あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トルコ・エフェソス遺跡②

2010-07-11 17:49:03 | トルコ旅行
 2010年5月20日(木)午後に訪ねた、エフェソス遺跡の続きです。

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 エフェソス遺跡 観光コースの中心にある、広いクレトス通りを下って行きます。


 紀元135年頃(102~104年という資料もある)、トラヤヌス帝に献上されたと
いうトラヤヌスの泉。手前に水道があり、奥に池があって鏡としても使われたとか。


 ある建物の前に敷かれたモザイクタイル。


 ハドリアヌス神殿。紀元138年頃、皇帝ハドリアヌスに捧げられた神殿。正面
玄関の装飾が見事です。


 正面アーチのアップ。中央に女神ティケが彫られています。


 ここは公衆トイレ。穴の空いたところに座って、隣の人と話ながら用を足すと
いう開放的なもの。水路の水で、お尻を洗うことも出来たようです。


 柱の並ぶクレトス通りを先に進みます。


 エフェソスのシンボルともいえるのがケルスス図書館。2世紀にこの地を統治した
ケルススをしのんで、息子のティベリウスが建立したものとか。

 1階はイオニア式、2階はコリント式という、異なる様式の柱で造られています。

 ここには、1万2千巻の書物が所蔵されたといわれています。

 1階上部の部分アップ。


 図書館の右手にある門をくぐると、年代ごとの特徴ある柱が3本並んでいます。

 左が古く、右が一番新しい年代のようです。

 その先のマーブル通りには、敷石に刻まれた娼館の広告が見られます。この足
より小さい人は、利用できなかったのだという説もあるようですが…。


 マーブル通りとアルカディアン通りの交点にある大劇場。演劇の上演や市民参
加の集会会場になり、市民にとって大切な場所だったようです。

 収容人員は約24000人という、トルコ最大級の円形劇場で、大観客席の直径
154m、高さ38mの半円形。音響効果も大変優れ、いまもコンサートなどに利用
されているとか。

 大劇場の全景。丘陵の斜面を巧みに利用して造られたことが分かります。


 ここでエフェソス遺跡観光を終え、入ったのとは違う北側の入口に出て、この日の
宿に向かいました。
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