津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■街角風景-健軍神社の短足鳥居

2018-10-01 13:26:57 | 熊本

                         朝の散歩の途中で参詣される人が多く見受けられる。

 健軍神社はいわゆる八丁馬場の突き当りにある。御宮に並行して道があり、鳥居を立てるにはこの場所しかなかったのか、短足の鳥居(二の鳥居)である。一の鳥居は熊本市電が通る幹線道路から八丁馬場に入る入口部分に石造の鳥居がある。
八丁馬場は通称東バイパスを横断して、1,240m(八丁馬場参道の由来碑による)の長さがある。

この神門前のニの鳥居、普通の高さの鳥居をたてると、神門と鳥居が至近距離で、神門が見えなくなるというのが理由であったと聞く。
まだ建て替から20年(?)ほどしかたってないと思うが、今ではこれが当たり前の街角風景になってしまった。

                     こちらもどうぞ 熊本市東区「健軍神社」熊本市最古の神社

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■度支彙凾  文化より文政迄 節儉號令・十三(6)

2018-10-01 07:33:11 | 史料

 一〇七
 御家中手取米御役料之外諸渡方、去八月以後追々減方
 被仰付置候分、全一ヶ年之月數満候上被弛下候稜々、左
 之通
一御扶持方迄被下置候面々、役付・無役・在宅之無差別、
 四人扶持より六人扶持迄七ッ割一ッ上、七人扶持より九
 人扶持迄六ッ割一ッ上、拾人扶持以上五ツ割一ッ上、拾
 五人扶持以上四ツ割一ッ上、三人扶持已下は無減方
一御知行取出在扶持、御切米取右同造用加扶持渡、幷當分
 役御心付米銭渡共貮歩減
一右同在宅引出、且川尻・高橋・高瀬町御奉行引出引越造
 幼、御切米取在役引出引越造用渡幷井掘料とも貮歩通減
一所々浦御番引出引越造用、幷八代・佐敷詰右同造用年賦
 渡貮歩通減
一旅詰拝領金銀幷詰中之御心附詰越料渡、貮歩通減
一右同御賄銀遣銀衣類代壹歩通減
一右同造作扶持渡貮歩通減
一右同御醫師御薬種料・御鍼料之外、並薬種料・並鍼料渡
 貮歩通減
一於江戸御切米之内究願渡、足輕已下節々願渡共都て貮歩
 通減
一江戸・京・大坂詰乗馬飼料大豆三ヶ一減
 右之通可及達旨候條、左様御心得觸支配方へ可被相達
 候、以上
   五月十八日        御勘定方御奉行中

 一〇八
  同年四月御達
 當秋少将様御出京、夫より御國え被遊御下、暫御滞留之
 思召ニ付、内々しらへをも被仰付置、右付ては御住居所
 も御物入少、御勝手ニも宜候間、川城御茶屋え御滞留之
 筈ニ候、尤纔計之御手入或は假屋なと御取建等ニて御濟
 シ之筈候、扨又御供御人數も極々御減少ニて彼女中も勿
 論ニ候得共、奥向之儀は御當主様之節ニは此御許ニも役
 付御女中可也ニ相揃居候事故、御人少ニ被召連候ても御
 間も合申候得共、濱町様ニてハ此御許ニは一向奥向御備
 も無之事故、御老女初夫々御備も一ト通は無之候ては難
 相濟、右付ては御當代之節よりも御女中之人數相増候儀
 は、當前相知レたる儀ニは御座候得共、表方ニては右様
 御内輪之御模様存不申、自然多人數ニも存候輩も可有候
 哉、總て御時節柄之事故萬端御格外ニ手輕取調被仰付
 候、此段為承知申渡候條、觸支配方えも寄々可被咄置候
 事
   四月四日

 一〇九
  〇文化十三年子八月御達
 御家中手取米等之儀付ては、去年二月被仰出之趣書附相
 渡候通ニ候、御勝手向之儀非常之御出方無之候得は、至
 急之御難澁は無之見渡ニて、今以御取直と申程ニハ至り
 不申候得共、御家中之儀も至て難澁いたし候ニ付、手取
 米等之儀、別紙之通被仰付旨被仰出候條、可被奉得其意
 候、右ニ付萬一節儉之志少も相弛候様有之候ては難相濟
 儀ニ付、彌以質素を主とし、追々被仰出之趣堅相守加被
 申候、右之通組支配方へも可被達候、以上
  [付札]「當時供廻等格別程省略も有之様子尤之事ニ候、
  然處外見を飾候迄之儀ニ省略之筋も可有之哉、節儉之
  實ニ詮無之、譬ハ鑓等之専要之品は身代ニ應候ては持
  せ候儀も不苦處、外向士風を失ひ候程之躰も有之候得
  共、却て内證は左まて減少も無之様ニなと有之候ては
  難相濟事ニ候、然し公邊御届、且追々被仰出之御旨趣
  等、氣取違無之様哉以被相守候事」
一御知行取役付・無役・在宅無差別、五百石以上十五石手
 取  寸志十三石五斗
一同四百石より四百九拾石迄、十五石三斗手取 [寸志缺]
一同三百拾石より三百九拾石迄、十五石六斗手取 [同右]
一同三百石より二百石迄、十六石手取 寸志十四石(欠)斗手取
一同百五拾石取貮拾八石八斗手取 寸志貮拾五石六斗手取
一同百石取貮拾五石壹斗手取 寸志貮拾貮石六斗手取
一御切米拾石高四石五斗手取、御中小姓四斗五升増
 寸志三石壹斗手取
一旅詰九石手取

一寸志御知行
一御役料・御心付貮歩通減
   文化十三年八月

 一一〇
 節儉質素之儀付ては追々及達候趣有之、就中近年ハ非常
 之御儉約被仰出置、旅詰等は別て様子ニより不輕御難題
 ニも相成候儀ニ付、重疊示置候趣も有之候處、間ニは心
 得方届兼候族も有之、他借買懸等及遅滞、向々より及公
 訴、不一方御難題ニ相成、第一は御外聞ニも係り難相濟
 事ニ付、向後彌以質素ニ相心得、他借買懸等相滞不申候
 様、萬一以後不埒之筋有之、銀主より及公訴或は訴出候
 趣も有之候ハヽ、御吟味之上屹ト御咎被仰付筈ニ候條、
 組支配方えも不洩様精々可被示置候、以上
   十一月廿八日

 一一一
  〇文政元年暮御達
 非情之御儉約御年限畢利候付ては、別紙書附之通ニて、
 御家中諸御渡方等は、來八月以後之儀ニて、是又來年ニ
 及御沙汰ニ相成筈ニ候得共、御家中之面々別て昨今年至
 候ては取續可為難澁と、甚以御苦悩被思召上候、然處當
 年御滞府被遊候付ては、御下國御手當金幷去秋少将様御
 國許御發駕之節御供渡、別御間より御出方被仰付候ニ
 付、右御手當丈ヶ之御餘金も有之、別段之思召を以、聊
 乍ラ別紙之通拝領米被仰付旨被仰出候條、奉得其意、右
 之通御心をも被為附被下候儀ニ付、猶更諸事勘辨有之候
 様觸支配方えも可被申聞候
   十二月

 去ル戌年より五ヶ年中非常之御儉約被仰付置、來卯七月
 迄ニ全五ヶ年之月數畢り候處、累年之御勝手向御難澁之
 追繰、今以御積合及御不足候ニ付、來年より五ヶ年之間
 御儉約被仰付、委細之儀は來年ニ至被仰出筈候間、其内
 は諸事是迄之通相心得候様可申達置旨被仰出候條、奉得
 其意觸、支配方えも可被相達候、以上
   十二月十九日

  江戸外向御勤稜等は來春より御弛ニ相成候儀も有之筈
  ニ候
  拝領米目安、文化五年辰十二月之目安之通
  此度拝領米之儀米價下落ニ付、御双場を以代錢渡被仰
  付筈候事

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■大風一過迎えし朝の置きみやげ

2018-10-01 07:24:20 | 色・いろいろ

       

 熊本市は台風24号の暴風域すれすれで通り去って大した被害もなかったが、被害に会われた皆様には御見舞い申し上げる。
朝から散歩に出て銀杏並木のあたりに至ると、大量の銀何の実が落ちて、車で踏みつぶされてあの独特な臭いにおいを発している。
熊本は熊本城を銀杏城と呼ぶように、街路樹にも植えてあるところが良く見受けられる。
厄介なのはこの銀杏の実とこの葉っぱの後始末である。ご近所の方々はご苦労な作業が残る。
おつまみに最高な銀杏は、この実の外皮を取り除かなければならないが、なんとも臭くて往生する。お好きな方は拾って帰られるかもしれないが、これも秋の風情ではある。            

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