１万円で７日間乗れるＪＲの「北海道＆東日本パス」

　夏の国内旅行を安価にするための交通手段としては、ＪＲの「青春１８きっぷ」が
知られていますが、ＪＲ東日本と北海道に限れば、この「北海道＆東日本パス」も
選択肢の一つです。



　ＪＲ東日本とＪＲ北海道管内だけでなく、通称「ほくほく」線の北越急行線（六日
町～直江津）や、富士急行線（大月～河口湖）、ＩＧＲいわて銀河鉄道線（盛岡～
目時）、青い森鉄道線（目時～八戸）の普通列車自由席が乗り降り自由です。

　通用期間は、従来は期間内の連続５日間だったのが、今期からは７日間に延び
たので、使い勝手が良くなりました。

　利用期間は、７月２０日（火）～９月１２日（日）。すでに７月１日（木）から発売中
で、９月６日（月）までの間に購入できます。

　価格は大人１万円、ごども５千円です。

　青森～函館間内相互発着に限っては、別に特急料金を払えば、特急列車の
普通自由席も利用でき、急行列車については、別に急行券や指定石券を購入す
れば利用も可能です。

　ほかに、三陸鉄道が１日乗り放題の「三鉄１日とく割フリーパス」を購入したり、
ユースホステルを会員価格で利用することもできます。

　「青春１８きっぷ」と比較してみると、青春１８きっぷは利用期間が９月１０日（金）
までなので、そのあとの土日も利用できるのが違います。

　価格は、青春１８きっぷが１１,５００円に対して北海道＆東日本パスは１万円な
ので安いですが、青春１８きっぷが、５枚綴りのきっぷを２人以上が同時に利用
するなどの使い方が出来るのに、北海道＆東日本パスは１人だけが連続して利
用できるという点が違います。

　青春１８きっぷは、全国のＪＲが利用できますが、こちらはＪＲ東日本と北海道に
限られるという制約もあります。

　いずれにせよ、どのような旅行をするかによって、青春１８きっぷが割安なのか、
北海道＆東日本パスがよいのか、はたまた新幹線を利用して時間の短縮をした
方がよいかは、利用する方次第です。



　「北海道＆東日本パス」と「青春１８きっぷ」についての詳細は、以下の
ウェブサイトをご覧下さい。

　　北海道＆東日本パス　　　　　　青春１８きっぷ