おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

名機Nikon 10cmED屈折望遠鏡が生き返りました!

2020-05-04 17:47:57 | Nikon ニコン関連


名機「Nikon 10cmED屈折望遠鏡」がレストアされて無事に戻ってきました。YOSHIKAWA光器さんにやってもらいましたが、新品同様に仕上がって戻ってきました。レストア内容は、対物レンズの分解清掃、鏡筒内外の再塗装、各部の調整などですが、毎度の事ながら丁寧な文書による作業説明に写真が添付されて、どんな作業をしたのか明確に分かります。著名な光学メーカーの修理とは大違いで、電話での質疑応答にも丁寧に対応してくれます。



ファインダーもこの通り、レンズを外して清掃して外装も綺麗に塗装して仕上げてくれています。このファインダーは暗視野照明付きなのですが、緑色で凄くくらい感じです。暗闇でかろうじて見える程度の明るさになっています。一応ボリューム調整はできますが、最大の明るさにしても暗いのでボリュームは常に最大で使います。



対物レンズは、これまで見た中でも比較的状態が良かったそうですが、張り合わせている2枚のレンズの箔の劣化によって本来の状態に無いとの事で分解して再調整してくれています。Nikon 10cmは300倍くらいの倍率をかけても十分な解像感があるそうなので、今後の利用が楽しみになってきました。



ピラー脚も綺麗に塗装して仕上げていますが、上下のフランジ部分はアルミで作り直しています。後はパイプをアルミにして加工をしてから最後に塗装して仕上げます。この10cmED赤道儀には純正のモータードライブがあるので、ある意味貴重です。純正の極軸望遠鏡が無いので、それはビクセンPF-LIIを取り付けるためにアダプターを製作しています。余分に作っているので、欲しい方がいたらお知らせください。純正の極軸望遠鏡がネットオークションに出ていますが、流石に高過ぎるのと状態が不明なので、手がだせません。



とりあえず赤道儀はまだ使えないので、庭に置きっ放しのPENTAX MS-4赤道儀に乗せて月面を見ています。イメージは驚くほどシャープで高いコントラストです。これが今から40年前に発売された望遠鏡とは思えません。庭のMS-4赤道儀は常にTeleGizmosカバーをかけて雨が降ろうと雪が降ろうとそのまま放置しています。もう4年くらいは経っていると思いますが、電源も電子部品の塊のコンソールもそのままですが、全く壊れる事なく電源を入れると直ぐに動いてくれます。極軸も合わせてあるので、500mmくらいの望遠鏡なら10分くらいならオートガイダーなど不要で点像を維持してくれます。PE=2-3"くらいの驚くべき追尾精度です。

ところで先ほどのニュースで非常事態宣言が31日まで延長されるそうです。これでまたさらに失業者や企業倒産が増えるだろうと考えていますが、長野県はわずか70名ほどしか感染者がいません。一番問題なのは感染者の多い地域から人が流れ込んでくる事です。それさえ防げれば全国でも感染者が少ないところは自粛緩和をしても良いかと思っています。31日に全国一斉に経済活動を開始させるような仕組みは逆に危険です。徐々に解除するにしても、都心部からの人の流れは遮断しつつ他県については経済活動を開始させるようにしないと、大変な事になってしまいそうです。安倍さんらには全く期待していませんが、これ以上奈落の底に落ちる一般庶民を増やさないようにしてもらいたいものです。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
耐候性 (mesato)
2020-05-05 09:50:29
八ヶ岳山麓の高原とはいえ、夏は30°、冬は-10°を超えるでしょうし、カバーを被せれば±10°は、動作保証範囲だとは思いまが、年季が入っているのに、凄いですね
COVID-19ですが、上がもっと広くPCR検査をやれと言っているのに、厚労省が検査機関を絞る通達を出していると報道していたが、官僚亡国論は正しいかも。
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