津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

黒川紀章氏逝く

2007-10-12 17:51:39 | 徒然
 建築家・黒川紀章氏が亡くなった。最近の都知事選や参議院選挙出馬など、その行動に些か奇異な感じを持っていた。奥方(若尾文子)までひっぱり出して・・・。著名建築家の論文というものは、なかなか難解で何を言わんとするのか理解に苦しむものが多いが、黒川氏の「共生の思想」などは平易な文章で、分かりやすく多くの共感を受けたものだった。熊本では、熊本市立博物館が主たる作品だろうか。もう30年ほど前、氏の講演会が行われた。お茶に造詣の深い氏の為に、お抹茶の茶碗を御礼に添えようということになった。私にお鉢が廻ってきて、存じ上げていたある窯元を訪ねた。予算の事も有り、「相手は大建築家」だからと暗に値引き交渉をして、半値ばかりでお願いをした。(当たり前だと結構な値段であった)ついでに「銘を・・」とずうずうしくお願いし「肥後路」という銘を箱書きしていただいた。私はお目にかからなかったが、大変喜ばれたと聞く。大阪万博の跡地に千里ニュータウンが出来、同年輩の若い人たちが入居していったが、数十年が経過した今、老人の町に成りつつあると聞く。そんな歪んだ都市計画を見ると、紀章氏の「共生の思想」が卓見であったと、つくづく思うのである。
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些事奏論

2007-10-12 15:28:43 | 徒然
 スポーツマンシップという考え方は、亀田一家にはないらしい。(切腹は名誉有る武士の作法だ)相撲協会にも「公」という発想がない。改革を掲げた前理事長境川は守旧派の反対を受けて辞職したが、何処の世界でも改革は難しいらしい。改革の目玉・郵便局は突然愛想がよくなって驚いてしまうが、過疎・山間部などの手当てはどうするのか。弱者切り捨てが改革なのか。小泉さんの「改革・改革」に踊らされている内に、年金問題などほころびがあちこち。安倍さんは同僚閣僚に足をすくわれて政権を投げ出し、国民は蚊帳の外で福田内閣が誕生、あの低姿勢はなんだろう。「バランス感覚」なんて話しを聞くと、それではとまた元通りにと思う単純有権者が出るのではないのか。小沢さんのこわ持ては、次の選挙でどうなるのだろう。広島の母子殺害事件の弁護団の言いようにもあきれるし、坂下弁護士の脱線も如何なものか。ガソリンは一向に下がらないし、小麦粉製品は値上がり気味だし。異常気象は地球温暖化のせいだろうか。熊本は熊本城築城400年でいろんな行事が目白押しだが、熱しやすく冷めやすい県民性だから、来年はどうなるのだろう。そろそろ県知事選挙も近いが、熊本県出身で東国原氏のような人はいないかなー。(クリームシチューはどうだ)真剣に考えなければ成らない事柄が多すぎる。

 やはり些事ではなくて、多事が本当だなー。
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