XM25 IAWS
榴弾を目標の上空で炸裂(曳火)させることで遮蔽物の後ろにいる敵を攻撃できる武器で、開発が中止されたXM29 OICWの派生型として開発された。
アフガニスタンで実施された実戦テストにおける評価は高く、試験が終了して本武器を回収する際に兵士たちが返したがらなかったというエピソードもあるほどで[1]、現地の兵士達からは「パニッシャー(Punisher:罰する者)」というあだ名まで付けられていた[2]。
XM25は、内蔵されたレーザーレンジファインダーで目標までの距離を測定し、射手が目標の前方3m-後方3mまでの間で起爆位置を設定すると、薬室に装填された25mm弾の信管に信管測合機が自動的に起爆位置を入力する。発射後は25mm弾が自らの回転数で飛行した距離を測定して事前に決められた距離に到達すると起爆する。25mm弾は目標の上空で起爆することで、目標が塹壕や蛸壺・建物の中に隠れている場合でも被害を与えることができる。
開発はH&K、アライアント・テックシステムズ、火器管制システムなどを担当したL-3 IOS ブラシアーの3社で行われた。
注:2013年2月2日、実弾射撃訓練中に爆発事故を起こし、2018年7月24日付けで正式に開発を中止している。
@ウムー もったいない。