霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「奇跡のリンゴ」

2009-12-09 18:06:04 | 経営
九州で働く娘から「感動的な本だから読んでみて」と奨められて「奇跡のリンゴ」を購入して読んだ。
主人公の木村さんはTV等でも話題になっていたので名前は知っていたが、NHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」も見ていなかったので詳しいことは全く知らなかった。

読んでみて驚いた。
オジサンでも「こんなバカムコ見たこと無い」と言いたくなるような無謀な人だった。
リンゴの無農薬栽培に六年間も挑戦し続けて挫折し、命を断とうとするような一途な人でもあった。

不可能を可能としたその偉業もさることながら、そのプロセスにもドラマが満載で一気に読み通してしまった。

世間からは相手にされず「カマドケシ」と呼ばれるようなバカムコを「支え続けた家族も立派」とはオバサンのコメント。
日頃からバカムコを持つ苦しみを味わい尽くしていればこその発言か。



読み終えて、本の帯に書いてある「ニュートンよりも、ライト兄弟よりも、偉大な奇跡を成し遂げた男の物語」との表現が決して誇張ではないと納得させられた。

今度は本人の著書を読んでみたいと思い早速ネットで三冊注文した。
無農薬栽培のノウハウだけではなく「生き方」も勉強させて貰うつもりでいる。
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (じっちゃん)
2009-12-09 20:16:56
間違っていたらすみません。朝のラジオ番組(武田鉄矢)で紹介されていた方と記憶しております。無農薬のリンゴを作るのに東京でキャバレーの客引きまでされたとか。一心巌をも通す、という感じでした。
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Unknown (ぴんく)
2009-12-10 03:57:26
テレビで、見ましたよなんか歯が、ないのが印しように、残っています。今時こんな
一途な人が、この世の中に、いるんだなーと感心して見てました。おじさんも、ある意味馬鹿婿「ごめん」少し似ているところが、ありますね。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2009-12-11 06:28:51
じっちゃん
コメントありがとうございます。
何年もリンゴ畑からの収入が無い年が続き、昼は農作業、夜はキャバレーの客引きをして生活を支えたようです。
前歯が欠けているのはその時にヤクザに殴る蹴るの暴行を受けたためとのこと。

木村さんの凄さは単に「無農薬でリンゴを作った」だけではなく、今の世界が誤った方向に進んでいることを看破している点にもあると思います。

ぴんくちゃん
コメントありがとうございます。
共通しているのはバカムコの面だけで、観察眼、洞察力、探究心等々 到底及びがつかないような偉人です。
お金にあまり拘らないことにも感心させられました。
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Unknown (空兵)
2009-12-16 21:05:18
何年か前にNHKのプロフェッショナルで見ました。こみ上げてくるものがありましたね。
そのときの感想は、ブログにも載せました。とうとう本にもなったんですね。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2009-12-17 05:53:59
空兵さん
コメントありがとうございます。
世の中には凄い人が居るものだと感心させられました。
木村さんは野菜や米でも無農薬を実践しているので、そちらの方の情報も知りたくて他の著書を読んでいるところです。
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