魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

認め合う

2014年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

アンケート調査によると、日本では、ますます、中韓に対する嫌悪感が広がっている。
中国では、習近平の「アッチ向いてホイ」の首脳会談以後、急激に日中和解ムードを盛り上げている。
これが、中国流だ。

長子的ご都合主義の「思いやり」と、B型的「あれはあれ、これはこれ」の割り切りだ。
中国としては、努力しているつもりだし、中国人の合理主義なら、それで収まるのかもしれない。しかし、ウエットで複雑な日本人は、そう簡単に収まらない。
あれだけのことをしておきながら、よく平気でそんなことが言えるものだという思いが、よけい強くなるだろう。

問題は、双方とも、相手の心情原理が解っていないことだ。
日本と中国の関係は、A型とB型の関係で考えると解りやすい。ただし、この話は血液型を否定している人は読まないでほしい。ここから先は宗教論だ。

いまさら言うことでもないが、占いや血液型は、思考方法の一つの参考に過ぎないのだが、頭から全面否定してかかる人がいるので、そういう人には聞かれると困る。
相手の思想信条を否定することが、自分の宗教観によるものだという自覚が無い人ほど、怖いものはない。 ワライカワセミに話すなよ、ケララケラケラ・・・

話が脱線したが、B型とA型は鳥と魚のように、住んでいる世界が違う。だから、互いに無いものを求めて、よけいに関心を持つ。A型はナメラカで、B型はゴツゴツしている。
互いにワケもなく惹かれたり、嫌悪したりする。この時、その理由にするのは自分の価値観であって、相手が実際にどんな世界で考えているのかは理解できない。

A型の「決まった」スタイルに憧れるB型が、どんなにマネしても、どこかギラギラゴツゴツしてしまう。逆に、B型の集中力による「とがった」かっこよさを、A型は意図した結果だと感心するが、どんなに「努力」しても、同じ結果は出せない。
面白いのは、日本の中で、横にいれば嫌がられるのに、別世界の存在になりきると、ヒーローとして崇められるのは、ほとんどB型だ。長嶋茂雄、イチロー、野茂、高倉健・・・

B型から見ると、A型は「素敵」だ。どこがどうと分析できない、と言うより、分析させるスキを見せない。寸分スキが無く整っているものに、ワケもなく惹かれる。おそらくは、完璧なものに対する破壊願望が起こるのだろう。

A型とB型は、初対面はうまくいくこともあるが、初めの誤解のまま付き合いを深めると、別世界の人間であることに気づき愕然とする。それでも付き合っていこうと思うなら、互いの感性やテンポが違うことを容認する必要がある。それも、我慢するのではなく、相手との違いを長所として尊敬することが、うまくいくコツだ。

中国は、突然、取って付けたように、日本の長所をメディアで話題にしている。つまり、長所を尊敬しようとしている。情緒的な日本にとっては、案外、難しいことでもあるし、未だに海洋進出の手を緩めていない中国ではあるが、そういう割り切り方には感心をして、むしろ、努力は努力として、認めてやるべきではないだろうか。
A型には、B型のこの多元的な、二枚舌が我慢ならないのだが、いい加減さこそまた、B型の能力でもあるのだ。 天然自然の理は潔癖症では収まらない。