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くたびれる仕事

会社で一緒にポータルを開発しているパートナーから帰り際に「こんなくたびれる仕事はいや!」と言われて、その理由を考えています。

従来の設計思想で開発してきた人たちが企画を、新しい観点からの部署の人たちが開発をし、電算部が管理をしています。関係者だけでも百人以上? それらを横断的な機能としてのポータルを作り上げるには、誰にどう分かってもらえばいいのか、さっぱり構図が見えてこない。本当にくたびれます。

それぞれはローカルでは力を持つのでしょうが、グローバル設計がされていません。三者ともその観点も能力もありません。ファシリテーションしている室長に頼るしかありません。

ポータルとかネットワークは、グローバル設計を元にして、機能を作り上げて、ローカルのコンテンツを循環させているというものです。

ローカルだけしか興味がない人に、これを分かってもらうのはムリです。その上、企画・開発・管理それぞれを根底が異なる部署がバラバラでやっています。

私としては、グローバルの意味が本当に分かるのはユーザーしかいないと思っています。ユーザーは企画・開発・管理された結果を使うのだから、それらがバラバラならば、すぐわかります。彼らの画面では一つのものになっているから、グローバルそのもので見ることになります。

つまり、グローバル〔我々〕-ローカル〔3部署〕ーグローバル〔ユーザ〕という構造になるので、我々からの一方的なメッセージだけではなく、ユーザーからのメッセージでローカルで挟み込んでいくというものです。

それをやっているから疲れるのです。早く、ユーザーを味方につけましょう。絶対に、ユーザーは素直にわかってもらえますよ。これは社会活動でも言えることです。
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