もう数年前になりますが、星まつりでトレードで入手した「Carl Zeiss, Jena」の130mm/F15アクロマートレンズです。昨日は泊まりがけでギガオプトさんに行っておりまして、山田さんに相談に乗ってもらっていました。このままだと勿体ないので、望遠鏡にした方が良いとの事でしたが、レンズの状態がはっきりしないので、大きな費用をかけるのもリスキーだと考えてました。しかし、とりあえず木製で組んでみてその見え方を検証してからすれば無駄な事にはならないという事でした。木製で作ることは考えもしませんでしたが、それなら費用も安くて直ぐに作れるので、まずはやってみようと思っています。
もし当時の製造から分解等されておらず、当時の状態を維持してくれていれば、素晴らしいイメージを見ることができるだろうと考えています。仮にきちんと望遠鏡として作り上げるには、今年の星フェスには間に合わないので、来年の星フェスでは公開できるように作り上げたいと思っています。いずれにせよ、一つ大きな楽しみが増えました。
昔のビクセンFL90フローライト鏡筒のフードを製作しました。ご依頼があったものですが、注文を受けてからもう1ヶ月以上お待たせしています。フードに使える肉薄のパイプが市販されていないようなので、板金加工を得意としている企業に依頼してフードだけを作ってもらい、それにアダプターを製作して鏡筒に取り付ける仕組みです。
こんな感じで二体構造になっています。この後アルマイト&塗装処理を経て完成します。費用的には一点物よりは当然かかりますが、それでも名機を蘇らせたいというユーザーの思いがあるので、値段の大小に関わらず作る必要があるのだと思っています。こういった板金加工と機械加工をジョイントした部品を製作するのは初めてですが、今後はこういった複合加工もお受けしていこうと思っています。
VixenのVMC-260が届きました。先日手放したEdge HDのC11の代わりに入手した物ですが、やはり鏡筒は軽いです。赤道儀への着脱が楽です。C-11の時はなかなかアリガタベースに入らなくて苦労しておりましたが、VMCなら楽に装着できるので助かります。ただ見え方が予想していたよりクリアーでないというか、シュミカセのようなイメージだったので、拍子抜けしました。しかし焦点距離が3000mmもあるので、こんなものなのかもしれません。届いた昼間に景色を見た時は何だか光軸が合っていない感じだったのですが、夕方になって再度見てみるとクリアーな感じに見えてきました。このVMCにはこれからスターウォッチングなどで活躍してもらうつもりです。本当は白い現行品が欲しかったのですが、安く入手できたので良しとしたい所です。
猫たちも日中は暑いので昼寝していますが、夕方になって涼しくなると起き上がって悪さをし始めます。
今晩はスターウォッチングの予約が一件入っておりますが、また天気が良くないのでダメかもしれません。昔にはスターウォッチングのガイドで食べていけるかもしれないと、考えておりましたが、流石に今の春先から夏、秋迄の天候を考えるとそれは遥かな夢であると考えてしまいます。ホテルとかでガイドを職業にしている方々は星が見えなくても室内レクチャーをしたりしているのでいいですが、私がホテルでやっているものは、大手旅行会社のツアー以外は悪天候でキャンセルになります。したがって収入はゼロ円です。困ったものです。