魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

本質選挙

2014年12月15日 | 日記・エッセイ・コラム

選挙は、誰もが予想した通りになった。
最低の投票率だそうだ。つまり、年の瀬の忙しさ、寒さにも負けず、投票に行った人だけの選挙になったわけで、下馬評がどうであろうと、律儀にまじめに投票に行く人、組織を信じて、義理に引かれて投票に行った人が、2人に1人いたということだ。

徹底的に浮動票をそぎ落とした結果が、今回の選挙で、ある意味で、日本人の、本質的な思想の表れと言えるのかもしれない。
寄らば大樹の陰が大方で、右にも左にも偏らない、中道右派、中道左派を主流とし、それが嫌なら、単純にその真反対に走る・・・日本人の本質が良く出たのかもしれない。
一言で言えば、理屈より、情緒的安定志向。共産党が伸びるのも、単純に、情緒的な反対行動と言えるだろう。

浮動票をそぎ落とした、日本人の本音が現れたという意味で、今回の選挙には見るものが有ったわけだ。

この結果、やはり、射手座の土星は、法律問題(憲法)の過去を問うことになるだろう。


トラブル

2014年12月14日 | 星の流れに

大韓航空の副社長が、失態で謝る映像が放映されていた。ネット上では相当話題になっていたが、TVニュースでは初めて見た。副社長が長女であることが何よりも象徴的な、私物企業であり、金王朝同様の、いかにも古代王朝の伝統だ。
航空法の違反以上に、韓国国内での批判が激しいのも、上層階級の存在を認めた上での「やっかみ」であり、遵法精神が問題の中核ではない。

しかし、占いで大局的に見れば、これは航空業界全体の問題だ。
飛行機そのものは水瓶座であり、観光業は魚座だが、航空業は運輸業の射手座であり、土星が射手座に来れば、経営問題などを含め、この業界にいろいろと問題が起こる。事件はその兆しだ。
13日には、タイ・エアアジアの機内で中国人乗客が大暴れし、引き返した。

機内トラブルは、これまでもよく起こるが、今回は、単なる個人の不祥事ではなく、業界に与える一連の問題になるだろう。
飛行機内という特殊な空間は、自覚無自覚にかかわらず、特殊な心理状態になる。
多くの人には慣れない体験であり、湿度、気圧、音に加えて、閉塞感もあって、心身に異常を来す。

飛行機でなくても、自動車で長距離移動をするとき、トラブルを起こしたり、パニックになる人は意外と多い。車内で喧嘩をした人は少なくないだろうし、運転トラブルはどこでも有る。
飛行機の機内トラブルも、本来、当然起こりうることで、これまでこれが問題にならなかったことの方が不思議だ。宇宙飛行士と違って、乗客になるのに、訓練するわけでもないからだ。

 


ともあれ

2014年12月13日 | 星の流れに

土星が入った星座の国は、政治状況も悪化する。
悪いことが起こるから、政治が悪く見えるのか、政治が悪いから悪いことが起こるのか。見方は様々だろうが、とにかく良いことは起こらない。

天秤座の日本に土星が来た時、ちょうど民主党政権になった。サソリ座の朝鮮半島に土星が来ると、北は金正恩、南は朴政権が始まった。国内事情の悪化は、どう見ても政権の責任に見える。
だが、どうだろう。東日本大震災は民主党の責任だろうか、韓国で次々起こる惨劇は朴政権の責任だろうか。強いて問題が有るとすれば、対処法だろうが、他の政権ならうまく対処できたという保証もなければ、悪政ゆえに起こったわけでもない。

逆に、土星が抜けると、憑き物が落ちたように一気に快方に向かう。それは、果たして新政権の手柄だろうか、そもそも、新政権に替わること自体が、前政権の敵失のおかげとも言える。当然、前政権がしなかったこと出来なかったことをやるのが新政権だ。反対をやるのだから、少なくとも悪かったことは良くなる。

この、反動上げは、吉星が来なくても一応の結果は出る。しかし、それが本質的な善政やビジョン有る政治かどうかは、歴史しか語ることは出来ない。
歴史を振り返ると、評判の悪かった為政が正しかったことは少なくない。
日本人が現状をどう見るかは別として、誰がどんな政治をしようと、何はともあれ、これから30年は「それなりに」上昇していくことになっている。


税熱嘘災

2014年12月12日 | 星の流れに

今年の漢字は「税」だそうだ。確かにそうだが、あまりにも「まんま」だ。
他にも選びようがあったのではないかと、選んだ人も思ったかもしれない。
しかし、改めて選ぼうとすると、確かにこれ以外にない。2位が「熱」、3位が「嘘」と言うのもうなずける。あとは災害関連だが、災害列島日本では、「今年の」と言うには当たらない。

ただ、結局、「税」が選ばれた経緯は、投票時期と山羊座に火星(10月末~12月初)がいた時期とが一致したからだろう。
山羊座は「税」だから、冥王星が山羊座にいる間に税制が徹底して変わる。また、去年から今年にかけて木星がカニ座にいて、山羊座の冥王星と180゜のピークにあったから、そのターニングポイントでもあった。その余韻さめやらぬ時に、ダメ押しに火星が山羊座に来た。

味気ないが、「ダメヨ~ダメダメ」もかなり、どうでも良い感じがするから、今年はインパクトの無い、中途半端な年だったことを表しているのかもしれない。


当たり前

2014年12月11日 | 日記・エッセイ・コラム

ノーベル賞受賞は日本人として誇らしいことだが、以前、日本での高揚ぶりに、アメリカ人が不思議がっているコメントがあった。
「確かに素晴らしいことではあるが、日本では国を挙げて祝うのか!?」

日本の学術土壌の中からノーベル賞を受賞できたことは、日本の科学力の総合評価でもあるから、国全体で喜ぶのは自然のことだ。
しかし、一般アメリカ人にとっては、国の科学力は当たり前のことであって、その中で受賞者が出ても、それは、個人の栄誉であり、今さら国全体で祝うようなことではない。つまり、国はとっくに、他国と競うような次元を超えている。

敗戦の焦土の中で、湯川秀樹が受賞したときの日本人の喜びは、国民としての自信の回復であり、国を挙げて祝うことに意味があった。
しかし、その後、日本は幸いにも、国力、科学力が回復、向上し、国として追いつけ追い越せの時代を超えるところまで来た。これからの日本が、さらに向上していくためにも、ノーベル賞を特別な目標とするような視点を、変えるべきなのではなかろうか。

こういうことを言えば、まだ、非難さえ受けるかもしれないほど、日本の中にはコンプレックスが根付いている。しかし、よく考えてみれば、他人に与えて貰う賞に、なぜ国を挙げて祝わなければならないのか。
もし、仕事や業績を自らの目的のために行っているとき、他人が、賞を持ってきて、あなたを表彰しますと言ったところで、それは元来、「ああそうですか」ぐらいの問題であり、考えようによっては、表彰に来る人間の方が、こちらの業績に便乗しようとしているとも考えられる。

例えば、ノーベル財団が片っ端から断られたとしたら、それほどの権威として存在していられるだろうか。つまり、持ちつ持たれつなのだ。

科学を金儲けのため、自分のためにやっているアメリカの感覚からすれば、賞は歌の手拍子のようなものだ、あっても良いけど無くても良い。
あえて言えば、学者にとっての学位のようなもので、誰かが学位を取っても国中が喜ぶような問題ではない。

日本も、学術環境を社会化(学術立国)し、様々な賞も個々が競い合うものとしてみられるほどの、多様で成熟した先進国になるときだと思うし、既にそのレベルだと思うのだが、どうも、マスコミのレベルだけが、追いついていないような気がする。


獅子水瓶

2014年12月10日 | スタンス

火星が水瓶座に入った。獅子座の木星と180゜になる。
さらに、月が獅子座に入った10日、株が暴落した。こういう時は、専門家はもっともらしい理由で、いろいろ解説するが、別にそれが今日でなければならないようなことでもなく、始めから潜在的に有ったような背景がしばしばだ。つまり、ムリからの後付けだ。
実のところ、本当の動機など有って無いようなものなのだ。だから、「相場は相場に聞け」の格言が有る。

ところが、世相ムードに直接影響する星の動きは正直だ。獅子座はギャンブルや投機を表す。つまり、基本的には投機の始まりを表すから、上がっていたものは下がり、下がっていたものは上りのトレンドが始まる。
1989年末のピークを境に下がり始めた株価は、持ち直すかに見えた翌1990年、午年の8月、木星が獅子座に入ったとたん、イラクのクウェート侵攻を機に、一気に転げ落ちた。

この時は土星も水瓶座に来た上、それが抜ける頃には入れ替わって天王星が来た。
土星3年+天王星7年、失われた10年だった。

一般には獅子座が底で、対角線上の水瓶座が天だが、必ずしもそうとも限らない。
他の惑星との関係で、不測の動きをするし、銘柄によっても逆の動きをすることが有る。
いずれにしても、水瓶と獅子の緊張関係があるか無いかによって変わる。
今回は火星と月だから、それほど大きな動きではない。むしろ、土星がサソリ座から抜ければ、落ち着く。


アナログ

2014年12月09日 | 日記・エッセイ・コラム

徳島の大雪で集落が孤立し、停電でIP電話が通じなくなったことが驚かれている。
便利だからと、安易に何でもかんでもデジタル化することの問題が明らかになった。
デジタル世界は単純の集積だから、解りやすく明快で迷いが無く、素早くムダが無い。
しかし、実際の世界は無限に複雑で、ムダだらけで、単純な答えは無い。

日本の学校教育は、長い間、択一思考を強制してきた。デジタル利用に適した社会が成立していたから、躊躇なくデジタル化に走る。徳島の場合も、行政が良かれと思って、全面移行を奨励したそうだ。

画一教育をする社会ほど、いわゆる「IT先進国」になりやすい。
韓国は言うに及ばず、中国のネット化は、恐ろしいほどのスピードで進んでいる。
これはまさに、「恐ろしい」ことなのだ。
ナチスや、ソ連の秘密警察、密告社会は、人間のネットワークで成立していたが、ネット社会や、監視カメラ氾濫の社会では、情報の管理が緻密に、しかも合理的に管理される。
ゲシュタポどころの比ではない。

しかし一方で、これほどもろいツールも無い。データは、簡単に改ざんされたり消されたりする。一つ間違ったデータが発生すると、それにより不利益を被り、命まで落とすことになる。同時に、そのシステムに敵対する者にとっては、攻撃が極めて容易だ。
敵にも味方にも、デジタル社会はガラスの城なのだ。

こうした、鋭くてもろいガラスに、人間は頼るべきではないと警告したのが、今回の集落孤立だ。
デジタル社会の盲点を突いたサイバー攻撃に、今、アナログ思考が、強力な盾になっているそうだ。暗証番号を、単純な記号に頼らず、人間のアナログ的ひと手間を加えることで、デジタル攻撃はたちまち、頓挫してしまう。

人間の思考や行為は、自然の一部であり、どこまでも複雑な要素で成り立っている。単細胞のデジタルでは太刀打ちできない。
デジタルが発展するほど、地に足のついた「人間」が重要になる。
今回の災害もまた、大きな教訓とすべきだろう

 


木星改善

2014年12月08日 | 星の流れに

木星が獅子座に来ているが、獅子座のメキシコで学生が虐殺され、暴動が起きている。
木星は吉星だが、単純に良いことが起こるわけではない。その星座の要素が膨張する。
木星が来た星座では、良いことも悪いことも顕在化し、元の要素が悪ければ膿も吹き出す。

メキシコの事件は、元々メキシコが抱えていた闇が、明るみに出たことになり、これをきっかけに改革が起こる。
個人の運でも、それまでの積み重ねが表に出るので、正しい積み重ねをしてきた人には良い結果が出るし、無理や不正をしてきた人には、一気にしわ寄せが出る。
また、何も無い人は、ここで膨張し、気持ちが大きくなって無理をする。その結果、木星が逃げると後始末が出来なくなる。

つまり、木星が来た時には、何もせずに起こる事態を見極め、良いことが起こればその維持に努め、悪いことが起これば改善をはかる。何も無ければ、投資や行動は起こさず、長い将来の計画を立てる。
こうした木星の作用から、病気が発見され、手術などの治療を行う人は少なくないが、これに落ち込む必要は無い。改善と考えるべきだろう。

獅子座のオバマ大統領も悪い結果が出たのだから、これまでの方針転換によって改善をはからなければならない。それができるか出来ないかが本当の能力だ。

 


星と輝く

2014年12月07日 | 占いばなし

先月29日、短いメモ「射手座へ」を、何の気なしに上げたら、異常な閲覧数で、過去最高のさらに20倍もの訪問者があって、驚いた。当初、何かの故障かと思い、慌てた。
どうも、羽生結弦の名詞が有っただけで閲覧者が増えたのだろう。

それにしても、すごい人気だ。
射手座は、遙かな「憧れ」を表すから、スーパースターとして異常人気することが多い。
しかも、本人も、精神力の極みを目指すから、神々しいオーラを放ち、人間離れした存在になり、信じられないような生き方、死に方をする。

ブルース・リー、尾崎豊・・・などが典型的だが、また一人、射手座伝説に加わったようだ。

火星26度」でも、心配したのだが


射手座だ

2014年12月06日 | 星の流れに

今、アメリカで暴動になっている警察の過剰対応は、サソリ座の土星中に起こった事だ。
土星が射手座に移れば、問題は、法律問題に変質していくだろう。もちろん日本でも警察の問題から法律の問題が起こる。

射手座の土星は、日本代表のアギーレ監督にも影響を及ぼしている。氏は12月1日生まれの射手座だ。サッカーは射手座であり、スペインも射手座。
メキシコは獅子座で、獅子座に木星が来たら、日本はメキシコの監督を招いた。しかもスペインのクラブから・・・すべて火の星座だが、木星が獅子座にいる間は、さして問題にはならない。

情報通信、インターネットも射手座だから、スマホにも苦難が訪れる。
携帯キャリア、製造、双方とも行き詰まるし、「ながらスマホ」など、文化の問題も大きくなっているから、何らかの規制がかかるだろう。

また、射手座と言えば、遙かな憧れ、宇宙だ。
欧州宇宙機関は11月に探査機を彗星に人類初の着陸を成功させ、日本は「はやぶさ2」の打ち上げを成功させた。アメリカも有人火星探査をめざす宇宙船オリオンの試験飛行に成功した。

世界中で、あたかも成功したかのように盛り上がっているが、本番はこれからだ。
土星は野心を表す。宇宙への新しい野心は、始まったばかりだ。
達成するのが難しいから野心という。 順調にいくことを心から祈りたい。


自転車も

2014年12月01日 | 日記・エッセイ・コラム

警察庁が自転車運転の「危険行為14」を改正道路交通法の取り締まり項目に指定した。2015年6月施行予定だそうだ。
自転車は射手座。土星が来れば萎縮する。自転車業界、自転車利用に不幸が起こる。

確かに、傍若無人のひどい乗り方には、いつもはらはらさせられるし、何度か被害にも遭っているから、原則を徹底させるべきだと思うが、こういうことは諸刃の剣になる。
建前は良いことだが、建前が良いだけに、止め立てすることが出来ないから、エスカレートする。取り締まりする人より、いわば「関係ない」攻撃的な人が、ルールを盾に自転車に乗った人を誹謗したりし始める。

自転車に全く乗らない人には関係ないかもしれないが、日本人は素直だから、束縛ムードに荷担する。すると、自転車に乗ること自体が面白くなくなり、肩身の狭い生活に追い込まれる。
日本人は、それを良いことと勘違いしているが、電車内での会話や携帯を控えることは、携帯が出現した当時の、違和感から始まったことだ。他人の行為を我慢できないことが、結果的に、個々自身を束縛し、社会を息苦しいものにしてしまった。

自転車は携帯どころではない、具体的に危険なものだから、しっかりしたルールが必要だ。しかし、「生類憐れみの令」を終いには「お犬様」にしてしまうのが日本人だ。
ほどほどに意義のある姿で収まれば良いのだが、

NHKニュースによる、14項目
1.信号無視
2.酒酔い運転
3.一時停止の標識無視
4.ブレーキなしなど整備不良の自転車の運転
5、スマホ操作しながら運転
6、車の通行禁止道路を通行
7、歩行者専用道路を通行
8、自転車の通行禁止の歩道を通行
9、路側帯で歩行者の通行を妨げる速度や方法で通行
10、信号機のない交差点で進行が優先されている車を妨害
11、交差点で右折する際、直進や左折の車の進行を妨害
12、自転車の通行が認められた歩道でも、歩行者の通行を妨害
13、踏切無視
14、「環状交差点」での、車両の妨害
    ※「環状交差点」:信号機がない丸い形状の交差システム