おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Vixen AP赤道儀がやってきました!

2015-02-28 17:34:55 | 新製品等のご紹介


今日届いたばかりの新型「Vixen AP赤道儀」です。三脚は純正の「APP-TL130」ですが、この三脚が大変良くできています。重量3kgで、天体望遠鏡の三脚としては相当軽量化されています。三脚ベース部以外は市販のカメラ用三脚と良く似ており、天体用でありながらカメラ三脚の良いところを入れてデザインされています。定価22,000円ですが、見た目全然安っぽい感じはしません。アトラクス用のジュラポール三脚とデザイン的には近いものがありますが、お値段はその半額以下です。



AP赤道儀の取り付けは、中央のポールを回してねじ込むしくみです。とてもスマートな方法です。普通の赤道儀用三脚はこのセンターポールがありませんが、これがあることで安定感が増して、より強固にセッティングできるようです。



搭載ベースに通常ならある方位調整用ピンが無いので探したところ、こんなところにありました。不用意に紛失しないための気遣いでしょう。



この三脚を展示会で見た時には高価なものだと勝手に考えていましたが、実際に現物を見て触ってみると、とても良い物であることが理解できました。できればもっと早くこんな三脚を作って欲しかったものです。このAP赤道儀も含めてお借りしたものなので、しばらく使ってみて私なりのリポートをこちらにてしていこうと思っています。



合わせて「APフォトガイダー」もお借りしました。



これも手にして初めて分かりましたが、見た目よりとても軽いです。実測したら1470グラムでした。ポラリエ+PCB-EQ2が1100グラムなので少し重たいですが、赤道儀を考えると決して重たいものではありません。AP赤道儀もGP2赤道儀より若干軽い感じがします。たぶん軽いと思います。TK-ALZM2に乗せてみましたが、なかなかいい感じです。脚部がちょっと頼りない感じがしますが、あまりゴッツイのもいただけないのでこんなものでしょう。



これらの機材は、4月のニュージーランド遠征に持っていきます。聞く所によると、まだAP赤道儀は南半球では使われたことが無さそうだということなので、新型の暗視野照明装置付き極軸望遠鏡も使って南天でのファーストショットを狙ってみようと思ってみます。



BORG 71FL、36EDもお借りしたものですが、71FLにはこれから発売される新型の「0.72x DGQ 7872 レデューサー」が装着されています。手元に0.66xと0.7xの2種類のレデューサーは持っていますが、どうせなら新型を南天へ持っていって欲しいとのことでお借りしました。私の能力でどこまでそのスペックを活かせるか分かりませんが、"世界一美しい星空”が助けてくれるでしょう。



今回の遠征ではAP赤道儀も含めて新たな機材ばかりなので、現地で戸惑ったりしないように事前に国内でしっかり使い込んでから持っていきたいと思います。AP赤道儀は後に当店の商品リストに入れていくつもりですが、その前にしっかり使ってその良さをアピールしていきます。画像のポータブルピラーもいずれ商品化していくつもりでAP赤道儀を乗せてみました。結構いい感じです。

ところで話が変わりますが、今朝のニュースで「ミスタースポック」レナード•ニモイが亡くなったことを知りました。私にとってはショッキングなニュースです。昔からのトレッキーなので、スタートレックは宇宙大作戦のテレビ番組の頃からリアルタイムで見ていました。既に「ドクターマッコイ」も亡くなっているので、3人の中で残ったのは「カーク船長」だけとなりました。本当に寂しいです。この3人が劇中でしゃべっているシーンがとても好きです。劇場版3作目のようにジェネシスプロジェクトにより復活して欲しいものです。熱烈なファンの一人として心よりご冥福をお祈りいたします。

PCB-EQ2は、本日発送いたしました!

2015-02-27 15:34:40 | ブログ


大変長らくお待たせいたしましたが、本日ご注文いただきました全ての方々へ無事に発送することができました。既に個別にメールにてお知らせしておりますが、出先でご覧になれない方もいらっしゃるかと思いまして、こちらよりお知らせいたしました。どうぞお受け取りいただきましたら早速お使いになられてみてください。早い方には明日午前中届きますので、週末で天候が良ければその良さを実感していただけるかと思います。

なお、まだ本品をご要望になられている方はいらっしゃるかとは思いますが、現在数点のみ在庫品として販売できる状態にあります。これについては後ほどポラリエ本体とのセット品として販売させていただきます。単体販売は来月以降に次回分として販売いたします。ご要望の方はそれまでお待ちください。



それから、以前にもお知らせしておりました、「簡易赤緯軸ユニットDU-5」についてですが、ほぼ仕様が決まりましたので、来月より販売させていただく予定です。画像の商品は試作品ですので完成品ではありません。形状はほぼ販売品と同じですが、アルマイト処理をして黒カラーになります。お値段はまだ決めておりませんが、以前と同じくらいになるでしょう。PCB-EQ2と合わせてお使いになると大変便利なアイテムです。私がこれまで望遠鏡、重量のある望遠レンズなどを使う際には必ず使っていたものです。微動機能はありませんが、自由度が高いので構図調整には不自由しないはずです。

PCB-EQ2の発送が一通り終わったので、少しの間時間ができます。この時間でいろいろとやりたいことがあるので、3月はまたコツコツと新たな物づくりなどをしていこうと思っています。また近いうちにビクセンの新型AP赤道儀も届くので、南天遠征仕様にするための部品づくりもしていく予定です。

TK-SXG Portable Pier

2015-02-25 17:41:13 | 新製品等のご紹介


以前からお知らせしておりましたポータブルピラーですが、今日仕上がりました。去年末に買ってから全く手を付けていなかったSXP赤道儀を乗せてみました。乗せた感じは良好です。地上高80cmあるので、170cmの私が極軸望遠鏡を覗くには丁度良い高さです。SXP赤道儀とのマッチングもまずまずです。



昨日は、ポラリエ雲台ベースの塗装が全て終わったので、引き続きこのピラーの塗装を二日連続でやりました。かなり厚く塗っているので綺麗に仕上がっています。まだ試作の段階ですが、ほぼ完成形になっていると思います。以降使いながらあちらこちらを修正していく作業に入ります。今回は手元にあった130mm、t=5.0mmアルミパイプを使いましたが、本製作ではもう少し長いパイプを使うので、地上高は85cmくらいになると思います。



三脚先端部は50mmほど伸びるので水平出しをする際に役立ちます。脚部は50mm、t=3.0mmアルミパイプを使っているのでかなり頑丈です。実際そこまで要らないので、t=2.0mmで十分だと思います。



この脚部の開く角度は最後まで悩みました。開きすぎると高さを持たせるために脚を長くする必要があり、閉じてしまうと安定感が悪くなるので、いろいろ考えてこの角度にしました。実際にはもう少しパイプを長くするので、良くなるはずです。このパイプは3本とも工具無しで着脱できます。三脚のように大きく脚が開いていないので、観測中に不用意に足をひっかけたりせずに済みます。



全て収納するとこの形になります。全長500mmほどになります。ハンドルも付いているので持ち運びにも楽で、このままバイクなどにも積んで移動できます。組み立ても工具無しで簡単にできるようになっています。重量はスケールが壊れたので計っていませんが、重たくはないです。間違いなくHAL三脚より軽いです。脚パイプを収納する時には、専用の布ケースを作ってそれに入れてからパイプ内部に収納するようにするつもりです。そうすれば傷も付かずに持ち運べます。



とりあえず思いのまま作ってみましたが、完成までに相当の手間がかかっているので、三脚ほどお安くはできません。もし今後製作する場合にはある程度の数量を作ればお値段も適正なものにはできると思います。このピラーをデザインする際には、できるだけコストを下げるために構造をシンプルにするよう心がけました。とりあえず使ってみて先のことを考えてみるつもりです。

PCB-EQ2は順調に仕上がっています

2015-02-23 17:12:02 | ブログ


現在塗装作業をやっているところです。塗装仕上げが終わってから組み立てに入っていきます。まだステンレス関係の部品が仕上がっていないので、それまでに本体を完成させておくつもりで作業をやっています。予定では今週末のお届けを目指しておりますが、まだ分かりません。今回は初めにお知らせした仕上がり予定よりはかなり早くなっています。当初の予定では今月中に加工製作が終わって、来月より発送するつもりでした。

現在製作中の商品は全て行き先が確定しているものです。よってこれが終わりましたらまた来月より新たなご注文をお受けいたします。ご要望の方はいましばらくお待ちください。

今日はまるで春のような陽気でした。今朝の気温は10度もありました。同じ時間帯で寒い時にはマイナス17度にもなっていたものが10度ですので、27度も気温が高いことになります。このまま暖かくなって春が来れば最高にハッピーです。

久しぶりのオリオン

2015-02-21 10:18:57 | ブログ


昨夜久しぶりに撮影したオリオンです。EOS X5+CLS-CCD, EF35mm/1.4Lの組み合わせです。カメラは改造カメラですが、Hα領域の写りは処理の問題もありますが、無改造+CLSと大差ないようです。午後9時過ぎの撮影ですが、それ以前の時間帯はいつも空が眠いような感じです。夜半過ぎると透明度も最高になります。

今ニュージーランドへ持って行く機材をいろいろと考えておりますが、昨夜は久しぶりに古い友人と長話をして多くの情報をもらいました。今回はいろいろな機材のテストとモザイク撮影に重点を置いた撮影をしたいと考えて、EOS 6Dをもう1台購入し、2台のフルサイズと同レンズで星景撮影などをしてみようと考えているところです。その場合だとさすがにポラリエでは左右のバランスが崩れやすいので、AP赤道儀のポータブル仕様にするか悩んでいます。今月と来月の新月期があるので、いろいろテストしながら決めていきたいと思っています。

ところで、昨日アップしたSolar Max II 90 Hα太陽望遠鏡は、即完売しました。とても良く見える個体ですので、当然かもしれません。しかしまだSME60ダブルスタックフィルターが残っています。私が標準的な商品としておりますが、これまで数百ものSolar Max類を見てきましたが、これより見えないものも数多くありました。used品ではありますが、きちんと見える商品ですので安心してお使いになれるはずです。



今日も八ヶ岳周辺は快晴で良く晴れているので、週末を利用して来られる方も多いでしょう。風もなくとても穏やかな日です。ただし夜間は高原道路が凍結しているので気をつけてお越しください。


大変良く見えるSMT90です!

2015-02-20 15:47:21 | Hα太陽望遠鏡関係


去年末に入荷してチェックした後保管しておいたAクラス品のSolar Max II 90-BF15 Hα太陽望遠鏡です。SM90は個体差がPSTやSM60ほどありませんが、それでも個体差はあります。商品として販売するために久しぶりに太陽を見てみましたが。素晴らしいの一言です。画像は下手なので出しませんが、表面の細かい活動状況がぐしゃぐしゃになって高いコントラストで見えます。Hα太陽望遠鏡を理解されていない方は、PSTやSM60でもそのくらいは見えるものがあるので、大して変わらないと思われていますが、実際には高倍率で観測するとその違いは良く分かります。特に良く見える個体だとその違いは明らかです。



太陽の活動時期は過ぎているようにも思えますが、今日も見た限りでは全周囲にプロミネンスが出現しており、大人しいとは思えません。去年も何本かのSMT90をお安く販売いたしましたが、ユーザーさんには喜んでいただいているようです。これまでこの90を販売した方は、既にPSTやSM60などをお持ちの方がほとんどでした。この90もできればそういった方に使っていただくほうが、その良さをより理解していただけるはずです。

いずれにせよ、本日オンラインショップへアップいたしますので、ご要望の方はぜひご注文ください。大変高価なお買い物ですが、それだけの価値はあるはずです。1セット限りです。



他にもSolar Max II 60のダブルスタックフィルターのUsed品があります。こちらもお安くしておりますので、既にSMT60望遠鏡セットをお持ちの方にお使いいただければと思います。こちらも現品限りです。

今日は天候も安定しており、少しだけ暖かかったです。今月も後1週間ほどになりました。来月はもう3月です。長い冬も後半に入ります。しかし3月になっても雪は降るので気は抜けません。この工房をやっていると屋外ですることが多いので、冬はつらいものです。それも春になれば少しは楽になります。来週から塗装処理が待っているのですが、少し暖かいようなので、塗装のピッチも少しは上げられます。

発送完了しました!

2015-02-19 18:10:10 | ブログ


TK-ALZM2 微動雲台は、昨日と今日で全ての方への発送を終えました。今日が新月ですが、何とかこの週末からお使いいただけると思います。毎回仕上げから発送までの期間は大変ですが、それが終わるとホッと一息つけます。まだ数台予備としてある分が残っておりますが、これについては近日中に在庫品として販売いたします。

それから、ポラリエ雲台ベース PCB-EQ2セットですが、来週から最終仕上げ作業へと入っていきます。何とか今月中のお届けを目指して頑張って仕上げていきますので、今しばらくおつきあいください。現在は、ポラリエとのセット品だけ数台のこっておりますが、これも近いうちに完売すると思います。



ちょっと怪しいものを作っておりますが、SXP赤道儀で使うポータブルピラーの部品です。これで全ての部品製作が終わったので、これから仕上げ処理へと入っていきます。こういった試作品は実際に使ってみるまで分からない部分があります。また仕上がりましたら画像等アップいたします。

今日は予定とおりに確定申告へ行ってきました。これでまた新たな作業へ専念して取り組むことができます。時期的にはちょっと早かったこともあり、税務署はガラガラでした。また春のニュージーランド遠征までに作らないといけないものがいろいろあります。そのいくつかは商品化するつもりですが、良いものを作るには、いろいろな場面で使って検証する必要があります。

もうすぐお届けいたします

2015-02-17 17:46:30 | ブログ


TK-ALZM2は、ほぼ完成しました。後は明日より梱包作業へと進んでいきます。できれば明日から発送していきたいですが、明後日からになると思います。19日が新月ですので、届いてから天候が良ければ直ぐに実践投入できるでしょう。
今回の製作分よりプチ改良を施してあります。見た目は分かりませんが、回転軸を押さえているイモネジを内部にスプリングの入っているプランジャーネジに交換してあります。他にも雲台コマ部品の形状を少しだけ変えてあります。こういった小さな改良は必要に応じて行っていきます。



Canon Power Shot S200用のお気軽撮影ズームアイピースを作りました。S120用をご注文いただいたのですが、持っているカメラがS200だったので新たにおつくりしました。スペック的に天体撮影に使えるものですが、お値段が安いので、お気軽撮影の入門的なカメラとしてはいいでしょう。

TK-ALZM2のお届けが終わったら直ぐにポラリエ雲台ベースの仕上げ作業が待っていますが、その前に確定申告を済ませないといけません。今年は消費税の申告も合わせて行うので、とても面倒です。まぁ、毎年恒例のことなので仕方ありません。ポラリエ雲台ベースPCB-EQ2は、セット品以外はSOLD OUTですが、今月末にご予約の方々へお届けが終わってから来月分のご注文をお受けする予定です。

ところで、今日は久しぶりに病院へ行ってきました。悲しいことに、飼い猫にガップリと腕を噛まれてしまいました。牙が骨まで達するほどの勢いで噛まれたので、腕がパンパンに腫れています。初日は腕が痛くてTK-ALZM2の組み立てが辛かったですが、無理にやっていたら余計に腫れてきたので、やむなく医者にかかって注射と点滴を打ってもらってきました。これでとりあえず悪化は防げるので一安心です。

AP赤道儀の新たな進化

2015-02-15 16:59:00 | 国内イベント


Vixen AP赤道儀の新たな進化形がこの商品です。
これが出なければ当方で作るつもりでしたが、去年の展示会の際にいずれはそういったものを作る予定であることを知ったので断念した次第です。



AP赤道儀については、GP赤道儀とオーバーラップするところが感じられ、何故この形となったのか理解しがたい部分もありました。しかし、幅広い用途なども考えて設計、デザインされたということだったので、それはそれで理解できますが、できたら将来的にオートガイド、WiFiによる自動導入対応にして欲しかったものです。

現状では、ポラリエからステップアップするにはGP2赤道儀かSXD赤道儀などの選択肢が考えられますが、AP赤道儀があればそこへ入りやすいかもしれません。システム赤道儀というと、思い出すのが「GOTO Mark-X」ですが、販売終了から20年以上経過した今でも多くのユーザーさんがいらっしゃいます。私もその一人ではあります。



私自身まだ使ったことが無いので、ここでは評価のしようがありませんが、タイミング良く4月にニュージーランドへ再度遠征するので、このAP赤道儀を初めて南半球へ持っていって使う予定です。ポータブル赤道儀として持って行くかAP赤道儀としてフルセットで持って行くか、まだ決めておりません。今回はAir New Zealandのチケット購入時に23kgの追加料金を往復支払っているので、トータルでは53kg持って行けます。



まだ出発まで2ヶ月はあるので、これからこのパーツ類をどう組み合わせて、どう使うか悩みながら必要に応じて新たなパーツを製作するつもりです。当然のことながら純正三脚はもっていけないので、手持ちのGITZO GT4552TSカーボン用にアダプターを製作して使います。



他にもこの「BORG 71FL 鏡筒」に新型レデューサーを持っていきます。前回の遠征ではFS60CBを持っていきましたが、いつも同じ機材では面白くないので、今回は全て違った機材にします。他にもコボーグ36EDも使います。EOS Mでの直焦点撮影といつもの「お気軽撮影ズームアイピース for DSC-RX100M3」でお気軽コリメート撮影で南天の星空を撮ります。



極軸望遠鏡は、このAP赤道儀専用のものを使います。暗視野照明装置付きで、南天対応です。もちろんポラリエも持っていくので、TK-PPFオリジナル極軸望遠鏡も持っていきます。



EOS Mもまた新型が出るそうで、M3になりました。M2では買いませんでしたが、M3ならMとは大分変わって良くなっているので、南天遠征する前に買い替えてもいいでしょう。ビューファインダーがあるとかAFが早くなったとかですが、天文用としてはそれほど意味がありません。ノイズがDIGIC5から6になってどの程度低減されたかそこが重要です。いずれはあちらこちらから個人のリポートが出てくるはずですので、静観しながらその結果次第で導入を検討するつもりです。現物を見た限りではCCD周囲の仕様は変わっていないようなので、当店オリジナルのEOS M用CLSフィルターは、これまで通り使えそうな気がします。



もう一つ重要なことがありました。液晶画面が引っ張りだして可変できるようになったので、天体用には天頂付近の撮影では楽になります。NFD200mmでラブジョイ彗星を撮っている時には画面を見るのが大変だったので、その苦労が軽減できることはいいことです。

今日でCP+は終わりましたが、のんびりもしていられません。TK-ALZM2の部品類がアルマイト処理から戻ってきたので、今日から組み立て作業へ入っております。これに2-3日はかかりますので、発送はもう少し先のことになります。お待たせしておりますが、今しばらくおつきあいをお願いいたします。

CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW CP+ 2015

2015-02-14 19:12:25 | ブログ


CP+から戻ってきました。
2日間見てきましたが、十分に堪能しました。やはりCanonブースは大盛況でした。常時行列ができており、新商品を触るのも容易ではありませんでした。金曜日は、メーカーさんらと十分お話ができて有意義な時間を持てました。



天体望遠鏡コーナーは、カメラコーナーとはちょっと違った雰囲気で、それほど熱気も感じませんでした。いつもこんな感じなので仕方ありません。BORGブースは、スタッフさんらも忙しく説明に追われていました。嬉しかったのは、カリフォルニアからAstro HutecのIさんが来ていたことです。去年の11月にアリゾナでお会いした時以来です。春に向けての新商品をいろいろと展示してありました。まだ明日もやっているので、時間がある方は行ってみられたらいいでしょう。



サイトロンジャパンのブースでは、ひときわ目立っていたのが45cmドブソニアンです。



重量的には50kgくらいはありそうです。このドブソニアンは、去年の11月にアリゾナで見ているので特に驚くことはありませんが、日本で扱うようになるとそのお値段が気になるところだと思います。どうせなら50cmにして欲しかったものです。しかし、これだけの機材になると、その性能を発揮させるにはそれだけの空が必要です。



天文ファンには既に良く知られているサムヤンのレンズです。Kenko Tokinerが扱っていますが、表には出さず裏方でひっそりと展示されていました。値段が安い割には優秀なレンズだということで、愛用されている方も多いと思います。



その中でもこの新製品には驚きました。12mmの単焦点フルサイズ対応だそうです。お値段がどのくらいになるのか気になるところだと思いますが、これまでの流れを考えると5-6万円くらいかもう少し上でしょうか。それよりも凄く気になったのがこのレンズです。



Canon EF11-24mm/f4L USMレンズです。APS用なら驚くこともありませんが、フルサイズ対応なのです。最初は14mm/f2.8Lレンズについてスタッフに質問したのですが、このレンズを紹介してくれました。見た瞬間ビデオカメラ用の交換レンズかと思うほど巨大でした。重量も1kgちょっとあります。



もっと驚くのはそのお値段です。メーカー小売価格は45万円だそうです。実売価格は40万円くらいです。14mmを買うつもりでおりましたが、このレンズにその思いがシフトしつつあります。いずれにせよ簡単には買えるお値段ではないので、手持ちのレンズで使っていないものを処分するかしないと手が出ません。

できればこのレンズで南天の星空を撮ってみたいものです。さぞかし凄い写真が撮れそうです。もちろんそれだけではダメですが。天文ファンでも既に欲しいと思われている方、既に予約されている方はいるでしょう。いずれにせよしばらくは静観して、実際に使って撮られた画像を見て検討してみるつもりです。