海賊対策のため、アフリカ・ソマリア沖へ派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」が16日、約5か月ぶりに母港の海上自衛隊呉基地(広島県呉市)に帰港した。両護衛艦は、海上警備行動に基づいて3月14日に呉基地を出港し、同30日から「日本関係船」を対象に警護活動を展開。41回にわたり、延べ121隻の船舶を守った。海賊とみられる不審船にも6回対処し、大音響発生装置などで警告して接近を阻んだ。外国船警護を可能にした海賊対処法が施行された7月24日、第2陣の護衛艦2隻と任務を交代した。
着岸後、約400人の乗組員は家族と久しぶりの対面を果たした。指揮を執った海自第8護衛隊司令の五島浩司・1等海佐は「不審船に対処する中で、武器使用の手前までいったこともある。常に緊迫した中での任務だった」などと述べた。
@ご苦労様でした。ゆっくり垢を流してください。