大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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次世代潜水艦用ソナー・システム

2021年06月30日 21時41分42秒 | 世界 海自 海保 護衛艦 軽空母 イージス艦 ステルス護衛艦 潜水艦


次世代潜水艦用ソナー・システムは、将来的な潜水艦の水中捜索能力の向上や静粛化・音響ステルス化に対処するため、あるいは沿岸海域の浅海での自艦の行動能力を高めるため、探知能力と情報処理能力を発達させたシステムの開発が求められている。
簡単に言えば、敵潜水艦を出し抜いて先制探知できる遠距離探知ソナーである。次世代潜水艦には、艦首アレイ・ソナー、側面アレイ・ソナー、曳航アレイ・ソナー、逆探アレイ・ソナー(敵ソナー探信音の捕捉)に加え、浅海域の行動を助けるための障害物監脱アレイ・ソナー(機雷の探知)、広帯域送波アレイ・ソナーが搭硯され、全周の正確な測的可能な統合型水測システムを構築する。
まず艦首アレイ・ソナーには、正面に広い開口面を持ち、水平方向のみならず垂直方向にも指向性の鋭いビーム(雑音の影響を受けにくく精密探知可能)を形成できるコンフォーマル型ソナーが開発される。
今まではシリンドリカル(円柱状)にハイドロフォン・アレイ(海中の音を感知する音響素子昨)を配列していたのだが、これを、艦首の形に沿って馬蹄形に大きく広げたコンフォーマル型とすることにより、開口面が拡大され、目標に対し多数のアレイを配列可能となったのである。アクティプ/パッシプーソナーの両機能面で、高性能化が図られよう。
側面アレイーソナーには、従来の圧電素子のハイドロフォン・アレイではなく、光ファイバー・ハイドロフォン・アレイが採用される。これは音波の圧力でなく、光の干渉効果により音を感知するアレイで、圧電素子に比べて、小型軽量化、低電力化が可能であり、しかも電磁ノイズ(潜水艦内の電子機器から出る電磁波の干渉)の彫響も受けない。アレイを船体横に長く配置すれば、非常に精度が高く探知距離の人きな側面ソナーが開発できると言うことだ。
新型の曳航アレイ・ソナーに期待するのは、より遠距離目標の先制探知を極吸周波領域で図るためのソナーで、そのためには音響測定艦以上に長い曳航アレイが求められ「そうりゅう」型の積むZQQ‐7ソナー・システムの側面アレイと曳航アレイは、能力的に従前のものから進歩していないと言われており、次世代潜水艦用ソナー・システムでは、将来に向けた新技術への挑戦が必要であろう。

一方狙われる艦船は、先進アクティブソーナー技術を研究しています。

能力向上した水中脅威に対し、広帯域連続波を用いた連続波アクティブソーナー(CAS:Continuous Active Sonar)の送受波方式と信号処理方式により、残響を抑制し、継続的に目標探知・追尾できる能力を飛躍的に向上できる可能性があります。と言う事は、これを潜水艦に装備すればいいのです。hi

@次級潜水艦SS-513 たいげいは、同軸ケーブルからノイズの少ないデジタル信号処理機能を備えた光ファイバー・ハイドロフォン・アレイを採用している。