goo

幕張メッセで定点観察。中国語が増えている

未唯へ。今日は幕張メッセのシーテックに日帰り出張しました。単に展示を見るとか、講演を聞くことよりも、社会の動き、興味の方向を知ることが目的です。システムとかコンテンツを「作る人」と「使う人」の変化を知るために、毎年、来ています。

2001年の展示会でWATさんと来て、衛星配信のネタを見つけたのは、この展示会です。テレビ会議システムもここで見つけて、システム化しました。展示されている技術が世の中に対して、受けるのかどうか、マーケティングの反応も分かります。私の場合は、マイナーな技術の方が好みです。

幕張メッセへ行く電車の中は、中国語が行き交っていました。ディズニーランドへ行くのでしょうか。かなりの団体が地下鉄で移動しています。メッセのブースも海外出展が増えています。

展示会にごみごみした感じがなく、おしゃれになっています。テレビ関係の大型ブースはゆったりとした展示とシアターが主流になっています。説明対象をメーカーから、素人とか学生などに移しています。

多くの人が展示解説ををデジカメで映しています。2001年の時には、私ぐらいしか撮影する人はいなかった。だから、私は超アナログで、感想をICレコーダに入れるだけで、資料なしに回りました。そして、プロ的な説明をしてくれるブースで話し込んでいました。

ネットワークの高速化を述べているが、それだけが興味の対象になっています。その技術を使ってどういう社会を目指すのか、という部分が抜けています。技術で儲けることとか、言われたことをやっているだけです。サファイア循環のような志がありません。

インフラを作るには志が必要です。エジソンは電気を発明しただけではなく、電気をアメリカ全体に供給するためのインフラに何が必要なのかまで設計していた。

水素エンジンにしても、インフラとしての水素スタンドをどれだけ作って、どのように供給するかを設計した後に、天然ガスなどの別のインフラとの協業まで考えないといけません。単に技術的に優れているからだけでは、供給者と利用者の循環の中で、位置づけしていかないといけません。

10月のテーマを決めました。「1万冊達成の10月」です。10月末に達成します。8年間、どういう思いで読み込んできたのか、どう活用してきたのか、達成後にどういう方向に行くのかをまとめていきます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )