練習等で、ほぼ毎日一緒に過ごした中澤さん(前年の親の会の会長でもあった)と私は
子供達に対して「飴とムチ」の役割分担だった。
子供たちは中澤さんを「オンチャン、オンチャン」と呼んで甘えることが多かった。
一方、鬼監督と化した私のことを子供たちは、顔の形から「ホームベース」と呼んで
いたらしい。
ある時、校庭に少年野球のホームベースが置いたままとなっていた。
それを見つけた子供たちは、皆で寄ってたかって「エイ、エイ」と踏みつけて大はしゃぎ
していた。
中澤さんが「ああやって厳しい練習の憂さ晴らしをしてるんだろうなぁ」と大笑いしてい
たことがあった。
送別に際し、二年間、苦楽を共にした中学一年生からコメント、詩、イラスト、写真等が
満載のアルバムを頂戴した。
冒頭には以下のようなコメントが記載されていた。
「このアルバムは、監督がいつまでも私達のことを覚えていてくれるよう
に、絶対忘れないようにと、西多賀小バレーボール愛好会出身の人を中
心にして心を込めて作ったものです。
このアルバムを見て、いつまでも私達のことを思い出して下さい!!
みんなの監督への感謝の気持ちをこのアルバムにまとめました。」
そして、アルバムの目次に各ページの作成者の名前が連なっていた。
本シリーズで紹介出来なかった子もいたので、改めて感謝の気持ちを込めて
紹介したい。
ページ 1~2 目 次 ページ 3~4 吉田久美子
ページ 5~6 平沢可奈子 ページ 7~8 高橋紀子
ページ 9~10 相原純子 ページ 11~12 永井里佳子
ページ 13~14 柴山優子 ページ 15~16 馬場香保里
ページ 17~18 吉泉佳子 ページ 19~20 吉田清美
ページ 21~22 佐藤あゆみ ページ 23~24 庄子まゆみ
(巻末の編集責任者?からのメッセージ)