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ライブラリを「はやく、ゆっくり」広げていきましょう

未唯へ。社会の制度が急激な変化を求めているが、変えるためには「はやく、ゆっくり」が必要なんですね。不変なものと変化するものを見据えていけるかです。

研修センターでのポータルの講習会を後ろの席で聞いていました。九州の販売店の営業本部長さんが自らの意思で、講習を受けられるということを電話で聞いて、様子を見に来ました。

その営業本部長の問題意識は、私がポータルを設計した思いと一緒でした。それを直に聞くことができました。それを聞いていて、他の営業本部長は何を思っているのか、を知りたくなりました。この情報が錯乱し、状況がめまぐるしく変わっている現場で、いかに指示していくかを考えると、やはり羅針盤が必要になる。

基幹系システムは「作ったものを使ってもらう」という発想なので、どうしても画一的になる。標準化が前提です。これが完璧にできたら、効率化はできるけど、画一化された中に、販売店の思いを当てはめないと達成できません。

それに対して、ポータルは「使ってもらうために、作ろう」というもので、販売店の多様性を活かすことが目的です。多様になればなるほど、変化するものを販売店に作ってもらおうと思っています。これができれば、300社が同時に動けます。ゆっくりやっていても、早く対応できます。

本部・店舗の関係も、スタッフ・お客様の関係も一緒です。本部が作り上げるよりも、20店舗で作った方が確実に早くできます。スタッフ一人が作るよりも300人のお客様の力を借りた方が多様なニーズに対応できます。そんな思いで、講習を聞いていました。

あわせて確信できたのは、ライブラリが本当に必要だということです。<未来>への思いと<過去>のノウハウをきっちりと格納できて、<今>のメッセージをポータルに効率的につなげていくものです。

講習の雰囲気を味わいながら、来月のライブラリの説明資料の骨格を作成していました。5週間で全国10か所、100社の販売店への説明です。説明会を販売店での「情報共有」を真剣に考える場にしたいと思います。単にシステムが変わるということではなく、販売店の多様性を生かしながら、お客様との新しい関係をイメージした「店舗の活性化」ができる道を「はやく、ゆっくり」考えてもらえる場にしたい。

現場で考えるのはいいですね。
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