おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

富士山へ行ってました

2022-06-30 18:58:52 | ブログ


昨日から今日まで河口湖へ行ってました。元々は、シャトレーゼグループの新たなホテルの立ち上げでスターウォッチングを取り入れたいとの事で、社長さんから頼まれて打ち合わせに出かけておりました。その施設は元々は保険会社の研修施設でしたが、シャトレーゼグループが買い取って来月以降ホテルとして営業していくそうです。今週末にそのスタッフさんらがお店へ来られるので、さらに具体的な話し合いをお店でする予定です。

そのついでに河口湖へ行って夜は富士山の撮影をするつもりでしたが、中々撮影スポットが分からずに夜中にウロウロして終わりました。今日は朝6時から富士スバルラインをいつものe-Bikeで五合目を目指しました。



しかし、ホテルの朝食時間が8時30分だった為に4合目で断念して降りてきました。以前にどのくらいの時間で上がったかをすっかり忘れており、2時間で往復できるとばかり考えていたら、実際には3時間くらいは必要でした。スタートした時は私が一番のりでしたが、戻ってきた時には何台かの自転車が上がっていくのを見かけました。この時期はできるだけ早くスタートを切らないと暑さで参ってしまうので、次はできれば5時にはスタートしたいと思います。早朝なら夏でも涼しいので楽に上がれますが、気温が上がって炎天下だと体力の消耗も激しいですし、熱射病になってしまいます。また来月は乗鞍エコーラインを上がりたいので、6時に開門した直後にスタートしたいと思います。

しかし、今日も恐ろしいほどの暑さで、このままだと一体どれだけ暑くなるのか心配になってきました。とりあえず今は扇風機も使わずに何とか過ごしていますが、この先必要になると思うので、準備だけはしておこうと考えています。

タカハシピラー関連のご依頼などあります

2022-06-27 17:23:48 | 特注製作品(タカハシ)


昨日から今日まで岐阜県の観光地の施設へ商品の納品等へ出かけておりました。昨夜も施設のスタッフさんらと夜半過ぎまでしゃべっていたので、ちょっと寝不足です。戻ってきたら突然の梅雨明け宣言で標高1150メートルの当地でも暑くて参りました。梅雨が例年より22日も早く開けたのはいいですが、肝心なのはこの後の天気がどこまで続くかです。

ところで画像のピラー脚ですが、旧タカハシのJP赤道儀のカラーに合わせて再塗装して欲しいとの事でお預かりしています。これから塗装剥離させてから塗装作業に入りますが、その前に赤道儀に合わせたカラーを調色する必要があります。



カラーはもう仕上がっているのですが、一度に4kg以下は作ってくれないので、一度作ると相当数の塗装をしないとコスト的には合いません。これまでタカハシ用のカラーは、ライトグリーン、現行色のライトブルーを作りましたが、今回ので3色めとなります。多分このグレーカラーでの塗装を希望される方はいらっしゃると思うので、敢えてコストを考えずに調色しました。ただ、これからの塗装作業はまさに地獄です。扇風機などは一切使えないですし、塗装部屋の屋根がトタンなので夏は室内がかなり暑くなります。しかし、塗装環境としては乾燥が早いのでダレたりせずに作業はしやすいです。



こちらのパイプと脚は今日帰る途中で松本で引き取ってきた物ですが、これは塗装ではなく、パイプに3本の脚を取り付けるためのネジ穴加工をして欲しいとのご依頼で引き取ってきました。周辺の鐵工所等に聞いたらしいですが、面倒なので引き受けてくれなかったそうで、当店へご相談がありましたので、お引き受けしました。手の器用な人ならハンドドリルでも出来なくは無いですが、正確にやって欲しいとの事で当店へ依頼されたようです。

最近は、長野県内か近県への出張が良くありますが、県民割のおかげでかなり助かっています。昨夜泊まった宿も半額程度になって、2,000円のクーポンももらえました。この県民割も利用する県などによって割引率などが違いますが、長野県内だと最大5,000円の割引と2,000円のクーポンガつくので去年から結構利用させてもらいました。この県民割も7月14日から新たな割引に入れ替わって、最大11,000円の割引となってさらにお得に旅行ができるようになります。ですから今年の夏は久しぶりに観光地が賑わうと考えています。

電視観望用の大型スクリーンが届きました

2022-06-24 16:23:22 | 宇宙観測車アストロカー


今日予定より1日早く注文していた大型150インチ電動スクリーンが届きました。届いた時の元箱を見てビックリでしたが、中を開けて動かしてみたらさらに感動でした。電動なので、当然モーター内蔵でスクリーンが下がったり上がったり電動で動きます。届いたのはいいですが、これを次はアストロカーの壁面に固定する必要があります。その為の金具や取り付け方法も考える必要があるので、まだしばらくは使えません。しかしこの巨大なスクリーンを使えるようになれば、電視観望を150インチの大画面で一度に多くの人達に見せてあげられるので、望遠鏡を覗くのに待っている方々も飽きずに待ってもらえます。

アストロカーは、去年の5月に私の元に来てから色々とグレードアップしましたが、とりあえずこのスクリーンの取り付けで、ほぼ理想とするスターウォチングが可能となります。多分これだけの装備を持ったアストロカーは、唯一この一台だけかもしれません。今回のアップグレードが終わったら、来年以降は、ほとんど使っていない後部準備室をキャンピングカー仕様に改造します。まぁ、これが最終目標になるかと思いますが、どこまでできるかはやってみないと分かりません。



この大型スクリーンの電力は、携帯バッテリーを使うつもりです。AC100V電源が必要ですが、トラックからインバーターを介して供給できるとは思いますが、そこまでしなくても十分だと考えています。コントローラーは有線の他にリモコンも付いていますが、別に有線だけあれば良いかと思っています。元はメイドインチャイナですが、スクリーンの上げ下ろしはとてもスムーズです。これと同様な電動スクリーンで国内生産されているものだと20万円くらいするので、さすがに手が出ませんでしたが、ネットで安くて評価の高い商品があったので、それを注文した次第です。

何れにせよ、早く取り付けて迫力ある映像をスターウォッチングのお客さんに見せて喜んでもらいたいと思っています。

CORONADO PSTが良く見えて復活します!

2022-06-23 17:54:01 | Hα太陽望遠鏡関係


ここ最近は、CORONADO PST Hα太陽望遠鏡の修理依頼が相次いでいます。店のストックスペースにはPSTが沢山置いて修理を待っている状態です。この独自のサービスを始めてから既に結構な数のPSTやブロッキングフィルターの修理をこなしています。修理を終えてお返したPSTなどは、修理前より当然良く見えるようになっていますが、多分劣化前の新品時よりは良く見えるようになった個体が多く見られます。修理前には必ずその状態を把握するために太陽を見ますが、イメージが暗くても多少の彩層面の見え方は分かります。それでも修理後はそれより良く見えるようになっていると感じています。それは交換に使用されるブロッキングフィルターの性質がオリジナルのBFとは若干異なることによるものなのかもしれません。

何れにせよ、まだ当店でPST等の修理等を行なっているのを知らない方がほとんどだと思いますので、良く見えなくなって押入れ等に仕舞われているPSTがあったらぜひ当店へ入院させてください。またもし劣化したPSTをお持ちで修理してまで使う事が無い場合には、当店へお出しください。他店よりは間違いなく高くお引き取りできます。当店ではその他の天体望遠鏡なども買取りしておりますが、当店の査定額は望遠鏡販売店や中古販売店などよりは良いお値段で査定できます。ですから他店で低い査定だった場合にはぜひ当店へご相談ください。



今日届いたHDMIケーブルですが、5メートルの長さがあります。何でこんな長い延長ケーブルが必要かと言うと、アストロカーのサイドに取り付ける150インチの電動スクリーンを発注したのですが、そこに画面一杯で投影するには、4.5メートルのプロジェクターまでの距離が必要です。電視観望する際に、液晶タブレットを使うのですが、タブレットは同時にASIAIRを使って20cmクーデ式赤道儀をコントロールするので、望遠鏡からあまり離れられない事から必然的に液晶プロジェクターとタブレットまでの距離を5メートル程度とらざるを得なくなります。という事でこの長い延長ケーブルが必要だったので注文しました。

明後日もまた小海リエックスホテルでスターウォッチングを行いますが、晴れたら100インチスクリーンに天体の姿を投影する電視観望を始めてやってみます。150インチスクリーンを使うのは、まだ先の事ですが、20kgの重量があるスクリーンをアストロカーの上部サイドに取り付ける金具を作ったりして固定してから本格稼働します。それに合わせて月や惑星の姿もスクリーンに投影できるように新たな望遠鏡とカメラも取り付ける必要があります。星雲星団だけなら今の機材でいいのですが、月や惑星となると60mmのガイドスコープでは力不足なので、80mmのガイドスコープを取り付けてカメラを切り替える事で月惑星と星雲星団の電視観望を切り替えようと準備しています。



先日も書きましたが、AP赤道儀にワイヤレスユニットを取り付けて使うのは、ビクセンでは推奨はしていないそうです。従ってカスタマーサポートでそれについて問い合わせても望まれる回答はしてくれないでしょう。これは、AP赤道儀にスターブックTENを取り付けて自動導入を楽しんでいる方同様で、ワイヤレスユニットを取り付けてもその状態によっては正しく機能しない事があるそうですので、そういう意味もあって同社では推奨しない。という事のようです。

しかし、実際には使っている方もいらっしゃるし、ワイヤレスユニットで動作もします。不思議な事にAP赤道儀と繋がればアプリの設定画面には赤道儀の種別として「AP」と表示されています。これは使う可能性もあるのでリストに入れてあるのだと考えています。私が先にも書いたその都度天体近くの星でアライメントをしてから自動導入するのは実際に機能するそうですが、問題は、子午線越えのリミッターが働かないので、子午線を超えてもいつまでも動作し続けて機材を破損させる可能性があるので、赤道儀の機能などをきちんと理解できている人でないとAP赤道儀でワイヤレスユニットを使うのはやめた方が良さそうです。

ゴージャスな太陽面 . . .MS-4赤道儀のシステム改造

2022-06-19 18:07:02 | Hα太陽望遠鏡関係


今日は梅雨の最中ですが、晴れて太陽が見えていたので愛機のSM90ダブルスタック仕様を出して太陽面を見てみました。最初に覗いた時には驚きました。見た瞬間”ゴージャス!”と思わず叫ぶほど賑やかな太陽面だったからです。周囲には大きいプロミネンスがいくつも出ており、巨大なダークフィラメントもあり、とにかく賑やかでした。



Hα太陽望遠鏡でこれだけ見えれば初めて見る方にも楽しめると思います。数年前の活動が静かだった頃は、覗いてもまるで白色光で見たイメージにしか見えない事もありましたが、また活動期に入ってからは大きなプロミネンスが良く出ています。しかしこれだけの数が一度に出ているのは珍しいと思います。まさに太陽が燃えているというのを一般の人に説明をするのに苦労しないイメージです。今日の状態が明日どうなっているのか知りたいですが、天気が悪そうなので無理でしょう。



今日は店舗営業日でしたので、来客がありました。用件は、LUNTのブロッキングフィルターを修理して欲しいとの事で直接持って来店されました。状態は予想通りでブルーグラスの交換が必要です。本来こういうサービスは、代理店で購入先を問わず対応すべきなのですが、日本ではそれをやってくれないので、当店へご依頼があります。CORONADO製品もそうですが、それも当店で対応しています。BF等が劣化してお困りの方は当店へご相談ください。



うちの庭にもう5-6年は置いてある名機ペンタックスMS-4赤道儀ですが、追尾精度はダントツに素晴らしいのですが、自動導入が出来ないので、改造に出そうと準備しています。費用は20万円程度はかかりますが、改造後はスマホで自動導入が出来て、ASIAIRも繋がるので格段と便利になります。単に自動導入だけならこのMS-4にこだわる必要が無くて、市販の赤道儀が買えば済む事ですが、MS-4並かそれ以上の追尾精度を持った赤道儀が20万円で買えるはずもないので、それならという事でMS-4を改造に出す決断をしました。この改造は今もお客さんのNJP赤道儀を行なっており、去年は私のアストロカーやタカハシEM500も改造していますが、コントローラーもスマートで現状考えられる最高の選択肢です。



ペンタックスのMS-4赤道儀は、この他に室内に展示してありますが、年代から考えても奇跡的に綺麗な個体で、純正ピラー脚仕様です。多分前所有者さんは、ほとんど使っていなかったのかもしれません。このMS-4はいずれ販売しますが、もう少し店内に置いておくつもりです。興味のある方はお店に見に来てください。MS-4の搭載重量は、メーカー推奨値では20kgですが、C-14くらいまでなら搭載できるでしょう。このサイズの赤道儀は、一般アマチュアが気軽に買えるものではありませんので、ある意味貴重です。これで自動導入もできれば完璧です。



昨夜は、小海リエックスホテルにて宇宙観測車を使ったスターウォッチングをしましたが、生憎の天気で室内講座に切り替えました。参加者は10名ほどでしたが、概ね皆さん喜んでくれたようです。天気が良かったらアストロカーで電視観望もセットで楽しんでもらえたでしょう。このスターウォッチングの際に参加者に配布しているのが、この記念カードとステッカーです。こういったサービスは、特にアストロカーの運用をしている市町村ではどこもやっていないものです。電視観望も100インチを超えるスクリーンを使ってやっているところもアストロカーの所有市ではまずやっていないと思いますので、単に星を見せてあげるだけでない、参加者の記憶に残るスターウォッチングをこれからも研究しながら提供していきたいと考えています。次は今週25日の開催です。

ワイヤレスユニット+AP赤道儀で自動導入?

2022-06-18 17:11:01 | ビクセン


先日も書いたように、ようやく私の環境でビクセンのスターブックワイヤレスが稼働してくれましたので、次の段階へ進もうと思っています。それはAP赤道儀で使えるかどうかを試す事ですが、ワイヤレスユニットを接続して動かした限りでは、きちんと動作してくれました。ただ使っている方は分かると思いますが、最大60倍速でしか自動導入ができません。つまり15度動かすのに約60秒かかる計算ですが、普通に考えるとこの速度では自動導入で使うにはいささか厳しいという事になります。

しかし、この60倍速のAP赤道儀でもそれほどストレスを感じないで自動導入できます。それは自動導入したい天体の近くまで望遠鏡を手動で動かして近くの星でアライメントをしてから目的の天体を自動導入する事です。そうすれば近いものだと数十秒程度で天体の自動導入ができます。以前にSX2赤道儀で手動でアライメントスターを導入してから、同期させて目的の天体を導入できたので、AP赤道儀でもそれが可能なはずです。ただ問題がいくつかありますが、まずAP赤道儀に赤緯モーターユニットが付いていて、二軸駆動仕様になっている事。そしてもう一つAP軸受けユニットが付いていてフリーで操作できる事が必要になります。現在AP赤道儀を持っている方がワイヤレスユニットで自動導入するには、追加で7万円以上の追加出費をしないと自動導入機としては使えません。まぁ、そこまでするならSX2-WL赤道儀を新たに買う方がいいかも知れません。

このわざわざ使いづらいAP赤道儀を使ってワイヤレス化するのかというと、今手元にあるAP赤道儀を軽量化したものがあるので、それを海外へ持っていく際に使いたいと考えています。AZ-GTiなども考えられますが、私はオートガイドを使わない人間なので、赤道儀が本来持っている追尾精度にだけ依存する形での使用を考えています。何れにせよ、SX2赤道儀もAP赤道儀も実際にまだ屋外で使っていないので後の事は使ってから考えてみます。

鏡筒をフリーで動かしてから明るい星に同期させてからの自動導入は、本来はエンコーダーがついていないと出来ないと思われますが、先にも書いたようにSX2ではほぼ出来たのでAP赤道儀でも可能だとは考えています。これについてはまた試してから書かせていただきます。

StarBook Wirelessが稼働しました!

2022-06-16 18:01:56 | ビクセン


朗報というか、私の環境が良くなかっただけのようで、スターブックワイヤレスが本日ようやく動作してくれました。原因は、使っていたタブレットとスマホのバージョンが古かったのかもしれませんが、スマホは最近アップして最新のアンドロイドになったはずなのですが、それ以降試しておりません。動作してくれたのは、最近購入した10インチのアンドロイドタブレットです。23,800円だったのですが、購入したきっかけは、画面をHDMIケーブルで液晶プロジェクターに出力して大画面で電視観望をしてもらうためでした。しかし、そのタブレットではすんなりスターブックワイヤレスに繋がって正常に動作してくれました。



ついでにやってみたのですが、HDMIケーブルで40インチのテレビに出力してみました。何故か画面が縦にしか表示されませんので、せっかくなので横で出力できれば活かせると思いました。表示される瞬間は横になるのですが、直ぐに縦になります。これだとせっかく大画面で見せたいと思っても、活かしきれないかもしれません。スターウォッチングの際に大画面でどんな過程で自動導入しているか、星図で解説もできるので、参加者は見ていて面白いと思います。多分横表示だとメニューなどが表示しきれないので、敢えて縦表示にしか対応しないように設定されているのでしょう。

何れにせよ、これでまともに使えるようになったので、今後は実際に屋外で使ってリポートします。しかし、残念な事にスターブックワイヤレスが受注停止で次の入荷が定まっておりません。



ところで、明後日土曜日から「小海リエックスホテル」にて宇宙観測車によるスターウォッチングがスタートします。それに伴い電視観望の方法を色々と考えております。とりあえず明後日は手持ちのスクリーンを使ってやりますが、やはり小さすぎるのでオーダーメイドで180インチくらいのスクリーンを側面に取り付けようと考えています。



こんな感じになりますが、側面を最大限使って電視観望の天体の姿を映しだそうと思って準備しています。元々このアストロカーには大型のスクリーンがあったのですが、施設の館長さんに「斉藤さん、このスクリーンは要らないですか?」と聞かれた時にお断りしたのでその後処分されてしまいました。当時はオーダーメイドで作ってもらったので30万円くらいしたと聞いていますが、今考えると勿体無い事をしました。このサイズをオーダーメイドで作ってもらうと、20万円弱くらいはするので、ちょっとだけ悩んでいます。サイズを小さくすれば安くなりますが、見た時の驚きも小さくなるので、できれば大画面で星雲や星団の姿をリアルタイムで見て欲しいと思っています。



とりあえずは明後日の電視観望で使ってみてその反応などを見て今後の事を考えてみようと思います。

130mm屈折用フードができました

2022-06-15 17:15:03 | ブログ


板金会社へ発注していたφ200mmの金属フードが仕上がってきました。このフードは、これから製作する100年前のツァイス130mm /F15屈折望遠鏡に使うものです。入手してから長い事眠らせていましたが、ようやく製作に入る事にしました。フードは、鋼板で作ってもらっていますので結構重たいです。アルミ板からでも作れるのですが、接合時の溶接で綺麗にいかない事もあるので敢えて鋼板で作ってもらいました。後は対物セルと接眼部の部品を作り上げれば、望遠鏡として仕上がります。この他にも鏡筒ホルダーを作ったりファインダーの取り付けもあるので、まだまだ時間がかかります。



何れにせよ、11月の星フェスには間に合うように作り上げるので、どんな見え方をするのかは当日お披露目しますので楽しみにしてください。



5月に入ってから植えたトマトなどが大きく成長してきました。畑の所有者の親父さんに指導してもらいながら、何とかやっていますが、実をつけるまでは気が抜けません。トマトは今までプチトマト以外でまともに作れた事はなかったので、今度こそは立派なトマトの実がなって欲しいと願っています。

昨日から今日まで岐阜県の施設へ商品の納品へ出かけておりました。新たにStarSense Exploreなどの注文もいただいてきたので、近いうちにまた納品しに行きます。いつもは天気の良い時に行くのですが、今回はずっと雨だったので、いつも持っていくE-Bikeも今回はお休みです。7月に入ったらエコーラインから畳平へ上がれるようになるので、それに合わせてまた乗鞍へ行きます。次は久しぶりに剣ヶ峰へ上がろうと思っています。

凄いお客様がご来店されました!

2022-06-12 16:53:05 | ブログ


昨日と今日は店舗営業日でしたが、いずれの日もご来店のお客様がいらっしゃいました。特に今日は、素晴らしいプロフィールをお持ちの「遠山御幸」さんがご来店になりました。以前に何度かブログに書いた「LUNT LS100 Hα太陽望遠鏡」をダブルスタック化されるのを当店にご依頼頂いて先月と今日の二度ご来店いただきました。

実は恥ずかしながら遠山様の事は最初にご連絡をいただくまで良く知りませんでした。しかし何度かやり取りをしているうちに実はプラネタリウム業界では第一人者とも言える「横浜モバイルプラネタリウム」の代表であり、各地でご活躍されておられる凄い人であるというのがわかりました。今日もご自身で描かれたエアーブラシスペースアートの作品をお持ちになって見せていただきましたが、今の天文雑誌の「星ナビ」の前の「スカイウォッチャー」の表紙や科学雑誌「ニュートン」の特集記事のイラストなども書かれていて、その作品はいずれも第1級の素晴らしいものです。

今日も午前9時過ぎにご来店されてお昼前までずっとお話ししておりましたが、業界での先駆者でもある事から、当店の事もそうですが、これから行うスターウォッチングやイベントについて色々と深いアドバイスを頂きました。お話しも終始穏やかで一つ一つのお話が深く心に響くものがありました。当店もまだ初めて経験も浅いですが、最近はコロナが少しづつ治ってきており、それに伴いご来店されるお客様が増えてきています。来ていただける全てのお客様にはとてもありがたい事ですが、天文業界で活躍されておられるお客様に来ていただけるのはとても勉強になります。遠山御幸さんには、これからも末長く活躍していただきたいと思いました。



ところで久しぶりに「電視観望」のお話ですが、今日届いた新たなアンドロイドのタブレットですが、 ASIAIRとZWOカメラで撮像したイメージを外部ディスプレイに出力できないか、色々と調べておりましたが、HDMI出力に対応したタブレットを使えばそれが可能であるという事がわかりましたので早速対応するタブレットを注文して今日届きました。ASIAIRアプリをインストールしてカメラを取り付けてからHDMIケーブルで40インチテレビに繋いでみたら、きちんと表示されました。今まで使っていたNECのタブレットではスターウォッチングの際にその画面を見せる事で電視観望をしていましたが、これからは、液晶プロジェクターを介して大スクリーンに投影して星雲や星団の電視観望が出来るので、一度に大勢のお客さんに興味深い天体の姿を見せられるので今後が楽しみです。

ついでにこのタブレットでスターブックワイヤレスも動作させてみようと思っています。今度は動作しないというのはもう考えられないはずなので、これで動かなかったら暴れます(笑)



いよいよ来週末からしばらくはアストロカーの活躍の舞台が増えてきます。それに伴いゲストサービスとして記念のポストカードとステッカーを作りました。この他にも曇天の際に室内で行う際に使わせてもらっているアストロアーツの星座早見盤組み立てセットも用いています。ステッカーは、他にも当店ご来店の際に差し上げるオリジナル版も作りますので、今後はこういった小さなサービスも心がけていきたいと考えています。まだこれから星フェスの缶バッジ作りやチラシ制作もあるので、当面は机上の作業が増えてきます。缶バッジやステッカーなどは星フェスに多少でもボランティアでお手伝いいただいた方々にも差し上げますので、ぜひ当日は会場でお手伝いください。

Hα太陽望遠鏡関連の修理がたくさんあります

2022-06-09 18:36:55 | Hα太陽望遠鏡関係


今日も届いたばかりのPSTなどのチェックをしておりましたが、一時ご依頼が落ち着いていたCORONADO製品の修理依頼ですが、ここ最近また増えてきて、ブロッキングフィルターやPSTが送られてきます。費用的には3万円ほどかかりますが、PSTでも元は13万円ほどで購入されたものが修理出来なければただのお荷物になります。しかしそれが修理出来てほとんどの方が修理前より良く見えるようになったと喜んでおられるので、その価値はお値段以上だと思います。

近いうちにLUNTのブロッキングフィルターの修理対応もできるようになるので、出来ることは可能な限り対応したいと思います。LUNT製品も望遠鏡本体の修理なども当店で対応できますが、ご自分でもLUNTへ直接送れば代理店を通さずとも修理対応はしてくれるはずです。ただしそのやりとりは全て英語でする事になりますが、それが苦手な方は当店へご相談ください。



ところで、しばらく前に書いていたビクセンのワイヤレスユニットですが、あれからSX2赤道儀共々ビクセンへ送って検査をしてもらっておりまして、それがようやく戻ってきたのでこれからテストしようと思っています。ビクセンで検査をしたところ、アンドロイド環境でもきちんと使えており問題なしと判断されました。しかし、私のスマホとアンドロイドのタブレットだけがいまだに使えていないので、何とか解決したいと思っています。何れにせよ、ビクセンが検査した結果は問題なく動作していたというので、私同様にアンドロイド環境で使われている方はご安心ください。そうは言っても戻ってきてからまだ使っていないので何とも言えませんが、何とか使えるようにはしたいと思っています。

当店にもワイヤレスユニットが数点在庫しておりますが、まだ販売はしておりません。元々行き先が決まっていたのですが、それがダメになったので保管しています。

ところでもう一つ大切な話題ですが、小海の星フェスですが、現在良い形で進行中です。小海町役場との関係は少しづつですが修復しつつ外部からのサポートで開催に必要な費用も町が補助してくれそうです。しかしまだまだ気が抜けないので、最後までしっかり進めていこうと準備しています。これから開催までの5ヶ月間に出店者とのやりとりやチラシの制作、ポスターの制作、HPの制作なども含めて相当な仕事量をテレスコ工作工房の仕事をしながらやっていきます。現在、実行委員が13名おりますが、いずれは作業を分配しながら少しづつ進めていこうと思っています。何れにせよ今年はこれまでの開催で最も大変な回ですが、そのやり甲斐は最も高いものになるでしょう。後はその労苦に見合った参加者に来ていただければ最高です。