魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

再来再見

2010年07月05日 | 新鎖国論

No.951

60年周期として、朝鮮戦争もどきが起こっているが、幸い、イメージだけで収まりそうだ。

84年周期の方は、昭和初期の「めざせ満蒙」の様なことが起こっているのが、企業の中国進出だ。ロシアと中国の国境地帯でも、中ロの権益のせめぎ合いが起こっているし、日本企業も中国で次々と難問にぶち当たっている。

世界中の先進国の権益争いの中で、紆余曲折の末に、結局、日本の資産をすべて置いて、悲惨な撤退をした。

朝鮮戦争60周年の現象が、全く同じではないように、84周年も、満州の権益争いと同じではないが、中国進出は、長い目で、本当に得か、よく考えてみる必要がある。
しかし、当時もそうであったように、渦中にあっては、問題に気づかないから、同じように大損失を出すと考えるべきだろう。

歴史は全く同じ繰り返しをするわけではないが、同じイメージを繰り返す。
日本企業や官僚は、今こそ、満州帝国の愚を思い起こしてみる必要がある。

やはり、新鎖国主義(土俵は日本)しかない。
コアな日本は日本に残し、外国から人を呼び、大企業は無国籍化してどんどん外国に出て行ってもらう。
日本に本社、外国に支社、の発想は企業自身の手足を縛る。日本は実家、外国が仕事場なら、実家の財布は太らないかも知れないが、人やノウハウは相互利用できる。外国で失敗しても、実家に迷惑を掛けることもない。実家はこぢんまりとやっていく。
「めざせ満蒙」の失敗は、国策だったことだ。棄民として北米南米に移民した日本人は、苦労の末に多くは成功している。どうも、日本という国は、母ちゃん(民間)の力でまわっているようだ。

このほか
アメリカのスパイ事件は、意味がよく解らないが、昭和初期の現象とも言えるし、戦後の冷戦の始まりのイメージの再来でもある。ある種のお笑い話だが、KGB出身のプーチンは怒った。

戦後の高度成長期に、日本中が旅行ブームになって、北海道がずいぶん脚光をあび、その当時、猫も杓子も北海道旅行をしたために、今日でも、多くの家庭に、木彫りの熊が生息している。

中国の高度成長期に、日本の北海道がブームになっているのは面白い。
高速無料化もあり、日本国内でも、また、北海道ブームが再来するだろう。
と、いうことは、ロシアブームがまた始ってもおかしくない。


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