GOTO Mark-X用オリジナルパーツの第2、第3が加工から仕上がりました。これからサンドブラスト処理の後にブルーハンマートーンカラーに仕上げていきます。
このユニバーサルプレートは、純正品と違って鋳物ではなく、アルミ板材からNC加工により2点部品構成で作ってあります。取付けた感じや使い勝手は変わらないはずです。基本的に穴位置などは純正品と同様に設けてあります。しかしこのプレートは、それだけでなく独自の工夫も施してあります。まず、タカハシ製品を搭載する場合のM8-P35のネジ穴加工をしてあります。
他にこの画像のように、新たに製作したアリガタベースを2個両サイドにピッタリマッチするように取り付けできるように工夫しています。これにより高い汎用性を持ってくるので、海外遠征や北米日食で機材を複数台乗せる場合には威力を発揮してくれます。このアリガタベースは当然のことながらビクセンスタイルなので、マッチングなどを気にせずにより多くの機材を搭載できるようになります。
もちろん、このアリガタベースは、Mark-Xの極軸体にも装着できますし、赤緯体にも装着できます。このアリガタプレートもMark-Xハンマートーンカラーに仕上がりますので、純正品のような機能的な美しさでマッチします。
このような状態で使えば、片方に写真鏡筒を乗せてもう片方には当店のアリガタレールに自由雲台を付けた状態でカメラなども乗せることが可能です。鏡筒とカメラの交換はワンタッチでとてもイージーです。当店で販売しているショートタイプのアリガタレールは、まさにこういった使い方をするために製作した商品です。当店のお客様は、主にSolar Max用に使われておられますが、自由雲台や小口径望遠鏡に取付けて気軽に交換して使うような用途には最適です。
今週中には全て仕上げて週末以降には先にご紹介した1.6kgのウェイト共々販売いたします。この1.6kgウェイトは純正品では作られておらず、海外遠征などでは3.3kgでは乗せる機材によっては過剰となるので、一つ持っていればとても重宝するはずです。こういったアイディアは自分で海外遠征などを数多くこなしているから生まれるもので、単に工場で作業をしていても生まれるものではありません。
正直こんなレア部品を作っても売れるものではありませんが、自分だったら欲しいと考えて作りました。当店のオリジナル商品の多くは必要に応じて作っているもので、まずは自分で使ってみたいと思うところから全て始まっています。それが売れるか売れないかは二の次です。
話題はちょっと飛びますが、最近買ったSONYのワイヤレス製品です。デジタルウォークマンとワイヤレススピーカーですが、ラジカセの時代から考えるとあり得ない素晴らしいサウンドを発してくれます。大きい方は92Wの驚きの出力ですが、残念ながらバッテリー駆動ではありません。横の赤い方は5時間充電で12時間使用可能だそうです。小さくても素晴らしいクリアーな音を出してくれます。このスピーカーのいずれもハイレゾ対応なので、それに対応している楽曲ならさらに素晴らしい透明感のあるサウンドを演出してくれます。このサウンドシステムはこれからの新たな試みに役立つものですが、イメージとおりに使えるかやってみないと分かりません。