内製品は正直使う気がしなくなります。

フジノン Meibo 25 x 150mm双眼鏡の部品も仕上がりましたので、近いうちに塗装してご要望があれば即納できるようにしておきます。最近は当たらなモノ作りはしておりませんが、そろそろ何か新しい商品を作ろうかと考えています。ただ星フェスが終わらないと落ち着いてできないので、それが終わってから取り組もうと考えています。



ここんところ、連続でスターウォッチングをやっています。先週16,17日と19日の昨日と異なる場所でやっていました。3日やったうちで晴れて出来たのは2日なので、確率的には良いでしょう。その中でも特に良かったのは昨日のJTB関連会社の催行によるツアーですが、参加者は12名ですが、相当喜んでくれたようです。添乗のガイドさんから報告がありました。どのような形での開催であれ、参加者が喜んでくれないと催行の意味もありませんので、そういう意味では安心しました。170インチスクリーンをを使った電視観望を併用したスターウォッチングは、初めて1年以上になりますが、やって正解でした。参加者で他のスターウォッチングに参加された事のある方でも、アストロカーのものは斬新で驚きも学びもあるようです。スクリーンを使うと周囲が明るくなるので、そのやり方には否定的な意見もあります。しかし要はお客さんが喜んでくれるなら、それで十分だと思っています。



最後に星空と一緒に記念写真を撮ってその場でプリントをして渡していますが、これも大好評です。一枚あたりのコストは僅かなので、面倒でなければやってあげると喜ばれます。今週は、22日がJTB関連のツアーで23日が志賀高原の天空フェスです。22日は最後になるので、大人数で取材があり、その中に小海の星フェスでも登場した「ハイブリッ子ちゃん」が来てくれます。アストロカーに入って一緒に写真を撮ってくれるそうで楽しみにしています。ただ一つ心配なのは天気です。今の予報では曇りのようです。雨だけは降らないでくれれば何とかできると思いますが、降ってしまうと逃げるところが無いので、かなり厳しくなります。23日の天空フェスは昨年が連続で大雨だったので、今年こそは晴れた状態でアストロカーの本領発揮としたいところです。

Hα太陽望遠鏡が良く見えるように復活させました

2023-09-14 19:41:12 | Hα太陽望遠鏡関係


お預かりしていたSolar Max II 90 Hα太陽望遠鏡のブロッキングフィルターの交換とチューナーの調整を行いました。当店へ届いた時は、彩層面もほとんど見えなくて白色光で見る太陽面のようでした。おまけにチューニングをすると太陽がイメージシフトする状態で、調整後は中央に留まって彩層面も良く見えるようにまで回復しました。太陽望遠鏡は、普通の屈折望遠鏡と違って、Hαフィルターが内臓されている分、その調整などが非常に面倒です。その構造を知らずにやたらといじると本来の機能が損なわれるので、注意が必要です。太陽面は相変わらず活発で大きなプロミネンスが方々から出現しています。

最近はようやく気温が下がってきたので、日中に太陽を見る気になりますが、8月とかだと直射日光を当たり続けるのは命の危険があります。暑い夏もようやく収まって秋に向かって涼しくなってきます。

アストロカーのコントロールをタブレットPCを使ってやっているのですが、先週末から突然繋がらなくなってどうしようかと思っていたところ、システムを作ってくれた方から新たなコントローラーを送ってくれて、それで試したらあっさり繋がりました。タブレットPCと繋がらなくても、SkySafariで繋がって自動導入はできていたのですが、ASIAIRを介して繋げないとプレートソルブ機能が使えないので、天体を正確に自動導入できません。しかし繋がったので安心しました。当初疑っていたのはシリアルーUSBケーブルでしたが、それがコントローラーのようだとの事で新たなものに変えたら繋がりました。しかし、その後これまでのコントローラーに戻してケーブルも同様にして繋げたらあっさりと接続できました。結局原因が分からずに元の状態に戻しました。とりあえずは使えるようになったので一安心です。

ところで、ZWOからメールが来まして、4月に注文したSeestar 50の納期について、以下のように返答が来ました。国内で注文された方は、4月の早い段階だともう手元に届いていると思います。

1. 4月13日までに受け付けた予約注文は8月末までに発送される予定です。
2. 4月15日までに受け付けた予約注文は9月末までに発送される予定です。
3. 4月30日までにいただいたご予約分は10月中旬の発送を予定しております。
4. 5 月 15 日までに受け取った予約注文は、10 月末までに発送される予定です。

という事なので、うちに届くのは10月のようです。まぁ、ギリギリ星フェスには間に合う感じです。しかしこの日程はあくまで目安なので、これより早くなる場合もあれば遅くなる場合もあるでしょうから気長に待ちます。知人が使った限りでは、ほぼ発表通りの性能だそうです。画像なども見ましたが、これだとeVスコープは売れなくなるでしょうね。まぁ、今までに日本人でも相当買っているようなので、十分に儲けているとは思いますが、売れなくなると大量に在庫を抱えてしまう事になるので、売るためには大幅な値下げをするしかないでしょう。しかし、今持っている人は売るなら早い方がいいでしょう。ヤフオクでも簡単には売れなくなってきています。

ZWOのSeestar 50は、まだ最初のモデルなので、この後、Seestar 60、80、100とかが出るようになってさらなる性能アップが図られれば、日本の望遠鏡メーカーも大きな影響を受けるようになるでしょう。もはや日本の望遠鏡が売れなくなる時代がそこまできているかもしれません。おそるべしC国パワーです。

やっと涼しくなってきました!

2023-09-10 15:50:35 | ブログ


昨夜は、いつものガトキンでのスターウォッチングでしたが、夏とは違っていつもより少なめの参加者でした。スタートした直後はまだ空も晴れていたのですが、3台+1台の大型双眼鏡で土星を探してもらっているうちに雲が出てきて、結局はM27を20cmクーデ式で見せただけで後は完全に雲の中で終わってしまいました。それなら最初から土星をまず見せてあげるべきだったと後悔しています。



そうは言っても会場から天の川を肉眼で見てもらう事も出来ましたし、M27だけでしたが、電視観望も出来たので初めての方には良かったとは思います。自然を相手にしているので常にベストな状態ではやらせてくれませんが、そんな中でも今年はまだ外でやっている方が多いので、去年から考えるとまだ全然マシです。

しかし、このガトーキングダム小海の会場から天の川も綺麗に見えますし、外灯を消した後の星空の見え方は本当に素晴らしいものがあります。星フェスはここが会場になっていますが、星まつりの会場としてはダントツにダークスカイの環境なので、そんな環境で星フェスが開催できるのは素晴らしい事です。もう来月に迫ってきましたが、着々と準備が進んでいます。

9月に入ってもう10日になりますが、今だに日中のお昼前後はかなり暑いですが、早朝や夕方〜夜にかけては、流石に寒くなってきました。羽毛布団を引っ張り出してきて使っています。多分今月末くらいから暖房が必要になってくると思います。いつもの年なら薪ストーブの準備をしていくのですが、2台あったのは1台を処分して全て石油ファンヒーターにかえてしまったので、また高い石油を買わなければいけない時期になってきました。

フジノン Meibo 25x150mm対空型大型双眼鏡が仕上がりました!

2023-09-07 18:20:23 | ブログ


ピラー類の塗装が終わって、ようやくこれで納品が出来ます。カラーも全て双眼鏡に合わせて仕上げましたので、この状態では世界に一台のフジノン双眼鏡になります。ピラー類の塗装がこれまでよりさらに手間がかかったのですが、双眼鏡本体にはそこまでの費用を考えずに販売してしまったので、少しサービスし過ぎたかと思いました。しかし、新たなユーザーさんもこれで喜んで使っていただけると思うので、それはそれで結果良しという事にしたいと思います。



タカハシのファインダーもきちんと取り付けてホルダーも同カラーで塗装しましたので、ピッタリマッチしています。調整も問題なくきちんと合いましたので、これで天体を探すのも楽になるでしょう。ただ、強いて言えば微動が無いので、天体導入後の微調整ができないのが難点かもしれません。しかし、見え味は本当に素晴らしくて星が立体的に見えて宇宙船の窓から宇宙を見ている感じに近いと思います。



このフジノン Meibo 25x150mm対空型大型双眼鏡はもう一台ありますので、これと全く同じ状態に仕上げてから販売致します。欲しい方はぜひお問い合わせください。双眼鏡の状態は非常に良くてレンズ類も綺麗です。ファインダー部分は、50mmにして暗視野照明付きを取り付けようと考えています。まだこの他にもう一台のフジノン Meibo 40x150mm直視型がありますが、まだ脚部分をどうするか考えておりませんが、色がグレーなので、それに合わせて架台なども決めていこうと思っています。大型双眼鏡は観望会などで大人気ですが、移動するのに重たいのが難点です。できればこの40xので月面や土星を見せてあげたいものです。25xでは土星は厳しいですが、40xなら結構形が分かります。月面も迫力があるので、一般の方々には大好評です。



このピラー脚は、元はタカハシJP用でしたが、錆び錆びで酷かったので綺麗にしてから塗装しました。おかげで見違えるように綺麗になりました。当店ではピラーの再塗装もお受けしておりますので、綺麗にしたい方はぜひお問い合わせください。カラーはタカハシの新旧カラーによる塗装が可能です。現行のライトブルーカラーもあります。

ところで明日は、第2回目のJTBのツアー開催日ですが、今日旅行会社から電話があり、台風13号のために中止になりました。と連絡がありました。まぁ、当然の事だとは思いますが、予定していての直前キャンセルなので、普通ならキャンセル料を支払っていただくのですが、そこはきちんと考えてくれているようでした。流石に旅行会社だけのことはあります。それで2回目がキャンセルになったので、残り3回の開催ですが、次は11日なので天気も良さそうなので大丈夫でしょう。

フジノン大型双眼鏡用のピラー脚を塗装しています

2023-09-05 19:18:22 | ブログ


今日は、少し涼しくなって来たと思って、8月に出来なかった塗装作業をやりました。塗装の作業も面倒ですが、その前にピラー脚の錆と残った塗装をサンドブラスターで綺麗に落として表面を整えてから、プライマーで塗装しました。塗る面積が大きいので、塗料も沢山使います。ピラーは、表面が滑らかな機械加工仕上げした部品と違って、ある程度厚く塗らないといけないので、塗装には時間がかかります。とりあえずプライマー処理は終わったので、明日以降に本塗りをして最後に焼き付けて完成します。完成したピラー脚は、フジノンMeibo大型双眼鏡とセットで八ヶ岳の観測所へ届けに行きます。



しかし、もう9月5日ですが、未だに28度もあります。それも日陰です。昨年はこんな事は無かったのですが、今年の暑さは特に異常です。このまましばらくずっと暖かい日が続いてくれれば暖房費も節約できるのですが、そのうちいきなり寒くなりそうで、雪も早く降ってきたりしそうでこの先が心配です。空は秋晴れで気持ちの良い空です。雲の感じを見るとすっかり秋だと思いますが、気温が高すぎるので秋の感じがしません。困ったものです。



9月は色々と忙しいので、星フェスの準備もしないといけないので大変です。あと10日ほどで星ナビの広告原稿を入稿しないといけないので、取り急ぎ明日からその作業へ入ります。雑誌の原稿を作るのはしばらくぶりですが、昨年の星フェスの広告原稿も作りましたので、とりあえずその内容が伝わるように仕上げていきたいと思います。