色々と用事があったので、1年ぶりくらいに東京へ行ってきました。店を7時に出て中央道経由で新宿へ向かいましたが、相模湖あたりでいきなり物凄い渋滞に巻き込まれて何が起こったのだろう〜とネットの情報を見ていたら、トラックが炎上したようで、相模湖ICから先が通行止になってしまい、急遽相模湖ICで降ろされて国道20号を走らされる事になり、延々と大渋滞で大変でした。結局は新宿に到着したのは午後1時で合計6時間もかかってしまいました。通常何も無ければ3時間で到着しますが、この日は本当に参りました。
最初の目的地は、東京ヒルトンの地下のヒルトピアアートスクエアーで谷口高司先生の野鳥図画展が最終日だったので、訪問してからそのあとの片付け作業を手伝うために行きました。会場には、先生のお気遣いで私の写真も3点展示してくれていました。あまり野鳥には関係が無いですが、谷口りつこさんからの提案で写真を飾る事になりました。場所はとてもいい場所なのですが、会場が分かりにくくて迷う人が結構いたようです。作家さんなら、一度はこんな場所で個展をやりたいと思うような素敵な会場でした。使用量は1週間で48万円との事だそうです。仮に使えても気軽に借りられる会場ではありません。個展をやって一番気になるのは、会期中にどのくらいの人数が来るのかですが、りつこさんに聞くと300人ほどが来てくれたそうです。
個展終了後に集まった人達で撤収作業をやりました。写真に写っている人は、先生と奥様以外は、私も含めて先生の作品のファンであり、その活動を影で支えて応援している人たちです。私の場合は逆に小海の星フェスで助けてもらっている方が多いので、少しでもお返しができればと思い、最終日に行く事にしました。大して役立っていなかったかもしれませんが、とても喜んでくれました。今年も星フェスには参加してくれると言ってくれていますが、まだまだ今年の開催には問題があるので、それらを片付けて安心して参加できるようにしたいものです。
昨夜は、ギャラリーを後にしてからいつも懇意にしてくれている出版社の方々と食事を共にしました。今年の星フェスの事や色々と面白い話ができました。今年も星フェスには参加してくれそうです。そして今日は午前中にシュミットさんを訪問してサイトロンジャパンの社長さん、店長さんに星フェスの事について色々と話を聞いてもらいました。その結果、とても力強いサポートをしてくれる事になりました。星フェスの盛り上げには参加者の存在は大切ですが、それは出展社があってこそ盛り上がるので同じく大切な存在です。渡邊社長さんは、Kenkoにいらっしゃった時から色々と支えてくれたところがあり、サイトロンジャパンの社長になってからもずっと力強いサポートをしてくれています。
シュミットさんの展示スペースは、とても広くて国内では最大の規模だと思います。スタッフの数なども考えても今は日本一の天文ショップと言えるでしょう。日本の天文ショップは、一昔前から考えると劇的に減ってその販売形態が実店舗からネット販売に変わっているので、店舗が無くても販売が容易にできるようになりました。しかし、現物を置いてあるお店はとても貴重です。うちも規模は小さいですが、実機を展示して見られるので、そこは貴重かもしれません。しかし、このドブソニアンの数は凄いです。これだけの種類が置いてあるのは圧巻です。ただ、販売されているドブは、大きく分けて2種類でGOTO仕様かそうでないかです。今後の展開としては軽量でコンパクトなトラベルドブを作って欲しいものです。今の同社の勢いがあれば、市場に新たな素晴らしい商品をどんどん送り込んでくれるでしょう。日本の他の望遠鏡メーカーがあまりに静か過ぎるので余計の同社の勢いが増して見えています。2月のCP+の展示を見ればそれが明らかである事を証明しています。
展示してある望遠鏡を見ていると、また一台二台欲しくなってきます。特に興味があったので、大型のEQ8R赤道儀です。今はスカイウォッチャーの製品だけですが、いずれ海外製品と国内製品をジョイントしたような製品や天文台仕様の超高速導入の大型機なども販売されるでしょう。何れにせよ同社の動向からは目を離せません。
搭載重量50kgだそうで、C14HDなら楽に乗りますし、Meadeの40cmでも余裕で乗ります。このサイズの赤道儀では格安だと思います。赤道儀本体は25kgだそうで、脚は50kgくらいあるそうです。近いうちに発注しようと考えていますが、使うなら三脚よりピラー脚で固定した方が使いやすそうです。ただ現状では置く場所がないので、それを決めてからでないと安易に導入できません。国内機でこのクラスだともはやアマチュアが簡単に買える価格帯には無いので、それを支えるのは一部の富裕層か施設などだけでしょう。そういう意味では、私たちが買える最大型機がこのEQ8R赤道儀でしょう。多分近いうちには当店に展示するようになるでしょう。
せっかくお店に行ったので、以前から気になっていた太陽観測用のソーラークエストを数台注文してきました。その内の一台にSolar Max90を乗せて使う事を考えています。といっても望遠鏡タイプでは無く、フィルターセットと屈折望遠鏡をセットにしたものなので、重量的には問題ないはずです。
ところで、今回の東京出張と先日の実行委員会の会議で本年度の星フェスの開催とその方法について少しづつ動いています。現状では開催はする予定で動いていますが、ここにきてちょっと困った問題が出てきたので、それを何とかしなければならないので、確実に開催できるかどうかはもう少し先になってみないとわかりません。ただ、何れにせよ開催の方向では動いておりますので、6月中には決めて詳細を公表していかないとその後の広報も間に合いません。それで聞いた話ですが、原村の星まつりが復活というかリブートされるようですが、出展社にはほとんど知らさせていないようです。開催日もHP上では公開されていますが、2ヶ月近くなってもまだ詳細が決まっていないというのは普通は無いかもしれませんが、知名度も高いイベントなので、とりあえず今年はやってみてその様子を見ながら次をどうするか考えているのでしょう。しかし、仮に出展社を呼んでまたやるにしても、最初の段階でそういう連絡をされていない、情報も最小限しか公開していないというのは、そのやり方はこれまでと同じで変わっていないように思えます。それが良いか悪いかは別としてです。