狸は一年を通じて田畑や家の周囲を徘徊し餌を物色する。
夏から秋にかけては枝豆、トウモロコシ、大豆を餌にする有り難くない動物で、
冬場は積雪で餌が無くなるためか夜な夜な家の周囲を徘徊し大豆の干し場を荒らし
たりもする。
そんな狸の中には、老衰して「恍惚状態」になってから昼夜を問わず姿を現し、
逃げることも無くヨタヨタ歩き、数日後に老衰死する輩も居る。
飼っている犬や猫なら諦めもするが、野生の狸の後始末までさせられるのは
御免蒙りたいものだが、毎年のように後を絶たない。
(エグネの何処かに狸のネグラがあるのかもしれない)
(屋根から落ちた雪が未だ消えず、杉の枯れ葉に覆われ始めている)
(家の前は春の陽気)