おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

中部横断道路 八千穂ICが開通しました

2018-04-29 19:03:04 | ブログ


昨日無事に戻ってきました。早朝戻ってきたのでGW初日でしたが渋滞どころか相当スムーズに戻ってこれました。お待たせしていた発送などを片付けてからいろいろとやってから早々と休ませていただきました。おかげさまで大分疲れがとれましたが、まだ残っています。いつも海外へ出かけると夜は撮影で日中移動やトレッキングをしたりして体を酷使しまくっているので、常に寝不足です。ロングドライブは特に苦手で2時間も運転をしていると睡魔に教われて大変です。

まぁ、これでしばらくは海外へ行くことは無いです。11月の星フェスが終わるまではやることが山のようにあるのでそれどころではありません。



ところで、昨日から念願の「中部横断道路」の八千穂ICまでが開通したので早速走ってきました。このICが開通することで、自宅から佐久平方面までが10分以上短縮されて、これまで40分ほどかかっていたのが、25分くらいで行けるようになります。つまり自宅から新幹線駅まで25分で行けるようになります。関東方面から小海町へ来られる際にも大変便利になります。長野県でも新幹線駅と高速ICの両方が近くにある土地はそう多くありませんので、そういう意味では生活には便利なところになるはずですが、小海町は何故か過疎地指定されています。



星空が美しくて自然が豊で住みやすい環境に交通の便がさらに良くなったことで、都心からの移住者も増えてくるものと考えています。医療環境も素晴らしく、小海町には医療施設が都会並みに整った大きな総合病院があります。後はJR小海線がもう少し利用しやすくなればいいのですが、各駅停車で1時間に1本あるかないかではちょっと厳しいかもしれません。

2台のTK-ALZMを使ってみて

2018-04-27 18:34:19 | 北米カリフォルニア


今日の午後一番に成田空港に戻ってきましたが、まだ成田のホテルに滞在しております。普通ならそのまま帰るところですが、ホテルの駐車場を借りているので泊まる必要があります。しかし無理に泊まる必要はなく、費用さえ支払えば問題ありません。ただこのまま慌てて戻っても到着が夜になり、疲れて寝てしまい仕事までできないので、無理に戻らずに疲れを少しとってから夜中のうちにホテルを出て早朝に家につくように戻ります。もう今日明日からGWに突入なので、午前4時までには都心を離れたいと思っています。午前6時を過ぎると大渋滞に飲み込まれてしまいます。

SQ便で戻ってくる際に隣に座っていたアメリカ人夫婦と楽しく会話することができ、その夫婦の息子さんが東京に住んでいるので会いにきたそうです。ご夫婦はカントリーミュージックのミュージシャンだということで、CDをもらいました。海外旅行の楽しさは、異国の人々とのコミュニケーションができるかできないかで大きく差がでます。英語ができないからしゃべらないというのは、あまりにネガティブな発想です。外へ出たら勇気をもって気軽に話しかけてみてください。外国人が日本で片言の日本語でも理解できるのと同じで、結構通じるものです。それで海外旅行がさらに楽しくなるはずです。

私が初めて訪れた外国は、ニュージーランドでした。その時は全く英語が理解できないもので、今の小学生以下のレベルだったと思いますが、それでも3ヶ月必死に無茶苦茶な単語を並べて相手にその思いを伝えたおかげで無事に旅ができて、途中で多くの友人もできました。今考えてもその時の旅がこれまでしてきた多くの旅以上に思い出に残っています。またその時に見たニュージーランドの星空と感動が今の仕事に役立っています。



話題がそれてしまいましたが、今回の旅で2台のTK-ALZMを使ってみましたが、TK-ALZM4はポラリエで使うにはオーバースペックだと思いました。また角度をつける際にポラリエ自体に飛び出し部が少ないので、本体の高度クランプにシャフトが干渉してしまいます。スカイメモなどを乗せる際にはそれはないのですが、ポラリエではどうしてもそれが気になります。自分で作った機材なので、理解して使っているので問題はありませんが、初めて使われる方は戸惑うかもしれません。この干渉については、L型クランプを抜いてしまい、ある程度の角度で固定してしまえば解決します。

雲台コマ部品については、次の製作でステンレスにする案があります。その分コスト高となりますが、それで少しでも良くなるのであれば改良しようと考えています。固定用のネジの先端加工もその一つですが、既製品を使っているので冶具を作って改良するつもりです。TK-ALZM4の調整具合については、非常に気持ちよく快適に行えました。ガタやタワミは皆無ですので、一度極軸をしっかり合わせれば後は極軸望遠鏡が回転して恒星時追尾してくれるので安心して撮影ができます。ただしカメラを取り付けたり構図を決める度に極軸調整をする必要があります。

TK-ALZM Jrについては、直付けではポラリエに干渉してしまうことは以前にも書いておりますが、高度と方位回転がフリーでできるのでPCB-EQを大きく回さなくても目的天体を視野に導入できます。付属のアルカスイスのベースは、敢えて使わずに雲台プレートに直付けしたほうが強度も高く使用中に動いたりしなくて済みます。アルカスイスにしているのは、着脱が楽になるだけのお話なので、雲台プレートにしっかり固定するなら不要です。BORG55FLは軽い鏡筒なので、アルカスイス台座に乗せても途中で動いてしまうことは少ないです。

それから、TK-ALZM Jrを使っているうちに回転ベース部と赤・青の微動調整部にタワミなどが出てきてしまうことですが、これについては簡単に調整できますし、マニュアルにも記載してある方法で締め付けて
改善できます。明日戻ってから店頭に情報を乗せますので、お使いの方はご一読ください。海外などへもっていく場合には現地で調整する必要が出てくるかもしれません。飛行機の振動は驚くべきもので、強く締め付けたイモネジでも到着したら抜け落ちていたということも何度もありました。

LAXから

2018-04-27 00:53:24 | 北米カリフォルニア


ロスの空港からです。あと1時間ほどで搭乗しますが、日本行きのフライトでは最も早い便だと思います。空港も割合閑散としており、セキュリティチェックゲートもガラガラでした。午後のフライトだと30分以上待たされるのですが、フライト時間が午後から午前に変わったことで搭乗までが楽になりました。

SQ便には23kgの荷物を二つ預けましたが、単なる星景色の撮影機材だけでも結構な重量になるものです。レンズやカメラ、三脚がほとんどですが、TK-ALZM4の2kgの重量が結構きいてます。ポラリエの撮影にはちょっとヘビーでしたが、おかげで安定した撮影ができました。TK-ALZM4をご注文されている方々から小さな重要なご要望をいただいておりますので、これからコスト高にならない方法でさらに改善をしていきます。今回使ってみていろいろ分かったこともあります。

ところで、シンガポール航空のチェックインの際に今後の利用について、とても大事な注意をされましたので、お知らせしておきます。5月以降の国際便では受託手荷物、機内持ち込み手荷物の重量規制がさらに厳しくなるそうです。今回は2個預けた荷物の一つが24kgありましたが、わずか1kgのオーバーでも規制にひっかかるそうです。ちなみに成田からロスへ来る時もカメラ類が28kgありましたが、そこでも同じことを言われましたので、まず間違いなく厳しくなると思います。



この規制については、たぶん他社便でも同様かもしれないので、これから海外遠征へ行かれる方々は事前に確認されたほうがいいでしょう。これまでは1-2kgくらいは黙認されていたので、それが無くなると1kgオーバーで5000円程度のチャージがあります。今回はポラリエを使う際に0.7kgのウェイトはもっていかず、ペットボトルアダプターだけで対応しましたが、下手をするとこのウェイトだけでも超過料金となってしまいます。

航空各社では事前に超過することがわかっている場合には、事前購入制度がありますので、例えばニュージーランドへ行かれる場合には、事前に購入すれば20kgをわずか6000円程度で追加することができます。シンガポール航空にもありますが、これより大分高かったはずです。しかしカウンターで超過料金を支払うよりははるかに安上がりです。

昨夜は、空港近くのホリディインに泊まりましたが、ホテルのベルボーイには驚きました。部屋へ荷物を持っていくためのカートを借りたら部屋番号を聞かれてロビーへ返すように言われました。日本では考えられないことですが、ゲストがカートを持って行っても返さないので、仕方なくそういう対応になったのかもしれません。まぁ、アメリカらしいというか、こんなのは普通なのでしょう。

今回、泊まったホテルにはどこもウォシュレットなど装備したところはありませんでしたが、日本のホテルは安いビジネスホテルでも装備されるのが普通です。成田空港にも当然装備されています。これだけ素晴らしい機能をもった便座なのに、それを使おうともしないのも西洋人らしいというか、なんでも大雑把な大国の考え方なのだと再認識しました。これからOPENする当店のトイレも素晴らしい機能をもったものを採用しています。ぜひトイレへお越しください(笑)


カリフォルニアから日本へ帰ります

2018-04-26 10:23:16 | 北米カリフォルニア


LAXから旅の最後のブログを書いています。明日のSQ便で日本へ戻ります。朝の早いフライトなので泊まりたくない空港エリアのホテルに泊まっています。

今回は、結果的に4日間全て完璧な環境で撮影ができました。内容的にもほぼ満足できる結果になりました。公開している画像はその一部ですが、またどこかで公開する機会があればお見せできるでしょう。最後の夜はLone PineのAlabama Hillsで撮りました。画像のアーチ状の岩で撮影しましたが、最後の画像に幸運にも火球が飛び込んでくれました。



Lone Pineの手前にある「Manzanar収容所跡へ行ってきました。名前を聞いてすぐにピンとくる方も多いと思いますが、第二次大戦時に多くのJapanease Americanの人たちが収容されていたところです。これまで何度もLone Pineへ来ていましたが、いつも素通りで見ることがありませんでしたが、今回は立ち寄ってみました。驚くことにビジターのほとんどが日本人以外の西洋人ばかりでした。入場料は無料ですが、施設運営費はアメリカ政府から出ているものだと思います。当時の収容所の状態や内容をジオラマ的に展示してありますが、悲壮感は全く感じさせない展示でした。この収容所のことはドラマなどにもなったりしているので、知っている方は多いはずです。



ドライブの多くは、こんな絶景ロードを走っていました。車も少なくてのんびり湖畔でランチをしてもいいところです。日本だとすぐに観光施設が建ってその景観を台無しにしてしまいますが、アメリカでは全くといってそれがありません。立公園の中には多くのキャンプ場がありますが、信じられないような絶景ポイントにあったりします。次に機会があったらキャンパーバンで回ってみたいものです。ただし、アメリカの国立公園内では、キャンプ指定地以外でのオーバーナイトキャンプは禁止されているので、星の撮影をするために駐車場で野宿をする人はくれぐれも気を付けてください。知らないでいるとレインジャーに注意されます。罰金刑の場合もあります。



今回ドライブをしたR395のLone PineからMono Lakeまでは山岳地帯で周辺には多くの湖や森があり、星景色の撮影には最高の環境です。時期によって天候も安定しているので、天気が悪くてやきもきすることも少ないと思います。

シンガポール航空でチケット代が7万円で、それにレンタカーが5万円ほどですから、車中泊をしながら撮影をすれば安く旅ができるはずです。車中泊をする場合には最低でもRV車を借りたほうがいいでしょう。私はPRIUSだったので車中泊はしませんでしたが、燃費が驚くほど良かったので通常よりガソリン代が半分で済みました。岩を踏み越えてブレークダウンしたことについては、RV車だったらここまでならなかったかもしれません。

渡米中の食事は、ほとんどがMacかどこかのファストフードでした。最後の夜は友人と日本食レストランへ行きましたが、正直私の口には合いませんでした。私的には現地で魚一匹買って自分で調理して食べるのが最高です。まだバリ島なら日本食でも純粋なものが食べられるので、好きですが、アメリカでは変に手を加えすぎて本来の日本食の良さが出ていないところが多いようです。連れて行ってくれた友人には申し訳ないですが、次は自分で探すか家で調理させてもらったほうがよさそうです。シーフード自体はマーケットがあるので、新鮮な素材は手に入るそうです。

ということで、明日の便で日本へ帰りますが、発送関係でお待たせしている方々へは28日から行いますので、もう少しご辛抱ください。家のショップスペースの工事が終わっているので、帰ってから内装やデコレーション、家具類の設置、機材の展示などやることが山のようにあります。トイレも無事に仕上がっているので、いつでもお客さまを呼ぶことができますが、中でティータイムなどもできるように機材をそろえていく必要があります。裏山で八ヶ岳の天然水が出ているので、それを使ったコーヒーなどが飲んでいただけるようにも準備していきます。

突然のブレークダウン

2018-04-24 11:45:11 | 北米カリフォルニア


昨日に引き続きMono Lakeの星空です。



Mono Lakeでは二日続けて撮影しています。この日もほぼ無風状態で雲一つない極上の星空でした。平日でしたが、一組の撮影者がいました。1時間くらいで帰ってしまったので後は私一人で堪能していました。撮れなかった比較明合成の撮影もできたので一安心です。



撮影に使っている機材とカメラです。上の2枚はK-70のアストロトレーサーによるもので、赤道儀は全く使っていません。Mono Lakeは場所によっては赤道儀が使えないところがあるので、そんなときに使っています。今回はBORG55FLでの撮影はできませんでしたが、今晩できればやりたいです。ただし月明かりが午前3時くらいまであるので、実質撮影できるのは1時間ほどです。今晩はどうしても撮影したい場所がAlabama Hillsにあるので、そこで最後の撮影をして撤収します。



Mono Lakeから120号線でヨセミテNPのタイオガパスへ向かう道中ですが、残念ながらまだクローズされており上がれませんでした。5月末にならないと雪が溶けないのがその理由です。日本だと除雪車でやってしまうので、この時期で通れないのはアメリカらしいです。観光を第一に考えるなら開けるべきだと思いますが、国立公園の環境保護の観点からあえてやらないのがアメリカ流の環境保護なのでしょう。



この画像もそうですが、Mammoth Lakeの町から少し上がったLake Maryへの途中ゲートの様子です。積雪は1mあるかどうかですが、除雪しないで溶けるのを待って開通させるようです。Lake Maryへ上がれれば撮影するつもりでしたが、まさかこの時期に通れないとは考えてもみませんでしたのでがっかりです。せめて通れないことが前日に分かっていたら、夜に無駄足とならずに済んだのですが. . .



実はトラブルがあって使っていた車が御覧の状態で乗せられていきました。前日に、突然エンジンが停止して坂道の途中で止まって大変なことになっていました。こんな山中で止まったままだと何もできないので、周囲にいた観光客に手伝ってもらって車を下向きへ変えてからニュートラルにギアを入れて惰性だけで泊まる予定のホテルまで降りてこられました。エンジンが停止した理由は、前日の夜中に撮影が終わって宿に戻ってくる際に前の車が岩を踏んでそれがこちらへ飛んできて、さらに自分の車で乗り超えていき、その際にどうやらトランスミッションが壊れてしまったようで、エンジンオイルが全て流失してしまったようでした。

すぐにロス空港のレンタカー会社へ電話をしましたら、今から代わりの車をキャリアに積んで持ってくるとのことでした。簡単に言ってしたが、東京ー大阪くらいの距離があるので、本当に来るのかと思ってたら、午後8時を過ぎてから本当に来てくれました。そこで車を下ろしてから、故障車をキャリアーに乗せるのですが、エンジンがかからないとドライバーと私の二人ではさすがに無理なので、どうするかかとみていたら、エンジンをかけてかかったので簡単に解決しました。

海外レンタカーでこんなことは初めてですが、他の会社でもそんなことをやってもらえるのか疑問です。下手をすれば自分で修理工場へもっていって修理をしてもらって、後からその費用を請求するような仕組みかもしれません。それだとまるまる二日かそれ以上無駄になってしまったので、こんなに早く対処してくれたのは良かったです。レンタカー会社はいつも利用している「さくらレンタカー」です。日本人がスタッフなので安心して使っています。今回の費用はすべて保険でカバーできるそうです。通常の保険以外にもかけられるものはすべてかけています。当然レンタル料金も高くなりますが、こんな時には役立ってくれます。



後今日を入れて3日で帰りますが、帰ったらGWへ突入なのですが、いろいろ片づけたいことが山のようにあります。

星空絶景のMono Lakeから

2018-04-23 14:10:28 | 北米カリフォルニア


昨夜のMono Lakeです。月が本来なら夜半前に沈むはずでしたが、沈む角度の問題で午前1時近くまで月あかりが残っていました。いつもの海外仕様のポラリエにEOS 6Dを乗せてSIGMA Artシリーズの14mmで撮っています。やはり何度使っても素晴らしいレンズです。ほかにもPENTAXのカメラを使った撮影もしておりましたが、両方を一度に使うのは無理なので、片方づつ交互に使っていました。

Mono Lakeに来たことのない方は、知らないと思いますが、星空の素晴らしさは一級品です。いて座銀河の高さが違いますが、ニュージーランドのプカキ湖周辺に匹敵する星空です。見渡す限り光害は皆無です。地平線まで真っ黒です。

昨夜は風も全く無く、巨大な湖面が一面鏡のように見えていました。それでも少し波打っていましたが、大きな湖なのでそんなものです。撮影している場所は、Mono Lake駐車場から徒歩20分ほどのところですが、途中で何人かの撮影者と出会い言葉をかわしました。夜にここへ来る目的は皆同じなので会話も違和感なくすることができます。しかし、さすがにポータブル赤道を持ってきて撮影している人は皆無でした。ポラリエのような機材があって気軽に使えることを知らないのだと思います。



Mono Lakeの目玉はtufaと呼ばれる自然の造形物ですが、静かな湖とそれが非常にマッチしており、その様子はまさに絶景と呼べるでしょう。日中は観光客が絶えない人気の観光地ですが、夜は時折撮影に訪れる数人の人だけです。おかげで撮影を邪魔されることもありません。実は今回撮影をしていて、LEDライトを使いたいシーンがあるのですが、明るさと照射角度がコントロールできるものがないか、あれば便利だと思いました。撮影時に無暗にライトで人がいてもお構いなしで照射する人がいますが、ストロボ同様で使うにはその被写体が最も引き立つようなライティングをすべきだと思っています。市販されていなければ自分で作ろうと考えています。



今晩は、Mono Lakeから少し離れたMammoth Lakeに泊まっています。月が沈んだ午前1時ころから撮影をここでやってから、Mono Lakeへ戻って比較明合成の撮影をしようと思っています。といってもデジタル一眼でするわけではなく、GRIIで自動で撮影するだけです。問題は撮影中に人が来てライトを照らされないかですが、昨日よりは人は少ないはずなので場所を選べば大丈夫だとは思ってます。

この3日間は夜寝ておらず疲れが大分たまっていたので、今日は昼間数時間寝ていました。本来なら車中泊すべきところですが、そんな準備もしていないので、とりあえずMotelに泊まっています。とはいってもアメリカは日本と違って5~6000円などで泊まれるところはないので、仕方なく1万円以上するような設備の良くないMotelに泊まっています。

Mono Lake/ June Lakeに来ました

2018-04-22 11:45:44 | 北米カリフォルニア


昨夜撮影したLone Pine Alabama Hillsからの星景色です。岩が真っ赤ですが、通りすがりの車のリアライトによるものです。ここは人気の撮影地でもありますが、キャンパーの人気の場所でもあります。お気に入りの場所があるのですが、キャンパーに既に占拠されていたのでその隣でやっていました。暗いところでゴソゴソやっているので、何をやっているのかと思ったでしょう。



昨日は月が沈んだ夜半前ころから撮影を開始して午前4時ころまでやってました。そのおかげで長距離ドライブと寝不足で今朝は10時まで寝ていました。夏の銀河がちょうど昇ってくる頃なのでそれに合わせて出動しました。



もう少し山に近づいて撮りたかったですが、初日はこれで良しとしています。今日はすでにLone Pineを出て、Mono Lake近くのJune Lakeのロッジに泊まっています。ここから今晩の撮影地までは15分ほどかかります。



Mono Lakeです。

とっても美しい湖です。空の透明度も手伝って空の青さがさらに引き立っています。日中は観光客が絶えないですが、夜になると静かになります。しかし、先ほどロケハンを兼ねて行ってきましたが、写真好きな親父さんが車中泊をして夜と朝の撮影をすると言っていたので、あまり鉢合わせしたくありません。いろいろ聞かれて邪魔をされそうです。以前にもMono Lakeで撮影をしていたら、レンズを貸してほしいと言われたことがありましたが、その時は人の良さそうな人だったので貸してあげました。



ロケハンに行った感じでは風も穏やかだったので、湖面に映り込む星空も撮れるかもしれません。ただ天気がちょっと心配ですが、今外を見たら大分雲が消えてきています。これなら大丈夫そうです。今晩このまま無事に撮影ができたら、明日は隣のMammouth Lakeへ移動するかもしれません。Lone Pineには最終日にもう一度泊まって撮影してからロスへ戻ります。

今晩泊まっているJune Lakeは、初めての場所ですが、湖のほとりに数件ロッジがあり、その周囲を山岳地帯が囲んでいる素晴らしい環境です。Mono Lakeに来られる方には穴場的なところとしておすすめできます。興味のある方はググってみてください。



Bishopの本屋さんで見つけた地元の写真家が撮った星景写真集です。左の写真集はTony Rowellさんのものですが、Tony氏は、BishopにあったMounten Lightギャラリーを経営していたGalen Rowellさんの兄弟です。残念ながらGalen氏は飛行機事故で夫婦ともに亡くなっています。ギャラリーはBishopを訪れるたびに行ってましたが、今日行ったら既に店じまいしておりました。やはり主役が居なくては成り立たないのかもしれません。好きな写真家だったので残念ではあります。

Lone Pine

2018-04-21 11:17:18 | 北米カリフォルニア


ハリウッド映画の人気のロケ地のLone Pineにいます。天候は快晴で、今のところ夜の心配はなさそうです。Motelが平日なのになぜか満室です。聞いた話ではすぐ近くでワイルドファイアーがあったので、その周辺の人たちがこちらへ移動してきただけのことだそうです。そのせいで普段なら100ドル程度で泊まれるところが130ドルもしています。午後7時過ぎでまだ明るいので、月も沈んだ夜半過ぎに撮影へAlabama Hillsへ上がります。



レンタカーはTOYOTAのプリウスを借りてきましたが、燃費が驚くほどいいです。ハイブリッドカーに乗るのは初めてですが、こんなに良いものとは考えていませんでした。ロスから300km近く走ってきましたが、途中で一度だけガソリンを10ドルほど入れただけです。メーター表示がほとんど変化しないのが不思議でした。日本と違ってガソリンがガロンあたり3ドルちょっとなので、その安さにも助けられています。

ところで、当店のメールですが、実はこちらでも見れています。ご注文をされても対応は戻らないとできませんが、普段のメールのやりとりくらいはこちらからでもできますので、必要なことであればお知らせください。

いつものことながら . . .

2018-04-20 14:36:15 | 北米カリフォルニア


毎度の事で今更驚きもしないと思いますが、アメリカへ来て最初に行ったのは太陽望遠鏡の検品です。初日はいつものように渋滞に巻き込まれてホテルに着くのがやっとでしたので、何もせずに終わりました。今日も午前中は雨が降っていましたが、午後から一気に雲が無くなってカリフォルニアらしい快晴の天候になったので早速注文していたSolar Max関連の検品をしました。



今回は7台のSM90を検品しましたが、うち3台がダメだったので交換してもらい必要数を揃えました。ほかにもLUNTも検品しましたが、この作業にほぼ一日かかってしまいました。一見単純な作業ですが、エタロンフィルターだけの検品だけすればいいわけでなく、ブロッキングフィルターもそれぞれ検品する必要があるので、ダメだった場合にもどちらに原因があるのか特定した上で交換してもらっています。これまで90の最上位機種はバラつきがほとんど無いと思っていましたが、予想に反していました。



手前のLUNTも頼まれものですが、きちんと検品した上で引き取っています。このLS60は戻ってからアダプターを製作してSM60を取り付けて異業社同士のダブルスタックにします。他社製品同士ですが、きちんと機能します。



今回依頼された中でLUNTのブロッキングフィルターの検品がありましたが、日本の代理店で購入されたものだそうです。しかし同じLUNTの製品同士で比較した結果、やはり予想とおりブロッキングフィルターに問題があることがわかりました。

とりあえず、検品が終了したものについては、全て日本へ向けて送ってもらいます。私が帰国するころには届くはずです。その後さらに検品をして輸送途中で異常が無ければご注文されておられる方へお届けいたします。

ほかにも当店の商品についての営業をしましたが、PCB-EQ3とTK-ALZM Jrは米国での販売が確定する見込みです。これ以外にも製作中の大型経緯台もいずれ販売することになりそうです。

それから、もう一つ楽しみなニュースがありますが、販売店と海外望遠鏡メーカーで協力してカリフォルニアで大きな規模のテレスコープショーが来年開催されるそうです。NEAFは無くなるかもしれないので、それに代わる大きな規模のテレスコープショーになりそうです。私もNEAFは行ったことがありませんが、カリフォルニアで開催されたものについては、良く行ってましたので、新たなものができるとのことで楽しみになりました。



アメリカへ来て最初に外食したところは、バーガーキングでしたが、今日はめずらしくレストランへ行きました。そこでいきなり出されたのはこの奇妙な塊です。正体はカチカチのパンでした。アメリカのレストランは、どこへ行っても代り映えせず、ラフなサービスぶりです。価格相応という言葉は日本だけのものかもしれません。たぶん日本のファストフード以下だと思います。他国の事を言ったところで仕方ありませんが、毎度海外へ来ると感じることです。

昨日と今日で目的の半分は達成したので、後は明日からロングドライブをしてお気に入りの撮影地「Lone Pine」方面へ行きます。ところで、日本から乗ったシンガポール航空は、毎度のことながらそのサービスは世界一だと再認識するほどのものでした。乗られたことの無い方はぜひ一度利用されてみてください。特に大事な人と一緒の時ほど利用してほしいと思います。

しばらく出かけてきます

2018-04-18 18:07:18 | 北米カリフォルニア


成田空港の第一ターミナルから書いています。あと1時間ほどでSQ12便にてロスへ向かいます。家を車で出て4時間ドライブして成田空港まできました。雨が酷かったですが、今は快晴となっています。たぶんロスも同様な天候だと思います。到着したら突然気候が変わるので大変です。今回は最初の2日間で大事な用事をすべて終わらせてから5時間ほどドライブしてカリフォルニア北東部へ移動します。

ブログを書いていると、ニュージーランド航空の職員に「ニュージーランド航空へ乗りますか?」と聞かれました。もしかしてそんな顔をしていたのかもしれませんが、行先をNZへ変えたくなってきました。自分の本能としてはNZへ戻りたいというのがあるのだと思います。

まぁ、それはともかくとして、約10日間ほど出かけておりますので、現地からいつものようにブログを書かせていただきます。製作などでお待ちいただいている方々には申し訳ないですが、もうしばらくお付き合いをお願いいたします。