おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

お盆のスターウォッチングも今日で終わりです

2024-08-15 12:11:22 | 宇宙観測車アストロカー


8月10日から連続して続けていたアストロカーによるスターウォッチングも今晩で終わります。しかし、また17日があるので、1日だけお休みです。10日と11日は屋外で満天の星空の下で開催ができて、11日は3回やってクタクタになって、12日はシャトレーゼホテル石和でやってから13日〜15日まではまたガトーキングダム小海での開催です。13日と14日は室内開催でしたが、参加者が40名の満席でやって、今日もほぼ満席状態です。天気が良く無いので参加者には申し訳ないとは思いますが、天候の良し悪しだけはどうすることもできないので、それは理解して参加してくれているようです。結果的に10日からの延参加人数は、約260名くらいです。この数字は昨年のお盆の時の2倍以上にはなっていますので、アストロカーでのスターウォッチングが徐々に定着してきているのかもしれません。

ただ、特に室内については、まだまだ工夫が必要で、色々と悩んではおりますが、毎回試行錯誤を繰り返してその満足度を挙げられないか研究しているところです。以前は、VRゴーグルを数台使って実際の星空がどういうものかを体験してもらっていたのですが、VRゴーグルの完成度が低くて、ゲームなどで使う分にはいいですが、実写した映像を見せるには、まだ解像度も低く、実用には程遠い状況です。Appleから50万円もする商品が出ていますが、さすがにそんなものを何台も買えないので、手は出しません。VRゴーグルの性能がアップして価格的にも導入しやすくなったら、バーチャルプラネタリウムが実現できると思っているのですが、その需要が高まらない限りは、それを開発する企業も無いので、今現状では難しいところです。今のプラネタリウムの施設は、基本的にドームを建設するところから始まるので、トータルの初期費用が億単位もの金額になりますが、VRゴーグルを用いたプラネタリウムが開発されれば、劇的にその費用を抑えることが出来て、これまでその費用が出せなかった市町村なども導入ができるようになるでしょう。

ところで、最近話題になっている卓球選手の早田ひなちゃんが記者会見で語ったことですが、鹿児島の知覧の特攻隊記念館へ行きたいと話したことが話題になっています。ああいう記者会見でオリンピックの選手がまず語らないことだったので、相当多くの方々が驚いたかと思いますが、あの発言で彼女に対する世間のイメージが一気に上がったと思います。普通に話すだけでも憚るかもしれない内容に、オリンピックからの帰国会見であれが言えたのは、やはり立派です。私も高校生の修学旅行で特攻隊記念館を訪れたことがあります。まだ高校生でしたから、同年代の人間が最後に書いた手紙などを読んで驚かずにはいられなかった事を覚えています。実はその時に一緒に行ったのは内之浦の宇宙空間観測所でした。修学旅行でしたが、天体望遠鏡を持って行ったので、宮崎の都井岬で星を眺めたのが思い出されます。

宇宙観測車のスターウォッチングは好調です

2024-08-11 09:15:09 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜から6連続のお盆シーズンのスターウォッチング週間がスタートしました。昨夜は素晴らしい好天で標高1450メートルからの満天の星空での開催ができました。天の川の見え方がとても素晴らしく、久しぶりに最高の状態で開催ができました。参加者数は、40名の満席でした。今年から大人が2,500円、子供が1,000円と上がっているのですが、昨年の1,500円より参加者が今年は大幅に増えているのが驚きです。このアストロカーでのスターウォッチングを始めた頃は、周囲に望遠鏡などは置いていませんでしたが、それだとアストロカーに長蛇の列ができて、待っているのが辛くなって最後まで待てずに帰ってしまう人がいたので、昨年からビクセンのポルタII 80mf経緯台を6台と大型双眼鏡を設置するようにしています。つまり、アストロカーで見ている間に他の家族などは、望遠鏡を使いながら家族で星が見られるようになって、最大8家族が手持ち無沙汰にならずにアストロカーの順番を待てるようになりました。

一応、その定員を40名弱としていますが、それでも多いと思っているので、今後は30名くらいにして、万が一それを超える場合には、2回に分けて開催していますが、すでに先週末から2回やっています。先週末が60名弱でしたが、実は今日が大変で、既に60名弱の予約が入っています。しかし問題はまだその後がありまして、2回終わった22時過ぎから大学のツアー会社によるペルセウス座流星群観測ツアーのグループで貸し切りでの開催があります。ツアーには国立天文台の講師が同行されて2泊3日で野辺山天文台や臼田観測所などを回るそうです。とにかく今日は3連続なので、天気が何とか持って欲しいところですが、私の体が持つかどうかが心配です。

明日以降も15日まで続きますが、今のところ全て満席となっています。ただし、13日からの3回は悪天候が予想されるので、開催はしても参加者は減ると思われます。まぁ、参加者の数字に無関係で私のギャラは決まっているので、多ければホテルの利益になるだけのことです。今年は今のところ赤字開催は少ないので、今年の状況を見て来年はもう少しギャラを上げさせてもらおうかと思っています。実際の話、スターウォッチングの参加者は、ホテルの宿泊などとセットになっていることがほとんどなので、仮に参加者が少なくても、それが目的でそのホテルを選んでくれるというメリットがホテル側にあるので、トータルではスターウォッチングを開催しているだけで、その利益が上がっていることにはなると考えています。スターウォッチングをビジネスとしてホテルなどに持ちかける場合には、そういった部分も考えて提案してあげないと、上手く行きません。難しいところですが . . .

今年も志賀高原天空フェスに呼ばれました

2024-08-07 17:02:46 | 宇宙観測車アストロカー


今年で3回目の参加となりましたが、昨年は2回目で晴れた中での開催になりました。1回目は土砂降りで酷い目に遭って、ドームを閉めた状態でやっていたにも関わらず望遠鏡がベチャベチャでその後が大変でした。昨年はようやく星空が見られてアストロカーでのスターウォッチングも出来たので、多くの参加者に恵まれました。小海から志賀高原まで運転して行くのが大変ですので、正直な気持ちとしては行きたくないのですが、せっかく声をかけて呼んでくれたので、この日はガトーキングダム小海のスターウォッチングは入っておりますが、キャンセルして行くことにしました。

スターウォッチングをいつもやっていて悩むのはいつも天気のことです。天気予報が良くてもそれが本当に晴れるとは限らずで、雨は降らなくても山岳地帯特有の気象条件に振り回される事が多いのです。今年の6月は4回の開催が悪天候で全てキャンセルとなって、一回も開催できませんでした。しかし、7月に入ってからは悪天候でもキャンセルがそれほど出ないので、中止にはなっていません。しかし、一番悩むのは悪天候でも参加者が減らない事です。これはスターウォッチングのガイドをやっている方なら同様な悩みだと思いますが、星を見せてあげたいのに見せられないので、それをどうやって補うかという事です。これが無料での開催ならそれほど気遣いはしなくていいのですが、有料なのでそうはいきません。

ホテルでの開催では少人数ならアストロカーでやっているのでまだ良いですが、天空フェスのように不特定多数の参加者にそれをするには、なかなか大変で気を使います。いずれにせよ、それを今から心配しても始まらないので、その日が近づいてきたらまた考えようかと思います。

昨夜もスターウォッチングがありましたが . . .

2024-07-14 11:10:56 | 宇宙観測車アストロカー


毎週末にガトーキングダム小海で行っているスターウォッチングですが、昨夜も雨模様の中で開催できました。参加者は12名でしたが、何故かキャンセルも無くて無事にできました。これまでのアストロカーでのスターウォッチングは、悪天候の時には室内でスライドショーなどのお話をしておりましたが、せっかく素晴らしいアストロカーがあるにも関わらず室内でするという事に疑問を感じておりましたので、今年の春先に大幅に改造をしてある程度の人数であれば車内でスライドショーなどができるようにしました。昨夜もその前の週も車内でやりましたが、お客さんの反応を見ていると、車内での望遠鏡なども動かしながらのレクチャーには満足してくれているようでした。他の天文台を持っている宿泊施設や公共の天文台では、悪天候時には望遠鏡の前でレクチャーなどはまずしないと思われるので、それをできるようにした事は正解でした。

当初、後部室内の改装をした時は、キャンピングカーとしての機能を持たせることが主目的でしたが、実際に使っている上では車中泊の必要がまだ生じておらず、それよりも後部スペースを上手く使えば最大で6-8名くらいの人が着座して話が聞けるので、急遽キャンピングカーにするのをとりあえず見送って、悪天候時や室内での休憩場所として利用する事を考えました。アストロカー前部には、55インチのディスプレイを設置してあり、それを見てもらうために6名ほど着座できるベンチを設けてあります。後部には84インチスクリーンとプロジェクターを設置して、前部と後部で同じ映像を見られるようにしています。ちょっと前までは55インチディスプレイを後部からも見てもらうようにしていましたが、どうしても角度的に死角となる部分が出てしまい、十分なレクチャーができないことから、後部にもスクリーンを配置しました。ただし、そのおかげであちこちに電源が必要になって、ケーブル類も乱雑になっているので、きちんとまとめるようにしようとは思っています。



アストロカーには相当費用をかけて改良していますが、まだまだやっているうちに改良したい部分が出てくるので、それは必要に応じてこれから少しづつやって行こうと考えています。現状、日本で稼働しているアストロカーでは、ここまでやっているものは皆無でしょう。アストロカーでやっていることは、一般の方々にいかに星に興味を持ってもらうか? という疑問に答えるような形でやっているので、それに関わっている方々の参考になればと思っています。

実は、昨日の参加者ですぐお近くから参加された親子の方がおられまして、それも泊まりで参加されていたのが不思議で「こんなに近くから何で宿泊までして参加されたのですか?」と聞いたところ、息子さんがどうしてもアストロカーを見たくて参加したのですが、どうせなら泊まってゆっくりしてとの事でした。こういう話を聞くと小さな事ですが、嬉しいものです。

曇天でしたが、スターウォッチングを開催しました

2024-06-02 19:02:45 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜は、山梨県石和温泉のシャトレーゼホテル石和でアストロカーによるスターウォッチングをやってきました。当然のことながら曇天でしたが、20名程度の参加者がいらっしゃったので、キャンセルにはならずに開催しました。ガトーキングダム小海でもやっていますが、石和ではホテルスタッフ数名が常にサポートをしてくれているので、一人でガイドをしていても気が楽です。他のアストロカーを持っている施設でも常時数名のスタッフでやっているので、参加者も安心して参加されていると思います。ガトーキングダム小海では常に私一人でやっている事が多いので、今後はその体制を変えていくように話を進めています。ただし、ホテルスタッフがサポートしてくれていても、アストロカーの操縦や望遠鏡の操作などは、これまで通り一人でやることには変わりません。しかし、出来ればもう一人私の右腕的なスタッフがいてくれるととても楽なことは確かではあります。

シャトレーゼホテル石和でのスターウォッチングは、今年からなのですが、小海からアストロカーを運転して往復するので、それが結構大変です。しかし昨年から何度か運転しているので、最近は少し慣れてきました。何せ車体が大きいので細い道を走る時は神経を使います。アストロカーでのスターウォッチングは、今年で3年目ですが、そのやり方などではまだまだ未完成の部分があって、改造や機材の拡充を図っていますが、まだ完成しきれていません。しかし、もうそろそろ完成しないといけないので、今年の夏頃からは決まった方法でやっていきたいと考えています。多分、他の同機種のアストロカーを所有して運用している施設では、純粋に星を見せることだけを考えて運用していると思うので、そういう意味ではオンリーワンのスターウォッチングにはなりつつあります。

アストロカーのスターウォッチングは盛況で終わりました

2024-05-19 15:37:01 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜は、シャトレーゼホテル石和でのスターウォッチングでしたが、幸いにも30名弱程度の参加者に恵まれて開催できました。環境的には決して良くはありませんが、そんな中でもアストロカーを見てみたいと思われて参加してくれた方が多かったのは良かったです。天候は今ひとつで薄雲を通して月面などを見てもらいました。星は球状星団を見てもらおうかと思いましたが、薄雲を通してでは、ほとんどその存在は分からないと考えて導入もしませんでした。ただ、一つ困ったのは、お客さんがアストロカー内を歩く際に電源ケーブルを踏んでしまって抜けたので、突然追尾しなくなって何のことかと思いきやケーブルが抜けただけのことでした。しかし、一度電源が落ちると、ASIAIRを再接続するのに数分かかるので、その間は自動導入もできなくなります。SkySafariをスマホで使っているアプリも一旦落ちると再接続に時間がかかります。



昨夜は大きな月が出ていたので、ほとんど月だけを望遠鏡で見てもらいました。眼視で見られた星がいくつかあったので、その話もしつつ望遠鏡で見ている月面を170インチスクリーンに投影して記念写真をスマホで各自撮ってもらいました。昨年もですが、やはりこのスクリーンを使ったスターウォッチングが今の時代にはマッチしていると考えています。星雲星団もライブで投影することで、その天体についての情報が的確に伝えられるので、ただ望遠鏡で見せるだけとは違い、大きな感動を与えられると思っています。ましてや、その環境が小海のような星が綺麗に見える場所とは違って、石和温泉のような街中では、普通のスターウォッチングだけでなく、それにショー的な見せ方ができれば、面白さは倍増してくれるでしょう。



今回の開催では、大型のフジノン150mm双眼鏡も使いました。月面を大型双眼鏡で見せるのは単眼で見るより遥かに大きな感動があります。ただ昨夜は薄雲を通して見ていたので、その能力は十分発揮できませんでした。この双眼鏡も困った問題がありますが、それは天体を追尾できないことです。そのために途中何度も見に行って天体を中央に修正してあげる必要があります。もし大型の経緯台があって、乗せる事ができたら便利なのですが、18kgの双眼鏡なので、どうすべきか思案しているところです。以前にMeade LX200クラシック経緯台にビクセンのBT-80を乗せて使っていたことがありましたので、その便利さは良く理解しています。大型双眼鏡の自動導入化については、必然的なことなので、いずれは実現しようと思っています。



しかし、アストロカーの運転は疲れます。小海から石和まで2時間弱くらいかかりますが、普通車で運転するのとその目線が大分違って特に神経を使うのは、車幅による接触などと駐車の仕方と出し方がとても面倒です。コンビニへ立ち寄りたくても、駐車場が狭かったりすると、諦めて入らない事があります。それでも大分慣れてはきましたので、以前ほど疲れる事はありませんが、スターウォッチングは、最近はやることが増えているので、準備から開催撤収までを考えると3時間くらい必要なので、相当な労力です。以前のような天体望遠鏡だけ持って行ってやるのなら、もっと楽で簡単ですが、そもそも望遠鏡のセッティングでエラーになる事が結構あるので、その場合のリカバリー方法も考えて準備しておく必要があります。この部分だけはいくら慣れてもその時に起こる事は想定はできても事前に察知することは不可能なので、経験や知識と道具の準備でカバーしています。

油井亀美也さんの母校でスターウォッチングをやりました!

2024-05-11 13:04:43 | 宇宙観測車アストロカー


昨夜は、好天のもとで川上村の第二小学校でアストロカーによるスターウォッチングを開催しました。町中の校庭なので、周囲が明るいことを心配しておりましたが、小学校自体が川上村の奥の方にあって、考えていたよりはるかにダークスカイの環境でした。通常は20cmクーデ式のセッテイングを北極星が見えるようになってから行ってその後からスターウォッチングを開始するのですが、三日月が低いところにあって、せっかくなので月面を最初に見せてあげてからということで、極軸合わせをしないまま観察会に突入しました。思ったとおり軸がかなりずれていたので、月が途中で視野から外れてしまい、気がついた時には端の方へ相当ずれていました。しかし、そこそこは喜んでくれたのではないかと思っています。

参加者数は、カウントはしていないですが、途中から低学年からも見せて欲しいという要望が出て、気がついたら100名くらいはいたのではないかと思いました。電視観望も予定通りに見せてあげられましたので、ほぼやりたいことをフルで出来たと考えています。しかし、相変わらずというか、今の子供達はあまりにネットの影響を受け過ぎて、星をちょっと見せてあげても、それがどの程度凄いことなのかを判断できません。よってほとんど無反応です。大人からも同様な感じでしたが、それは見せる対象によりけりなので、一概にそうだとは言えません。しかし、いくら電視観望という強力なウェポンがあっても、眼視で見せる天体を良く考えて選ばないと満足してもらえないので、今回も最初に見せる天体は月面、そしてM44プレセペ星団としました。他にM3球状星団も見せましたが、眼視で見た際には今ひとつ見栄えがしません。この電視観望も昔あったイメージインテンシファイヤー電視増倍管みたいに、直接接眼部から見せられたら感動も得られやすいでしょう。タブレットPCにあらかじめデーターとして天体画像を入れておいて、その画面に筒をつけるなどして、まるで望遠鏡を覗いているような工夫をしたらもっと喜ばれるかもしれません。



しかし、今回この観察会を企画して依頼してくれたPTAのKさんを始めとして、小学校の職員の方々がとても精力的に協力と準備をしてくれて、最後の最後にも撤収を手伝ってくれたり、見送ってくれたりと、その対応には頭が下がります。ギャラ的にはホテルなどの数分の1ですが、その大小よりは関係者の対応の方がはるかに大きくて価値あるものだと考えていますので、これから機会があれば協力していきたいと思っています。来年の土星環の消失現象の際にはまた呼んでくれるようなので、それを楽しみにしています。後は天候次第です。今年はスタートからまだ浅いですが、好天に恵まれることが多く、昨日もですが今日も晴れて開催できそうです。今晩はガトーキングダム小海ですが、まだ参加者は少ないです。しかし、これだけ天気が良ければチェックイン後に申し込みが一気に増える可能性が高いので、満席にはならないとは思いますが、それに近い程度の参加者は見込めそうです。

今日明日と店舗営業日ですが、午前中はお一人のお客様が来店されて、部品を色々と持ち込んで特注製作の依頼をしていきました。埼玉県からそのために来られたそうですが、ありがたいことです。来週18日、19日と営業日ですが、来週末はシャトレーゼホテル石和でのスターウォッチングなので、ご来店を予定されている方はその時間帯にご注意ください。

とても綺麗な宇宙デザインのカーペット

2024-05-09 17:17:37 | 宇宙観測車アストロカー


アストロカーをより宇宙に近い宇宙観測車に仕上げるために、床カーペットを探していましたが、とても綺麗な宇宙をデザインしたものを見つけたので、注文して今日届きました。作っているのは中国のようで、注文してから10日以上かかりますが、無事に届きました。驚くのは、230cm x 160cmの2畳くらいのサイズで7,000円です。一般的なノーマルなカーペットよりは高いかも知れませんが、こんなに美しいデザインのものがそんな値段で買えるのは驚きです。このカーペットは、アストロカーの床マットが汚れて所々折れたり剥がれたりしてきたので、どうせならという事で宇宙一色のデザインに統一するために購入しました。この惑星のデザインは、メイドインチャイナですが、太陽系の惑星が8個ということで正しくデザインされています。9個だったらどうしようかと思いましたが、きちんと8個になっています。この太陽系の小さなマットもあるので、天文台をお持ちの方が使っても良いでしょう。



届いた時は、折りたたんで小さく梱包されていましたが、広げてみると大きくてしっかりと作られています。クチコミは少なくて無いものもありましたので心配でしたが、全くその心配が無いほど綺麗に作られていました。後はこれを切りはりして上手く貼り付けようと思っていますが、サイズ的にカットしないと全ての床に貼れないので、カットした部分の処理を考えないと、そのままではほつれて汚くなるので、良いものがないかネットを探してみます。

明日は、川上村の小学校からの依頼でスターウォッチングに出動します。その小学校はあの油井亀美也宇宙飛行士の母校でもあります。アストロカーを手に入れてから学校からの依頼があれば積極的に協力しようと考えておりましたが、小海町の教育委員会からはこれまで一度も依頼がありませんでした。昨年末は商工会からの依頼で小学校で授業をしましたが、学校側からの依頼ではないので、それだけが残念です。小海町の教育委員会は星フェスも小海町が主催している時から協力的ではありませんでしたので、今後も星フェスにも協力してくれることは難しいとは思いますが、星フェスも開催毎に良くなっていますので、ぜひ今年は協力して欲しいと願っています。そんななかでも隣町の川上村からの依頼があったのは素直に嬉しいです。是非とも第二の宇宙飛行士が誕生するような良い刺激になればと思っています。

今年初のスターウォッチングは大盛況でしたが . . .

2024-05-04 09:50:47 | 宇宙観測車アストロカー


今年初のアストロカーによるガトーキングダム小海でのスターウォッチングは、ゴールデンウィークという事もあってほぼ満予約で開催ができました。しかも、月齢的にも良く快晴で雲一つない素晴らしい星空の中でできました。今晩も開催しますが、満予約です。今年から参加料金を昨年の1,500円から2,500円に値上げしたので、もしかしたらそれほど入らないと心配はしておりましたが、蓋を開けてみたら全くその影響が無いほど参加者が入ってくれました。ただし、私に支払われるギャラは、昨年より少しだけアップしてもらっただけですので、今日明日に関してはホテル側には結構な利益があるはずです。ただ、一つ心配なのは、料金を値上げしたのはいいですが、参加されるお客さんが”料金にそのサービスが見合っていない!”と考えてしまわないかという不安です。私自身はこれまでもその料金には見合った細かい心遣いやサービスを提供していると自負しておりますが、参加者にその思いが伝わっていなければその労苦も無駄になります。

故に料金を上げたことで、当然利益もプラスになる可能性があるので、これは私だけでなく、ホテル側でもそれを考えて欲しいと思って伝えています。このスターウォッチングは、単に鋭利な目的だけでやっているのでは無くて、ホテル側としてはお客さんへのサービスの一環として、また私の方ではライフワークの一環としてスターウォッチングを提供しているので、無理なくできることは積極的にやっていこうと考えています。

昨夜は素晴らしい天気だったので、170インチスクリーンを使った電視観望もできたのですが、眼視の対象として最初に選択した天体がメシエ51の子持ち星雲でした。しかし20cmのクーデで見せても、対象が当然のことながらはっきりせずに、またその対象の付近には明るい星が無いので、みてくれたお客さんの反応は良くありませんでした。その対象が良く見えなかったので、一人一人の観望時間が余計にかかってしまい、全てのお客さんが見るまでに30分以上かかってしまって、結局望遠鏡を覗いたのはその一度だけで、後はM81やM104などを電視観望で見せたので終わってしまいました。そういうこともあるので、外にはポルタII 80mfを6台設置して自由に使ってもらえるようにしていますが、ファインダーが合っていなかったりで、またピンとの合わせ方が分からなかったりと十分に使えていなかったので、十分満足してもらえなかったかもしれません。

今日も引き続き開催しますが、今日も晴れそうなので、最初の天体は、M44プレセペ星団にしようと考えています。視野に星が沢山見えているだけで喜んでくれるので、まずはそれからスタートしてみようと思っています。

激安なプラネタリウム投影機

2024-05-01 10:30:29 | 宇宙観測車アストロカー


4月27日に今年最初のスターウォッチングをシャトレーゼホテル石和で開催しました。参加者は少なかったですが、曇天にも関わらずこれだけ参加してくれたのは良しとしたいところです。リニューアルしたアストロカーのお披露目も兼ねていたので、お客さん以外にも関係者も参加してくれて割と盛り上がってくれました。リニューアルして良かったのは、車内に15名のお客さんが全て入って座った状態でレクチャーができたことです。これは今までできなかったので、悪天候時には、アストロカーを見せてから室内でスライドショーなどをやっていました。しかし、それが車内でできるようになったので、曇っていても滅多にできない体験ができているという事を理解してくれて概ね満足してくれたようです。まだリニューアル作業は道半ばなので、まだまだやることが沢山あります。徐々に仕上げていこうと思っています。



そんな中で最近買った面白いアイテムがありますのでご紹介します。卓上型プラネタリウムのようなものですが、4,000円ほどで購入できます。サイズ的にホームスターを小さくしたようなものですが、USB電源で駆動してくれるので、基本どこでも使えます。驚くのはこの本体に12種類のスライドが付属する事ですが、それぞれ交換して投影するイメージを変えることができます。またイメージが回転します。



投影サイズは、直径2メートルくらいの円盤状ですが、画像がリアルで本物の天の川のように見えます。このイメージの元画像は南米チリの観測施設で撮影されたもので、多分著作権など無視して作られていると思われます。解像度が低いので星座の形が分かるほどではありませんが、単なる癒しイメージとして見れば全く問題ないでしょう。



このイメージは、スライドを交換して出せるものですが、まさに南天で撮ったことが分かるようなイメージですが、いて座の銀河が天頂付近に見えているので、ニュージーランドと同程度の緯度なんでしょう。コールサックや南十字も見えているので、中々素晴らしいです。この投影機を買ったのは、アストロカー内部に常時投影してより宇宙にいるようなイメージを持ってもらえるような感覚を味わってもらえたらと考えてお試しで購入しました。先日のスターウォッチングでも投影機を使いましたが、それは全くリアル感の無いものでしたので、ちょっと今ひとつだったかもしれません。



投影機は2種類購入したのですが、こちらも基本的にはスライドを交換して投影するイメージを選べます。ただこちらの投影フィルムは、ちょっと現実離れしたものばかりで実際に使うかどうか分かりません。価格は上とほとんど同じです。あと問題なのはどれだけ長いこと使えるかです。この両機種ともメイドインチャイナですが、こんなものが4,000円ほどで買えてしまうのには本当に驚きです。セガのホームスターの導入も考えましたが、新しい40,000円ほどするものでも円形に星空を投影するだけで、それがスターウォッチングの代わりになるかと言えば、ちょっと厳しいと思ったので購入はしていません。それなら遊び心もあるこの格安の投影機で十分でしょう。

ゴールデンウィークに入っていますが、天候的にはイマイチです。毎年そうですが、GWはどこにも出かけません。行っても人混みと渋滞にハマって大変な思いをして、尚且つ高い料金で不味い食事を食べされられるので、大人しく店にいて作業をしている方がいいです。スターウォッチングは、5月3日と4日ですが、本当なら5日もあったのですが、キャンセルになりました。幸い3日も4日も天気が良さそうなので、何とか今年初の外でのスターウォッチングをやりたいものです。電視観望用のカメラも一新したので、その効果も見たいので、どちらかの日を何とか成功させたいです。