おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

TeleGizmosのテレスコープカバー入荷しました!

2016-12-31 16:00:42 | ブログ


大変長らくお待たせいたしました。TeleGizmosのヘビーデューティテレスコープカバーが到着しました。これが第一陣の入荷となります。これ以降発送等へ入らせていただきますが、ご注文されておられる方全てには行き渡らないので、今回のお届け分に該当する方にはお知らせいたします。ご連絡が無い方は第二陣の到着までしばらくお待ちください。最初にご注文されておられる方は既にかなりお待ちになられておられますので、その方々へ先にお品物をお届けしたいと思います。ただし、先にもお知らせしましたように多くの方々がご旅行や里帰りなどで不在となっている可能性が高いので、正月明けに順次発送していきます。



昨夜も素晴らしい天気に恵まれました。このところ毎日快晴の星空です。いい加減疲れてきました。まるでカリフォルニアのような好天続きの日々です。画像はEOS 6DにSIGMA 35mm/1.4にCLSフィルターONで撮っています。この色合いはノーマルカメラでは出せません。



北西の空ですが、やや寂しいです。望遠鏡では興味深い天体がいくつかありますが、写真レンズでは大人しく写ります。これらの画像は全て庭で撮影したものです。しかし道路脇にあるLEDの街灯がどうしても邪魔になります。塀に合板などをたてて直射光を遮断していますが、それでも空気中の僅かな水分に反射して空を明るくしています。春になって暖かくなってきたら何らかのシェードを被せるようにしようかと考えています。これについては区民の代表の区長さんから許可をいただいているので問題ありません。



今朝もまたマイナス10度以下の寒さでした。木々の枝が真っ白に結氷して美しいものです。思わず写真を撮ってしまいます。こんな景色を見ることができるのも大自然の中で暮らしているからですが、その為には多くの犠牲を強いられています。犠牲と言ってもちょっとだけ不便なことくらいですが、もうこの地域に10年も暮らしているのでいい加減慣れました。しかし、田舎の人々はよそ者に対して一見優しく接してくれますが、それは表面的なものであることが多いです。その壁を取り去って本当に受け入れてくれるようになるには自分からそれを取り除く努力が必要です。テレビなどのメディアで取り上げられる田舎暮らしは美化されたものが多く、本当の実態はそこに住んでいる人にしか分かりません。



この小海町稲子地区も”住めば都”ではありますが、それを実現するためには自分で考えて行動する必要があります。田舎暮らしで成功されておられる方々の多くはご自分で新しい地で新しい事にチャレンジして良い結果が出た方ばかりだと思います。この地も5年目に入りますが、やっと周囲に受け入れられるようになってきたと実感できるようになりました。しかしまだまだいろいろと問題があるので、住みながら少しづつそれを解消していくつもりです。

今日も素晴らしい空です。当然、星空も素晴らしいです。今晩は夜半過ぎからポラリエを持って家から少し離れた撮影場所で星景色写真を撮る予定です。撮影場所が近くにあることや、撮影イメージが決まっているので1時間ほど撮影したら戻ってきます。できれば富士山あたりに行って初日の出でも撮りたいものですが、軽トラックではさすがに遠いので行けません。普通車の4WD車もあるのですが、スタッドレスタイヤに履き替えていないので乗れません。



今年も多くの方々に当店をご利用いただきました。また多くのご質問やご相談もあり、お受けできたものや出来ないものもありました。原村の星まつりでは普段ネットでしかおつきあいの無い方々にもお会いすることができました。これらの一つ一つが私にとって大切で忘れがたいことばかりです。
来年はよりアクティブに行動し、より新しいことにチャレンジすることを忘れずにこの小さなお店を続けさせていただきたいと思っております。どうぞ皆様には来年が良いお年でありますことをマスコットキャラの”おやじねこ”共々願っております。

本年も本当にありがとうございました!

PENTAX赤道儀関連の部品を作っています

2016-12-30 16:38:58 | 特注製作品(ペンタックス)


MS-4赤道儀に使う5kgのウェイトを作っています。過去に販売されていたものは10kgの重たいものだけで、自分で使うにはやや重過ぎるので5kgのものを作ります。移動で使う場合や小型の望遠鏡を搭載して使う場合には、10kgでは過剰なので、もし5kgのものがあれば欲しい方もおられると考えて製作しています。



実際にシャフトに取り付けてみると分かりますが、やはり5kgのほうがとても使い易いです。10kgのウェイトを暗いところで取り付けたり取り外したりするのはとても骨がおれる作業です。また落下の危険もあるので、10kgを一つ使うより5kgを二つにしたほうがバランスの幅も広がる上に楽に着脱できるので便利です。このウェイトはこれからペンタックスのハンマートーンカラーで焼き付け塗装をして仕上げます。仕上がれば純正品と遜色ない仕上がりになります。このウェイトは今後新たな商品としてそのラインナップに加わります。



他にもう一つPENTAX関連の部品を製作しております。画像のアリガタベースですが、これまでは既製品を改造してブラックカラーのまま販売しておりましたが、これからはペンタックスカラーの商品に入れ替わります。このアリガタベースは、3wayの用途があり、基本はPENTAX MS-3/3n他赤道儀用ですが、タカハシ赤道儀にも装着できますし、中央には3/8-1/4インチネジがあるので、カメラ三脚や雲台にも装着可能です。



他にもこのアリガタベースからさらに加工して「GOTO Mark-X」にも使えるようにしています。もちろんカラーもMark-Xのブルーハンマートーンにて焼き付け塗装をして仕上げます。見た目も遜色なくマッチします。ただし、このアリガタベースを極軸体に取り付けてポータブル赤道儀として使う場合には、一般的なアリガタレールは極軸望遠鏡の視野を塞いでしまうので、それ専用のアリガタレールも考えています。まぁ、それほど需要の無いものだとは思いますが、とりあえずいくつか作って在庫品として常時置いておこうと考えています。これと合わせてマッチプレートも近日販売いたします。

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ところで、先日からお知らせしておりますが、米国からUPS便にて出された荷物はどうやら明日到着するようです。現在、成田税関で処理をされているところですが、特別問題なければ今夜にはヤマト営業所へ移送されて明日配達便に乗せてくれるはずです。もちろん、TeleGizmosのテレスコープカバーのことです。
発送については、入荷以降になりますが、発送しても正月休みでご自宅にいらっしゃらない方が多いはずですので、年始には発送せずに1月6日か7日以降に到着するようにするつもりです。中にはご自宅にいらっしゃる方もおられるかもしれませんが、まだ先にご注文されておられる方々へお支払いのご案内もしておりませんので、それが済んでから発送等行うつもりです。お待たせして申し訳ありませんが、ご理解をお願いいたします。



今晩から松原湖高原へ来られている方は居ないとは思いますが、今晩も快晴です。ここ数日雪が降った日以外は素晴らしい晴天続きです。あの夏〜秋の恐ろしいほどの悪天候続きから一転この好天続きです。また今晩も庭でお気楽撮影を楽しむつもりです。

松原湖高原の星空は素晴らしいが • • •

2016-12-29 16:28:47 | ブログ


昨夜は素晴らしい透明度の高い小海町の星空でした。撮影は、RICOH GRIIのインターバル合成による30分露出です。家から車で数分のところへ行ってカメラを仕掛けて後から回収する撮影スタイルです。こんなことができるのも自宅の環境が素晴らしいからです。

ただ一つ残念なのは、スケートセンターの夜間照明です。この明るさが尋常ではなく、野球スタジアムのような周囲全体を巻き込んで明るくなっているのです。ただでさえ小海町にはナイター施設がスキー場以外には無いところに、この照明が点灯すると星の光など何処かへ飛んでしまうほど強力です。

八ヶ岳手前の平地が明るくなっているのがその照明によるものです。しかし午後9時過ぎくらいには消えてくれるので、そうなるとまた普段の静かな田舎町に戻ります。スケートセンターから直ぐ上にあるリエックススキー場もナイター照明はありますが、今年はまだまともに雪が降っていないので、人工雪でのみの営業のようです。今年は大雪になるほど雪が降るような事を長期予報で言ってましたが、寒いだけで全然雪が降りません。長野県北部では豊富な雪が降っているようでスキー場も年末の営業はまずまずですが、ここはいただけません。

本来なら年末年始は松原湖とその周辺の池でワカサギ釣りを楽しむ家族などで賑わうのですが、今年は全く凍結せずに終わりそうです。つい1週間ほど前には松原湖も凍結していたのですが、今は溶けてしまい普段の松原湖のままです。何せここは冬の一大イベントがワカサギ釣りですから、それが無いと楽しみが無くなってしまいます。もちろん星空は隣の野辺山並みかそれ以上に素晴らしいので、今年の年末は松原湖で天体観測もいいかもしれません。



ここのところ毎日のように夜は晴れていますが、昨夜も庭に設置してあるPENTAXで撮影しました。極軸がきっちり合っているので、鏡筒ホルダーにEOS M3を付けたまま乗せて被写体に向けてシャッターを切るだけで撮影ができます。追尾精度は全く心配は無いので安心してシャッターを切れます。撮影中は薪ストーブで暖をとっているので、本当にお気楽撮影です。



これは馬頭星雲ですが、EOS M3にいつものようにAstronomik CLSフィルターONで撮っています。当地は光害の少ない良観測地ですが、それでも光害の影響は避けられず、そのために感度を落とすか露出を削るかして撮影しないとまともに写せません。しかしこのフィルターのおかげでISO 6400でも5分撮っても画面が真っ白になるようなことはありません。露出をかけられる分、光害で埋もれてしまうような淡い天体やHα天体が写り易くなります。



赤道儀は一般的ではないですが、これはポラリエで撮っても同じことです。写真は赤道儀が撮るのではなく、カメラと望遠鏡、レンズで撮るものなので、良い赤道儀を使ったからといって良い写真が撮れるとは限りません。しかし追尾の心配をしなくて良いのは本当に楽です。自宅に天文台を高額な費用をかけても作るのは、そういったメリットもあるからです。うちもそれをしたいところですが、先立つものが無いので庭の一時しのぎの”お気軽天文施設”で満足しています。しかしそのためには観測機材を雨風雪から守ってくれるテレスコープカバーが必要です。このTeleGizmosのヘビーデューティーのカバーがあるからこそ、それが実現できています。それも僅かな費用で実現できるので、こんな素晴らしいものはありません。

今晩もまた晴れています。今日は写真レンズで撮ろうかと思っておりますが、直ぐ近くに強力なLED街灯があるので、その光がまともにレンズに入らないようベニヤ板でシールドを作ってから撮影しないといけません。もう今年も残す所あと2日ほどです。来年に向けて新商品などの図面をこの年末年始に書き上げて年明け早々から製作へ入っていきますが、既に仕上がっているものもあります。それについてはまた年が明けてから随時お知らせしていきます。

とっても良く見えるミニポルタ A70Lf

2016-12-28 15:48:18 | ビクセン


ビクセン商品を販売していながら、こんな商品があるとは知りませんでした。まずその価格にビックリで、注文してみたらさらにビックリの意外とちゃんとした望遠鏡セットでした。



組み立ててみると価格相応といった感じもしますが、細かい所まで見ていくといくら中国製と言っても良く出来ていると感じてしまいます。確かに厳しい眼で見ていくとお粗末な部分も無いことは無いですが、この販売価格でこんな望遠鏡を作れる時代になったことも驚く要素の一つです。



夜になって実際に星空観望してみましたが、思っていた以上に良く見えました。月面とM42やM45プレアデスなどを付属アイピースで見ましたが、その値段以上に良く見える望遠鏡だと思いました。数十年前に買ったミザールの60mm屈折赤道儀が私にとっての最初の望遠鏡ですが、その時の価格が5万円ほどだったことも考えると半額近い価格でこんな望遠鏡が買えるようになったことは良いことです。



架台部はポルタIIよりかなり小さいミニポルタですが、きちんとその機能は活かせています。ただ実際に覗いてみて感じたのは、低倍率では何とか見えますが、高倍率ではユラユラ揺れてしまうので惑星などを見るのはちょっと厳しいかもしれません。しかしこの辺は慣れの問題ですので、しっかり使い込んでいけば高倍率でもしっかり見ることができるでしょう。
焦点距離が900mmのF13と無理の無い設計をしていることは、その光学性能を落とさずに作り易くして低価格を維持する企業努力の賜物でしょう。写真を撮るのは月面は問題ありませんが、惑星はまず難しいですし、星雲星団はちょっとこの架台では無理ですし、900mmの長焦点では簡単に追尾もできないので、あくまで撮影は月面くらいで観望重視で使うのがベストでしょう。



ファインダーの調整がちょっとしづらいのが気になりますが価格相応ということで、使って慣れるしかないでしょう。アイピースは2本付いているので基本的な観測はこれで十分です。
いずれにせよ気軽に天体観測ができる上に持ち運びも楽なので、ポラリエで撮影中に星空観望をするのに最適な望遠鏡です。当店でも扱うつもりですが、元箱が大きいので送料800円では厳しいことからその判断は悩むところです。



ここ数日から大雨と雪で庭のMS-4を入れたTeleGizmosのテレスコープカバーはこんな状態になっています。相当酷い雨も降っていましたし、雪も数センチですが今朝まで降っていましたが、中の赤道儀は全く問題ありません。
ところでこのTeleGizmosのテレスコープカバーは、やっと本日米国よりUPS便に乗りました。だいたい5日ほどかかって配達されますので、入荷は元旦の1日か2日頃になる見込みです。当然発送はそれ以降になりますが、本来なら代金のお支払いをお願いするところですが、今回は確実に入荷してから改めて今回のお届け分に該当する方へ個別にお知らせいたします。予定より遅れてしまい申し訳ないと思いますが、どうぞご理解をお願いいたします。

なお、現在ご注文を停止しておりますが、米国側の商品の動きがはっきりしてから再度ご注文をお受けするようにいたしますので、ご要望の方は今しばらくお待ちください。このTeleGizmosの商品は1月以降は在庫品となるよう発注手配をしておりますので、それ以降はお待たせせずにご注文いただけます。

今なら超お得にポラリエ用極軸望遠鏡が買えます!

2016-12-27 17:35:30 | ポータブル赤道儀関連


当店の人気商品の一つ「ポラリエ専用極軸望遠鏡(暗視野照明装置付き)」ですが、数量限定で普段別売りの「LED調光装置」付きでお安く販売しております。通常別々に購入されると21800円(税別)ですが、今なら18900円にて御購入可能です。この商品があることでポラリエで望遠レンズの撮影が可能となる必須アイテムです。この機会にご注文ください。



それから、別売りのLED調光装置が新しくなってより調光しやすくなったものを本日より販売中です。



仕入れ価格は上がっておりますが、お値段据え置いてこれまで通りの価格で販売しております。こちらも在庫品となっておりますので、ぜひご注文ください。



こちらも一つ持っているととても役立つ優れものアイテムです。元々、Solar Maxを赤道儀に搭載する際にアリガタレールが必要で、それがTeleVueの高価な商品しかないことに疑問を感じてこの商品にたどり着きました。しかしこのオリジナルアリガタレールは、溝幅が広くなっているので、タカハシなどのM8キャップボルトを使うような用途にも幅広く役立つように考えて作ってあります。お値段もリーズナブルですので、まだお持ちでない方はぜひ一つお持ちください。



それからもう一つお得なお知らせです。画像のCORONADO CEMAXアイピース3本セットがとてもお安く買えます。市価の50%OFF価格ですので激安放出いたします。Solar Maxをお持ちの方はぜひご検討ください。



遅くなりましたが、先日の感謝セールで3万円以上お買い上げいただいた方へ「天文宇宙検定カレンダー」をお送りいたしました。届かない方は該当者様ではありませんので、ご容赦ください。とても素敵なカレンダーですので、お役立てください。まだカレンダーはありますので、ぜひご注文ください。僅か1500円ほどで1年間楽しめるコストパフォーマンスの高い商品です。

Solar Max 90、Explore Scientific、PENTAX 67P Reducer

2016-12-25 09:48:02 | Australia


突然ですが、本日夕方以降より以前からアナウンスしておりました「CORONADO Solar Max II 90-BF15 Hα太陽望遠鏡セット」、Solar Max II SME90ダブルスタックフィルターの販売をいたします。いずれもused品ですが、今年の夏前にCORONADOへメンテナンスに出して内部エタロンフィルター等の修理調整をしてもらたもので、内容的には新品状態に近いものです。高価な新品でも検品も何もされていない状態のものよりその見え方などがしっかりチェックした商品ですので安心して買っていただけると思います。また望遠鏡セットのブロッキングフィルターはBF15ですが、これは完全な新品です。



SME90ダブルスタックフィルターについては、シングルでもダブルでも実観測にて検品しておりますが、できればこの望遠鏡セットで使っていただきたいと思いますが、別々に販売いたします。もし2点合わせてご注文いただいた方がいらっしゃった場合には、CEMAXアイピース2本、CEMAX 2xバーローレンズを無償にてお付けいたします。望遠鏡セットには付属しませんので、ご注意ください。

このダブルスタックフィルターは、本来は修理に行っているブロッキングフィルターBF30と一緒に販売するつもりでしたが、今月中に仕上がる予定がまだ仕上がっておりませんので、やむなく単体での販売とすることといたしました。BF30のみご要望の方がおられましたらご質問よりお問い合わせください。BF30は2インチ仕様となっておりますが、眼視用として31.7サイズの保護用ダイヤゴナルプリズムが付属します。これもいずれは販売予定ですが、たぶん年明け以降になると思います。



こちらも本日販売する「Exploer Scientific ES-152 コメットハンター」です。先日この鏡筒で撮影したM42と馬頭星雲の写真をブログに載せましたので、その画像を参考にしてください。カーボンファイバーで作られた超軽量な鏡筒です。日本では鏡筒だけ(ファインダー、ハードケース無し)で20万円以上で販売されておりますが、本品には暗視野照明装置付きの別売りファインダーも付いています。



純正ハードケースも素晴らしい作りで、NHKなどのカメラクルーが取材で使っているような高品質のハードケースに入っております。かなりゴッツイのでRV車などで移動される方でないと持て余してしまうかもしれません。鏡筒本体は凄く軽く指だけで持つことができます。



接眼部もクレイフォード 1:10マイクロフォーカサー仕様となっており、眼視にも対応するように接続環がいくつか付いています。鏡筒バンドもビクセンアリガタ仕様となっており、ビクセン赤道儀などにもしっかり乗せられます。また軽量なので、中小型赤道儀にも搭載できます。このケースに入れなければ海外遠征に持っていくのもいいかもしれません。これで南天の天体を一網打尽にしたら凄いかもしれません。



これも今日販売いたしますが、先日販売したPENTAX 125SDPで使える「リアコンバーターRC0.77 x 67P」、「リアコンバーターRC1.4 x67P」をセットで販売いたします。どちらも大変貴重な商品で、海外でも探している方が大変多く、その価格も高騰している商品です。RC0.77x67Pはused美品ですが、RC1.4x67Pは完全な新品です。RC0.77もレンズなどを見ても新品と言ってもおかしくないくらい綺麗な状態です。こういった商品は当店のお客様で興味のある方は少ないとは思いますが、めったに出ない商品ですので、ご友人などでお探しの方がおられましたらお知らせください。

ユニバーサル微動雲台 TK-ALZM4の製作について

2016-12-23 16:55:54 | ポータブル赤道儀関連


TK-ALZM2-3と多くの方々に今も愛用していただいておりますが、M3については製作所側の問題で製作を終了することになり、その後全く製作をしておりませんでした。しかし未だに”作って欲しい”というご要望があり、どうすべきか悩んでおりましたが、年明けより新たな一歩としてTK-ALZM4を作ることに致しました。

基本的には前モデルを踏襲したデザインになりますが、価格をもう少し下げるための各部の見直しなどもはかり、より使い易いものにできればと考えております。製作においては、1/100mm単位の厳しい寸法要求にも正確に仕上げてくれる新たな所にお願いするので、さらに良い物に仕上がるはずです。製作コストをどこまで下げられるか分かりませんが、可能な限り努力してみようと思っております。

また新たなことが分かり次第こちらにてお知らせいたします。



それから、こちらもポータブル赤道儀関連の話題ですが、当店で最近になって売り始めている「最強のカーボン三脚」が大変好評いただいております。画像の隣の12万円もするGITZO 4552TSと比較するとGITZOのほうが貧弱に見えます。商品画像等では伝わっていないかもしれませんが、実物を見ればその良さが必ず分かります。またこの両者の雲台ベースはφ70と同一なので互換性があります。



脚の太さは40mmもあります。4552TSは36mmしかないのと収納時の高さが無いのでどうしても弱々しく見えてしまいます。しかし海外遠征ではその軽さから常に主役で活躍してくれました。ポータブル赤道儀までならこのGITZOでもいいのですが、赤道儀を乗せようとするとちょっと頼りないのでこの新たな三脚が必要となります。丁度年内ならVixen SXG、タカハシP2、タカハシEM系赤道儀用アダプターがついての特別価格にて販売しております。今ご注文いただければ来週末には実際にお使いいただけますので、三脚でお悩みの方はぜひご検討ください。



常に軽トラックの助手席に放り込んであるので、いつでも使えるようにしています。

TeleGizmosのテレスコープカバーの入荷について

2016-12-23 16:27:40 | Australia


現在多くの方々からご注文いただいているテレスコープカバーですが、明日米国よりUPS便にて発送されます。入荷日は12月29日頃の予定となり、発送はその時点でお支払いの確認がとれている方から発送させていただきます。ただ一つ残念なお知らせがあります。ご注文いただいている商品のうち、T314とT311がご注文の方全てにお届けできず、後よりのご注文の方幾名かのお届けが1月に入ってしまいます。ただし、こんなこともあると考えてT314の一つ上のT316を余分に発注しておりますので、若干お値段は変わりますが、ご了承いただける方にはそちらをお届けいたします。なお、お支払いについては明日確実に発送されたことが分かり次第個別にご請求をさせていただきます。ただし既にお支払いいただいている方にはお知らせはいたしません。

12月25日現在、TeleGizmosカバーは、ご注文を停止しております。詳細については店頭の"Whats New"にてお知らせしております。

このTeleGizmosのテレスコープカバーは、庭の機材で使い続けておりますが、カバー下部にあるストレッチコードは敢えて使わずに開いた状態にしています。雨などが降ると下部から水蒸気が入り易くなりますが、開いた状態にしておくことで、自然に抜けていき外気に馴染んで電子部品などを痛めるのを防ぐことができると考えて以前からそうしています。
庭のMS-4は極軸を合わせた状態で置いてあるので、夜になってカバーを外して鏡筒を乗せれば直ぐに撮影できるようになっています。それだけのことですが、ポータブル赤道儀で撮影するより遥かに簡単です。



ペンタックスMS-4のウェイトですが、このサイズで10kgとかなり重たいです。しかし近いうちに5kgのものを製作します。もちろんペンタックスのハンマートーンカラー仕様ですので、本体にピッタリマッチします。元々販売されていないサイズですので、移動などに使われる方で大きな機材を乗せないで使うような方には小さなウェイトも必要だと思い、製作することにしました。これについてはまたお知らせいたします。



こちらは純正品ですが、ペンタックスの小型赤道儀用のバランスウェイトBW-2の新品未使用品の在庫があります。もう製作も販売もしていない貴重な商品です。近日中に店頭に並びますので、お探しの方はこちらをご注文ください。

TGカバーもう少しお待たせいたします

2016-12-21 17:34:57 | Australia


多くの方々からご注文いただいている「TeleGizmosテレスコープカバー」ですが、予定では今週末頃に米国よりUPS便にて出されると思いますが、まだ今のところ確定しておりませんのでもう少しかかるかもしれません。仮に24日に出されたとしても5日はかかりますので、日本に届くのは29日頃となります。既にその頃は多くの方々が正月休みに入られて海外等にお出かけになると思います。その場合にはご自宅が不在だと配達もされませんので、米国からの発送が確実となった時点で個別にお知らせいたしますので、お支払い等はそれ以降にしていただければと思います。ただ商品自体は必ず入荷するものですので、ご心配は不要ですので、今しばらくおつきあい願えればと思います。

いずれにせよ、このヘビーデューティ仕様のテレスコープカバーがあれば機材の設置撤収の苦労から少しは開放されるはずですので、お待ちいただく甲斐はあるかと思います。



薪ストーブにしてから酷寒の地でありながら快適に過ごしておりますが、その燃料となる薪の調達がとても大変であることを改めて認識しております。秋以降使い始めて既に3トン以上の薪を消費しており、まだ冬はこれから本番なのに備蓄していたカラマツ材も残り少なくなっています。先日、森林組合から3トン弱を再度購入しましたが、それをまたチェーンソーを持って切りにいかないといけません。軽トラックには350kgしか搭載できないので、6回ほど通わないと全て切り終わりません。この作業は本来夏の間にやっておくべきなのですが、忙しかったこともあり全くやっていませんでした。正直ちょっと懲りておりますので、来年は10トンほど調達して秋までに全て切って乾燥しておこうと考えております。

薪ストーブは経済的だと言われますが、自分で山を持っている、薪をタダでもらえるとかでないと相当お金がかかります。うちの近所で薪ストーブを使っているお宅は農業をされているので薪の調達は簡単です。また経済的にも豊なので薪を買うにしても苦労も無さそうです。うちのこのまま春まで使っているとワンシーズンの薪代が10万円を楽に超えそうです。これを灯油に換算すると1400リッターくらいになります。薪ストーブを入れるまでは一ヶ月の灯油消費が3-400リッターくらいだったので、いくらかマシかもしれません。薪ストーブは電気を使いませんが、石油ファンヒーターは電気も使うので、これに電気代も必要と考えると、やはり薪ストーブのほうが経済的かもしれません。

毎日、毎日、毎日晴れています!

2016-12-20 17:18:46 | ブログ


昨夜、庭の観測所で撮影したM42です。ここんところ毎日晴れているので撮影しないともったいないと思って寒空の中やっています。カメラはEOS M3+CLSフィルターONです。



こちらもM42とセットで撮影される馬頭星雲です。この星雲も先日の北アメリカ星雲共々無改造カメラではお手上げの対象です。



撮影に使った望遠鏡は「152 Comet Hunter Maksutov-Newtonian」です。焦点距離730mmですが、EOS M3で使うと1200mmほどの長焦点鏡筒になってしまいます。このくらいになるとさすがにオートガイドしないとまともに追尾してくれませんが、PENTAX MS-4は、きちんと正確に追尾してくれます。オートガイダーがいくら安くなって高性能化してもPCを使いながら細かい設定をして使うのは面倒なことに変わりありません。Meadeが販売しているフルオートガイドが可能な赤道儀が日本で発売されれば話は違ってきますが、たぶんそこまで行くには後10年くらいはかかりそうです。たぶんその前にカメラの性能が向上してそこまでの露出が必要なくなるかもしれません。その時には当然ポータブル赤道儀も要らなくなるでしょう。

残念ながら望遠鏡業界はカメラの進化には全然追いついていません。それには業界関係者のより柔軟な商品開発意識の改革が必要だと感じています。