おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

TK-ALZM Jr2にスカイメモRSを乗せる

2020-11-30 18:14:26 | ポータブル赤道儀関連


TK-ALZM Jr2は、本日全てのご注文者様へ発送完了しました。明日以降お手元に届きますので、使ってみてください。

今までこのTK-ALZM Jr2にスカイメモを乗せた事はありませんでしたが、以前に製作したスカイメモ用プレートがあったので乗せてみました。スカイメモRSとFL55SSで5kg程度はありますし、それにウェイトも入れると7kg弱くらいになりますが、全く違和感なく強度的にも全く問題ありません。実際に検証はしておりませんが、前後のバランスも最適になっていれば10kg程度の機材でも十分保持して使えるだけの剛性と強度は持たせています。



このフル機材搭載の状態で極軸合わせをする際に北極星が大きくずれていた場合に手でスカイメモを持ってフリー操作で動かしてみても突然大きく動く事もなくスムーズに北極星へ向けられます。極望の視野へ入ったらクランプを締めて極軸を合わせるだけなので、とても簡単です。



TK-ALZM Jr2にスカイメモを乗せる場合には、別のプレートが必要ですが、それはこれから製作して常時在庫を持つようにします。経緯台プレートも合わせて作るので、両方必要な方は一緒にご注文していただければと思います。



今日ご注文の方々へお届けが終わったので、残っている予備分を組み上げて今週末くらいに販売します。スカイメモのプレート類は今月中にはできますが、来月はTK-ALZM5を作らないといけないので、時期的に年末近くなるかもしれません。TK-ALZM5は以前に試作も終わっているので、後は本製作へ入るだけですが、ご予約分しか作らない予定です。数量はどのくらいになるかまだ決めておりませんが、10台くらいだと思います。

それと、スカイメモをTK-ALZM Jr2に乗せて思ったのですが、スカイメモを海外などへこれから持っていかれる方の事を考えてペットボトルアダプターが使えるシャフトを作ろうと思います。私も初めて海外へ行った時はスカイメモNSを持って行きましたが、ウェイトがかなり重かったので大変でした。しかしペットボトルアダプターがその時にあったらもっと楽だったと思います。という事で近いうちにシャフトを作ってペットボトルADとセットで販売しようと思ってます。

新型微動経緯台/雲台 TK-ALZM Jr2を明日発送します!

2020-11-29 17:32:43 | ブログ


納品までかなりのお時間がかかりましたが、今日でようやく組み立て作業が完了しました。組み上げてから最後に三脚に取り付けてフリーストップの調整を行いました。こればかりは三脚に取り付けて行わないとその感覚が手に伝わらないので、これまでの微動雲台も全てこの作業を最後に行っています。



仰角の調整も雲台プレートを取り付けて回しながら行っているので、現状ではほぼ良い状態に仕上がっていると思います。これまで作った微動雲台も自分では良くできていると考えていますが、新たに作ったものが前モデルより劣るようなら作る意味は無いので、毎回作る度に進化しているはずです。今回のTK-ALZM Jr2は、これまで作った微動雲台の集大成的な商品ですので、使っていただければ製作者の思いが伝わってくれると思います。



商品は梱包するまでに仕上がっており、発送伝票も印刷が終わって貼り付けるだけとなっています。後は最後にマニュアルをこれから作って商品に添付して明日発送致します。これから先発送受け取りについてお時間指定などはお受けできませんので、後ほどお知らせする伝票番号よりヤマトへ連絡されて配達指定をされてください。それで予備分として取ってある数点については、組み上がってから在庫品として販売致しますが、まだもう少し先になります。

昨日と今日は店舗営業日でしたが、昨日はご来店された方にビクセンの望遠鏡セットを買っていただきました。また今日ご来店のお客様には大物の「Meade LX200GPS-30 自動導入経緯台」をピラーとセットでお持ち帰りいただきました。長野県内の宿泊施設でスターウォッチングに使うために必要との事で以前からご相談をされて今日お引き取りいただきました。また他にもポータブル赤道儀の事で相談にご来店された女性の方から微動雲台や三脚をセットでご注文されて行かれました。

今日改めて感じたのは、実店舗がある事で来店された方からいろいろなご相談を受けたり購入機種の選択の指標ともなるので、辺鄙な場所のお店ですが、当店は長野県唯一の店舗販売をしているお店ですので、ネットだけのお店よりは少しは頼りになると思いました。

TK-ALZM Jr2を組み立てています

2020-11-27 17:16:37 | ブログ


今日でやっと塗装作業が終わって後は全ての部品を組み上げていきます。部品点数が多いのと、一人でちまちまとやっているので、想像以上に時間がかかります。こういう作業は急いでやると失敗するので、塗装も3日がかりでやりました。塗装も大変ですが、その前処理のマスキング作業に時間がかかりました。販売価格には私の作業時間などは入っていないので、普通に考えたら赤字販売ですが、使う方が喜んでいただければと思って深く考えずに作業をやっています。

今回製作して販売した分とは別に予備でいくつか持っていますが、それについては後日在庫品として販売致します。

今のところの完成予定は29日ですが、予定通りに作業が終われば30日に発送できます。これまでのブログでは説明しておりませんでしたが、このTK-ALZM Jr2は、経緯台として使えるようにフリーストップ機能を持っています。調整用ネジがその際に邪魔になる事があるので、この4本の調整ネジを外せばフリーストップの経緯台として使えます。その他ネジを交換したりする事でそのユーザーだけの機材にできるよう考えて作っています。何れにせよまもなくお届け致しますので、ご注文された方々は今少しお時間をください。

特注製作しました

2020-11-26 21:10:21 | ブログ


MeadeのRCX-35用の頑強な三脚にNJP赤道儀を乗せるためのアダプターを製作しました。これからアルマイト処理をしてから三脚共々納品します。アダプターの取り付け方法は色々考えたのですが、センターボルトを使って固定する方法が最もシンプルで設置後に自由に回転もできるので、これで製作しました。



テンションボルトがとっても素晴らしい作りなので、これを利用しない手はありません。NJP赤道儀は架台アダプターを取り付けたままで三脚架台に乗せてテンションボルトを締め付ける事で固定できます。しかし夜にその作業をするのはちょっと難しいかもしれませんが、架台側に何らかのマーキングシールをつけておけば乗せやすくなると思います。当初1本のボルトでNJP赤道儀を固定するのは心配もありましたが、テンションボルトのハンドルが大きいので、これでしっかり力を入れて締め付ければ微動だにしないでしょう。

三脚と架台アダプターで結構な金額になりましたが、同じ三脚を使っている人は日本にはまず一人もいないので、世界に一本だけの特注三脚です。今後他の赤道儀を使うようになっても、三脚側は一切改造はしていないので、アダプターを作れば使えます。



ブログを見た方から”RD0.77Xを持っているのだが、用途が見つからなかったので保管してあった”との事で今の機材に適応するようにアダプターを製作しました。優秀な67専用のレデューサーですが、もはやフィルムでは使えないので、フルサイズデジカメで使えるようにご要望に応じて製作しました。この後アルマイト処理をして納品します。

今年も残り1ヶ月ちょっとですが、12月は何かセールをやろうと考えております。売り物は色々とあって倉庫に積んであるだけの商品もありますので、処分も含めてお安く販売したいと考えています。仮にやるとしても12月中旬頃になるかもしれませんが、また分かり次第お知らせいたします。

Radian Raptor 61 f/4.5 ハイスピード写真鏡筒

2020-11-24 18:44:39 | ブログ


国内では販売されていない、アメリカの望遠鏡販売店と光学メーカーの共同製作品の天体写真用単焦点ハイスピード望遠鏡「Radian Raptor 61mm f/4.5 Telescope」です。10月の早い段階で予約注文しておりましたが、数日前にやっと届きました。ウィリアムOPのRed Catと競合する商品ですが、こちらの方が口径が少しだけ大きいのと、F4.5というレデューサーをつけない状態でこの明るさなので、このまま写真専用鏡筒として使えます。

スペックは、対物レンズは3枚玉アポクロマート、フード外径90mm、鏡筒外径80mm、バックフォーカス55mm、イメージサークル44mm、フォーカスノブ(10:1マイクロフォーカス仕様)、鏡筒回転装置装備、鏡筒バンド(ワンタッチクランプ式)、ビクセン、ロスマンディープレート付属、鏡筒重量2kgとなっています。



光学系は、プライマリーユニットは3枚構成で後部に各種収差補正用に3枚のレンズが入っています。イメージサークル44mmなので、フルサイズも使える性能を有しているそうです。昨夜少しだけポラリエUに乗せて使いましたが、月明かりがあって中々思うようには撮れませんでした。アメリカの販売店では購入された方々からの高い評価が沢山入っているので、概ねその性能は良好なものだと思います。



鏡筒ホルダーは、2本付属しており、その汎用性を考えて各面に3箇所の1/4インチネジが設けてあります。固定は日本では一般的なツマミネジ式ではなく、レバーでワンタッチで固定できるユニークでクールなデザインです。



接眼部は、M48P0.75のワイドTマウント仕様となっています。うちで使っているM42タイプは使えないので、Amazonに注文して使っています。フォーカスは10:1のマイクロフォーカス仕様となっており、360度の回転装置付属です。付属品でビクセンタイプのアリガタとロスマンディータイプがありますが、私はポラリエUに乗せて使うので、アルカスイスプレートをバンドに取り付けて使っています。しかし、バランス的に接眼側へプレートをスライドさせないとバランスが良くないので、その場合はあえてフォーカスノブを上に来るように回して使っています。



ビクセンFL55SSと並べてみましたが、重量的にはほぼ同じで、焦点距離もFL55SSのRD仕様ではほぼ同じ感じです。FL55SSがRD仕様でF4.3の237mmですが、Raptor 61はF4.5の275mmです。違いは僅かですが、できれば両者を比較してみたいところです。

Raptor61は日本では発売されないと思いますが、優秀な光学系なので、私同様に注文された方がいるでしょう。ご自分で注文されるのが難しい方は当店へご依頼頂ければ対応します。ただし、初回分は完売しているので、次回は12月中旬以降になるそうです。



大きな箱で届きましたが、開封するとさらに箱が入っています。



さらに中にはバックパックタイプのケースがあります。



そしてこのRaptor 61とアクセサリー類が入っています。本体もケースも全て黒で統一されていてとてもクールなデザインです。これで性能も伴っていれば申し分ありません。



ポラリエUとセットで使うには、このくらいのサイズの望遠鏡が適しています。FL55SSも優秀なのでいいですが、RDもセットだと結構なお値段になるので、カメラ用の望遠レンズを使われている方が多いと思います。TK-ALZM Jr2とセットで使うとさらに活きてきます。ご注文の方々には来週早々に発送できる見込みですが、後のご注文分に関しては12月に入ってしまうかと思いますが、気長にお付き合いください。

新たなネイチャーショップを目指して

2020-11-22 11:50:05 | ブログ


TK-ALZM Jr2の塗装前のマスキング処理をこれからやります。一度に沢山の塗装はしませんので、少しづつ確実に仕上げていきます。20日からご注文をお受けしておりますが、予定数の半分以上はご注文で売れました。ビクセンの新型微動雲台などと競合する商品ですが、単にポータブル赤道儀の微動雲台ならこれほど手間もかけて作る必要もありませんし、販売価格も2万円以下で売れる商品を作れます。構造も簡単なので悩む必要はほとんどありません。

しかし、敢えて売れにくい値段の高い商品を作るのは、自分が使いたいというのが一つで、もう一つはどうせ作るなら誰も作っていない商品を作る、という事です。それを実現したのはこのTK-ALZM Jr2です。まぁ、一度に沢山作らないのも、売って儲けるという概念は全く無いので、この商品も沢山は作らずに気が向いたらまた作るという感じです。今回売り切れても次は来年まで作りません。

今ご注文の方々には何とか今月中にお届けしたいと思いますので、今しばらくお待ちください。



店舗をリニューアルして野鳥関連の商品を沢山置けるように展示台を作りました。下にキャスターがついているので、必要な時には移動させてスペースを活かせるようにしました。展示台には主にペンタックスやビクセンの双眼鏡類を置きます。全て無料で貸し出しますので、ご購入を前提で実際のフィールドで使っていただけるようにします。それとあまり伝わっておりませんが、ビクセンの赤道儀類も無料でお貸しします。赤道儀を初めて使われる方や子供さんが使いこなせるか心配で購入まで踏み切れない方はぜひ当店へ来て使ってみてご検討ください。当店のフィールドは星空も野鳥も自然も豊富にあります。それらも全て無料です。

この新たなショップが本格稼働するのは、来年の春頃に新たなギャラリー&アトリエが完成してからになります。車庫を一つ潰してそこに建築します。お金がかかってばかりで儲からないお店ですが、世界に唯一の多目的なネイチャーショップを目指しているので、できることはやろうと考えています。

ANAの機内の安全性について

2020-11-22 11:47:22 | PENTAX望遠鏡


先日、ANA国内線で「羽田ー鹿児島」間を往復しましたが、当初感染の危険を感じていた空港から機内での体験から得た感想についてお話しさせていただきます。
私が乗った飛行機は幸いにも満席ではなく、見た感じ7-8割くらいの乗船率だったと思います。帰りはもっと少なくて5割くらいだったと思います。機内に入る前にマスクとアイガード的なゴーグルをしておりましたが、乗客のほとんどがマスクだけの着用でした。私の両サイドは人が居なくて空席だったので安心しました。テイクオフ前に通常の機内安全ビデオが流れて、その後に機内の設備や空調についての説明がビデオやアナウンスで流されましたが、それを聞くと「機内の空気は3分で完全に入れ替わるので安全です」との話でした。

CAのサービスも最小限度で機内サービスは2時間弱のフライトでドリンクだけでした。スナックなどの提供もありませんでした。驚いたのはその間も機内で喋っているのはCAだけで、乗客はほとんど喋らずに機内は驚くほど静かでした。機内はある意味密室なので、喋る事に対して警戒感を持っている良識ある人たちがほとんどだったという事なのでしょう。逆にあのくらい静かだと喋る事に罪悪感さえ感じるかもしれません。

ANA機に乗ってCA達の仕事ぶりを眺めていましたが、コロナ禍の中ではさらに大変だと思いました。しかし彼女達は笑顔を絶やさずに熱心に仕事をしているのを見ると応援せずにはいられません。下船する際に一人のCAに声をかけたら笑顔で返してくれました。そう感じるのは私だけでは無いはずです。



ただ、昨日からの3連休の間は同じ機内でも雰囲気が大分違って家族づれが多いので、機内は通常の雰囲気だったかもしれません。平日に飛行機に乗れるのはビジネスで必要に応じてやむなく渡航する方か日程等で余裕がある年配の方々なので、そういう方々は今のコロナ禍の状況をしっかり理解された上で飛行機に乗っているので、静かだったのかもしれません。それは私の勝手な憶測かもしれませんが、そう考えています。

政府がついにGOTOを一部の地域で休止する事を決断しましたが、マイカーでの移動や飛行機での移動では、それほど感染の心配は要らないのかもしれません。逆に怖いのは旅行先での飲食や混雑する場所の利用なのだと考えています。実は私もちょっと前にメーカーの営業さんが数名で当店へ来られた際に夕食をご一緒しましたが、食事中はどうしてもマスクを外して会話もします。人数は4人でしたが、相手の事は良く知っており、感染はしていないと安心しての食事でした。

鹿児島から熊本を往復しましたが、当然レンタカーを利用しました。その間で人と接触しやすかったのはレストランやスーパー、ホテルでしたが、ホテルでの食事では十分な距離があったので心配要りませんでしたし、大浴場でも比較的空いている午後6-7時に利用したので、入っている人は2-3人だけでした。そういう感じで要は旅行をする日と場所を選んでできる限り車を利用する移動を考えて人との接触を最低限にすれば安全を確保できると思いました。私は元々人が多い場所が苦手なので、どんなに美味しい食堂でも行列を作ってまで行く事はしませんし、人気の観光地でも人の少ない時間帯や夜に行くなどしていますので、コロナ感染の率を最小限にできています。



最後の日に霧島高原のホテルから撮った写真です。残念ながらここでの星空は見られませんでしたが、次行く事があればミニ登山もしたいところです。GOTOが来年春まであったら春に行きたいと思っています。

新型微動雲台TK-ALZM Jr2を経緯台として使うために

2020-11-20 19:12:59 | ポータブル赤道儀関連


先ほど九州から無事に戻ってきましたが、これからこのブログでTK-ALZM Jr2の追加説明をして商品説明も追加してから販売いたします。準備作業にもう少しかかるので、午後9時過ぎにはご注文できるようにしますので、お待ちの方々はもう少しお待ちください。ただし、今回の販売数はとても少ないので、もし売り切れてしまった場合には後日追加製作しますので、それまでお待ちください。沢山作って販売する事もできますが、そういう機械的な販売方法は自分としてはやりたくないので、ご注文をお受けしてから一つづつ塗装をして組み上げてからお届けしたいと思います。

それで本題ですが、このTK-ALZM Jr2は、経緯台としての機能も有しています。画像はペンタックス75SDHF望遠鏡ですが、このTK-ALZM Jr2にはサイズ的にぴったりマッチします。要するにこのくらいのお気軽観望する屈折望遠鏡なら余裕で搭載して使う事ができます。



経緯台としての絶対条件は、天頂へ望遠鏡が向けられる事です。それはクリアーしています。実際にTK-ALZM Jr2は仰角の回転も方位回転も360度できます。ただし仰角はネジ類などに干渉するかどうかなので、基本的には360度回転します。



あともう一つ経緯台として大切な機能は、フリーストップ機能があるかどうかです。これも手で簡単に振り回しても鏡筒センターでバランスが取れていれば手を話した部分で停止します。後はクランプを締めてから観望するだけです。動き的にも軽すぎず固すぎずで良い感じに仕上がっています。その後の微調整は、2本のネジが対になっているので、押し引きしながら調整します。仰角と方位の両方が必要ですが、フリー操作である程度天体を視野に追い込めれば微調整は大きな動きは必要ないので、簡単に導入できるはずです。そこはポータブル赤道儀の極軸調整と同じ要領ですので問題ないはずです。

今回販売する状態では、経緯台として使うにはいくつか制限が発生しますが、12月になってから販売する部品を装着する事で画像のような使い方が可能になります。部品はブロック状の簡単な構造の部品なので、価格は数千円程度のものです。またこの部品に使うアリガタベースの大きな物は適さないので、画像のような小型のアリガタが適しています。

最後に大事な三脚について説明しておきます。経緯台として使う場合には、三脚に干渉しやすくなります。できればセンターポールのある三脚でお使いいただくのがベストです。画像の三脚はセンターポール付きの安価なものですが、実はセンターポールを伸ばさなくても望遠鏡を天頂へ向けられます。三脚や使用する機材によって変わりますので、最適な三脚を使われる事をお勧めします。

TK-ALZM Jr2の重量は1150gです。高さ112mm、幅67mm、奥行55mmです。調整ネジ、雲台プレート部分は入れておりません。

以上ですが、ご注文をお待ちしております。

TK-ALZM Jr2は明日より販売します

2020-11-19 19:57:23 | ブログ


昨夜撮った「都井岬灯台」での星空です。最初は諦めていたのですが、突然晴れてきて慌ててピントを合わせて撮りましたが、恥ずかしながらピンボケです。カメラはEOS RでレンズはSIGMA 14mm/F1.8です。灯台がぐるぐると回っているので、その様子も合わせて撮りました。都井岬は高校の修学旅行で来た以来ですので、懐かしさも手伝って地面に寝転がって星空を眺めていました。その時に泊まったホテルはすっかり廃墟となっていて時間の流れを感じずにはいられませんでした。

都井岬の星空の見え方は、完全ではなかったですが、近くに光害らしいものが無いので、場合によっては小海の夜空より暗いと感じました。できれば夏にもう一度佐多岬と合わせて来てみたいです。



撮影は新型微動雲台「TK-ALZM Jr2」にポラリエUを乗せて撮りましたが、動きもスムーズでこれまで通りに確実に極軸を合わせて撮影する事が出来ました。方位回転と仰角の回転は適度な渋さもあって、クランプを緩めていても突然傾いてしまうような事もありませんでした。今回の撮影で初めてフィールドで使いましたが。とても快適に使えました。これでまた海外へ行けるようになれば新たなパートナー機材として役立つことでしょう。



このTK-ALZM Jr2は、明日11月20日よりご注文をお受けしますが、仕上がるのは11月末からになるので、ご注文のタイミングではお届けが12月に入ってしまう方もいるでしょう。今回はお値段でだいぶ悩んだのですが、実際製作コストがこれまでのものより大きくかかっているので、本来ならもう少し上げて販売したいところですが、今回に限って今表示されている価格で販売いたします。TK-ALZM Jr2の販売が一通り安定したら次にさらに大型で剛性も高い「TK-ALZM 5」を作ります。これはさすがに年明けからですが、スカイメモや大型のポータブル赤道儀などで使いたい方はもうしばらくお待ちください。

先日、すでに試作品をアップしましたが、最終でもう一度機材搭載ベース部などを改良して完成形に仕上げてから製作へ入ります。

TK-ALZM Jr2の販売は、当方が明日帰宅してからになりますので、夜になると思います。現在はSOLD OUT表示になっておりますが、まだ売り切れてはおりません。

阿蘇山から志布志ー鹿児島へ

2020-11-19 08:36:26 | ブログ


南九州へ来て今日で3日目ですが、天候が今ひとつ良くありません。昨日は阿蘇周辺に泊まりましたが、夜も撮影で阿蘇火山博物館近くへ上がりました。しかし風が強いのと星が全く出ていなかったので直ぐに退散しました。ホテルから30分程度のドライブでしたが、待っても良くなる可能性が低かったので早々に引き上げました。この画像の場所は翌日ホテルをOUTしてから上がって撮りました。



阿蘇山周辺には光害源となる大小の町が取り囲むようにあるので、それによる光害の影響は相当あります。日中はわかりませんでしたが、夜上がってみて想像していた以上に悪かったです。



阿蘇中岳の火口で撮影をするには、この有料道路を通らないといけないですが、夜間はクローズされているので結果的に車では上がれません。しかしこの有料道路はほとんど距離が1-2kmくらいしか走らないので、機材を持って歩いて上がれば可能です。しかし、夜間の入山規制があればそれも無理というお話です。ちなみに有料道路の料金は普通車で800円です。距離から考えても通行料というより入山料という感じです。



初日の夜はこの火山博物館手前の高台で撮影するつもりでしたが、翌朝来て分かったのは、博物館の駐車場は有料だったという事です。単にお土産を買うにしても火山博物館を利用するだけでも有料のようです。私は駐車しなかったですが、見ているとバイクや車が入ってきても有料だと分かると引き返して行きます。多分ちょっと売店などを見ようと入ってくるのだと思いますが、それだけで500円払うのが嫌で料金所前でUターンしていきます。駐車場の運営には種々のコストがかかっているのは理解できますが、それ故に火山博物館や売店レストランの利用者を逃しているようでもったいないと思いました。



中岳火口へは駐車場から歩いて3分ほどの距離にあります。やはりコロナの影響もあって人は少なかったです。中岳火口までは最近まで閉鎖されていたので、9月に3年ぶりに入れるようになったそうです。白い煙はほとんど水蒸気みたいです。外気温が低いので相当モクモクと煙を上げていました。風向きによっては二酸化硫黄の発生危険があるので、呼吸器系に疾患がある方や心臓の弱い方は入場を制限されるようです。
火口付近で夜撮影する場合には、噴煙やガスの発生状況を知る必要があるので、簡単には近づけない被写体です。



火口駐車場で見かけたキャンパーバンみたいな軽トラックです。お母さんと娘さんの二人で姫路から旅に来たそうです。この箱部分は娘さんが1年かけて作ったそうで、プロ並みの作りです。中もキッチンもあって驚きました。聞くところによると家族全てがキャンピングカーマニアだそうです。駐車場で注目の的になっていました。ただ心配なのは車検の時は外さないとこのままでは通してくれないのではないかと思いました。



今滞在中のリゾートホテルの部屋から見た風景です。海辺に建っていますので、窓からは常時絶景が見れます。遠方に内之浦の宇宙空間観測所が見えるので、このホテルからロケットの打ち上げが見れそうです。観測所には高校生の修学旅行で来ましたが、懐かしい場所です。

昨夜は都井岬まで走って撮影をしましたが、幸いにも撮影ができるレベルの星空を見られました。また夜にでも書きますが、今日は知人を訪ねてから桜島を経由して鹿児島へ入り、その後は霧島高原へ向かいます。今日はそこで泊まって晴れたら撮影をしますが、天気予報は最悪なので無理だと思ってます。



ちなみに志布志のホテルは「大黒リゾートホテル」です。ホテルの外観は熱海にある古い老舗ホテルみたいな感じですが、部屋はリニューアルされたみたいで今風に綺麗です。こちらへ来ることがあれば一度泊まってみてもいいでしょう。