未唯への手紙
未唯への手紙
日本の若者と中国の若者の差は何でしょうか
未唯へ。去年末からワンセグ・ウォークマンで、録画して番組を見ています。本の速読と似ています。数字とか地名は字幕一覧で確認します。
「明日のために…今」という、日本の若者の活動が紹介した2時間番組を録画して見ました。一昨日に、中国の苛酷な環境に住む人たちに、同胞として取り組む若者のボランティアを見た後なので、「何と甘い認識なのか」というのが、一番の感想です。その甘さを許している日本のマスコミと企業が見え隠れします。
フィリピンのミンダナオ島の保育所建設プロジェクトは、雰囲気としては6名の男女の「ラブワゴン」です。ほとんどが自分たちの“やったこと”の紹介です。保育所を建てるなどのハードが好きですね。
次が、サハラ砂漠周辺の村の一家族へのボランティア活動の紹介されました。彼らは水を運ぶのに、1時間かかっています。そこに、日本からリアカーを送り込んで、8個の容器を20分で運べるようになった、というドキュメントです。彼らは喜んで、「もう一回、行こうよ!」というところで終わりました。
「防衛省」という本でも書かれているが、サマワで一番気をつけたことは、平等に扱うことと、現地の人にやってもらうことです。そうしないと、嫉妬深い部族間での争ういが発生します。
リアカー導入の結果はどうなるのでしょうか? この家族だけが大量に水を運び出すことではすみません。他の家族もリアカーを使えば、水は枯渇します。水が原因の争いがおきます。
その時に、リアカーを運び込んだ人たちは何が出来るのでしょうか? 海水から水を作り出す技術を提供するかもしれません。そのためにはエネルギーが必要になります。発電所が必要になります。そして、ただであった水が商品になります。
自給自足の社会が経済社会に巻き込まれます。経済の仕組みを知らないために、安易に借金をして、結局は現金を求めて出稼ぎに出ることになります。しかし、HIV感染地区からの出稼ぎを受け入れる所はありません。
ボランティアには是非、「種子島へ渡った鉄砲で、いかに日本の社会が変えたのか」の歴史と経済の関係を習って欲しい。
それに比べて、中国ボランティアは、苛酷な土地で、1年間、一緒に悩みます。安易な答を出しません。日本の「ラブワゴン」とは異なり、彼女が社会の中核になった時には、中国社会は変わります。
「明日のために…今」という、日本の若者の活動が紹介した2時間番組を録画して見ました。一昨日に、中国の苛酷な環境に住む人たちに、同胞として取り組む若者のボランティアを見た後なので、「何と甘い認識なのか」というのが、一番の感想です。その甘さを許している日本のマスコミと企業が見え隠れします。
フィリピンのミンダナオ島の保育所建設プロジェクトは、雰囲気としては6名の男女の「ラブワゴン」です。ほとんどが自分たちの“やったこと”の紹介です。保育所を建てるなどのハードが好きですね。
次が、サハラ砂漠周辺の村の一家族へのボランティア活動の紹介されました。彼らは水を運ぶのに、1時間かかっています。そこに、日本からリアカーを送り込んで、8個の容器を20分で運べるようになった、というドキュメントです。彼らは喜んで、「もう一回、行こうよ!」というところで終わりました。
「防衛省」という本でも書かれているが、サマワで一番気をつけたことは、平等に扱うことと、現地の人にやってもらうことです。そうしないと、嫉妬深い部族間での争ういが発生します。
リアカー導入の結果はどうなるのでしょうか? この家族だけが大量に水を運び出すことではすみません。他の家族もリアカーを使えば、水は枯渇します。水が原因の争いがおきます。
その時に、リアカーを運び込んだ人たちは何が出来るのでしょうか? 海水から水を作り出す技術を提供するかもしれません。そのためにはエネルギーが必要になります。発電所が必要になります。そして、ただであった水が商品になります。
自給自足の社会が経済社会に巻き込まれます。経済の仕組みを知らないために、安易に借金をして、結局は現金を求めて出稼ぎに出ることになります。しかし、HIV感染地区からの出稼ぎを受け入れる所はありません。
ボランティアには是非、「種子島へ渡った鉄砲で、いかに日本の社会が変えたのか」の歴史と経済の関係を習って欲しい。
それに比べて、中国ボランティアは、苛酷な土地で、1年間、一緒に悩みます。安易な答を出しません。日本の「ラブワゴン」とは異なり、彼女が社会の中核になった時には、中国社会は変わります。
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