大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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陸自 輸送艦導入へ 南西諸島防衛で海上輸送を強化

2018年07月03日 11時34分14秒 | 我が国の安全保障問題
防衛省が南西諸島防衛強化の一環で、陸上自衛隊に輸送艦を導入する方向で検討していることが1日、分かった。陸自駐屯地を置く南西諸島の離島間輸送を円滑にすることが目的で、政府が年末に決定する防衛計画の大綱に反映させたい考えだ。有事やグレーゾーン事態の際に必要な装備・物資を輸送する前進集積に活用することも想定されている。複数の政府関係者が明らかにした。
省内では陸自の海上輸送手段として、機動力や小回りを重視した小型輸送艦のほか、海兵隊機能の強化に向けた戦車揚陸艦(LST)の導入を求める声もある。平成31年度からの次期大綱はおおむね10年間が対象で、この期間内に運用構想や艦種を検討する。陸自幹部は「教育や予算確保などハードルは低くないが必要な能力だ」と述べる。
防衛省は離島防衛や災害対処のため、民間フェリー2隻を活用する契約を結んでいるが、民間フェリーによる危険な海域の航行には不安もあり、陸自独自で海上輸送手段を確保する必要があると判断した。陸自には操艦技術の蓄積がないため、退役した海上自衛官などから人材を募り、教官や乗員として採用する案も検討されている。
中国は東シナ海での活動を活発化させ、米軍を排除するための海空軍力強化を急いでいる。これに対抗するため、陸自は28年3月に沖縄県与那国島に約160人の沿岸監視隊を新設したほか、沖縄県の宮古島、石垣島、鹿児島県の奄美大島に警備部隊を新編し、地対艦ミサイルなどを配備する。今年3月には離島奪還の専門部隊「水陸機動団」も創設した。
南西諸島を効果的に防衛するには、離島間での連携が不可欠となる。また、陸自は南西諸島にあらかじめ装備や物資を配備する事前集積の強化を図っているが、有事などでは追加的に輸送する前進集積が必要となる。
陸自は離島間で人員や物資を輸送するため、CH47輸送ヘリコプターを保有するほか、垂直離着陸輸送機オスプレイを導入するが、空輸では十分な輸送力を確保できない。海自の艦艇も中国海軍の警戒・監視などに追われており、陸自支援の輸送力は限界がある。

@我が国の場合、強襲揚陸艦は輸送艦扱いですが、少し改造すればいずもやおおすみで十分対応できます。2015年時点で小野寺さんは、米強襲揚陸艦マキンアイランドを視察し、調査の予算を計上しましたがその後動きがありません。2019年か2020年に就航するなんて言っていました・・・
これが、その話なのでしょうかね。
いずれにしても、F‐35Bを導入する予定であればそれに沿って準備していくべきです。


2 コメント

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陸海空 (北極熊)
2018-07-03 13:58:23
いづも・おおすみで対応可能な輸送任務だとして、なぜ陸上自衛隊は海上自衛隊の船を使うのではなく、自前の船を欲しがるのでしょうか? 陸上自衛隊の任務遂行の必要時に、海上自衛隊の任務遂行を妨げないようにと言うことでしょうか? そういうマネージメントのために統合幕僚監部が存在するのではないのでしょうか? 軍隊や自衛隊では、自己完結能力として移動手段も持つと言うのは分からんでもないが、陸、海、空がバラバラでは、帝国陸軍と帝国海軍みたいで、嫌な予感もします。 
北極熊さん、おはようございます! (@sekisei)
2018-07-04 10:33:03
ははは、痛いところを突いてきますね。

陸自が自前で水陸機動団を移動させたいという願望から、
こうした事が語られる訳ですが、
オスプレイとAAV7を持てば、輸送艦(強襲揚陸艦)ですよね。
ウェルドッグを装備しているおおすみ(しもきた・くにさき)で対応できますが、当面オスプレイはひゅうがに、AAV7はおおすみという事になろうかと思います。

戦車を減らしているので、強襲揚陸艦くらい安いものですが・・・・

今年も猛暑が予想されます。
お身体、くれぐれもご自愛くださいね。 
ご健闘を祈っています!