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複雑性はローカルを救う

未唯へ。土日はパソコンを触ることが出来ないみたいです。土曜日の7時に出発して、2時くらいに軽井沢に到着。日曜日は10時に教会へ行って、5時過ぎの新幹線で東京経由で帰ってくると、家に着くのは、10時過ぎです。

その間に、今日借りた30冊の本のうち、最低でも25冊を読まないといけません。パソコンは持っていくけど、触ることはないでしょう。何しろ、奥さんと一緒の行動になるので、制約されます。

またまた、電算部に頭に来ています。ライブラリの変更をさせないと女性に言ってきたみたいです。この変化が激しい時代に、一度要件を出したら、それで4年は持たせろということらしい。メインフレームの思考パターンです。

私も電算部で、メインフレームでシステムを開発してきました。ユーザを見ていないという反省から、ユーザと一体化できるシステムを求めて、東富士に異動しました。技術者と一体になって、システム開発を行いました。その時にモットーは「皆の思いを私の思いに」「私の思いを皆の思いに」「思いをカタチに」でした。

東富士にも、電算部の連中もいたが、技術者のメリットのために、異動してもらった。設備計画部署と一緒になって「技術者のためのシステム」を開発しました。

もっと、ユーザーの近くでシステム開発をしたくて、販売部門に異動希望を出しました。本当の「お客様」を対象にしたかったが、当時の販売システムは管理中心の基幹系しかありませんでした。お客様との接点は販売店任せで、紙が中心です。私の出番はなかった。

その時に、愛知県立図書館で借りた本がラングの『複雑性とは何か』でした。この中には、私は東富士で技術者と一緒に行ってきたことが、言葉で表されていた。それが「複雑性」です。お客様とのシステムは「複雑性」を持っているので、要素分解して、それぞれの部分を作っても、全体にはならない。ユーザが使い始めると、目的も変わっていくし、手法も変わっていく。

キャッチボールしながら、一緒に作り上げていかないと答にはならない。変化は周辺から始まるので、状況をしっかり見ていけば、変化はつかめるし、正しい方向に向かっていく。

電算部も、30年前のシステム開発ではなく、真に変化につながる「複雑性」に目覚めることを期待します。それまでは、私は存在を賭けて、とことん抵抗します。
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