草取り

赤荻の実家の畑は、昨年は半分以上が雑草に覆われてしまい収穫を断念した経緯があった。
昨年の二の舞を避けるためには「管理機による中耕除草」だけでは対処できないと思い、ホウや
鎌を使って「手取り」に近い除草を行うことした。

原始農法に近い除草では「時間がかかり過ぎる」とばかり思っていたが、意外にも二人がかりで
二時間弱で終えることができた。
草が未だ小さいので楽に除草ができ、仕上がりも立派だった。

除草対策もワンパターンではなく「それぞれの畑の特徴に合わせて行うべし」というのが本日の
教訓。
これから二次、三次と襲って来る雑草との戦いの参考にしなければならない。



草取りを終えてから庭にホダンが咲いているのを見て高校時代に習った短歌を思わず口ずさんだ。
作者も歌の真意も知らないまま「自分の記憶力も半端でない」などと妻に自慢してみせたが、帰宅後
にネットで確認してみたら中間の文言が違っていた。
記憶などというものはそれぐらい「いい加減なもの」なのかもしれない。

牡丹花は　咲き定まりて　静かなり　花の占めたる　位置の確かさ　　　（木下　利玄）