霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

逃がした魚は大きい

2008-08-06 20:15:37 | 環境
オジサンが産直回りをしている間に「事件」が勃発した。
我が家では蝮に遭遇すると「大事件」となり、皆で大騒ぎしながら生け捕りにしたり退治したりしている。

田んぼの水口の水を止めに行ったオバサンが、そこに潜んでいた蝮を見つけ大声を出して皆を召集しようとしたが、残念ながら距離が遠過ぎて家までは声が届かず蝮に逃げられてしまった。

産直から帰ったオジサンは、「今までに見たことも無いような大きな蝮だった」と聞かされて若干ビビッタ。
「君子危うき近寄らず」と行きたいところだが、水口に近寄らずに稲作りができるはずもない。

蝮は同じ場所で獲物を待つ習性がある。
驚いてオバサンは水を止めて来なかったので、昼食後オジサンは蝮が当然居るものと思って万全の備えで現場に向った。
ところが、そこに蝮の姿は見えなかった。
半ば「ホッ」として止水栓を止めようとしたら、まさにその止水栓の手前で蝮は待ち構えて居た。

「水口には蛇が居る。十分注意するように」とは亡くなった祖父の口癖。
そのため、手を下ろす前に周囲に蛇が居ないことを確かめるのがいつもの習慣となっているのが幸いした。
蝮に備えて持参した2m弱の柄の長い鋸で止水栓の周囲をトントンと叩いたら、ナント最初に一撃が身を潜めていた蝮に触れた。
蝮も驚いたがオジサンも驚き、大慌てで刃の裏側で叩き付けて退治した。

しかし、退治して見たらオバサンの言うような「見たことも無いような大きな蝮」ではない。
もしかすると「別物かもしれない」と思い、オバサンに確認して貰ったら「この蝮だったと思う」とのことだった。

「逃がした魚」と一緒で、見る角度や水の中だと大きく見えることがある。
決してオバサンを非難することはできない。



蝮事件にもめげず、午後は雑草が生い茂り蛇が出没する後山の畑でカボチャや夕顔の収穫作業。



こんな雑草だらけの畑でも良質のカボチャが収穫できるので、一日おきぐらいに軽トラで通っている。
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9 コメント

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Unknown (masa)
2008-08-06 20:31:56
w▼ ̄□ ̄;▼!ギャァーおお恐い!
マムシは恐怖ですね!
飛びかかってくる来る時もありますからね。
以前、山で出会った、小さい蝮も、鎌首持ち上げて、ジャンプして来ましたよ。くそ生意気にですよ。しかし私だったら、もう、そんな水田には、二度と行きたくないです。((´д`)) ぶるぶる
退治出来てよかったですが、まだいるのでしょうね。
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Unknown (あぐりおじさん)
2008-08-06 20:38:29
おめでとうございます

まずはめだたし、めでたし
ところで獲物は食しましたか
美味しいとの評判ですが
おじさんは未体験です・・・
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Unknown (ゴン太)
2008-08-07 08:07:37
じ、冗談じゃないですよね!!
家の畑には青大将、ヤマカガシ、シマヘビはいますが蝮はいません。蝮は冗談じゃなく怖いです。
裏山には沢山いて、裾に住む友人は水口の枯れ草をどけようとして二回噛まれています。
噛まれた人は五人程知っていますが、三人までは脳溢血で倒れています。
命にはかかわらなくても血管毒ですから注意しましょう。
家に二年程住み着いていた青大将は手で触っても怒りませんでした。家人と他人を聞き分けてよその人でしたらレジ袋の中で尾をジジジならしますが、いいよと言えば止めます。獲物を捕って目の前で見せてくれました。可愛い、でも蝮はあきまへん!!
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Unknown (チャーリー・Who)
2008-08-07 13:11:51
 熊本の私の親戚に蝮が好きな人がいました。捕まえたら一升瓶の中で飼っていました。瓶の口は杉の葉で蓋をして、丹念に水を替えていました。何ヶ月かしたら蝮ごとそっくりまむし酒になっていました。風邪の時は、そのまむし酒をよく飲まされました。
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Unknown (isamrx72)
2008-08-08 01:58:07
確かに水口に蛇はいます。最近は見ないですが、前に見た覚えが在ります。多々我が地区は蝮はあまりいないと思いますが、この前の共同活動の本寺川の管理道路の刈り払いのときは雨上がりの暖かい日で、水が多くて川の中を刈れなかった日でしたが、自分も草刈機で蝮を一匹切りました。その他にもう一匹これは他の人が切りました。蝮は知らずに手を出すとかじられます。真湯の温泉が特効薬でした。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2008-08-08 05:42:38
masaさん
コメントありがとうございます。
我が家の周辺は昔から蝮が棲みついているようです。
これまで被害が無かったのが不思議なぐらいです。
これからも被害が無いことを祈るばかりです。

あぐりおじさん
コメントありがとうございます。
若い頃に試しに食したことはありますが、敢えて食べたいと思いません。
焼いたら骨カラを食べているようでした。

ゴン太さん
コメントありがとうございます。
青大将がペットのような存在になるとは知りませんでした。
凄い「共生」ですね。
蛇は苦手なのでとても真似できそうにありません。

チャーリー・Whoさん
コメントありがとうございます。
我が家にもン十年前に作ったまむし酒が残っていますが、見ただけでも気持悪くなります。
ただ、火傷、打ち身、虫刺され等には良く効くようです。

isamrx72さん
コメントありがとうございます。
蝮は逃げないので攻撃する習性があるので困ります。
知らずに手を出したら大変なことになります。

真湯温泉が特効薬なのなら、是非再開して欲しいものですね。
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Unknown (スベルベ)
2008-08-08 14:02:46
 惜しい、実に惜しい(笑)。
私は今年二匹見かけましたが、いずれも取り逃がしてしまいました。
 足で踏みつけて、それから手で首根っこを挟みます。
 毎年必ず捕まえるのですけれどもねー。
先日なんて、軽トラから下りて走るマックスの脇に居ましたよ。
 マックス気が付かなかったから良かったけれども、
かまれたら大変ですからね。
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Unknown (空兵)
2008-08-08 20:48:04
たくさんのカボチャですね。
わが家はミニカボチャの苗を買ったはずなのですが、植えた時期が遅かったのか
いまだ実が成ってきません。

蝮がとぐろを巻いていた水田は、今は畑に生まれ変わったので、蝮、出てこないと思うのですが。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2008-08-09 05:13:32
スベルベさん
コメントありがとうございます。
生け捕りにした蝮を一升瓶に入れて産直で売っている人が居ましたが、直ぐに売れたようです。
売れるものは何でも売って生活のタシメにする方針ですが、蛇はどうも苦手でいけません。

スベルベさん
コメントありがとうございます。
空兵さんの周辺は開発が進んでいるようですから蝮はもう居なくなったかもしれませんね。
こちらは山あり川ありで蝮も棲みかに苦労しません。
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