上が小銃タイプのNGSW-R、下が分隊支援火器タイプのNGSW-AR。
SIG社は、もっともスタンダードなデザインを採用しており、これまで米軍で使用してきたM16、M4といったAR-15系の伝統を受けついだ設計だ。使い慣れたデザインといってもいいが、次世代の新鮮さには欠けるかもしれない。ハンドガードとレシーバーに一体化したピカティニーレールシステムにサイドレールはマグプル社開発したM-LOKを採用し、拡張性と軽量化を実現。両利きに対応できるアンビシステムに折り畳み伸縮式ストックを採用するなど現在の最新モデルの設計を盛り込んだ。「NGSW-ARは軽量で、現在使用されているものよりも反動が大幅に少なく、NGSW-Rは世界中の主要な戦闘部隊に使用されているシグ社の製品の基礎の上に構築されている」とシグ社は語っている。銃本体、サプレッサー、弾薬、付属品まで全てSIG社で設計、開発されているのも強み。
@昨年、自衛隊のハンドガンはH&KのSFP9に替わったが、それまで使っていたのがSIGのP220だ。