霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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「酒は人生という手術に耐えるための麻酔薬だ」

2023-06-19 21:26:39 | 
  六カ月の断酒期間を過ぎてからほぼ毎晩呑み始めた。
 「目前の快楽」を優先し健康長寿は二の次にしているのかもしれない。
 野放図に快楽を求めるのも良くないが、無理に禁欲生活を続けるのも
ストレスになるような気がしないでもない。
 「せめぎ合い」で着地点が見い出せずに過ごしている時、毎日新聞「余禄」
に興味深い記事が掲載されていた。

 (梅雨の中休みか、今朝は雲一つない快晴だった)

毎日新聞「余禄」 2023.6.19 
 アイルランドとスコットランドはともに「ウイスキー発祥の地」を自負してい
る。英語のつづりでも譲らず、アイルランドでは「whiskey」と「e」が入るのに
対し、スコットランドでは「whisky」である▲飲酒好きの多いアイルランドで
先月、アルコール容器のラベルに健康被害に関する警告表示を義務づける法律が
成立した。3年後に施行され、メーカーはがんや肝臓病、妊娠中のリスクについて
表示しなければならない▲「飲酒が疾病リスクを高めるのは確か」というのが
政府の立場だ。ドネリー保健相は消費者本位の決定である点を強調し、「今後、
他国が同じ道を歩むのを楽しみにしています」との声明を発表し、一方、世界の
酒造業者などはこの動きが広がることを警戒し、「不合理で行き過ぎたルールだ」
と批判している。南アフリカでは2017年、同じような法律ができたが、内外から
の批判や抗議を受けて20年に廃止に追い込まれた
▲飲酒の健康被害に目を向けるべきだとの声は強い。世界保健機関(WHO)
も今年初め、「健康に影響を与えない安全な量はない」とし、「百薬の長」と
する考えを否定した。アイルランドの新法もこうした流れの中にあるようだ▲酒は
緊張を和らげ、会話をスムーズにしてくれる。左党としては、こうした効用も口に
たいところだが、どうも風向きは良くない。
 アイルランドのノーベル文学賞作家、バーナード・ショーは言っている。
「酒は人生という手術に耐えるための麻酔薬だ」
  
コメント
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