スカイウォッチャーAZ-GTiを使った電視観望の為に色々と考えてやっていますが、標準だとビクセンタイプのアリガタしか適合しないのでちょっと不便に感じておりました。しかし今ついているサドルを外してみると何か作れそうなので、アルカスイスクランプベースが取り付けられるように部品を作る事にしました。部品としては全然簡単ですが、どうせならAZ-GTiにマッチするように白で焼き付け塗装で仕上げようと思っています。多分来月早々くらいには仕上がると思いますので、今後はアルカスイス仕様にして使っていこうと考えています。
ところで、今更ながらご存知の方も多いと思いますが、AZ-GTiをASIAIRからコントロールする場合、必然的に赤道儀モードでないと機能しないようです。昨夜も経緯台モードでやってみたのですが、どう考えても動きがおかしくてASIアプリでは赤道儀として認識して操作しているようです。知人に聞くと経緯台モードで使っているのは聞いた事がないと言っていましたし、赤道儀モードならPlate Solveも正しく動作して自動導入ができるという事です。
先日も書いたようにStarBook TENでは全く問題なくPlate Solve機能が働いて自動導入ができているので、わざわざAZ-GTiで電視観望をする必要があるのかと思われるかもしれませんが、AZ-GTiを使った電視観望だと安価に楽しめるので、それを初心者にでも教えられるように自らやってみているというところです。
AZ-GTiを使った電視観望については、きちんとしたマニュアルが無く、販売店のマニュアルでも初心者が理解するには難易度が高いので、それをもう少し分かりやすくできればと思っています。ネット上には多くの情報が上がっていますが、いずれも断片的な個人の機材に特化した解説がほとんどなので、せめて当店で購入してくれた方には分かりやすいマニュアルを提供したいと考えています。
今当店がサポートしている宿泊施設では、電視観望をゲストサービスの一環としてやりたいとの事で、時折行っては直接指導していますが、機器の操作が大分理解できてきて、後少しで電視観望を星空観察教室と共に新たなゲストサービスとして提供できるようになります。ちなみにこの施設のガイドは全て初心者で天文知識も無く望遠鏡も使った事が無い方々です。普通に天体望遠鏡を使って星空ガイドをするだけでも難易度が高いのに、いきなり電視観望ですから驚かれるかもしれませんが、今後はさらにその需要が出てくると考えています。