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爆笑問題と姜尚中で「愛の政治学」論議

未唯へ。昨年の11月にワンセグ・ウォークマンを購入し、半年後に2台体制にしました。週日のバス通勤とか、昼休みに録画した映像を見ています。テレビで視聴していたときは、「ながら視聴」していたので、内容はさほど真剣には見ていません。

通勤に利用している都市間高速バスは二人掛けのシートを独占できるので、個室的な感覚で使えます。何となく、個室ビデオみたいな感覚です。行ったことないけど。

今まで、あまり見ることになかった“教養”番組をじっくりと見られます。アンジェラ・アキの『続 一五の君へ』はなぜか、泣きながら見ていました。。

今日は、1週間前に録画した「爆笑問題のニッポンの教養」で「愛の政治学入門」を見ていました。姜尚中さんの研究室に爆笑問題(太田/田中)が訪問して、雑談するものです。

「恋や友情など一人一人の身近な人間関係にこそ政治学の原点があるとする政治学者・姜尚中。爆笑問題とともに、秋葉原の通り魔事件など現代社会の様々な問題に斬り込んでいく」

その中で、「今、社会が非常に病んでいる。その中でみんなが病気な時に、自分だけが病気でないということはあり得ないから、それでも誰かがこれは病気だと言うとしたらどうやったら可能なのか、社会の内側にいて、しかも外側にいるような、その二重性をやっぱり引き受けなきゃいけない」ということに共感しました。

10年ぐらい前に、カウンセリング講座で、「心はどこにあるのか」を聞かれた時に、瞬間的に、自分の中心と世界の端に存在し、それらはつながっているイメージが浮かび上がりました。それ以来、ローカル(内側)とグローバル(外側)を痛烈に意識するようになりました。二重性は、自分の心で「宇宙を挟んでいる」感覚です。

姜さんも田中も中学・高校の時の孤独感がベースになって、その二重性を身につけたようです。彼らは、その孤独感からは脱却しているみたいです。プロデューサーの編集後記で、「10代のころは誰もが自己を持て余している気がします。そして何かの助けを借りて、「自分」と「世界」とのくい違いに一応の決着をつけていく」と語っているが、私はまだ脱却していません。

人と会った時に、私は目を見ます。その時に安心できる人は、もしかすると、この二重性を持っているのではないでしょうか。そうならば、私の好き嫌いの理由がはっきりします。
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