津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

街角風景・楓の生き場所

2018-10-07 13:39:26 | 徒然

 川沿いを歩いていると楓がきれいに紅葉しはじめている。よくよく見ると川の護岸の中程から生えている。
どうやら間知ブロックと上部のコンクリート打設部分の境目あたりに根を張っているようだ。
対岸に廻って望遠で撮った写真が是・・・
何ともけなげに生きている。樹高は2.5m程はある。何年かかってここまで成長したのか、河川管理者も伐採することもなく見守ってきたという事か。
水無川(健軍川)の川底には巨大な石が堰をするようにして土が集積している場所が所々に見られ、ここにいろんな木が植生している。
例えば桑などは側道から1m程顔を出しているが、川底からの全体の高さは4メートルを超える高さになる。
雨が降ると突然足元を1~1.5m程の激流が流れるが、流されることもなくここまで成長している。
かんさつしていると中々興味深い。

楓が紅葉したらまた写真をご紹介しようと思う。

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■度支彙凾 延享より明和迄 法令條論・十四(3)

2018-10-07 07:53:35 | 史料

寶暦五年
 一三七
一火事場かさつに無之様公義御觸、二月六日御達

 一三八
一御切米取養子仕候儀又は御奉公願等之儀付て、去々年委
 細及沙汰候、此以後御切米取養子仕候ハヽ、歩御使番以
 下諸役人段迄銘々願之書付、支配頭より御役所え可被相
 達候、實子を異姓之者へ養子ニ遣候ハヽ、其跡ニ養子願
 は難成候、此段御支配之下役人へ可有御沙汰候、以上
   二月十六日        奉行所

 一三九
一今度就御發駕被仰出候御書付寫、且又衣服御制度之儀付
 て之御書付寫共ニ通可致沙汰旨、御家老中被仰聞候間、
 被得其意御判形候て、御支配之下役人へ可有御沙汰候、
 以上
   二月廿一日        當番井口庄左衛門            5代・庄左衛門・政賀(養子 実・愛敬四郎助二男)
                                                                       寛永元年七月(目附)~宝暦十二年五月 奉行 300石
                                                                       宝暦十二年五月江戸御留守居詰として番府中自裁
                                                                      (庄左衛門於江戸・松井主水営之と爭論、主水御前に庄左衛門拝領を申上られど
                                有無なし、其夜御盃被下返杯被仰付・・自裁)

                                                                                             
                                                                                   松井営之像(八代・未来の森ミュージアムサイトより引用)
 一四〇
  御讀聞之御書付寫
一公義御法度及自分法度堅相守、且又旅行之者は所々高札
 之趣不可違背事
一萬事質素ニ心得、酒食等至迄費ヶ間敷事無之、武士之風
 俗不可忘却兼て申付候通可相慎事

 一四一
一衣服制度今度年限を以申付候條不可違犯候、委細は家老
 共より可申聞候事
 右之趣組々えも可申聞者也

  衣服御制度
一士席以上衣服裏付上下・羽織・袴等、總て表は紬木綿を
 可被用事
  但、裏は勝手次第、且又單羽織・單袴ハ紗綾・加賀・
  日野類ハ勝手次第
一獨禮以下諸役人段以上衣服羽織・袴等、表裏共總て布木
 綿可用事
  但、下着幷單羽織は加賀・日野之類勝手次第
一足輕以下衣服帯ニ至迄、惣て布木綿可用事
一夏之衣服冬之服ニ應、質素ニ可被相心得事
一獨禮以下越後縮帷子、纑紋紗之羽織、絹平類之袴禁之
一火事羽織革木綿可被用事
  但、着座以上羅紗勝手次第
一雨羽織ハ惣て木綿類可被用事
一陪臣知行取は士席ニ准、中小姓以下は獨禮以下ニ可准事
一商家は獨禮以下ニ可准事
一七十歳以上十歳以下幷醫師、諸出家は御制外之事
  旅詰之衣服
一羅紗火事羽織・雨羽織
一羽二重縮緬
 右着座以上勝手次第、其以下被禁之
  但、江戸御留守居は着座ニ可准事
一紗綾・加賀・日野・丹後・郡内之類士席以上勝手次第、
 獨禮以下被禁之事
一獨禮以下諸役人段以上、衣服・羽織・袴等表は總て紬木
 綿可用事
  但、裏幷單羽織ハ火野・加賀之類勝手次第
一足輕以下旅詰たり共萬事布木綿可用事
一夏之衣服御國之服同前之事
一陪臣知行取は士席ニ准、中小姓以下は獨禮以下可准事
一於江戸御供相勤候衆之内御制度之服ニて差支候面々、幷
 歩段以下御借羽織等は其節々御制外被仰付筈之事
  於御國婦人之服
一純子 一繻子 一縮緬 一手留 一繻珍
  右之衣服被禁之候、此外異類之上品幷縫入御制禁
一士席以上之妻子純子・繻子類帯は勝手次第、且又歩行之 
 筋今迄之通木綿上着可被用事
一獨禮以下之妻子幷家中之女、木綿之上着ニ帯を可被事
  但、純子・繻子以上之帯被禁之事
  且又、半下女ハ萬ニ布木綿を可用事
一陪臣知行取妻子は士席妻子准、中小姓以下之妻子は獨禮
 以下之妻子か准之事
一商家之妻子ハ獨禮以下之妻子可准事
一農家之衣服は只今迄萬布木綿用候制度ニ付不被改
一武具、軍器之外雑器金銀被用間敷事
一金拵之刀・脇指、獨禮以下被禁之事
  但、焼付金幷萬金紋等用間敷事
一鼈甲・象牙・金銀之櫛笄、御國中御制禁之事
  以上
   亥二月

 一四ニ
一御家中渡方之切手預紛失いたし候得共、彌預・彌切手濟
 出被仰付候得共、向後は追て渡方は不被仰付旨、七月廿
 日御達

 一四三
一非常之赦被仰付候ニ付御書附、此稜寶暦六年六月也
  今年六月六日を限國中追放之者共惣て赦宥すへき事
一當春窮飢之者を救ひ候者有之由寄奇特候、遂吟味奉行所
 え達すへき事
一國中農工商買之輩敦朴之風俗を不失、孝悌ハ勿論産業
 精勤するものあらハ、奉行所え達すへき事
 一同年九十才已上之者あらハ男女差別なく、是また奉行
  所はすへき事
   以上

 一四四
一諸簡式被仰出候ニ付御達
殿・様文字分別御達
一上方他領之雪駄、當八月朔日より一切停止之事
一寺社諸願、且又清僧之寺院女尼を留置申間敷段御達
一御國中錢遣壹匁七十文ニ被仰付候事
一父母之忌ハ輕輩たり共定式之内忌御免難叶段御達 

                         文格における「様」文字十七通り
                         書状を提出する相手先により書畫が変わる

                             

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