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ヒアリングのプロはメッセージ性を引き出すものです

未唯へ。あなたは「恋空」をケータイで読みましたか。私は読んでいません。

水曜日に、「The medium ia the message」の意味を知り、ポータルそのもののメッセージ性を認識したが、同じ見方をすると現象が理解しやすいものがありました。それはラジオとケータイです。

先週借りた30冊のうち、残っていた4冊の新書を出張に持って行きました。その中の『ラジオの戦争責任』699.8サカと『ケータイ小説がウケる理由』694.6ヨシに「The medium ia the message」があることに気づきました。

『ラジオの戦争責任』は「日本国民が太平洋戦争を支持したのか」の疑問に対して、ラジオというメディアが及ぼした影響を書いています。特に、「大東亜共栄圏」「生命線」を広めた松岡洋右は当時、570万台あったラジオで国民に訴えた。彼は満州鉄道時代に「大東亜共栄圏」をイメージし、国際連盟脱退、三国同盟締結時に国民への訴えた時に、ラジオのメッセージ性に気付いた。ラジオというメディアそのものが、国民との関係を変えていった。

『ケータイ小説がウケる理由』は昨年のベストセラーの「恋空」などのケータイ小説が若者にウケる理由を総合的に分析したものです。ケータイ小説は女子中高生には圧倒的な人気だそうです。ケータイというメディアに対して、ケータイ小説がコンテンツと見ていました。

ケータイ小説を活字にところ、1週間に100万部突破するような現象が起きた。本は読むためではなく、「自分が感動したものを残しておきたい」という記念グッツだそうです。ケータイと本というメディアがコラボレーションを起こしています。そこから、社会の変革を考えていけそうです。

今日はポータルのチラシ作成を依頼しているD社が希望している販売店ヒアリングのために、水戸出張でした。前回の山形は我々が仕切りましたが、今回はD社に任せて、“プロの技”を見せてもらうつもりでした。ところが、全然発言しないし、発言しても、要領を得ないし、中途半端に終わってしまいます。折角、販売店の方には時間をもらっているので、女性が一生懸命フォローしてまとめていました。どちらがプロかわかりません。

その間、私は「Sa-Portal ia the message」のイメージを膨らませていました。
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銀河系の中の地球は「孤立と孤独」の世界です

未唯へ。今日はお休みです。祝日だから、あなたもお休みですね。私は明日出張ですが、会社のメンバーのかなりの連休です。忙しいはずなのに。

朝6時から起きて、「未唯への手紙」の校正をしていました。何となく、具体性にかけています。昨年の6月まではICレコーダの内容を雑記帳を書き写していた時の方がいいみたいです。やはり、書き起こしを再開しましょうが。頭にあることを全て、ノートに記すことが雑記帳の原点です。これは、東富士のときに、音楽教室へフルートの個人レッスンを受ける前に、沼津駅前の喫茶店のカウンターで頭の中を空っぽにするために始めたものです。

この「孤立と孤独」でいながら、安定した生活と自由な時間を与えられている時は今しかないので、自分の語ったことを書き起こしをしましょうか。かなり、時間的にはきついけど。

ポータルこそがメッセージは発生しています。販売店システムでの情報共有のカタチを規定しています。だから、ポータルを使いこなすことが販売店の仕事です、というレベルまで、私の中では上がっています。販売店は市販のメールシステム、グループウェアのシステムに使わずに、ポータルの上に、自分たちのコンテンツを載せなさい、メディアは言い切っています。

あわせて、ライブラリとか検索などの将来方向も自明になってきています。ライブラリはポータルと連動したものがメインで、その周辺に自社のファイルサーバとメーカーでのアーカイブが存在させます。それらのディレクトリーはグーグルのように、ポータル配下のセンターサーバが保有し、販売店での検索をサポートします。これらが一連で動いている様子が見えます。販売店システムの先が見えています。

なぜ、こんなことがメーカーの一個人が言えるのでしょう。また、そう言っているのに、周辺の人はなぜ、気付かないのでしょう。彼らはマーケティングに関心がないからです。大きな組織の中で、私のような個人が発信していることに気付かないのです。イメージとしては、銀河系の端のちっぽけな地球からの発信しているようなものです。暗黒の宇宙の中でサファイア色に輝く地球からの発信です。

このイメージをパートナーの女性に、分からないだろうけど、伝えましょう。我々は銀河系の中央からは認識されないけど、「人間」が住んでいるのはこの地球だけです。
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The medium ia the message.

未唯へ。今日のブログの題名は英語です。ちょっと格好つけてみました。

『マクルーハンの光景 メディア論がみえる』361.45ミヤを解析しています。「マクルーハン」の『外心の呵責』というテキストの解釈を大学の講義のように精読しています。その本のなかに、「メディアはメッセージである」ではなく、「メディアこそが、ほかならぬメッセージである」。つまり、「内容(コンテンツ)」が「メッセージ」であるよりは、「メディア」が「メッセージ」である。と記載されていました。

これで大きなことに気づいた。ポータルでは、販売店のキラーコンテンツを探していた。コンテンツがメッセージだと思い、販売店のコンテンツを見つけ出そうとしていた。実は、ポータルというメディアこそが販売店へのメッセージだった。

私はポータルというメディアに、販売店のコミュニケーションの将来の姿とか、その途中のシナリオをメッセージとして込めたのです。まだ、ファックスでコミュニケーションを取っている販売店は、ポータルのメール機能だけを使い始めてもいいし、一気に店舗でポータル画面を作ってもいい。メールを主に行っている販売店はメール爆弾になる前に、ライブラリへ蓄積したものもののメッセージを送った方がいいですよ。ウェブでのコミュニケーションレベルに来ている販売店には、そんな送り手の主体の複雑なものは捨てて、受け手主体のポータルに切り替えてください。そんなメッセージを送っています。

これだ、かなり、考え方がシンプルになりました。この考え方で、東京の四ツ谷での「ポータル分科会」に臨みました。我々と同一のポータルソフトで作られた代表的なシステムの説明をそれぞれのシステム部門からありました。かなり、凝った作りになっています。さすがに、代表するだけのことはあります。過去10年ぐらいの蓄積の上にポータルを載せています。すごいことです。

それを聞いて、ポータルにメッセージ性に自信が持てました。何のために、これを使い、どうして行きたいと利用者が感じる度合いはポータルの方が上です。彼らのシステムは、そういうメッセージ性を気にしないでしょう。

帰りは、何となく気分よく帰れました。このメッセージをシステムに包含するだけでなく、チラシとして販売店経営者層に伝える方に関心をシフトさせます。
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「孤立と孤独」からの夢を語りたい

未唯へ。朝はまだ寒いですね。元町工場前の温度は4度です。心も寒いですよ。周りはもっと寒いです。荒涼としています。その中で、夢を持とうとしています。

サラリーマンなのに、「孤立と孤独」が維持できるのは、考えてみると不思議な存在かもしれません。何しろ、この1ヶ月、私の手元にある電話がなったことがありません。電話をかけるときは、電話番号を覚えているケータイから行っています。発信記録はあるけど、受信記録はありません。

電話がかかってこない理由は分かっています。今年に入って、自分でしかできないこと以外は全て、ムシしているからです。One of themでのメールは内容を見ないで全て捨てています。去年、サファイア循環に行き着いたので、それを販売店システムに展開すること、作るのではなく使うことだけに、ポイントを絞っています。だから、私の周りの人間には私が見えなくなっています。存在しないことになっています。

こんな「孤立と孤独」なのに、販売店システムでのコミュニケーションをずっと考えて、サファイア・シリーズを作り上げて、販売店を回っています。自分が極端にいるから、全体が見えてくるのでしょう。それはあたかも銀河系の端の太陽系の地球から、宇宙全体を考えているようなものです。

我々のサファイアも、この会社のシステムの位置づけからしたら、銀河系の中の地球ぐらいです。ちっぽけな、ちっぽけな存在です。だけど、ココでしか、思考していません。

私には夢がある。中央のグローバルの圧政から、ローカルが立ち上がって、イキイキとつながっていく。それで壊れるものを地球のためではなく、自分たちのために救っていく。その社会をイメージしましょう。数学的に言うと、デカルト平面の限界を超えて、多様体に変えていくという作業です。

そんなことが本当にできるのでしょうか。幸いにも、私は数学的イメージに加えて、事務部門・研究開発部門・営業部門での多様な考え方をシステム化してきた。そして、マーケティングの基本である、店舗とお客様のコミュニケーションをメーカーがサポートするミッションに気付きました。その最前線の位相を変えることが販売店システムの次につながります。

そこまでのカタチを示しましょう。何しろ、私には時間がなく、友だちがいません。糖尿対策の間食も止められないし、運動も少ないです。
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「思いを伝える」相手がいないのはつらいことです

未来の未唯へ。あなたが理解できるように、もっと平易に書くようにしたいと思います。

仕事では「思いを伝える」相手がいないので、自分の中に入ることを決めて、過去のブログの内容の「未唯への手紙」へ織り込んでいます。ブログを見直していて、いかに分かりにくいかを痛感しました。もっと、素直に、かつ平易に書かないと、[将来の]未唯には伝わりませんね。

そう考えて、今、言いたいことは何かを考えました。このままではダメだと分かっていながら、変えないのかということと、変えるための方向を見つけたのに、なぜ、それを聞こうとしないのか、ということです。

名古屋へ異動して来た理由は、この会社を救うためです。そのために10年以上過ごしてきました。本とか社会への関心は人並以上にあります。販売店の忙しい人たちの代わりになって考えてきました。その間にも、この会社はどんどん、変化に対応できなくなってきています。日本自体に方向がないからしょうがないかもしれないが、その分、企業とか地域が主体的に方向を出していかないといけません。

私個人としては、サファイア循環を意識することで、この会社も地域も日本も救えるような気がしています。サファイア循環の一番のポイントは、ローカルで行動する時に、グローバルな仕組みを利用しきることができるようにすることです。

仕事での具体例として、大量データの地上配信のロジックがあります。従来の考え方は、センターから専用回線を設置して、グローバルからローカルに配ってあげるというものです。6000箇所の端末に配るために膨大なインフラが必要です。それに対して、各端末がセンターの指示に従って、自らデータを取りに行き、次の端末へ指示を出すやり方にすると、各端末の台数に関係なく、柔軟に対応できます。

地域活動で、市民が安心して参画できるイメージ、原発というハードパスではなく、風力発電のようなソフトパスに変えるイメージ、ポータルの発想を本部主導でメールを送りつけるやり方に対して、店舗の画面に様々なメッセージを発生させるイメージです。ローカルな個人が活用することで、グローバルな企業の存在理由が明確になります。

この10年考えてきたことが、このイメージに集約しました。自分の内側に入って、インタープリターが現れるのを待ちます。多分、時間切れになるでしょうけど。
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図書館の目的は新しい“型”の社会を作ることですよ

未唯へ。花粉のかかり始めはきついので、昼からずっと部屋で本を読んでいます。気になった本を2冊あげます。

『公共図書館の論点整理』016.2タム
 
 論点として取り上げられているのは、あまりにも論点のレベルが低すぎる。一応、自分としてのコメントをつけました。

 ・「無料貸本屋」論:本は内容が本質であり、個人が保有するものではない。レンタルビデオと比べても、図書館の方が優位性がある。
 ・ビジネス支援サービス:地方では図書館が知識のポータルです。町の活性化のためには必要不可欠です。
 ・図書館サービスへの課金:本が無料でありさえすれば、サービスに対しては有料でも構わない。
 ・司書職制度の限界:ホテルのコンシェルジェと同様で生半可なものを置く必要はない。市民の中の専門家が本への誘導を行う方が安定する。
 ・公共図書館の委託:市役所職員よりも、キッチリしたサービスができるので、委託の方が望ましい。
 ・開架資料の紛失とBDS:BDS(ブック・ディフェンダー・システム)とかICでの探査などは必須のセキュリティです。
 ・自動貸出機論争:システム化するかどうかは、いかに柔軟に対応できるかです。

図書館というものを武器にして、いかに新しい“型”にしていくかという、図書館の存在意味を問わないで、図書館を取巻く雑音レベルの人たちへの対応だけを考えています。図書館関係の人というのは、本当に図書館しか見ていません。

もう一冊は『理性の奪還』312.53ゴアです。「不都合な真実」のアル・ゴアが昨年書いた本の翻訳で、副題は「もうひとつの「不都合な真実」」です。アメリカはテレビが一方的に流す情報で市民の判断をコントロールしている。1日のうち4時間をその情報の下に置かれている。同じ時間を読書に費やす社会(私個人としては、フィンランド)とは大きな差が出ている。大統領選挙も30秒コマーシャルで決まってしまう。

メディアを支配するものが国民も支配し、大統領も支配している。民主主義を再生するためにはインターネットでしっかり結び付けられた市民社会しかない。最後に、アル・ゴアが主宰している「カレントTV」(www.current.tv)につなげていた。最後が我田引水になっていることもあり、「不都合な真実」ほど世間受けしないでしょう。だけど、正しいです。
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『負けないで!』は勝つことではありませんよね

未唯へ。ついに花粉の季節に入りました。くしゃみが出てしょうがありません。オーガニックでも落ち着いて、本を読めませんでした。それでも4冊読みましたが。

今日は外に出ないようにして、なるべく鼻を上にしていました。これがくしゃみが出ないコツです。つまり、寝転がって本を読んでしました。幸いにも、今日も30冊借りてきたので、読む本には事欠きません。

その中の一冊の本について書きます。『負けないで!』371.42エダは、去年末にエコットに講演に来られた枝廣淳子さんの書かれた本です。発行日は3月7日です。2月ぐらいの彼女のブログで、「いじめに関する本を書いた」という記述があったのを思い出しました。豊田市中央図書館の新刊書の早さは本当にすばらしいですね。

内容としては、環境ジャーナリストという面ではなく、教育心理学者としての面に近く、娘の「あかり」さんのために書かれたものです。この間のセミナーに来られた時に、豊田市の駅に迎えに行った時に、本当に一人で行動されている感じを受けました。旦那さんとかお子さんの理解の上で、これだけ活動的に動かれているのですね。これも一つの家族の姿です。枝廣淳子さんは色々なポケットを持っていますね!

いじめを「自分にしかない自分の価値を認め、受け入れ、小さな自信を持つきっかけになったら」というのはすばらしいアプローチです。また、「人間って、基本的に一人で生きていくもの。」「「自分は自分」っていられるようになったら・・・たぶん、いちばんラクだよね」を皆が持つことが、社会を安定させていく原動力になると思います。

私の場合は「孤立と孤独」を基本にしています。生まれてきた、この小さな存在でありながら、全宇宙の認識して、生きていくための基本です。その「孤立と孤独」から未唯たちを支えるために「絶対的な愛」を生み出した。「人間一人では生きていけない」という言葉は、コミュニケーションの本には全て書かれているが、その時に思うのは、「何人なら生きていけるか」です。「人間一人では生きていけない」という言葉の中に、相手を利用してやろうという思惑を感じてしまいます。

昨日も秋田空港へ送ってもらう時に、販売店の人から親戚の娘さんと父親の葛藤を聴いたばかりです。子どもと親の関係はやはり、お互いに「宇宙の旅人」の認識を持たないといけないと思います。
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山形⇒秋田は隣の県なのに4時間かかります

未唯へ。地方の販売店に行くと、美人がいます。笑顔も素敵です。就職先としては販売店は魅力的みたいです。それも楽しみです。

秋田まで行ったけど、本当に販売店の応接室に居ただけなので、「秋田美人」を見ることができませんでした。山形から行くのに、4時間かかり、中部便は1便で時間が決められているので、余裕がなかった。女性の四国よりは余裕がありましたが。

7時過ぎに山形を経て、山形→新庄→大曲→秋田に11時に着く計画でした。新庄で30分乗り継ぎ時間があったので、駅から一度出ました。サイクリングロードの地図があり、自転車で5分のところに図書館があると書いてあったので、早速、歩き出して、新庄市立図書館まで行きました。どうも「図書館」という言葉を見ると、後先ないですね。屋根は雪国らしく、瓦で、全体に居心地のいい、市民の見守られている図書館でした。時間がなくなり、駅へ走って急ぎました。

大曲での乗り継ぎは5分間と書いてあったので、トイレに入っていたら、「こまち」は目の前で扉が閉まり、出てしまった。トイレにも条件反射するようになりましたね。だけど、「こまっちた」。10分停車の在来線に戻って、11時20分に秋田到着。

秋田の販売店には2年ぐらいに一度来ています。この販売店は、独自のシステム路線を走っています。その分、意見は持っているし、色々な実験しているので、意見交換には事欠きません。私の職場の他の人からは煙たがれています。彼からは自慢話を聞いていました。私の話の半分は愚痴でした。まあ、愚痴を言える相手だから、4時間もかけてやってきたのですが。

「ケータイへhtmlでメールで飛ばす」やり方は参考になります。営業本部長も出てこられたので、意見を聞いていたが、かなり、ピントがずれていたかも知れません。この辺の会話は難しいですね。あまり、理解されていないようでしたが、私は専門用語をドンドン使っていました。関心のない人に分かるように話すことは止めました。私の言葉が分かる人にだけ分かればいいと、開き直っています。そのうち、インタープリターが現れるでしょう。

昼食をはさみながら、3時まで、おしゃべりをして、秋田空港まで送ってもらいました。やはり、秋田まで寄ってよかった。昨日、山形で感じた、ファックス⇒メール⇒ウェブ⇒ポータルの遷移のイメージがハッキリしました。
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営業本部長からヒアリングができました

未唯へ。山形は暖かかった。仙山線の途中の「山寺」には雪があったが、町には雪はありません。

山形への飛行機は名古屋空港からの一便だけです。これだと、空港からタクシーでギリギリ間に合うけど、長距離タクシーが嫌いなのと、名古屋空港まで行くのが面倒なので、仙台経由にしました。元町工場前→中部国際空港→仙台空港→仙台→山形のコースです。6時のバスに乗って、山形に12時に到着しました。別にルートを設定していた女性も偶々、同じ経路になりました。

今回の目的は、ポータルに対して、営業本部長からヒアリングすることです。チラシ作成の請負会社の2名も東京経由で同席することになっています。営業本部長は3月の繁忙期なので、1時間しか付き合えないということなので、チラシの説明を15分、できたら5分にしてくれと女性からプレッシャーをかけられました。

この販売店はウェブでの情報共有を達成していて、社長から店舗とかスタッフにメッセージを渡せないかという指示があると聞いていました。その実体をヒアリングに来ました。本当は社長からじかに聞きたかったけど、それは難しそうです。

ポータルを情報共有のツール形態の変化の最終形として見ています。
 ①ファックスの世界:紙と電話で本社から店舗への一方的な指示。アナログとしては決してなくならない。
  ①⇒②:あまりにも、時間と工数がかかりすぎるため
 ②メールの世界:メールとエクセル添付などで、本社の各部門から店舗に情報を送り込む
  ②⇒③:メール爆弾となり、店舗でさばききれないため
 ③ウェブの世界:ファイルサーバに情報を置いて、店舗にはこれを見るように指示を出す
  ③⇒④:何を見たらいいのかのメッセージが届かないため
 ④ポータルの世界:情報の形態により、ポータル画面に常時表示、ポインター指定、カテゴリーメール、お知らせ機能に誘導することで、店舗から本社への情報集約も可能にする

ヒアリングして分かったのは、③のフェーズに来ていると思ったら、②でのメール主体になっていて、店長にはかなりのメールが到着しています。このメールを分析して、ポータルの機能に当てはめれば、骨格ができます。発信者の論理から受信者の論理に変えていけます。この部分をチラシに反映します。

やはり、ポータルの方が進みすぎたのでしょうか!
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やはり、私の予言はあっていた

未唯へ。私は東富士では、「宇宙人」というあだな意外に、予言者とか扇動者とも呼ばれていました。実験電算にマックを導入して、実験者一人ひとりの仕組みを作り上げていました。

予言のためには、社会の動きを、歴史、数学、社会学などの観点から組み立てています。セミナーとか、仕事で入ってくる情報などを情報源にして、インフラ部分の設計を行います。

この予言はかなりの精度で当たります。だから、ここ10年ほどは、自分の予言を基にして、対策を打ってきました。起きてからの対応ではなく、対策です。これだけの会社の規模になると対応は利害関係の調整だけでも、大変ですが、対策は容易です。向かう方向を少し変えてやれば、大きなモーメントで自然にそちらに向かって行きます。

衛星配信の地上配信化の方向を2年前に決めたのは、コンビニが衛星配信を止めて、地上部ブロードバンドに替えると聞いたからです。デジタルアクセスへの変換も、衛星配信もコンビニの少しあとから実施してきました。コンビニが衛星から撤退すると、衛星の設備そのものが成り立たなくなると考えたのです。

だから、2年以内に、衛星から地上に切り替えないと、全てが後手にまわってしまう。早くすり抜けないといけないと言うことで、3ヶ月間で地上配信をThink Globally, Act Locallyで実現してくれるパートナーを見つけ出して、実現のためのスタートを切りました。

ところが、電算部が出てきて、全ての計画をつぶしにかかりました。マーケティングとか、社会の動きに対して、素人の連中が社内システムと同一基準を持ち出してきました。かつ、日本のサラリーマンらしく、何でも「本国に問い合わせ」の態度で、一番関係ない人に選択肢を渡してしまった。その「本国」から出てくる、ちんぷんかんぷんな指示に振り回されて、時間が経つと同時に、一切が止まってしまった。

2年間の時間とコストを使った挙句、衛星配信の設備の老朽化対策が急務という、論理に摩り替わってきました。2年前に、そういう事態を避けて、すり抜けるための知恵も何もあったものではないです。だから、衛星設備の保守がそんなにしたければ、電算部に渡します。

我々は、販売店の多様性を生かせるための大量データ配信の仕組みを作り上げるようにします。それで、次の予言を行い、インフラに生かします。
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