津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

球磨焼酎

2007-10-15 18:16:51 | 歴史
 最近鹿児島の芋焼酎が頑張っていて、球磨焼酎は少し陰が薄いようだ。米焼酎だから癖がなく美味しいのだが。酒徒善人の佐々木久子さん(元「酒」編集長)も、球磨焼酎を礼賛されているし、「江分利満」の山口瞳氏も、エッセイ「酒飲みの自己弁護」の中で「球磨焼酎だ」と言っておられる。酒に関しての通人お二人の強力な推薦があるのだから、大いに頑張って欲しいものだ。4~5年前私は仕事の関係で二年間ほど、週一で球磨通いをした。生業の建築設計・監理の為である。現在はあさぎり町、旧岡原村だが、高速を飛ばして約二時間、村の入り口に球磨焼酎の蔵元があり食事処を併設しているので、此処で昼食をとり現場に入った。「だごじゅる(団子汁)」が美味しかった。蔵元さんは聞くところによると、「ウッチャン・ナンチャン」の内村氏の従兄弟に当たられるらしい。焼酎も大変美味しく随分売上に協力したものだ。

 おでんの大根などいただきながら、ロックなどいただきましょうか。
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細川家の御医師について

2007-10-15 15:35:12 | 歴史
 お問い合わせをいただいたので、細川家御医師について記す。松本寿三郎先生の「熊本藩における医師」によると、宝暦年間の医師の数は、御医師12名、外様御医師50名、御郡医師11名、その他御郡医師並・直触医師などがいた。医師会が発行する書籍から「肥後藩の医師制度」をみると次のように有る。
<士席医師>
・御匙御医師 君矦の診察をなす者、いわゆる侍医。
・御次御医師 君矦の次の間に伺候する。時に御匙医師に代わって診療をなす。いわゆる近侍医。
・外様御医師 御花畑御番並に駆付受持、野方御供、御連枝様御供、御手当受持、調練出役、武芸並に大砲打方御覧の節詰方、御花畑御礼の節書詰、両御祭禮御桟敷詰、両御寺神護寺往生院詰方、公儀御役人衆止宿の節詰方、御刑方出役。後に再春館勤務。
 右の通任務が外務めのため、前二者の「奥向き」に対して「外様」という。以上知行取りである。
・御次御中小姓御医師 家格は知行取の次に位する。御中小姓と同格であって扶持米取。任務は御次医師と同じ。
・外様御中小姓御医師 任務は外様御医師の通りである。

その外次のようなものが有る。
・御裏御医師 ・御裏御中小姓御医師 君矦の夫人をはじめ大奥の婦女を診察する者。御次の席にある者より命ぜられる。
・御留守居(御中小姓)御医師 君矦、江戸にある際は熊本にある御次のもの、君侯在国の際は江戸にある御字のもの。
                         
<軽輩医師><町医師><在医師><浪人医師>等については省略する。
コメント (3)
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