アイソン彗星消滅の話題が世界を駆け巡っております。脇役だったラブジョイ彗星が突然主役に抜擢された感じです。あちらこちらでアイソン商戦をやっていますが、もう十分儲けたのではないかと思います。これからはラブジョイ彗星に期待しましょう。といっても、これから先特に明るくなることもなく、しばらくはこの姿を維持して楽しませてくれるでしょう。
今朝いつものように、午前3時過ぎに目覚めたので、さっと機材を玄関先に出して撮影してみました。Power Shot S120とお気軽撮影ズームアイピースのセットを使いました。相棒としてはいつものポラリエ兄弟です。8-24mmズームですが、12mmで撮影しています。露出はS120最大のISO 3200-30secです。とてもコンデジでお気軽撮影したとは思えないダイナミックなラブジョイ彗星の姿を捉えています。
こちらは24mmでの撮影です。見かけ視界が45度と前画像より小さいのでサイズが違って見えます。実際に写っている範囲はこちらのほうが広いです。上の方が広い印象ですが、拡大させてみると良く分かります。以前にも良く撮っていたS95よりは遥かにノイズが少なく写りが良いと思います。僅か30秒しか露出できませんが、逆にその最大露出時間を有効に使うことで、お気軽撮影の幅が大きく広がります。
これらの撮影は全てポラリエとPCB-EQ2で行っておりますが、アイピースで拡大撮影していますので、やはりきちんと追尾できていることが必要です。機材のセッティングから撮影までは僅か数分ですが、極軸望遠鏡でしっかり合わせてから撮影しています。望遠鏡はタカハシの高精度鏡筒のFS60CBを使っておりますが、きっちりバランスが取れた状態で使っているので、構図決めから撮影まで大変スムーズです。
ポラリエ雲台ベース PCB-EQ2は現在SOLD OUTとなっておりますが、本日夕方以降より次期納期分のご注文をオンラインショップにてお受けいたします。現在既に製作へ入っており、納期としては12月中旬頃を予定としております。これまでは1ヶ月以上は納品に要しておりましたが、今回は比較的短納期でのお届けできるでしょう。