共同交戦能力、Cooperative Engagement Capability; CEC)とは、NCWコンセプトのもと、アメリカ海軍が策定した戦闘コンセプト。
共同交戦能力とは、射撃指揮に使用できる精度の情報をリアルタイムで共有することにより、脅威に対して艦隊全体で共同して対処・交戦する能力を付与することである。このため、従来用いられてきた戦術データ・リンクよりもはるかに高速のデータ・リンク、および、これを運用できるだけの性能を備えた戦術情報処理装置が必要となる。
従来のC4Iシステムは、ニア・リアルタイムの戦略級・作戦級システム(COPを生成)、リアルタイムの戦術級システム(CTPを生成)の3つのレベルにおいて進化してきた。これに対して、CECを備えたC4Iシステムにおいては、従来リアルタイムと称されてきた戦術級システムよりもさらに応答時間を短縮することが要求されており、アメリカ海軍では、武器管制(Weapons Control)の精度という新しい言葉でこの精度を表現しており、これによって作成される共通状況図は単一統合航空状況図(Single Integrated Air Picture: SIAP)と称される。
防衛省 CEC搭載 早期警戒機「E-2D」12月から導入 イージス艦と情報共有へ
ステルス戦闘機F-35Bを前線配備して、敵の放った巡航ミサイルを超遠方から迎撃する!
@F-35Bが、いずもから発進し、敵のレーダー網を掻い潜って先進的AESAレーダーやEOTSにより集めた情報が、イージス艦やすべての攻撃システムに現場からリアルタイムで情報を送り共有するシステムです。
普段は、AWACSが行いますが、F-35Bがあれば更に深いところの敵の攻撃情報がリアルタイムで上がってきます。後は、イージス艦なり友軍機が叩きつぶします。