おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

インドネシア日食で役立ちそうな • •

2015-08-31 17:32:12 | ポータブル赤道儀関連


かなり前にご依頼があり余分に製作したPCB-EQ2の特注バージョンです。雲台プレートの片方が長くなっています。通常は上側にして、この上にBORGなどの鏡筒を乗せて使います。



これを逆にしてロングプレート側にウェイトシャフトを付けることで赤道直下などでの使用に役立つようになります。来年のインドネシア日食にはこの形状でポラリエを持っていくつもりですが、三脚への搭載方法についてはまだしばらくは考えてみようと思っています。このポラリエは来週からのお休みで予備機として持っていくつもりです。



ここんところずっと雨か曇りの天気で、いい加減参っています。今も雨が降っています。何だか梅雨のような天気でお盆の頃から星も全く見ていません。当店の機材を買っていただけるのは嬉しいものですが、それが役立つには晴れてくれる必要があります。当然ですが。
このまま晴れ間を待つのもいいですが、来週10日からまたお休みをいただいて遠方へ行ってきます。しばらくポラリエを使っていなかったので、今回は久しぶりに画像のお気軽撮影セットで望みたいと思います。

それから、ポラリエ雲台ベースPCB-EQ2の在庫が無くなっていますが、現在製作中です。沢山は作っておりませんので、直ぐに売れてしまうかもしれませんが、ご要望の方は今しばらくお待ちください。秋になればもう少し天候も落ち着いて晴れ間も見えてくるので、そうすれば買っていただいた機材も役立つと思います。

新型微動雲台 TK-ALMZ 3は現在製作中です!

2015-08-28 16:50:47 | ポータブル赤道儀関連


7月より新たに販売しはじめたTK-ALZM3 微動雲台ですが、既に完売して今は新たに製作しているところです。予定では来週末以降より最終仕上げ作業へと入っていきますので仕上がり次第発送となります。まだご注文はお受けしておりませんが、来週末頃より仕上がり具合を見てご注文をお受けいたします。



それから、既にTK-ALZM3をお使いの方にお知らせがあります。使っているうちに回転軸センターにはめ込んであるステンレスのスペーサーが緩んでガタついてくることがあります。先日お一人の方からお問い合わせがあり、このスペーサーに埋め込んである小さなネジを締めることで解決しております。4本の調整ネジの間にある前後2カ所のバカ穴はそれを締めるためのに開けてあるものです。そこにレンチを差し込んで締めることで改善します。もしそのようなことがあり、ご自身で分からない場合にはお知らせいただければと思います。



昨日よりポラリエ専用の暗視野照明装置付きの極軸望遠鏡を御安く販売しております。ただし数量に限りがあります。売れても売れなくても31日一杯で元のお値段に戻ります。今後使われるご予定があるのでしたら、今のうちにご検討いただければと思います。この商品については当ブログや商品説明に詳しく書いております。

同じく、VIxen GP2/GPD2/GP/GPDに使えるオリジナルの極軸望遠鏡も御安く販売しております。こちらも31日までの特別価格となります。

顔料インクの新型プリンター

2015-08-26 16:10:09 | ブログ


昨日突然ですが、9年間使ってきたプリンターが壊れました。Canon Pro9000でしたが、長い事気に入って使ってきました。このプリンターは、お店の伝票印刷も合わせて行っていたので、突然動かなくなった時には唖然としました。幸いにも出荷分が少なかったので手書き伝票で対応しました。

新たに来たプリンターは、同じくCanonのPRO-10Sです。顔料インクで10色カラーカートリッジを使っているので快調がとても豊です。またシャドウ部のしまりが良いので天体写真には最適なプリンターではないかと思います。実際に印刷してみると、まるで印刷会社で印刷した写真のような家庭用プリンターでやったものとは思えない仕上がりでした。
10年近く他のプリンターは使っていなかったのですが、その間に驚くほど技術が発展して、印刷会社も顔負けのプリントができるようになったようです。
またMacとプリンターは、ケーブルレスでWiFiにてデーターのやりとりをしているので、セッティングも簡単にできました。付属CD-ROMは使う必要もありません。セットアップはネット環境で行うので、マニュアルも読まなくても簡単にできました。最近のプリンターは、WiFi接続が普通になっているようです。iPhoneやスマートフォン、タブレットPCからもプリントができるので、とても便利です。



写真用紙も常に新たなものが開発されてきています。写真をプリントするのはいいですが、それを何に使うかが悩むところです。単なる記録としてならHDに保存しておけばいいですし、人に見せる場合でもiPadやタブレットなどに入れて持ち歩けば写真の劣化も考えずに保存できます。これだけ長い事プリンターを買い替えなかったのも必要と思わなかったからです。
しかし、これだけ優秀なプリンターが安く買えるようになったので、今後は別な使い方を考えてみてもいいかもしれません。最近はAOタイプの大判プリンターも安くなっています。



ところで、このアルカスイス仕様のクランプベースですが、困った事にプレートがしっかり固定できません。極僅かに寸法足りずでクランプを締めても僅かにスライドします。元々商品に取り付けて販売する予定だったものですが、ちょっと工夫すれば使えると思うのでネットショップにお安く出しておきましたので、使えると思う方は他の商品と一緒でもいいのでご注文ください。

天気が良くない日は • • •

2015-08-25 17:09:22 | ブログ


お客様からお預かりした修理品のポラリエです。どうやら三脚に固定した状態で倒したそうですが、本体には大きな損傷はありませんが、高価なレンズをダメにしてしまったそうです。とても気の毒ですが、やってしまったら諦めるしかありません。ポラリエ雲台ベースには問題はありませんでしたが、良くみるとポラリエの駆動軸とギアの噛み合わせが良くありません。倒した衝撃でギア間の隙間が大きくなったようです。私が長い事使っているポラリエでもバックラッシュが僅かに生じてきていますが、気になるほどのことは無いのでそのまま使っています。残念ながらこのポラリエは入院となります。たぶん最低でも1ヶ月は要すると思いますが、無事に見届けてからお返ししたいと思います。



このStarlightのフォーカサーは、タカハシFS60CBへの装着と専用レデューサーの2インチ化加工共々の製作になります。めったにやらない加工ですが、一度このシステムを使うようになると元には戻れないくらい便利です。私のFS60Cも原型を留めないほど改造していますが、世界に一台しかない完全マイ機材となっています。RD0.72xを2インチで使えるようになると回転装置も要りませんし、撮影から眼視への切り替えがワンタッチでできるようになるので、彗星などの微光天体が視野におさまっているかどうかの確認しながらの撮影には確実に威力を発揮してくれます。



この部品を見て直ぐにLUNTのものだと分かる方は少ないと思いますが、LUNT 100Thaのフードにあたる部分です。ここにSolar Max 90のダブルスタックフィルターを装着します。当然そのままではネジ径が違うので、アダプターを製作する必要があります。既に80Thaで同じことをして十分に機能することを確認しているので、これも問題なく異種混合ダブルスタックとして機能するはずです。



先日ご紹介したExplore Scientificのコメットハンターですが、SXP赤道儀に乗せてみました。バランス的にも見栄え的にもLooks Goodです。鏡筒全体がとても軽いので、3.7kgのウェイトだけでまだ余裕があります。



付属のフードもカーボンファイバー製で良くできています。特筆すべきは、フードを付けた状態でキャップができることです。細かいところまで良く考えられています。



鏡筒本体も良く出来ていますが、驚いたのはこのアングルファインダーです。フォーカシングがヘリコイドになっています。また調整ネジがプラスチックになっているので筒本体に傷がつきません。実際に覗いたイメージもとてもシャープです。



もっと驚いたのは、このファインダーは極軸合わせに使える「ポーラーファインダー」だと言う事です。暗視野照明付きなので、これだけ外してポータブル赤道儀や他の製品の極軸合わせに使えます。パターンもシンプルですが、北天/南天対応になっています。



実はこの鏡筒にはもう一つのファインダーベースがあります。普通は接眼部横の一カ所だけですが、主鏡セル近くにもう一つあります。二つあっても仕方ないと思われるかもしれませんが、彗星ハンターのレビーさんが付けて欲しいと言ったのかもしれません。

まだ実際には使っていないので詳しくは書けませんが、外観やその機能から良い観測結果を想像させてくれます。いろいろ使いたい機材は手元にあるのですが、8月は全く天気に恵まれず毎日曇りか雨です。日中晴れている日もありましたが、夜になると雲がどっさり出て来てOUTです。日本の夏はもはや南国の雨期のような様相です。たぶん来月に入ればもう少し晴れる日もあるかと思うので、その時にまた使ってみようと思っています。

軽くて高精度なES社のComet Hunter

2015-08-23 16:00:52 | ブログ


今日届いたばかりですが、1本だけショップの新商品にアップしてあります。2本発注したのですが、1本は自分で使いたかったので余分に注文しました。一般的には馴染みの薄い「シュミットニュートン光学系」ですがF値が小さいので彗星だけでなく、星雲星団の撮影にも適しています。国内では使っている方は少ないですが、海外での評価は高いようです。鏡筒も熱膨張率の小さいカーボンファイバーを贅沢に使っています。



この商品にはアングルファインダーが付いていますが、暗視野照明付きです。ファインダーが付いているのは海外販売モデルだけのようで、国内品には付属していません。



接眼部は2インチクレイフォードの10:1マイクロフォーカス仕様となっています。バンドを入れても僅か7kgしかない超軽量化鏡筒ですが、写真撮影に置いて押さえるところはきっちり作っているので、高レベルの撮影観測をされる方にもお勧めできると思いました。
米国のイベントなどで時折見ていましたが、実際に買って使うところまでいきませんでしたし、その当時はアルミケースセットで今の価格の倍程度はしていました。現行モデルにはケースは付いていませんが、内容的には販売初期と同じです。

とにかく持ってビックリですが、軽くて小口径の屈折程度しか無いので、SXP赤道儀に乗せてお気軽撮影をしていこうと考えています。

D-Ajustarを販売いたします!

2015-08-21 18:43:12 | 新製品等のご紹介


以前からアナウンスしておりました、新商品のD-Ajustarですが、明日よりご注文をお受けいたします。作りはいたってシンプルで、方位調整ができる部品ではこれ以上シンプルに作るのは無理だと考えるほどです。メーカー品ではギアを組み込んだ商品もありますが、当方でも作れないことはありませんが、部品点数が増えるだけで劇的に機能が良くなるということも無い上にコストが上がってしまうので、敢えてシンプルに作っています。商品の仕様については商品説明に記載いたします。



散々考えて作ったというより、ある時突然ひらめいてこの形になったという感じです。こういうものは結構真似されてしまいそうですが、当店のような小さな個人商店では仕方有りません。TK-ALZM2-3の雲台コマシステムも当方で独自に考案して製作したものですが、他でも類似する商品が出ています。私があまり人様のホームページなどを見ないのは、一度そういったものを見てしまうと、真似する気がなくても潜在意識の中にその形があると、知らず知らずのうちに類似したものを作ってしまいがちです。この部分には特に気をつけています。



D-Ajustarは、DU-5をお持ちの方には最大限その機能を活かせるよう考えて作っています。DU-5のベースを取り付けてから2カ所のセットスクリューを締めることで強固に固定できます。固定する相手はステンレスなので、大きな傷もつかずいつまでも使うことができます。D-Ajuastarの雲台ベースもそれに合わせてサイズを決めています。サイズは50mm x 50mm x 15mmと正方形で円形のDU-5とは形状でマッチしません。しかしこれを円形にするとさらに加工の手間や細かい問題が出てくることから敢えて正方形にしています。



方位調整は、ローレットネジの押し引きで行います。赤経駆動部で微調整ができるポータブル赤道儀に使うことで天体の視野導入がとても楽になります。当店のTK-VXEQに取り付けることで一種の赤道儀として使用できます。一般的なポータブル赤道儀には駆動軸にその調整機構はありませんが、Star Book ONEには最大60倍速で調整できるので、後は赤緯軸の調整ができれば、ほぼ赤道儀として使うことが可能です。

本当はこのくらいのサイズで高度、方位調整ができる微動装置を作ることができれば、ポラリエ雲台ベースにも使えるのですが、まだ考えているところです。大きなものはいくつか市販されており、当店のTK-ALZM3もそうですが、これをPCB-EQ2の雲台ベース部に取り付けるというのはお勧めできませんし、バランス的にも良くありません。PCB-EQなどの赤経駆動部で微調整ができないポータブル赤道儀用の微動ユニットは近いうちに製作しますが、まだ先のことです。



いずれにせよ、明日から正式にご注文をお受けいたしますので、ご要望の方は明日までお待ちください。

Vixen ポルタIIにこんな便利なものがあります!

2015-08-19 17:42:10 | 特注製作品(ビクセン)


かなり前に輸入したのですが、全く使わずに今日に至りました。



米国のJMIというメーカー製のデュアルモーターTracking Unitです。



手動操作しているポルタ経緯台が自動追尾してくれるようになります。取り付け方は簡単で、取り付け後はノブハンドルで微動はできませんが、フリーストップ機能は使えます。モーターは割合パワフルなので、大きめの鏡筒を取り付けても全く問題なく動いてくれます。



ハンドコントローラー部ですが、それぞれ独自にスピードコントロールできるので、自動導入経緯台のように観測中視野にとどまるようにスピード調整が可能です。彗星などの動きが特殊な天体でもそれに合わせて追尾させることが可能です。ただしかなりの慣れが必要です。
このTracking Unitは、タカハシのTG-Lに取り付けるために輸入したのですが、取り付け加工が必要でその時間も無かったのでポルタに取り付けました。
JMIではもうこの商品は作っていないみたいで、ポルタII用は既にモデルチェンジしたみたいです。こんな便利なものならもっと買っておけば良かったです。



ところで先週末から出しておりますが、とても良く見えるSolar Max II 60のダブルスタックフィルターが1点だけあります。used品ではありますが、使用期間が短い上に状態も良い商品です。FS60CBに装着してチェックしておりますが、この他にもう1点あったものは先日の原村星まつりで販売いたしました。よって残っているのはこの1点だけです。used品ならもう少し価格を下げても良さそうですが、Solar Maxに限っては新品より中古品の方が良く見えることは良くあることで、外観などの状態が近似したものであれば、後は価格を決める要素はその見え方です。そんなことでこのお値段を付けています。ご要望の方はお早めにご注文ください。

猫がよろこぶ

2015-08-17 19:29:11 | ブログ


バイクで裏山へ行ってこんなものを採ってきました。猫が大好きなマタタビです。うちには二匹の猫がおりますが、一匹はそうでもないですが、もう一匹は凄い勢いで食べようとします。山にマタタビがあることは知っていましたが、運送屋のおやじさんが一度採ってきてくれたことで裏山にもあるのだと分かりました。



猫用のおもちゃなどにマタタビエキスを仕込んだものがあることは知っていますが、あまりやり過ぎると良くないそうです。一種の麻薬的な効力があるそうなので、うちの猫には匂いをかがせる程度にしています。マタタビの実は薬用効果もあるそうなので、お酒につけ込んでおくつもりで採ってきました。5-6年前に作ったサルナシ酒は、今では芳醇な香りで味もいいです。私は酒を飲まない人間なので、料理に使っています。料理酒とみりんを一緒にしたものよりさらに深い味わいなので、重宝しています。

山には四季折々に楽しみがあります。今年に入ってから漁業組合の会員になったので釣りもできますが、忙しくてなかなか行けません。今週は少し時間がありますが、作りたいもののデザインをしたり図面を書いたりしています。その一つは数年前から作りたいと考えていたもので、久しぶりにスケッチブックを引っ張りだしてきてデザイン画に取り組みつつあります。


SMT90-BF15がお安いです!

2015-08-15 15:29:51 | Hα太陽望遠鏡関係


予告はしておりませんでしたが、先ほどお店の方へ格安でSolar Max II 90-BF15太陽望遠鏡を出しております。used品ですが、極めて良く見える個体ですので、かなりお得かと思います。出品前に再度チェックも含めて撮影してみました。Solar Max 60と90を比較してみれば一目瞭然ですが、拡大率を上げた時の太陽面のディティールが劇的に違います。スタッキングによる撮影でも明らかなものです。お値段的にはSMT60のダブルスタックより御安いかと思います。この1台しかありませんので、お早めにご検討ください。



これが撮影した画像です。10年ぶりくらいにRegistaxを使ってスタッキング処理をしました。処理自体は簡単で全てソフトまかせの”お気軽スタッキング処理”です。この程度の処理は誰にでもできます。RegistaxもVer 6になり、初期のものからかなり進化しています。昔はこのスタッキング処理に数時間はかかっていましたが、今はあっと言う間に終わります。PCもその処理を考えてカスタマイズしているので早いです。



カメラは、NexImage 5ですが、SMT90のブロッキングフィルターに差し込むだけです。



NexImageには当店で販売している0.5xのCCDレデューサーを付けています。付属の延長筒を付ければ0.3xとなりますが、バックフォーカスの短い鏡筒では合焦しません。CCDサイズが小さいので、そのまま付けても太陽面の10%程度しか写せません。レデューサーを付けることで画像の大きさで写ります。0.3xになれば50%程度になります。惑星なら被写体が小さいので逆にバーローレンズで拡大する必要がありますが、月や太陽のような面積の大きな天体を写すにはこのバーローレンズが有効です。



日中の撮影で困るのは、PC画面が見えにくいことです。即席でダンボールに入れて使っています。これでもまだ明るいので内部を黒塗りした遮光PCボックスのようなものを作ったほうがいいでしょう。困るのはPCだけでなく、Star Book TENの画面も全く見えません。PC画面のほうがまだ明るくて見えるのですが、Star Bookの画面は全く見えずお手上げです。
これからも日中撮影することが出て来るので、何か考えようと思っています。

お盆の天候が良くありません。日中は何とか晴れて太陽は見えていますが、夜になるといつものように曇ってきて何も見えなくなります。私のように家の庭でいつでも星が見える人間はいいですが、お盆か週末の特別な時にしか休みを取れない方々は星の撮影をしたくてもこの天気では何もできないでしょう。毎年そうですが、秋口まで待つしかなさそうです。

TK-VXEQ Star Trackerの2軸駆動化について

2015-08-13 17:31:52 | ポータブル赤道儀用改造改良


セレストロンのSkyris 618CをタブレットPCで使えるようにしました。Win 8.1ですが、全く問題なく使えそうです。屋外でのことなのでタブレットPCを使えるメリットは大きいです。タブレットPCにはDVD-ROMドライブが付いていないので、ソフトウェアーのインストールは全てダウンロードに頼らないといけません。外付けでありますが、それだけのために一々買うのも面倒です。ドライバー類はセレストロンHPからダウンロードできます。Registax 6も同様にできます。
お盆に入ってから天候が良くありません。8月に入ってからずっと天気が良かったので仕方有りません。お盆が過ぎれば直ぐに9月になり秋がまたやってきます。せっかく暖かくなったのに、また長い寒さがやってきます。まぁ、寒いほうが星空が綺麗なので良しとしましょう。



TK-VXEQ Star Trackerをお届けした方からご質問がありましたので、こちらからご回答いたします。
当店オリジナルの状態でAP赤道儀関連のパーツがつくかどうかとのご質問でしたが、残念ながらそのままではつきません。Vixen SBOユニットを単体で使うことであれば問題ありません。分解すると分かりますが、APの赤緯軸ユニットがTK-VXEQの雲台ベースを外したところには付きません。これはAP星空雲台の状態でも付かないのと同じです。取り付けるためには、SBOユニットを逆向きにしないといけません。



仮にAP赤緯軸ユニットをSBOユニットに付けたとして、三脚ベースと極軸望遠鏡をこの部分に付ける必要がありますが、画像を見れば分かりますが、何処にも取り付ける部分がありません。極軸穴に取り付けるようにすればいいと思うかもしれませんが、ここには極軸望遠鏡が付いて恒星時回転をしてくれるので、そこに固定ベースを取り付けることはできません。



しかし取り付ける方法が全くない訳ではなく、一つ方法がありますが、それで機能するかやってみないと分かりません。もしそれができたとすると、この形状でカメラ三脚などに取り付けができ、またStar Book Oneのオートガイド機能が赤経ー赤緯の両軸で使うことができます。以前にも何度かご質問がありましたが、最軽量の両軸オートガイドができる赤道儀となります。重量は計ってみたところ、赤緯軸を付けても3kg程度です。海外遠征などには威力を発揮してくれそうです。



とりあえずこの三脚ベースを駆動軸以外に取り付ける部品を考えないといけません。その次に極軸望遠鏡のアダプターも作り直す必要があります。仮にこれができたとして、既にTK-VXEQをお持ちの方には、部品2点を買っていただければ後は赤経SBOモーターユニットをもう一つ買って、さらにAPクランプ筒受けユニット、AP赤緯体セットを買っていただければ軽量な2軸オートガイド赤道儀になると思います。まだやってみていないので何とも言えませんが、興味のある方はおつきあいください。

まぁ、そこまでしなくても良いという方は、近日発売する「TK-D Ajustar」を待ってそれを使っていただければと思います。