おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

物静かな今日の成田空港T2

2011-02-28 17:51:19 | ニュージーランド

成田空港ターミナル2のカンタス航空のラウンジからです。朝から本降りの雨です。我が家は雪模様だそうです。後1時間ほどで機中の人となります。NZ90便オークランド行きです。明日午前9時過ぎに到着して、バッゲージクライムで荷物を受け取ってからドメスティックターミナルへカートに荷物を載せて移動します。雨が降っていないことを願うのみですが、降っていたら大変です。2個はダンボールですから。その後11時のフライトでクライストチャーチへ向かいます。


エアーNZはJALと共同運航ですので、チェックインカウンターはJALの職員ばかりです。正直あまり対応は慣れておらず良くありません。良く利用するシンガポール航空は成田のカウンターも飛行機同様に同社の地上職員です。自社の飛行機でなくとも接客サービスは同様にしてもらいたいものです。


明日午後にクライストチャーチに到着した後にレンタカーを引き取って、一旦市内へ入ってから様子を見て北へ向かう予定です。マスコミからの一方的な偏った情報だけでは現地の情報を把握しきれないので、まずは自分の目でしっかり見れるところは見たいと思います。泊まるにしても、かなり遠方まで行かないと無理のようです。被災者のご家族はチャーチから1時間以上かかる「メスベン」に泊まっているそうですが、マウントハットスキー場の麓の小さな町です。天体観測のメッカである「テカポ」へは、ここから2時間30分ほどの距離です。夏はたま~にやってくる観光客がいる程度で静かな町です。


さきほど、ラウンジに数十名の緊急災害支援隊の方々がやってきました。聞いたところ、先発隊との交代要員のようです。大変ご苦労様です!同じフライトになるようです。ぜひとも頑張ってきてください!


しばらくの間お休みいたします

2011-02-27 10:33:37 | ブログ

今から成田空港へ向かいますが、先ほどNZの知人に電話したところ、チャーチに住んでいる息子さんも被災しているそうです。家が少し壊れた程度だそうですが、現地へ行ってお手伝いができればするつもりです。保険がカバーしてくれるそうなので問題はないそうですが・・・。他にも日本人で連絡がつかない方が居ますので、確認したいところです。いずれにせよ、心配事ばかりなので、現地でどの程度予定をこなせるか先行き不明です。


既に146名の尊い命が失われています。現地でも懸命な救助作業が続いていますが、関係者の間にも絶望的な見方をする方が増えてきているそうです。私もそうですが・・・、何とか一人でも多くの方が生還されることを願うのみです。亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。合掌


遥かなる南半球の星空を目指して・・・

2011-02-26 17:10:35 | ブログ

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去年の6月から約9ヶ月ぶりに再度NZへ行きます。本日で全ての準備は完了しました。使用する40cmトラベルドブソニアンもポータブル赤道儀も、全てはこの日のために製作して準備したものです。トラベルドブは時間は少なかったですが、何度も組み立て分解しておかしなところがないか、現地で予想されるトラブルに対処できるようにシュミレーション的なこともしました。それでも起こりうるトラブルはありますので、完璧ということはあり得ないでしょう。


たぶん、私のように「大口径ドブソニアンを南天の最高の空の下へ持っていって、思う存分南天三昧をした!」と思われる方々はいらっしゃることでしょう。今回は私が身を持ってそれを実践し、得られた結果は今後に続く方々にデーターとして公開したいと思います。また、今回製作したトラベルドブソニアンは、今回の遠征後にさらに改良を加えて良いものに作り上げていきたいと思っています。


NZの震災は、日々時間ごとにその被害者が増えつつあります。あのCTVビルは、私も車で何度も通ったことのあるところなので、それが破壊されるとは全く信じられません。それ以外にもYouTubeを見ると、知っている店やレストランなどが皆壊れています。今はクライストチャーチに救助隊などが集中していますが、まだまだその周囲が全く手付かずの状態のようです。現地には既に多くの被害者のご家族の方々が到着していますが、被災地には近寄れない上に状況が把握できていないので、ストレスがたまっているそうです。


クライストチャーチは、マスコミが報道している以上に日本人が多く滞在しているはずです。道を歩いていれば、そこいらじゅうに普通に見かけます。それは旅行者だったり、留学生だったり、現地在住者(永住者)だったり・・・と。一般の旅行者(ツアー以外での渡航者)については外務省でも把握していないはずです。そういった方がの数字も入れるともっと多くの日本人がクライストチャーチにはいるでしょう。私みたいのも居ますので。いずれにせよ、これから少しづつ明らかになっていくでしょう。その被害の甚大さが・・・です。


製作ご依頼等につきましてのご案内

2011-02-26 12:01:53 | ご来訪者様への御知らせ

先日からブログにも書いておりますが、28日より3月中旬までニュージーランドへ出かけております。従いまして現在製作をお受けしている方々につきましては個別にご連絡をさせていただいておりますが、そうでない方々につきましては”、ご返答自体は現地からネット環境にあればさせていただきます。もちろん、その間の製作につきましては戻ってきてからとなります。


また、お見積もり等のお問い合わせをされる方々で、一点ものの製作と既製品を比較して考えておられる方がおられますが、既製品は大量生産品です。それと比較すること自体に無理があると考えております。その辺をきちんとご理解いただいた上で”どうしても必要”と考えた場合にご依頼いただければ幸いです。

以上、しばしご迷惑をおかけいたします。


総重量70kgの荷物と共にNZへ・・・

2011-02-25 20:25:02 | ブログ

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今回持っていく全荷物です。上のダンボール2個は受託手荷物としてチェックイン時に預けます。下の2個は機内持ち込みです。両方で18kg近くあります。本来なら7kg制限ですが、日本出発時にはたぶんOKでしょう。上の2個は、それぞれ約24kgあります。1kgオーバーですが、許容範囲内でしょう。私の場合は2個無料で預けれますので、このまますんなりいけば超過料金無しです。ただし、帰りは荷物が増えますので、1個分の超過料金70NZドルを支払う予定です。


毎日ニュースを見ていると、段々暗い気持ちになってしまいます。何でこんなときに行く必要があるか・・・としばし考えてしまいます。今日、エアNZのHPを見たら、クライストチャーチへのフライトがキャンセルになっており、オークランドで降りないといけないそうです。その後国内線に乗り換えてクライストチャーチへ向かうことになります。この変更により2時間以上のロスですが・・・、仕方ありません。当日のフライトは予想通りに満席になりました。地震前まではガラガラでした。ちょっと窮屈な上に、搭乗者の多くは震災関連で渡航される方々でしょうから、機内も異様な雰囲気になると予想しています。できれば、もっと楽しく行きたかったです。


到着した日は、予定のルートに避難救護所のある「ハグレーパーク」を通りますので、少し様子を見てきたいと思いますが、遠巻きに見る程度にするつもりです。余計な手出しをしても現地の状況を知らない人間がいきなりいっても、迷惑がられるだけでしょう。まずはことの成り行きを静かに見守りたいと思います。


ニュージーランド大地震(3)

2011-02-24 18:17:01 | ブログ

梱包がほぼ終わり、9割方出発準備が整いました。毎日ニュージーランド地震のニュースに釘付けですが、日を追うごとに状況が厳しくなりつつあるようです。過去の報道でも無かったほど、大きな扱いとなっています。テレビで報道されている被害地はクライストチャーチの中心部だけで、実際にはまだ広範囲に被害が広がっているようです。先日書いた「Lyttleton」もその被害地の一つです。


今朝のニュースで、「OK ギフト」の店長が出ていました。この店は大橋巨泉の店ということで知られていますが、この店も多大な被害に合っているそうです。クライストチャーチでは観光客が良く利用する優良店として有名です。私も何度か利用しました。以前にNZで撮影したポストカードを販売してもらっていましたが、その時は年に1~2度は行ってました。私にとってはお世話になった思い出のお店です。しかし、復旧には時間がかかるでしょう。他にも気になったのは、去年の6月に宿泊した「Grand Chancellor Hotel」がかなりのダメージを受けているそうで、現状での営業は厳しいようです。26階建ての立派なホテルで、初めて泊まりましたが、部屋からの眺めが良かったのを覚えています。クライストチャーチは、オークランドと違って高層ビルというものがほとんど無く、そのなかで26階のホテルは大変目立つ存在でした。


知人から、”行くのを止めたら?”と言われましたが、”長いこと前から入念に準備をして、マイルでは取るのが難しいチケットもやっと取ったので、いまさら止めることはできないでしょう”と言いました。今回の渡航は星だけが目的ではありませんので、どうしてもこの時季に行く必要がありました。ニュージーランドは私の海外初旅行先です。また通算で1年以上は滞在していました。その中でも特にクライストチャーチは6ヶ月くらい居ましたので、私にとっては思い出深い第二の故郷とも言えます。


クライストチャーチには3月1日に入りますが、その日はそのまま400kmほど北へ走って知人宅へ寄ってから北島行きのフェリーに乗って、ウェリントンに真夜中に到着します。従ってクライストチャーチには泊まりません。しかし、帰国前日は泊まる必要がありますので、空港近くのモーテルを探すことになりますが、現状では空きが無さそうです。テレビ局のスタッフが泊まるところが無くて、遠方のユースホステルに泊まっているくらいです。最悪は、空港で寝ることになるでしょう。出発が早朝5時なので、3時チェックインなら問題ないでしょう。


40cmトラベルドブの全パーツです!

2011-02-23 19:28:53 | 40cmトラベルドブソニアン

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梱包のために分解しました。これを一つにまとめるとかなりコンパクトになります。軽自動車の後部座席にも楽に載ります。ライトブリッジや既製品の40cmでは、まずあり得ないでしょう。ただし、このまま全てを一つの箱に梱包することはできませんので、2つに分割することになります。先日も書いたように受託手荷物の許容量の問題です。分解するのは飛行機での移動中だけで、現地へ到着したら半分くらい組み立てた状態でハッチバックタイプの後部荷物室に載せておいて、観測地へ着いたら完全に組み立てて使用します。


明日最終梱包に入っていきますが、主鏡の扱いに悩んでいます。セルに収めた状態で梱包するのがベストだと思いますが、それだとパーツの振り分けが上手くいきません。今考えているのは、主鏡だけ別梱包にして、そのあまったスペースに帰りの現地で買った品物などを入れてくることです。または、かなりの荒業ですが・・・、13kgの主鏡を機内持ち込みにすることです。たぶん日本出発時には大丈夫だと思いますが、NZ出発時に軽量されるはずなので、そこでゲームオーバーになるでしょう。機内には、カメラ機材やPC関係を持ち込みますので、既に十分量です。現地がこんな状況で大きな天体望遠鏡を持ち込んで、のんきに星なんか見ている平和ボケした日本人だ・・・と思われないように、税関では説明をするつもりですが、理解されるかどうかです。


ファインダーの装着

2011-02-23 18:18:28 | 40cmトラベルドブソニアン

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まだファインダーを取り付けておりませんでしたので、身近にあったペンタックス6X30mmを取り付けました。ドットファインダー、Gレーザーなどを取り付けようと考えておりましたが・・・、結局、一番取り付けが簡単で軽い上に良く見えるペンタックスになりました。ペンタックスのXL28mmとXL40mmも合わせて持っていきます。トータルで4本のアイピースを持っていきます。


2日前にファーストライトでしたが、思った通りのイメージでした。プレアデス星団などを玄関先で見ましたが、さすがに40cmの光量です。光軸もきっちり合わせていましたので、空の明るさを除けばほぼパーフェクトでしょう。ただ一つ気になったと言えば、射光シールドが無いことでしょうか。我が家の周囲には余計な街灯が結構あります。それを拾ってしまうので、迷光が視野内に入ってしまいます。ニュージーランドではこんなことはありませんので、射光シールドは無くても大丈夫だと思います。


クライストチャーチの大地震(2)

2011-02-23 18:07:03 | ニュース

連日ニュースで報道されていますが、扱いがかなり大きくなっています。理由は日本人が被害にあっていることなどですが・・・、元々治安が良く、語学学習やワーキングホリデー、或いは旅行で訪問する方が非常に多く、そんな国で起こったことも扱いが大きい理由でしょう。ニュースを見て情報を得ているところですが、時間が経過するにつれて被害の凄さが段々伝わってきています。まさに直下型地震の怖さでしょう。


今日もクライストチャーチのレンタカー会社へ連絡したところ、貸し出しには問題ないが、市内への乗り入れはできない状態だと言ってました。このレンタカー会社のオーナー夫婦の娘さんは日本への留学経験があり、それを生かして現地の学校で日本語を教えているそうです。それもあって、日本人が数多く被害にあっていることに心を痛めておりました。


現在ニュージーランドへは渡航自粛するように外務省やNZ政府から通達が出ておりますが、とりあえず私が行く先は被害も出ていないので、予定通りに渡航するつもりです。ただし、出国前夜はクライストチャーチへ泊まらないといけないので、現状況からして空港近くのホテルへ泊まることになるでしょう。去年の6月に泊まったホテルへは規制で入れないそうです。ただし、それほど長くは続かないでしょう。


クライストチャーチが大地震です!

2011-02-22 18:39:22 | ニュース

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今朝、ニュースを見て「NZでマグニチュード6.3の地震」とありましたが、去年の9月にも同じような地震がありましたので、大したことはないだろ~と思っておりましたら・・・、お昼のニュース映像から大変な大地震だったことが分かりました。早速現地のニュージーランド人の友人に電話をしたところ、クライストチャーチは震源地から10kmほど離れているので、まだマシであると言っておりました。実際に大変なのは震源地に近い「リトルトン ハーバー」らしいです。クライストチャーチからリトルトンへ入るトンネルがあるのですが、これが通行止めになっているようです。現地のテレビ局でも地上からアクセスができないので、情報が伝えられないそうです。友人が言うには、相当な被害が出ているのではないか?ということです。


私も28日からクライストチャーチへ入りますので、人事ではありません。現地の空港も閉鎖されているようです。心配だったのでエア・ニュージーランドへ聞いてみたところ、現在はキャンセル(フライトの)はないそうで、28日なら日が少し経っているので万が一、チャーチの空港が使えなくてもその近辺の空港へ降りるので問題ないそうです。たぶん当日のフライトは日本から現地へ家族の安否を確認するために渡航する方やニュージーランドから日本へ仕事や旅行等で来ている方々が利用するので満席になるでしょう。私的には空いているフライトでのんびり行きたいところですが、仕方ありません。


私も過去に大地震を2度経験しているので、その怖さは良く分かっていますが、ニュージーランドでこんな大地震が起こるとは想像もできませんでした。これまで何度と無く中に入ったり外から写真を撮ったあの大聖堂が破壊されてしまっているのには、大変複雑な心境です。クライストチャーチには歴史的に価値のある古い教会などが数多くあります。そういう建物は当然のことながら、耐震措置などはされていなかったでしょう。こういった歴史ある建造物は一度壊れると復元するには大変な労力と時間がかかるものです。今はとにかく早く現地へ行ってどのような状況になっているのか自分の眼で確認したいところです。それと、まだ多くの200名を超える方々が建物の中に取り残されているそうですが、早く安全に救出されることを願うのみです。