あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トルコ・エフェソス遺跡①

2010-07-09 21:57:54 | トルコ旅行
 2010年5月20日(木)、午後は、トルコ西南部のエフェソス(エフェス)遺跡を
めぐりました。

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 エフェソス(エフェス)は、紀元前11世紀にギリシアからやってきたイオニア人に
より建設された都市国家です。

 この町の黄金時代は、ローマ帝国が支配した紀元前130年ころとのことで、当
時は約10万人が暮らしていたと推定されるようです。

 当時は、ローマやアレクサンドリアに次ぐ3番目の人口を誇り、数々の国際会議
が開催され、キリストの死後には、使徒ヨハネが聖母マリアとともに移り住んで、
余生を過ごしたことでも知られているとのことです。

 昼食地から見た、エフェソス遺跡のある台地。ここにバスで上がりました。


 南側からの入口を入ると、近くにあるのがヴァリウスの浴場。紀元前2世紀に造
られたもので、当時は、この町に入るものは消毒として全身に漆喰(しっくい)を塗
りったあと、この浴場で体を洗ったといわれているようです。


 約1,400人が収容できたという会議場オデオン。当時は上部が屋根に覆われて
いたとのこと。 


 好天で暑くなってきた午後ですが、たくさんの観光客で溢れていました。
 



 大理石の柱の残る通りを先に進みます。 





 市公会堂のあったところ。現在は数本の柱が残っているだけですが、かつてはここ
に聖火が灯され、火が消えることはなかったとのこと。


 私たちはガイドのハイダルさんから、各々の場所で説明を聞きながら進みました。




 こちらはドミチアン神殿、紀元1世紀にローマ帝国のドミティアヌス帝に捧げられ
た神殿。2本の柱の間には、高さ7mのドミティアヌス帝の像が立っていたようです。


 多くの遺跡が並ぶクレテス通りにある、勝利の女神ニケのレリーフ。


 広いクレテス通りを緩やかに下って行きます。正面真ん中は図書館。


 クレスト通りの入口にあるヘラクレスの門。ライオンの毛皮をまとったヘラクレスの
姿が彫られています。2つ前の写真、勝利の女神ニケのレリーフは、この門のアー
チとして飾られていたものだそうです。


 クレスト通りには、このような石像が幾つも並んでいました。


 さて、この先には、どんな遺跡が残っているのでしょうか。 次回紹介します。
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