おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

2024年度の星フェスの出展社がほぼ決まりました!

2024-07-20 11:26:59 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ
2024年度開催の「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」の開催準備は着々と進行しておりますが、企業、販売店などの出展社がほぼ確定しました。顔ぶれは昨年と同様ですが、今年は2021年と2022年に出展してくれていた「ヤマハ発動機」が戻ってきてくれます。ちょっと寒い時期ですが、最新のヤマハのE-Bikeの体験試乗が会場で無料で出来ます。私もE-Bikeの愛好者ですので、とても楽しみにしています。今年はいつもやっているホテル2階での講習会などは、基本行わないですが、アストロアーツの上山さんによるステラショットによる撮影とステライメージの画像処理講座が行われます。普段は都内でやっているレベルのものが無料で受けられることと、その後に極上の星空で実地でのデモもあるので、同社のソフトを愛用されている方々にはまたとないチャンスです。それから、昨年もあったのですが、元JAXAで宇宙開発に携わっていて、ハヤブサプロジェクトのリーダーもやっていた西田信一郎先生による「ロボットが宇宙をしらべる」講演があります。主に子供たちに分かりやすく話される内容ですし、そのほか西田先生による「天体望遠鏡工作教室」も催されます。さらに詳細はまた後ほどアップしていきますので、参加予定の方は楽しみにお待ちください。

株式会社アストロアーツ、アストロショップスカイバード、国際光器、株式会社浅沼商会、恒星社厚生閣、Seeds Box、五藤テレスコープ株式会社、株式会社コシナ、株式会社サイトロンジャパン、リコーイメージング株式会社、SVBONY、スコープテック株式会社、ハクバ写真産業株式会社、ヤマハ発動機株式会社、株式会社ビクセン、株式会社ミザールテック、ブラックパンダ、テレスコ工作工房、長野県は宇宙県連絡協議会、すまかる庵研究所(順不同)

星フェスは、どうしても他の星イベントと比較されて悪く言われることがありますが、それでも初回から7回目でもこれだけの出展社が参加応援してくれているのは、本当にありがたいことです。こういった出展社の方々、ボランティア、会場を無償で提供して協力してくれるシャトレーゼ八ヶ岳、そして多くの参加者の方々に愛されて続けることができているのが星フェスです。

星フェスの開催趣旨は、「誰でも参加できて星を見て楽しんで学べる」というものですので、これまでその敷居が高いと思われていた部分を大きく下げてマニアックにならないよう、皆で意見を出し合ってその内容の改変をしていきます。ただ、今年の開催からこれまで方々の星まつりに参加されている方々には戸惑われるかもしれませんが、そこはご容赦いただければと思います。今年の詳細については、今月末頃までに公式ホームページを更新していきますので、内容はそこでご確認ください。



タカハシJP赤道儀のウェイトの再塗装を依頼されて仕上げました。元の色が赤道儀にあっていなかったので、合わせるのと綺麗にするという両方の目的があって依頼されました。ご依頼された方は、以前にピラー脚の塗装も依頼されて、今度はウェイトの塗装でした。まずは喜んでくれたようで何よりです。当店では再塗装などの塗装依頼も必要に応じて受けておりますが、赤道儀本体に関しては、分解ー組み立てー調整作業が入ってくるので、ご要望があってもこの作業は別の業者へ依頼されるのが良いでしょう。



それからこれも特注品ですが、iOptron赤道儀のピラーアダプターの製作を依頼されて作りました。ハーフピラーは当店でお作りしたものがあったので、そのトップベースだけをお作りしました。最近はこういうご依頼が結構あります。

今日は、またガトーキングダム小海でのスターウォッチングですが、今のところ20名程度の予約があるようです。今夜は晴れそうですが、ほぼ満月なので、星雲や星団を電視観望と眼視のハイブリッド型観望で見てもらうつもりです。満月でも電視観望なら結構映せるので、参加者には好評です。GW以降しばらく好天での開催が無くて機材が十分に使えていませんが、今晩は、久しぶりに機材をフル稼働させて参加者を楽しませてあげたいと考えています。

ところで、今日のニュースを見ていて体操選手の宮田さんの事で大騒ぎになっていますが、著名人が彼女のことで擁護するような発言があります。私もその方々と同じ意見というか、彼女が起こした問題が30年前ならまだ許されたかもしれません。今回のフランス大会に出られないと次は4年後のロスアンゼルスになりますが、多分こんな形で辞退したので次は引退してもう無いと考えています。確かに彼女のとった行為は許されないかもしれませんが、それにより彼女の今後の将来をも決めてしまうような処罰までする必要があるのか?と考えてしまいます。昔は学校でタバコを吸っているのを先生に見つかっても「コラっ!タバコはダメだろう!」とゲンコツの一つももらって終わったと思いますが、今の時代は本当に怖いと思います。ちょっとしたミスでも社会が徹底的にその人を攻撃して再起不能になるまでやっつける。みたいな風潮があることがです。ヤフコメを見ていてそんな事を考えてしまいました。それが正しいかどうかは別としてです。

昨夜もスターウォッチングがありましたが . . .

2024-07-14 11:10:56 | 宇宙観測車アストロカー


毎週末にガトーキングダム小海で行っているスターウォッチングですが、昨夜も雨模様の中で開催できました。参加者は12名でしたが、何故かキャンセルも無くて無事にできました。これまでのアストロカーでのスターウォッチングは、悪天候の時には室内でスライドショーなどのお話をしておりましたが、せっかく素晴らしいアストロカーがあるにも関わらず室内でするという事に疑問を感じておりましたので、今年の春先に大幅に改造をしてある程度の人数であれば車内でスライドショーなどができるようにしました。昨夜もその前の週も車内でやりましたが、お客さんの反応を見ていると、車内での望遠鏡なども動かしながらのレクチャーには満足してくれているようでした。他の天文台を持っている宿泊施設や公共の天文台では、悪天候時には望遠鏡の前でレクチャーなどはまずしないと思われるので、それをできるようにした事は正解でした。

当初、後部室内の改装をした時は、キャンピングカーとしての機能を持たせることが主目的でしたが、実際に使っている上では車中泊の必要がまだ生じておらず、それよりも後部スペースを上手く使えば最大で6-8名くらいの人が着座して話が聞けるので、急遽キャンピングカーにするのをとりあえず見送って、悪天候時や室内での休憩場所として利用する事を考えました。アストロカー前部には、55インチのディスプレイを設置してあり、それを見てもらうために6名ほど着座できるベンチを設けてあります。後部には84インチスクリーンとプロジェクターを設置して、前部と後部で同じ映像を見られるようにしています。ちょっと前までは55インチディスプレイを後部からも見てもらうようにしていましたが、どうしても角度的に死角となる部分が出てしまい、十分なレクチャーができないことから、後部にもスクリーンを配置しました。ただし、そのおかげであちこちに電源が必要になって、ケーブル類も乱雑になっているので、きちんとまとめるようにしようとは思っています。



アストロカーには相当費用をかけて改良していますが、まだまだやっているうちに改良したい部分が出てくるので、それは必要に応じてこれから少しづつやって行こうと考えています。現状、日本で稼働しているアストロカーでは、ここまでやっているものは皆無でしょう。アストロカーでやっていることは、一般の方々にいかに星に興味を持ってもらうか? という疑問に答えるような形でやっているので、それに関わっている方々の参考になればと思っています。

実は、昨日の参加者ですぐお近くから参加された親子の方がおられまして、それも泊まりで参加されていたのが不思議で「こんなに近くから何で宿泊までして参加されたのですか?」と聞いたところ、息子さんがどうしてもアストロカーを見たくて参加したのですが、どうせなら泊まってゆっくりしてとの事でした。こういう話を聞くと小さな事ですが、嬉しいものです。

望遠鏡のメンテナンスへ東北まで出かけていました

2024-07-11 19:19:42 | ブログ


3年前にEM500赤道儀とMeadeの16インチをセットで納品した天文台のメンテナンスへ今日まで出かけておりました。動作自体は問題ないのですが、オーナーが最近骨折してから最近は全く使っていなかったとのことと、冬はドームが完全に雪の中に埋もれてしまうので、半年以上使われていなかったので、各部分を点検して動作の確認などもしました。補正版が湿度で曇っていましたが、綺麗に清掃してきました。アイピース類も管理がずさんなので、単なる衣装ケースに入れてあったので、それも防湿庫に入れるようにアドバイスをしてきました。本来なら夜も使って動作確認もするのですが、大雨でドームを開けての作業が出来なかったので、室内でできることをやってきました。



今回行った目的の一つが、SkySafariをスマホで使っていたので、それを11インチのアンドロイドのタブレットで使えるようにする事でした。スマホの画面は小さいので、操作の際にどうしても余計なボタンを押してしまったりするので、相談を受けていましたが、タブレットにすることで解決しました。星図の画面も大きいので、とても使いやすいので喜んでいました。ただ、難点なのは教えたことを中々覚えてくれないので、操作しているところをビデオに撮ったり、メモ書きしたりして使えるようにはしてきましたが、まだ不安が残ります。本当ならASIAIRを導入してアプリを操作できるようになれば、その都度高い位置にあるファインダーを覗いたりせずに椅子に座って操作できるので、楽なのですが、アプリ自体の操作を教えるのが大変なので、現状ではスマホかタブレットでのみ使えるようにしています。



EM500のコントロールシステムは、アストロカーと同じシステムですが、最近依頼があった2台のNJP赤道儀も同じシステムです。スマートなコントローラーが付いていますが、基本的には使うことはありません。スマホかタブレットの操作だけで完結するので、あくまで最初の電源立ち上げだけにしか使っていません。

久しぶりの撮影に出かけておりました

2024-07-05 20:58:09 | ブログ


昨夜から笛吹市の観光スポットの星空環境を調べるための撮影に出かけて河口湖へ泊まっていました。午前2時頃まで星空の撮影をしてから戻って朝はまた6時過ぎにホテルを出て山中湖へ行ってE-Bikeで一周して帰ってきました。



富士山の登山シーズンが始まったこともあって、河口湖から夜の富士山を見ると山小屋と登山者とかの光の行列が見えます。富士山の入山料が2,000円になったそうですが、正直海外で登山などもする人間としては、安すぎです。アメリカなどは国立公園へエントリーするだけで、5,000円ほど徴収されます。入山料を決めているのは海外事情なども全く知らない人だとは思いますが、環境保護も考えて決まったことだとは思いますが、それなら4,000人も入れてはいけません。テレビでも見ましたが、軽装登山者すら取り締まることができない民間人が管理運営しているのも問題です。どうせやるなら国の機関で働いているレインジャーを常駐させて、もう少し厳しく取り締まるべきでしょう。どこの国でもそうですが、公園の入り口にビジターズセンターを設置して、そこで登山や公園に入るための啓蒙活動をして登山のための心構えくらいは教えても良さそうです。いずれにせよ、富士山のはお粗末過ぎて、これが先進国での事だとは到底考えられません。



山中湖は自転車ロードがしっかりと整備されているので、とても走りやすくてこれまで何度も行ってます。一周23kmほどですが、時間的に4-50分くらいです。今日は天気も良かったので、のんびりと回ってきました。周囲にはコンビニなどもいくつかあるので、水分補給したくなったら立ち寄っています。愛車のPanasonic XM2は中古品で買っていますが、基本出かけた時にしか乗っていません。近いうちに日本最高所の本沢温泉へもこれで行こうかと思っています。まだ一度しか自転車で行っていないのですが、登山口入り口から歩くと片道2時間近くかかりますが、E-Bikeなら往復で1時間くらいです。

当店へご来店の際には . . .梅雨時の晴れ間

2024-07-04 11:32:27 | ブログ


当店へご来店いただく方々がお店の入り口が分からないようで、いつも家の玄関口のインターフォンを押します。最初の頃は家と店の入り口が分かりにくいと思って、インターフォンの下に「テレスコ工作工房へは、隣のインターフォンからお知らせください」とプレートを貼ったのですが、それでも家のインターフォンを押す方が多くてどうしようかと思っています。画像の看板の下にもインターフォンを設置しているので、こちらを押してもらえば店内にいる私に聞こえるので、直ぐに対応ができます。

仕方ないので、今後は家のインターフォンの近くにもっと大きな案内を出してお知らせしようかと思っています。本来なら店のカーテンなどを全て開けて望遠鏡を廊下側に並べれば、直ぐに分かるのですが、田舎で人も歩かないような場所なので、最近は怪しい外国人のリサイクル業者がうろついていて危ないことから敢えて望遠鏡の販売店としては外からは分からないようにしています。ですから、初めて来るお客さんは店内に入ると機材が並んでいるのを見て驚かれています。店には展示用機材の他に在庫として持っている商品や中古品なども沢山置いてあるので、見て欲しいのは山々ですが、今は敢えてそれをしないように目立たないように静かに商売をやっています。ですから、うちの集落の爺様たちにはうちが何をやっているのかいまだに知らない人が沢山います。一時は町に許可をもらって道路に看板を出そうかとも思いましたが、そんな理由があるので看板は出しておりません。



梅雨時でジメジメとしておりますが、今日は久しぶりに綺麗に晴れています。実は7月1日に乗鞍の畳平までE-Bikeでエコーラインの開通に合わせて行ってきたのですが、生憎の天気で二日間通行止めで結局は上がれずに帰ってきました。しかし今月中旬までにはもう一度チャレンジしようかと思っています。

昨日は、このドームに入っているNJP赤道儀の改造機をお客さんが見に来てくれました。若い時には夢中で天体観測をされていたそうですが、時間が無くなって定年になってから改めて持っている機材でやろうとしたが、天体を探すのがもう大変で、できれば自動導入化できないかと思われてネットを検索していたら、当店でNJP赤道儀の自動導入化の改造をしていることが分かって問い合わせされてからご来店となりました。結果的に改造のご注文をいただきましたので、今もやっているNJP赤道儀の改造作業と合わせて受けさせていただくことにしました。この改造では、優秀なNJPの機械精度を最大限活かした観測撮影ができて、尚且つスマホで自動導入できてASIAIRも使って撮影などもできるようになるので、40年前の機材が劇的に生まれ変わります。これまでもこの改造は相当数お受けしておりますが、これまでに一度たりとも不具合が生じたことがありません。私もこのシステムをアストロカーも含めて3台の機材で愛用していますが、とにかく素晴らしいものです。

PST等の修理はしばらく出来ません . . .HF経緯台

2024-06-26 18:02:24 | ブログ


4月に再開したCORONADO PSTやブロッキングフィルターの修理ですが、現在停止しております。部品が無くなってしまったことがその理由ですが、製作してくれているところがまたしばらく休止しているので、今のところその見通しが立っておりません。本来ならまだしばらく大丈夫だと考えておりましたが、何故か修理再開してからご注文が相当来てあっという間に終わってしまいました。以前から考えてまた半年くらいはお待ちいただくようになるかと思いますが、その都度お知らせはしておりませんので、再開すればブログなどでお知らせ致します。

今も多くの修理品を預かっており、順次作業をして納品しております。最近良くあるのは、双眼でPSTを使われている方で、当然のことながら2本まとめて出してくるので、一気にその数が増えてしまいます。いずれにせよ、また再開しましたらお知らせ致します。



それから、当店に長いこと在庫としてあった、Vixen HFII経緯台と汎用プレートですが、良く考えたら店頭で売っておりませんでした。また台数もあるので、2台限定ですが、通常価格より10%オフにて販売しますので、ご要望の方はHPからご注文をお願い致します。無くなったら通常販売です。最近は中古品でも価格が何故か高騰しており、新品に近い価格で売られたりしているので、それなら新品をお安く買っていただく方が良いでしょう。今回限りの限定特価です。



昨年の春先に思い切って購入した「DJI Air3」なんですが、ほとんど使っていなくて勿体無い事をしています。昨年の星フェスの会場案内をドローンで撮影してビデオを作りましたが、それ以外は大して使っていなかったので、近いうちに使ってみようと思っています。ドローンとしての機能は申し分なく素晴らしいのですが、まだその機能の半分も使っていないので、今年はまた会場案内をきちんと作って、それにアストロカーのプロモーションビデオの制作に使おうと思っています。ドローン自体は国土交通省のドローン登録をしてあるのですが、今はどこでも簡単には飛ばせないので、必要に応じてその都度許可や申請が必要で、そこが面倒なところです。しかし中部山岳国立公園内で飛ばす場合には、一部の観光地を除いては、自然や環境に配慮すれば、高度150m以下であればその都度申告しなくても飛ばせるようです。

CORONADO PSTの修理が増えています

2024-06-19 13:41:39 | Hα太陽望遠鏡関係


またPSTが溜まってきました。全て修理扱い品として届いています。今日は久しぶりに良く晴れているので、全てのPSTをチェックしたところ、予想通りに暗いイメージでブロッキングフィルターが劣化しているようです。幸いにも見え味は良いので、ERFエタロンユニットには問題はありません。現状でも彩層面はとても良く見えてはいますが、暗いプロミネンスやフレアーなどが見にくいので、劣化したフィルターを交換すればさらに素晴らしい見え味に復活します。4月から修理を復活させていますが、この先またしばらくできなくなるかもしれません。もし予定されている方がいたら、お早めにお問い合わせください。

「星と天体観測と旅の本」に星フェスが載りました!

2024-06-19 13:24:38 | 八ヶ岳 星と自然のフェスタ in こうみ


今日、出版元の昭文社から新しく発刊された「星と天体観測と旅の本」が届きました。内容は、日本全国の星関係の施設や場所、スターウォッチングをやっているところなどを中心に一種の日本初の星旅をテーマとしたガイドブックです。うちに届いたのは、見本誌としてなんですが、小海町で毎年開催している「八ヶ岳 星と自然のフェスタ」が載っているからで、私がその誌面作りで協力しています。長野県では野辺山と阿智村を中心に載せてあり、他にも星を売りにしている宿泊施設などを主に取り上げています。



その内容から当然他の星まつりなども取り上げられていると思ったら、実際には星フェスと野辺山のイベントだけでした。胎内も福島も関西のも載っていません。理由としては参加者の対象が天文ファンではなくて、一般の方々を対象にしたイベントに限定されたのだと思います。星フェスも一見マニアックだと思われがちですが、実際はそうではないと見られているのかもしれません。星フェスは始まって今年で7回目を迎えますが、参加者数はほぼ横ばい状態で伸び悩んでいるのが現状です。それを打開するにはいかに一般の人たちに知って参加してもらうかが重要と考えて毎年内容を変えながら開催しています。しかし今年からはさらにハードルを下げてほとんどのプログラムを一般参加者向けにする事でさらなる参加者の増加を見込んでいます。今年はいつもより強力にボランティアがサポートしてくれるので、楽しい内容になっていきます。もちろん、天文ファンもこれまで通りに楽しんで交流を深められるので、開催を楽しみにお待ちください。

SIGHTRONのスターエンハンサーを使って

2024-06-15 16:37:26 | ブログ


昨年春に東京のサイトロンジャパンショールームへお邪魔した際にお勧めされた「STAR ENHANCETR」フィルターですが、ほとんど使っていなかったのですが、使ってみてびっくりの効果でした。サイズは82mmを使っていますが、このサイズが最も汎用性が高いので、このサイズをいくつかのレンズで併用して使っています。実は、最近になってからヨドバシカメラの売り場を見ていたら面白そうなフィルターが出ていたので、早速注文しましたが、その前にこのスターエンハンサーを使ってみました。



画像はアストロカー内部から撮っていますが、処理はレベル補正をしただけです。撮影場所も良いですが、光害をほとんど感じさせない写りで驚きました。露出は20秒で24mmで撮っています。赤道儀を使っていなかったので露出はこのくらいで止めています。このフィルターは、光害をカットするだけでなく、星を目立つようにぼかしてくれるので、まさに星景色を撮るためのフィルターです。ただし、実際に撮ると少し暗く写るので、露出を補正するか後の画像処理でカバーするしかないでしょう。



撮影したのは二日前でしたが、この日は素晴らしく空の透明度が高くてお気に入りの小海の撮影場所では星がギラギラとしていました。小海でもこんな日が一年のうちに何度かありますが、この日は晴れるとは思っていなかったので、これから寝ようかと思って外を見たら凄く星が綺麗に見えていたので、急遽1時過ぎからの撮影になりました。撮影が終わったのは午前4時でしたので、この日はぐったりとしていました。最近になって夜が苦手になってきて、午後9時を過ぎると睡魔に襲われるよういなってきたので、特別撮影したいという被写体が無ければ、いくら腫れていても撮影には出かけません。

実は今日はガトーキングダム小海でスターウォッチングなのですが、体調が悪く熱が出てきたので、仕方なくキャンセルしました。楽しみにしていたお客さんには申し訳ないのですが、仮にやったとしても曇り空なので、アストロカーを見て私の話などを聞いて終わりになるので、それも気の毒ですから、キャンセルで正解だったかもしれません。スターウォッチングは、意外にも重労働です。アストロカーのステップを数えきれないほど上下したり、望遠鏡や機材を設置と撤収して、それに1時間近く延々と喋っているので、いつも終わると疲れ果てて直ぐに休んでしまいます。催行には準備から終了まで会場に3時間ほといますが、アストロカーとこれまでの望遠鏡だけ使っていたものでは、その内容が大きく違い、その疲れ方も桁違いに大変です。あと何年続けられるかは分かりませんが、希望されるお客さんがいる限りは続けたいとは思っています。

修理不可の旧PSTを復活させるためには . . .

2024-06-13 16:23:06 | Hα太陽望遠鏡関係


これまで何度かこの画像のような色合いの対物レンズのPSTをお持ちの方々からご相談を受けて修理不可という事でお断りしましたが、実を言うと修理というか復活させられない訳では無くて、いくつかの改造を施せば本来のPSTとして復活させられます。ただし、まず必要な事は、対物レンズを交換する事です。そして必要なブロッキングフィルターを内部にインストールする事で復活します。ただし、現状ではまだ試していないので、確実な事は言えませんが、多分その2点をどうにかすれば大丈夫です。



まず、対物レンズの代わりにビクセンの60mmガイド用望遠鏡をエタロンフィルターの前に取り付けします。焦点距離がPSTと同じ400mmなので、取り付け方さえ間違わなければ合焦はしてくれるはずです。それと、ブロッキングフィルターをどこかにインストールします。場所は分かっていますが、これらの改造に部品を2点製作する必要がありますので、とりあえず60mmを合焦する位置に取り付ける事が大事です。場合によっては白い鏡筒をカットしてねじ切りしてアダプターを介して取り付ける必要があります。もし同じ望遠鏡を持っていて復活させて欲しいとなった場合、その費用は部品作りだけで数万円にはなりますし、その他にブロッキングフィルターも取り付けるので、トータルでは中古品のPSTを買えるくらいになるかもしれません。ただしこの費用にはビクセンの60mm鏡筒は入っていないので、それも新たに探すとなるとその費用もかかります。

とりあえず、しばらく放置していたので、近いうちに部品を製作して改造してみようかと思います。

それから、昨夜は「星フェスLINEサポーター」内でのZOOMミーティングを行いましたが、今年は色々と規則を作って守っていただくようにしようという話になっています。昨年までは、特に厳しい規則は設けておりませんでしたが、参加者やホテル側などから苦情があったりして、それを改善するために規則をきちんと設けようという話になりました。基本、星フェスは誰にでも楽しんでいただけるOPENイベントなので、天文ファンだけでなく楽しんでもらえるように考えています。ただし、それもあまりやりすぎると他のイベントのようになってしまうので、そこは個人のモラルを信じて規則を決めていきたいところです。