霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「農薬を使わずに育てました」 その二

2023-02-09 05:47:49 | 産直
 「無農薬栽培」との表記は農水省で禁じており、その理由は「風や雨で
隣接する田畑から入りこむ場合があり事実に反するため」とのこと。
   しかし、「農薬を使わずに育てました」との表記なら許されるとのこと
だったので、その指導に従っている。

   そのような経緯を知らないと「無農薬表示」と混同して理解する人も多く
「このような表示は禁じられている」と指摘されることも少なく無い。
   それどころか、農薬を使わずに育てることなど不可能と信じて疑わない人
さえいる。
    JAファーマーズからは「農薬を使わずに育てた、と表示したって誰も信じ
ない」と指摘されたこともあった。
   その指摘をした担当者は、農薬販売を業とするJAのOBだったので「信じた
くない」というのが本音だったのかもしれない。

   しかし、「農薬を使わずに育てた野菜」或いは「田植え直後の除草剤散布以降、
農薬を使わずに育てた米」を選んで購入するお客様も決して少なく無い。
 そんなお客様から「いつもお宅の米や野菜を買っているよ」と声を掛けられた
時は、戻ってから生産部長にも必ず報告し、歓びを共有している。




 植菌を終えたナメコのホダ木は二カ所に分けて「仮伏せ」している。
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4 コメント

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無知と惰性の産物 (スベルベ)
2023-02-09 07:31:36
 知らないというか、信じたくない人種も多く存在するのですよね。
今の我がJAの経営管理委員長には思い切り皮肉を言われましたよ。
今、三冊目の自費出版を印刷所に持ち込んでいます。
今度は畑や野菜のことが主体ですが、農薬のこともたくさん書きました。
出来上がったら、勿体ないけれどもJAの諸君に進呈しましょう。買ってくれるとはおもえませんので。
返信する
Unknown (霜後桃源記)
2023-02-10 06:00:37
スベルベさん
コメントありがとうございます。
JAや役所と対応していると「上から目線」が気になり
ます。
ロクに勉強していないから「何も知らない」にも関
わらず、唯我独尊の指導をして来ます。
百姓を「何も知らない輩」と見做しているかのようです。
返信する
Unknown (赤石岳)
2023-02-11 11:41:52
私の様に自家用+αの無農薬野菜は何とかやっていけますが、出荷され価格は農薬使用の野菜と同じ位!とは大サービスです。その価値のわかる方には、本当に有り難く尊い野菜、お米、卵です。でも、その価格が労力に見合っているとはとても思えません
でも、理想とする百姓の変えられない、譲れない自分のやり方ですね。
無農薬に拘る自分の想像以上に、残念ながら世の中は知識や関心の無いことがわかります。安い方に手が 伸び て し まうのは残念ですね。
最近、有機野菜を学校給食に届けよう。との取り組みが地域で始まっています。
が野菜を耕作する畑の周囲は果樹園が多いのです。やたらな事は言えないので、静かにしています。自分の田畑は実家の山の中でオーガニックと言えますが。
知り合いの養鶏をされている方は自家用の卵は違うところで飼っている。と言われていました。
私も5年ほど前までは鶏を飼っていたので懐かしく読ませて頂いています。

しいたけやナメコ等駒を打つのは春でしたので、これからは、早めようと思います。スベルべさんも駒打ちは秋でした。

エグネの呼び方も初めてこちらで知りました。杉や檜等の林が平地にこんなにきれいにある事にも驚きです。屋敷林が一般的な呼び名でしょうが、こちらは山間地なので斜面でしかあり得ません。
百姓の話以外にも地域の違いの楽しさも読ませて頂いてきます

珍しく雪が20センチ程積もりました。
小さなハウスですが、レタス等の種を播こうと思います
百姓の今年が始まります
長々すみません
返信する
Unknown (霜後桃源記)
2023-02-12 05:01:27
赤石岳さん
コメントありがとうございます。
植菌時期がキノコによって異なることを今回ネットで
初めて知りました。
我が家の先代は、原木の乾き具合も関係なく晩秋に伐
採し、春に植菌していましたが教科書は違っていました。
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