今年もまたカレンダーの発売シーズンに入ってきました。早々と来年度2022年の天文宇宙検定のアストロノミースペーステストカレンダーが仕上がってきました。私も3月の撮影を担当しています。今年の6月に乗鞍岳で撮影した写真が使われています。私にとっては最高の一枚です。発売は11月からの予定ですが、当店でも販売致しますのでぜひご注文ください。今年はとても良い写真が揃っています。
昨日の夜は制御システムを入れ替えて初めてアストロカーを使ってみました。以前と違って格段と使いやすくなりました。20cmクーデ式望遠鏡は、ファインダーを覗くのに脚立が必要なので、これまでのコントローラーやPCを使うのだと不便でしたが、スマホのSkySafari Plusでコントロールできるので格段と便利で使いやすくなりました。
これまではWindows MEのCATIIで制御していましたが、動作が不安定な部分があったり電源がAC100Vでしか使えないのがあって不便さを感じていました。PCを接続しないでダイレクトに赤道儀だけを動かすのなら携帯バッテリーで何とか動かせましたが、自動導入は当然できないので、手動でしばらくは操作して使っていました。左のコントローラーで使っていましたが、今は右のスマホで使えています。
システム改造をした後はこの右側の新しいコントローラーに変わりましたが、細かい部分で高機能でモーターのパラメーターを変えたり細かいマニュアル設定ができるようになっています。赤道儀のウォームギアの歯数などもコントローラーで指定できるので、多種多様の赤道儀や経緯台に対応します。これまでもタカハシEM200やNJP赤道儀やPENTAX MS4赤道儀などにも使われてきたので、元々付いていたコントローラーでは出来ない汎用性の高い使い方ができるようになっています。
まだ自動導入がSkySafariだけに頼ってやっている部分もあるので、ツースターアライメントなどが出来れば導入精度も上がるのですが、現状ではワンスターアライメントでやっているので遠方の天体は上手く導入できていません。他の赤道儀などでもワンスターだけでは上手く導入できないのは同じなので、今後使う上で色々と工夫が必要です。まだ他にも「ASIAIR Pro」の接続も出来ていないので、今晩トライしてみて繋がったらPlate Solve機能を使った自動導入にもチャレンジするつもりです。
今年の星フェス開催まで1ヶ月を切りましたが、今年は急遽ビクセンの星空キャンピングカーが会場にやってきます。これにアストロカーもあるので、前代未聞の豪華な顔ぶれとなります。ただしキャンピングカーは天文台など無いので、星空のラッピングを施しただけのものです。しかしこれにビクセンの最新望遠鏡などを積んで当日会場でスターウォッチングを楽しむので、今年はこの2台の天文仕様の大型車が会場で活躍します。