19日から20日にかけて上高地へ出かけておりました。20日は良かったのですが、19日朝に外を見てひっくり返るほどビックリしたのは、大雪になっていて、今季最高の30cmの積雪だったので、相当慌てました。もっと慌てたのは、東京からやってくる同行者が中央線の列車に乗って午前中に松本へ来るはずが、その列車が運休になってしまっていたことです。その後特急バスを探して乗ることができたのですが、それも発車して八王子まで行かずに新宿へ引き返してしまったのです。それからドタバタして最終的には中央線が午後から運行開始したので、かろうじて夕方に松本に到着する列車に乗れたということでした。私もそれに合わせて小海を出て松本へ向かって、松本で拾ってから平湯温泉へ向かいました。その日は平湯温泉へ泊まって翌日早朝6時に宿を出て沢渡に車を置いて、そこから予約していたタクシーで釜トンネル前まで行き、そこからは徒歩で上高地へ入りました。
とにかく最高だったのは、天気が素晴らしく風もほとんど感じないくらいで、澄み切った空が山々を照らしてアメイジングな風景が広がっていました。シーズン中の上高地にはもう100回以上は行っていると思うくらい、私にとっての聖地であり人生の多くを変えるに至ったのが上高地ですが、こんな風景は人生のうちで一度か二度見られれば最高にHappyでしょう。シーズン中は石を投げれば人に当たるくらいに混み合っていますが、本当の上高地の良さを知ることができるのは、この時期だけかもしれません。
この日は、早朝に宿を出たので、前日におにぎり弁当を作ってもらっていたので、それを絶景の大正池で食べました。質素なおにぎり弁当でしたが、この絶景で食べられるのであれば、1万円を出しても食べたいと思うかもしれません。食事中には何組もトレッカーがやってきて撮影をしていましたが、その風景を見て誰もが笑顔になっていました。幸いなことにインバウンドのグループなどは見かけなかったので、それも良かったです。しかし、今の上高地へ入るインバウンド客は、温泉地に滞在している団体とは大きく違って、静かに楽しみたい、という方々が多いので、それによって環境が壊れるみたいなことは無さそうです。もちろん今のところは . . . ですが。
鎌トンネルからは、1.5kmくらいあるトンネルを3-40分ほど歩いてから、次に上高地トンネルが300mくらいあって、それを過ぎて20分程度歩くと大正池が見えてきます。大正池までは大型トラックや関係者の車が毎日出入りしているので、路面はフラットで歩きやすいです。しかし、そこから先は車道は除雪されていないので、スノーシューなどによる跡をトレースする形で歩きます。スノーシューを持っている人は結構いますが、見た限りでは特に主要なコースを離れなければ不要です。本来なら大正池から田代池を越えて河童橋まで行くつもりだったのですが、田代池へ向かっているうちに、行った人が次々と戻ってくるので、何故かを聞いてみたら、田代池から先は通行止めの看板が上がっていて、その先は誰も歩いていなかったとのことで戻ってきたそうです。私たちもそれを聞いてすぐに車道へ戻って河童橋を目指しました。
大正池から河童橋までは県道24号線で2.6kmですが、雪が無ければ1時間はかかりませんが、今だと1時間程度はかかります。自転車なら雪が無ければ5分程度です。釜トンネルからのスタート時はマイナス8度くらいでしたが、大正池から歩いているうちにどんどん気温が上がってきて、春らしい陽気になってきました。ところで、この時期の上高地では、トイレの心配があると思いますが、大正池とバスターミナルのトイレが開放されていますので利用できます。ただし、一つだけなので、昨日のようにグループとかとぶつかると相当待つ事になります。それと悪臭極まりない狭い空間で用を足すことになります。山慣れしていない女性には抵抗感があると思いますが、そこは我慢です。
私の格好はこんな感じです。冬用トレッキングパンツの下はヒートテックのインナーパンツを着用しています。上着はダウンとその下がフリースジャケットにヒートテックです。靴はトレッキングシューズですが、ゴアテックス製でスパッツを併用しているので、多少の雪中でも濡れたりしません。この服装の他にダウンの上下とゴアテックスの雨具をザックに入れてありますし、ザックもシーカヤック用の防水仕様なので、雪に降られても平気です。ですから、万が一天候が荒れたりしても対応できる装備を持って上高地に入っています。しかし、見かけるトレッカーの服装などは立派で上下ブランドもので着飾っていますが、その服装などに相応しい技量と経験を持っているか疑問です。これは上高地に限らずで登山をしている人たちの多くが服装や道具から入っているので、山岳気象の急変などに対応ができず、遭難したら簡単に携帯で救助を求めてしまうようです。
帰りに釜トンネルからタクシーを利用しましたが、運転手がとても愛想が良くて色々な情報を教えてくれました、彼が言うには、タクシー運転手の仲間が白馬へ移っているそうで、稼げるので喜んでいるそうです。ただし、テレビでやっていた「150万円を稼ぐ」というのは、単に売上だけの話で、実際はその半分70万円くらいが運転手の手取りになるそうです。それでも高額ですが、実際には外に情報が出ないネガティブなことも多くあるそうで、それも伝えたら白馬でタクシー運転手になろうというのは減るでしょう。とのことでした。その運転手もそういったこともあるので、自宅から離れたところまで行って稼ぎたいというのは無いそうです。ちなみに、沢渡ー釜トンネルの利用料金は、3,600円/片道でした。路線バスなら安いですが、この時期は本数も激減しているので、その時間に合わせて行動しないといけないので、複数名いる場合にはタクシーを頼んだ方が良いかと思いました。場合によっては夜に星空の撮影で上高地へ入る場合でも対応してくれるそうです。ただし時間によりけりです。
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