おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Solar Maxの劣化

2020-04-30 17:50:23 | Hα太陽望遠鏡関係


今日届いたSolar MaxII SMT60DS-10 Hα太陽望遠鏡を検品しました。このSMT60DSは7年前に当店で販売したものなのですが、しばらくぶりに出してみたらイメージが凄く暗くて何も見えないとの事で送っていただきました。

見なくても大体は分かるのですが、どこに問題があるのか確認するために送って見させていただきました。その結果は以下の画像です。



この画像はコンデジで露出をこの暗さに合わせてマニュアルで決めてまずはシングルスタックでワンショット撮影しました。以下の3枚の画像は全て同一露出です。処理もしていません。



こちらはブロッキングフィルターを交換して全く問題のない修理完了品を使って撮影しています。同じシングルでもブロッキングフィルターの状態でこれだけ明るさが違います。先の写真は劣化した暗さに合わせて決めた露出なので、健全なBFだと当然こんなイメージになります。



次は露出はシングルと同じでダブルスタックにして撮影しています。ほとんど太陽面が見えません。よくみると辛うじて太陽面が見えます。



こちらはBFを健全な物に変えてダブルスタックにしています。明るさが全く違っています。

Solar MaxやPSTなどの太陽望遠鏡をお持ちの方は長い事使っていても比較対象が無いので劣化などしていてもほとんど気がつきません。なぜなら数年以上もかかって徐々に暗くなってきているので、例えば毎日見ていてもなかなか気がつかないものです。劣化の状態がどの程度にもよりますが、酷くなると彩層面も分かりませんし、プロミネンスも余程の大きなものでないと出ていても分かりません。

今朝もアメリカの代理店と電話で話しましたが、旧タイプのSolar Maxのエタロンフィルターの修理が可能かどうか確認してもらっていましたが、修理に必要な素材などがメキシコへ行かないと入手できないので、今現状ではコロナのために規制がかかっているので行く事ができないので直ぐには修理ができないとの事でした。ブロッキングフィルター自体は全く問題なく修理が可能との事なので、近々またいくつかのBFをアメリカへ送ります。

また近々アメリカへ行く用事が出来たのですが、今の状態だと行けたとしても7月以降かそれより先になってしまうだろうと考えています。アメリカに限らず今は何処の国へも行けませんし、国内も大きな移動はできません。とにかく今は辛抱強く待つしかありません。



Nikon 10cmED屈折赤道儀のピラーの脚の塗装剥離をしていましたが、後からハケで塗った塗料は剥げてくれたのですが、オリジナルの塗料までは剥げなかったので、あとはサンドブラストで表面を整えて調色してもらった塗料で塗装をして仕上げます。まだパイプ部分も作らないと行けないので、しばらくかかります。鏡筒はYOSHIKAWAさんの所で綺麗にしてもらっていますが、最後の塗装待ちとなっています。コロナの影響で業者が休んでいるそうで、その為に作業が遅れているとの事です。

昨日からゴールデンウィークならぬグレーウィークですが、私にとっては遠方へ行かないのは普段のGWと同じです。人で混雑しているところが嫌いなので、お盆正月もほとんど外へ出かけません。ただ勤め人の方は年に何度かのまとまった休みが取れる時なので、気分転換に国内旅行や海外旅行へ出かけるのでしょう。しかし今年はそれができないので、ストレス度はMaxだと思います。またそれも非常事態宣言が一ヶ月されに伸びるようなので、その度合いは針が振り切れてしまうほどでしょう。ここ数日は感染者がグッと減ってきましたが、このまま辛抱し続ければ最悪のパターンは回避できるかもしれません。

Losmandy/CGEクランプベース

2020-04-28 17:07:16 | ブログ


MoreBlueさんのLosmandy/CGE仕様の幅広のクランプベースですが、必要だったの取り寄せました。見た目も作りもとてもしっかりしており、国内品ではこれに匹敵する商品は無いと思いました。アリガタレールに対しては、サイドからの締め付けは面で固定するタイプですので、アリガタレールに傷を付けることなくしっかり固定できます。ただ一つきになるとしたら、固定用のL型クランプが搭載する物によっては干渉するかもしれませんが、このクランプレバーは引っ張って角度を可変できるので、大きく移動させない使い方をすればそれも避けられます。しかしクランプが2個付いているので、余程大きな鏡筒でない限りはノブハンドルでも良かったかもしれません。自分で今作っているEM500にHD1400を乗せるクランプベースは3箇所で締めるタイプなのでノブハンドルを採用しています。

基本、このクランプベースは、M8-P35のタカハシ仕様の取り付けベースになっていますが、ビクセンSXP、AXJ赤道儀などにも取り付けられます。今までビクセン規格のクランプベースは使ったことがありますが、それとはまた別格の作りです。当初海外品を考えていたのですが、価格の割には今一つの製品が多いので、このクランプベースにして正解でした。



このクランプベースは、当店でも扱っておりますので、必要に応じてご注文いただければと思います。



お待たせしていた当店オリジナルのポラリエU専用の新型雲台ベース「PCBU-EQ」が仕上がりました。明日以降発送させていただきます。お待ちの方は今少しお待ちください。ただし一度にたくさんの塗装仕上げはしませんので、少しづつ仕上げていきながらお届け致します。タイミングによっては1週間程度お待ちいただく場合があります。



お客さんの接待用と自分の資料用として、お客様から頂いた貴重な天文雑誌などを本棚に収めました。まだまだ増やしながら必要な書籍は買い求めて多くの来店される方々に利用していただこうと思っています。雑誌の古いものは1966年の天文ガイドからあります。自分でも読んでいるとのめり込んでしまい、思わず座り込んで読み入ってしまいます。後は早くドリンクコーナーやテーブルなどを設置して寛いでいただけるようにしていきますので、コロナディザスターが終わったらぜひご来店ください。

今日、久しぶりに麦草ヒュッテの島立さんとお話ししましたが、八ヶ岳の山小屋は全て休止しているそうです。ただそれが5月6日までなのか、さらに伸びて夏くらいまでなのか、或いはさらに年内一杯になるのかが皆の心配事だそうです。麦草ヒュッテには当店から望遠鏡を数台納品しているので、ある程度のサポートをしないといけないので、時間がある時に上がってレクチャーしています。今年こそ40cmドブソニアンを使った星空観望会を行えるようになれば良いと思っています。標高2100メートルの40cmドブで見る星空は絶景だろうと考えて楽しみにしています。お店から30分で行ける所にこんな場所があるのは素晴らしい事です。一番良いのはここに天文台を作る事だろうと考えていますが、国有地なので簡単には行かないでしょう。


I'm Back !!!

2020-04-26 17:32:22 | ポータブル赤道儀関連


あの悪夢の日からようやく私の「最強の星空撮影セット」が揃いました。ビクセンから届いたポータブルでありながら高精度高精細な写真鏡「FL55SSフローライトアストログラフ」に同じく最強のポータブルユニバーサル赤道儀「ポラリエU」、そして当店のオリジナル「PCBU-EQセット」、さらに当店オリジナルの「TK-ALZM Jr小型微動雲台」が全て揃いました。もちろんカメラはミラーレスフルサイズ一眼「のEOS R」です。まだ改造はこれからでGW明けに出しますが、とりあえず以前に愛用していた最高最強の撮影セットが揃いました。これでまた気軽に楽しく宇宙の撮影ができるようになります。



ポラリエU専用のPCBU-EQは今週中に仕上がりますので、ご注文の方々へはポラリエU共々今週中にお届け予定です。ポラリエUとセットでご注文いただく方が、PCBU-EQを単体でご注文されるよりかなりお得ですので、まだポラリエUをお持ちでない方は、当店でセット品をご注文ください。また現在も販売中の星空雲台ポラリエからアップグレードされる方にもお得なセットがあります。こちらも引き続き販売中ですのでご検討ください。ポラリエからのアップグレードサービスは当店だけのとってもお得な販売です。またポラリエ専用の極軸望遠鏡のアップグレードサービスも継続して行っております。合わせてご利用いただければと思います。

ニュージーランドやアメリカでもこのセットで使っていた当店オリジナルの「TK-ALZM Jr小型微動雲台」も次回分の製作へ入ります。小型ながらがたつきやたわみを一切排除してフリーで操作ができる唯一の微動雲台です。



ビクセンのFL55SSは、発売当初から使っていますが、その素晴らしさを改めて実感したのは海外でポラリエUとセットで使ってからです。ポラリエU自体の追尾精度が良い事もあって、EOS Rで3分露出がほとんど失敗せずに撮れた事はこれまでに無かったので、自分的には今最も信頼できる海外撮影の友とも呼べる機材です。残念ながら前回は初日だけ使っただけで後は使えなかったので、不完全燃焼のまま機材を失っていたので悔やんでいたところでした。しかしまたこの機材が揃ってくれたお陰で次の撮影への楽しみが湧いてきました。これからの機材を全て揃えると高価な天体望遠鏡一式が揃ってしまいますが、ある意味一生物の機材として持っていれば、末長く楽しめるだろうと考えています。

まだ先のお話にはなりますが、FL55SSなどの高価な機材については、いずれお店の観測所が出来上がったら自由にご来店の方々に使っていただけるようにしようと考えています。それはまだコロナが終わってからのお話にはなるかと思います。

今回合わせて購入したのは、EOS Rをコントロールする「TC-80N3リモートコントローラー」ですが、EOS Rで使うには別途「RA-E3」変換ケーブルが必要です。これもセットで注文すると結構しますが、星の撮影では絶対に欠かせないものなので、合わせて注文しました。サードパーティーの中国製が安価に買えますが、海外とかで突然使えなくなると困るので、こういう部品はケチらずに純正品を買います。本当なら2本持っていたのですが、それも一緒に失っていますので今回買いました。

まだこれからレンズ類も揃える必要があるのですが、それについては少しづつ財布と相談しながら揃えていきたいと思っています。EOS Rは、外観はとってもシンプルですが、天体撮影に必要な機能は十分すぎるくらい持っているので、逆にボタンやダイヤルがやたらと多いカメラは天体撮影用としては向いていません。Canonと類似というか、さらにシンプルなのはSONYのカメラです。SONYのαシリーズも天文ファンに人気のカメラです。私も愛用しているSONY RX100M3はとっても素晴らしいコンデジですが、正直あまり使っていません。



今日の松原湖ですが、人が誰もいません。こんな様子のGWはここに来て初めてです。松原湖周辺の宿泊施設は予約だけに限定して営業をしているようですが、営業している以上は県をまたいで来訪される観光客はいるだろうと思っています。観光の自粛を呼びかけていても、来る人を止めるには受け入れる側も止めないと人の動きは止められません。小海町では完全に営業を休止しているところはそれほど無いように感じます。町が管理運営をしている施設は流石に休止しています。東京ほどというか感染者がゼロなので、逼迫感がなく、そこまで営業を自粛する必要が無いと感じているのかもしれません。当店について以前にネットで「営業している」と書かれていましたが、当店は土日だけの営業である上に、そもそもこの時勢に人などまず来ません。まぁ、仮に土日の営業をしていたとしても、当店を訪問される方々は皆さん良識のある方ばかりなので、この時期に訪問される方はいるはずもありません。

今日の東京の感染者は73人と少ないとニュースが流していましたが、そろそろ巷で言い始めたのは「何人のPCR検査をして何人の感染者が出たのか?」と言う事で、73人と減ったのは良いが、分母が100人なのか1000人なのか分からない事には、感染率も分からないし伝わらないのでそれを公開して欲しいと誰もが望んでいます。今実際に怖いのは、PCR検査を受けた人達ではなく、症状が無い人で感染している人がどのくらいいるのか?という事です。PCR検査は症状のある人にも無い人にも希望すれば受けられる体制を早く作らないと大変な事になりそうな予感がします。

2台目のEOS R

2020-04-24 16:56:59 | ブログ


今日届いたミラーレスフルサイズのCanon EOS Rですが、後ろに元箱が2個あります。しかし一つは空箱で、去年末に購入したものですが、2月のニュージーランドで丸ごと盗難にあって箱とバッテリーチャージャーだけ残りました。このままいつまでもカメラが無い状態では撮影もできないので、やむなく予定を前倒ししてEOS Rを買いました。前回は176,000円でしたが、今回は17万円と少しお安くなっていたのと、キャッシュバックセールで2万円が商品券で戻ってくるので購入を決めました。

後はこのEOS Rをまた3万円出してハヤタカメララボさんにHKIR改造に出します。合わせてセレストロンのRASAで使うEOS M6も改造してもらいます。RASAは手元にあるのですが、カメラアダプターが日本では何故か販売していないので、アメリカへ発注しました。当初、ZWOカメラとRASAの組み合わせで使うつもりでしたが、思っていたよりPCを使った作業が面倒なので、EOS M6に切り替えました。まぁ、写り自体はZWOの冷却CCDカメラの方が良いのだと思いますが、初心者の域を出ない私にはコンデジの感覚で撮影が気軽にできた方が面白いので、EOS M6をHKIR改造して使うことにしました。多分、RASAは使ってみたいが、CCDカメラをPCで使ってというのが面倒で躊躇しているという方は多いと思います。これについてはEOS M6の改造が済んで撮影環境が揃った時点でまたリポートします。



昨日からタカハシのEM200B赤道儀のused品を出しています。一昔前から考えると相当お安くなったと思います。この製品は97年製造ですが、23年経過してもしっかり正確に星を追尾してくれるので、今でもハイアマチュアでも愛用されている方も多いと思います。オートガイダーには対応していませんが、ネットでそれに対応したコントローラーを販売している方がおられるので、今風の使い方もできると思います。自動導入だけは改造は簡単ではありませんが、EM200を使われるくらいの方なら無くても不自由しないでしょう。電源はUSB対応となっているので、重たいバッテリーを持ち歩く必要も無いでしょう。



商品撮影はいつも床などにおいて無造作に行なっているので、新たに撮影用のスペースを作ります。ちょうどしっかりした引き伸ばし機があったので、ボックス部分を分離してエレベーター機能を利用してLED照明をつけて使えるようにするつもりです。ただボックス部と同じ重量のウェイトを乗せないとエレベーターのハンドルがうまく回せないので、LED照明のアームを作る際に鉄で10kgのウェイトを作って乗せます。試しにEM200用のウェイトを2個乗せたらバランスが良くなって動くようになりました。

今日もまたコロナの話題ですが、政府の自粛願いも聞かない業者を晒し首にするような話が出ていますが、世の中だんだんとギクシャクしてきました。湘南のサーファーやスーパーに家族総出で買い物をするお客さん、公園でマスクをせずにジョギングする人たち、県外からの車に対して差別的な態度をとる人たちなど、それに対してSNSなどでも批判の嵐となっています。コロナに感染するかしないかは自己責任ではあります。しかし、それを他人に感染させてしまう事を考えない人たちが今の日本には多すぎます。困ったものです。

いつもの風景があります

2020-04-23 17:18:18 | ブログ


今日は朝からとっても気持ち良い青空だったので、久しぶりに松原湖へ行ってコンデジでパノラマ写真を撮ってきました。もうすぐ5月ですが、今も雪がパラついて気温が低くなっています。世間はコロナ戦争で大変な事になっていても八ヶ岳はいつも同じ表情です。普段なら平日でも釣り客がボートで釣りをしていたりするのですが、今は土日でも誰もいなくてひっそりとしています。早朝に来ればこんな風景が独り占めです。



ただ写真を撮って眺めているのは勿体無いので、FUJIの防振双眼鏡テクノビスタ 14x40を持ってきて、山を眺めていました。倍率が14倍なのですが、防振装置のお陰でとても安定した状態で八ヶ岳を見る事ができます。手持ちでもほとんど動かないので、山小屋も何とか見えますし、登山者が歩いていればかろうじて見えます。今は登山をしたくてもできないので、このテクノビスタを使えば仮想登山が楽しめます。ただその為にはもう少し山に近づきたいところです。またチャンスがあれば最高の星空環境で使ってみたいものですが、ニュージーランドでは結局一晩しか使えなかったので、それが残念でなりません。できれば今年の9月にリベンジしたいと思っていますが、多分飛行機が飛んでいないので無理だろうと考えています。それならまた現地の夏に行きたいものです。



現在製作中のビクセンポラリエU専用の雲台ベースPCBU-EQが完成に近づいています。残り仕上げ処理のみですが、できれば今週中に仕上げたいと思っていますが、中の部品がアルマイト処理から戻ってこないと組みあがらないので、ご注文の方へのお届けは来週になる見込みです。



庭のツバメさん達は、なかなか諦めきれずに、昨日網を取り付けた屋根にひたすら巣を作ろうとしていますが、夕方になってやっと諦めたようですが、今度は家の玄関の屋根を狙っているようです。ここは人が出入りするので、さすがにここもやめて欲しいものです。工場の車庫の屋根が空いているので、できればそこに作って欲しいものです。周囲にはいくらでも空き家があって、そこなら誰にも邪魔されるに自由に巣作りができるはずですが、何故か人の住んでいる家でないとダメみたいです。まぁ、何れにしてもしばらくはこのツバメさん達とのバトルは続きそうです。

お店が少しづつ仕上がってきています

2020-04-22 16:39:39 | ブログ


お店の看板がようやく取り付けできました。大分前に作っていたのですが、取り付け方で悩んでいて今頃になって取り付けました。これからご来店の際にはこの看板の下にあるチャイムを押してください。家のチャイムを鳴らす方もおられますが、これで少しは分かりやすくなったかと思います。
ついでに、大工さんに来てもらって先日の軽トラックでやってしまった大穴も直してもらいました。修理する際にボードを発注してもらいましたが、大きなサイズで単位が決まっているので、相当無駄な材料が余ってしまいました。それはまた次に穴を開けたら使います。



店の看板は外の塀にも2箇所取り付けてありますが、気がつかなかったりするので、次からはこれで分かりやすくなったと思います。とは言っても外観があまりにシンプルすぎて自分の趣味にはあっていないので、これからそこしづつデコレーションして天文ショップらしく作り上げていきます。それと合わせて内部も色々と手を加えていきます。



外を大工さんにやってもらいつつ、本棚も作ってもらいました。これでお客様からいただいた貴重な天文雑誌などを展示できます。これだけでは足りないので、手前にも移動式の本棚を置いて、少しでも沢山の書籍を置いて来店された方々に読んでいただきたいと思っています。この図書コーナーのスペースは、お茶を飲んだりくつろいでもらえるスペースにするので、必要なテーブルなども買い揃えようと考えています。コロナ自粛が終わったらぜひ来店していただきたいと思っています。



今日は大工さんの仕事とは別に、店舗の軒先にツバメさん達が巣を作るのを遠慮してもらう為に、こんな感じで金網を取り付けました。当家では基本的にツバメさんが巣を作るのは歓迎しておりますが、お店だけはやめて欲しいので、やむなく対処しました。まだうちには他に巣を作るスペースがあるので、そちらで存分に子育てをしてもらいたいものです。



金網を取り付けるのに、しばらくぶりにタッカーと高圧コンプレッサーが活躍してくれました。こんな道具普通の家庭には無いとは思いますが、うちには大工さんの仕事ができるほどの電動工具や木工機械があります。最初にこの家に越してきた時に毎日のように大工仕事をしていたので、その必要に応じて大工道具を全て揃えました。



昨日、タカハシから戻ってきた「FS-128NZ鏡筒」ですが、対物レンズ清掃の為に出していました。無事に綺麗になって戻ってきたので、近いうちにお店で販売します。FS-128を持っている方でも"NZ"というモデルがあったのを知らない方も多いかもしれません。まだフィルム時代で67サイズで天体撮影が主流だった頃の商品で、誠報社がタカハシの協力により作られた珍しい商品です。



接眼部はタカハシ純正ではなく、BORGの中判ヘリコイドとフラットナーが内蔵されているので、中判フィルムでの撮影では天文雑誌に素晴らしい作品が良く掲載されていました。このNZ仕様をこのまま販売してもペンタックス67でも持っていない限り使えないので、この部分は35mm判が使えるように部品を取り付けるなどして販売しようかと考えています。

明日から麦草峠R299が開通しますが、登りたいのはやまやまですが、家族の反対でまたしてもお預けです。多分行っても誰もいないだろうと考えていますし、コロナ感染の心配も無いとは思いますが、この考えで全ての人が動いてしまうと、また問題となってしまうので、ここは素直に家族の言うことを聞いて自重すべきだろうと思っています。しかしこの先まだ続くのであれば、私に限らず息抜きが必要になってきます。人と接しないで息抜きができるとすれば、星の撮影にマイカーで出かけて一切の人との接触を断つ事かな〜と思っていますが、それも場所によっては人が集まるところだと無意味になってしまうので、結局はそれも難しいのかもしれません。まぁ、唯一できるのは、家の周囲の畑付近で天体観望か撮影をする事くらいです。こういう時は星の綺麗な場所に住んでいるのは得だと思います。

ところで今日も締めはコロナの話題です。PCR検査を経て「今日の感染者〇〇人」と出るのですが、私が最も知りたいのは、どのくらいの数の検査をして、そのうち感染者が何パーセントいたかという数字です。毎日東京の感染者が〇〇人と言われても、実際に検査を受けた人が何人いて、そのうち何人が感染者だという数字が明らかになってこそ、無症状の感染者がどのくらいいるかかが想定できて、それに対する対策を考えられるのだと思っています。

日本ではそれを一切公表していないので、実際に今どのくらいの数のPCR検査ができているのか誰も分かりません。日本が欧米と比較して何故感染者が少ないのか世界も疑問に持っていますが、多分海外ほど検査体制が行き届いておらず、検査ができない人が山のようにいるので、感染者数も増えず、一見するとコロナが抑えられているように見えるだけだと考えています。10万円を配るのも大事ですが、それ以上にPCR検査を希望する人にはスピーディーに確実に受けられるような体制を早く作ることが大事です。

Solar MaxII SMF90-BF30セット超激安です!

2020-04-19 17:12:41 | Hα太陽望遠鏡関係


昨日大幅にお安くして出している「CORONADO Solar MaxII SMF90-BF30Hαフィルターセット」を国内ではありえない価格で1点だけ出しております。こんなご時世なので欲しくても手が出ないかもしれませんが、ブロッキングフィルターがBF30の2インチタイプなので、タカハシなどの大口径屈折望遠鏡をお持ちの方には魅力的なはずです。問い合わせをされる方でこの商品を中古品と考えている方がおられましたが、まぁ、厳密には何度か検品の為に太陽を見ているのでそうかもしれませんが、一般的な中古品とは違います。検品をしなければ安心して販売できないので、わざわざ他店では絶対にやらないアメリカまで出かけて行って現地で検品をして仕入れた商品です。日本ではそんな仕入れ方をするお店などないだろうと思います。まぁ、大手企業の営業さんくらいならあるでしょう。

何れにせよ、この1点しかありませんので、ご要望の方はお早めにご検討ください。



メルマガを読んでいただいたお客様からこのSolar MaxII 90-BF15 Hα太陽望遠鏡をご注文いただきましたので、明日の発送に合わせて改めて検品をしました。幸い何も問題なく素晴らしい彩層面が見えたので安心して使っていただけます。このSM90も1月に仕入れた分でラストでした。

今は自粛ムードでテレワークや自宅待機で太陽望遠鏡を持っている方は有り余る時間があるので好きなだけ太陽三昧できるでしょう。しかしそれも長くなると飽きてきて外へ出かけたくなります。私もそろそろ禁断症状が出ていますが、外へ出られなくもないですが、自分がコロナをもらってくると家族に移してしまうので、それが最も怖いところです。

コロナウィルスの元々の出所は中国のとある研究所からのようで、それが人工的に作られた可能性があるとの事でアメリカが調査をしているそうです。万が一それが本当で中国の細菌兵器であったとなると、それにより数十万人が犠牲になったとして、中国とアメリカなどが戦争に発展するかもしれません。仮にこのコロナウィルスによる感染災害が終わったとしても、その後に大きな国際問題に発展していくかもしれません。アメリカは自国民を数万人殺された訳なので、もしこれが中国の仕業と分かった場合には黙っていないでしょう。必ず何らかの方法で報復に出る可能性があります。それはアメリカだけではなく、ヨーロッパの国々も巻き込む事になるので、結果的には第三次世界大戦へ発展してしまうかもしれません。それは絶対に避けなければいけない事ですが、問題は中国が今後国際社会にどう説明をしていくかです。今の所コウモリの責任にしていますが、アメリカの情報機関が本格的に動けば、それもいずれ明らかになってくるでしょう。

ところで、今日お店に来客が突然ありましたが、今はこんなご時世なので、できればご来店は控えて欲しいものです。特に東京方面からのご来客は来ていただいても十分な対応ができませんし、お店に入っていただく事も出来ません。せめて緊急事態宣言が解除されるまではご来店はご容赦ください。

それともう一つ困った事があるのですが、当店へ配達集荷に来る「クロネコヤマト」の小海センターのセールスドライバーでマスクを着用しない人が一人居ます。その人はマイルールで付けたがらないのですが、ヤマトのドライバーは不特定多数の人と毎日接しているので、ある意味感染の確率が高いと言えます。自分が感染するだけなら自己責任でいいのですが、問題はコロナウィルスを配達時にお年寄りなどに移してしまう事です。まだ小海町は感染者が出ていませんが、今後それにより感染者が出てしまうと大変なことになるので、安全のための小さなルールくらいは守ってもらいたいものです。

PENTAX 0.77 xリアコンアダプターの続き

2020-04-17 17:41:36 | PENTAX望遠鏡


前回の続きですが、ペンタックス67用のリアコンアダプターがアルマイト処理から戻ってきました。カメラマウントはEOS用を取り付けていますが、Tネジ対応なので、カメラマウントさえ交換すればNikonでもSONYでも取り付けできます。ただ残念なことにペンタックスの100SDUFIIや75SDHFではこのリアコンは使えません。最低でも105mmのSDHFかSDPでないと使えません。



100SDUFIIに取り付けようとしても物理的に入っていきません。装着部分のネジ径は適合していますが、内部に補正レンズユニットがあってはいりません。まぁ、それは装着する前から分かっているので試しに入れてみただけです。ということで、せっかく作りましたが使えないので、新たに105mmクラスの鏡筒を探すしかありません。



数日前ですが、去年末に出来上がったばかりの店舗の接客用スペースの外壁を壊してしまいました。軽トラックでバックで家に入ってきて行きすぎて”ドカン”とやってしまいました。軽トラックは大した事はありませんが、せっかく作ったお店が台無しになってしまったので直さないといけません。いつもお願いしている大工さんに相談したところ来週直してくれる事になりまして、ついでにその内側にあるスペースに本棚などを作ってもらう事にしました。自分でできるだけの大工道具が揃っていますが、せっかくなのでついでにやってもらう事にしました。お客さんから貴重な書籍を大量にいただいていたので、それを早く収納したいのもあったので、外壁の修繕と合わせてやってもらいます。それともう一つついでに大分前に作っていたお店の看板もつけてもらう事にしました。

ところで今日もまたコロナの話題ですが、東京の今日の感染者がついに200人を超えてしまいました。朝はほぼ毎日ワイドショーを見ていますが、テレビ朝日のモーニングショーに毎日出演している岡田さんの服装がだんだんと派手になってきたのが気になります。しかしどこかから言われたのかネットに書かれたのか分かりませんが、何故か今日はシックな感じで普段の岡田さんに戻ったようです。

本当なら今日から上高地へ行こうかと考えていましたが、家族の大反対でキャンセルとなりました。従って家で大人しくブログを書いています。先日までは7都道府県だった緊急事態宣言が47都道府県になったので、これで益々行動範囲が狭められています。5月6日までと皆考えているようですが、多分そんなものでは終わらないでしょう。日本のコロナ感染はまだ序章に過ぎず、これから徐々に被害が広がってくるだろうと考えています。国は国民一人あたり10万円を支援する用意を整えているようですが、12兆円を使ってどれだけの効果があるのでしょう。怖いのはその後だと考えています。万が一この間に大地震でも来たら日本は沈没してしまいます。コロナ戦争が何とか年内に終結したとしても、東京は戦後の焼け野原状態で多くの店が閉店や倒産で消えていくので、それが元に戻るには数年か数十年かかるだろうと考えています。

PENTAX 0.77 xリアコンアダプター

2020-04-14 16:55:06 | PENTAX望遠鏡


PENTAXの写真専用望遠鏡のリアコンバーターですが、元々PENTAX 67で使うのを前提で作られた製品ですが、それを35mmフルサイズデジカメで使えるようにアダプターを作りました。35mm版用の0.72xリアコンバーターも専用品があるのでわざわざこの67用リアコンを使う必要は無いかもしれませんが、イメージサークルが広くとれて良像範囲が広いので35mm版で使用するのは余裕です。

ただ残念な事にこのリアコンを使える望遠鏡を持っていないので、作っても使えません。カメラ取り付け部はM42のTネジ仕様なので、市販のカメラマウントが色々と使えます。ペンタックスのカメラマウントは全て専用品なので、Tネジ仕様のマウントは使えません。



元々このリアコンについていたカメラマウントは、67用とPENTAX Kマウント用でしたが、うちにはペンタックスのカメラが無いので使えません。結局仕上がっても自分のシステムでは使えないのですが、作ってみれば欲しい人が居るかもしれないと思って作ってみました。仕上がったらテスト撮影をしてみたいですが、現状では105SD以上の望遠鏡が無いので使えません。知人のところに125SDPがあるので、それで試すかもしれませんが、まだ大分先の事です。

コロナ戦争が始まってから2ヶ月ほど経ちますが、長野県や小海町では自粛ムードにはなっておりませんが、知らず知らずのうちに自分も外へ出かけなく(遠方へ)なってしまっています。今週末の上高地のOPENへ行こうと考えていますが、まだ悩んでいます。いつもは中国人や他のアジア圏からの旅行者で一杯になりますが、今年はOPENしても国内からのわずかな登山者などに限られるだろうと考えています。当然の事ながらマイカーでは入れないので、沢渡からバスかタクシーで入る事になりますが、バスがどの程度人が乗っているか気になります。タクシーなら貸切なのでより安全ですが、3500円ほどかかるのでそれも悩みどころです。まぁ、無理に今こんな時に行く理由は無いのですが、しばらく行っていないのでOPENに合わせて行こうかと考えています。

ポラリエU雲台ベースを作っています

2020-04-13 16:06:47 | ブログ


ポラリエUが発売になってから多くの方々にご注文いただいている当店のオリジナル商品「PCBU-EQ雲台ベース」ですが、現在次のロット分を製作しています。仕上がり予定は今月末頃になる見込みですが、コロナの影響により5月にずれ込むかもしれません。

ニュージーランドで使ってからしばらく使っていません。何故かと言えば、ニュージーランドで車上荒らしに遭って、持っていったカメラ、レンズ、三脚、FL55SS, ポラリエUセットなどの機材を全て盗難に遭ったからです。出発前に機材の画像をブログに載せていましたが、あの機材が今は一つもありません。総額で言えば普通車の新車が買える程度の被害額です。まぁ、一応保険会社からは幾らか出ましたが、機材を補填できるほどではありません。もう済んだ事なので早く機材を揃えてポラリエUのシステムを組み直したいと考えています。幸い、ビクセンのFL55SSセットとポラリエUセットは手元にあるので、後はEOS Rを買ってまた改造して使えるようにするだけです。

ちょうど今はEOS Rボディーを買えばキャッシュバックセールで2万円が戻ってくるので、実質14万円台でボディーが手に入ります。それに3万円の改造費です。愛用していたレンズ類はまた全て買い直しますが、コロナ災害が終わってからになるでしょう。これを機にデジタル一眼はCanon EOS Rだけにしようと考えています。実際に使ってみてとても素晴らしいカメラだというのが分かった事と、年内くらいに発売されるかもしれない、EOS R5も興味があります。サブ機としてFIJIのX-T4も考えていますが、EOS Rより高価なのとレンズの事も考えるとちょっと悩んでしまいます。



Nikon 10cm赤道儀のピラー脚の再塗装するために塗料の調色をオーダーしました。赤道儀自体は綺麗になったのですが、ピラーだけが汚れて塗装も剥げているので、ピラーのパイプ部分を新たに作るのに合わせて塗装もしようと思っています。10cmED鏡筒は現在レンズの清掃と再塗装に出しており、今月末くらいに仕上がって戻ってきます。全て仕上がったら、EM500+EDGE HD1400と一緒に観測所へ収めようと考えています。それまでは庭に設置して月や惑星の観測に使おうと思っています。いつものように筒だけ外してTeleGizmosカバーをかけて保護しておきます。

タカハシのピラーで錆が酷くて再塗装を希望される方がおられたら、当店でできるようにしようと考えています。以前に販売店からできないかと聞かれた事がありましたら、焼き付け塗装ができないので断っていましたが、塗料を変えて自然乾燥できるものにするので、今後はピラーの再塗装などもお受けできるようになるかもしれません。ピラーを塗装するだけならそれほど面倒ではありませんが、問題は塗装の剥離作業です。これがとても面倒で時間がかかります。仮に当店でできるようになっても、費用がかかるので希望される方がいるかどうか分かりません。とりあえずNikonのピラー脚をやってみてから考えてみようと思います。



今の外の様子ですが、大粒の雪が降っています。もう4月というか、まだ4月ですが、暖かくなってきてから良く雪が降ります。そろそろノーマルタイヤに履き替えようと思っていた矢先でまた雪ですから参ります。まぁ、しばらくは遠くへ行けないので雪が降っても何の問題もありません。
朝起きてテレビをつけるとどのテレビ局もコロナの話題一色です。今の状況は世界的に見ても「第三次世界大戦」と言ってもいいでしょう。既に数万人の死者が出ており、それがいつ終わるのか全く先が見えない中で戦っているのは、ある意味戦争より最悪な状況です。